カテゴリー別アーカイブ: 一般入試

ICU一般入試A方式B方式併願合格者インタビュー1

今回は2017年度ICU一般入試で、A方式、B方式の両方に合格されたヒカルさんにインタビューをさせていただきました。ヒカルさんは2017年度オンラインレクチャー受講生で、High Endeavor奨学を獲得されています。

(ICU受験までの流れ)
純ジャパ、高2の9月からアメリカに自主留学

高3の6月頃帰国、そのまま日本の高校に戻り、翌年3月に卒業
(自主留学期間を含め3年間で卒業)

4月頃アメリカの大学の入学許可を得て、夏頃まで入学準備を進めるが、
入学前に日本の大学受験に切り替える

夏以降オンラインレクチャーを受講

翌年2月のICU一般入試A方式、B方式の両方に合格、High Endeavor奨学金を獲得

(高校時代に留学されていたということですが、これはどのタイミングで留学されたのですか?)

高2の夏に留学して、高3の夏に日本に帰ってきました。

(休学して留学したのですか?)

いえ、アメリカの高校の単位が日本の高校の単位として認められたので、高校は3年間で卒業できました。

(どのようなきっかけで留学をしようと思ったのですか?)

以前から留学をしたいと思っていたのですが、直接のきっかけは、母がAFSという団体で留学できることを見つけてきてくれたことです。

AFSは主に高校生の海外留学を行っている国際教育交流の団体です。

そちらの選考に受かって、アメリカに約10ヶ月間留学しました。

(留学は選考はどのようなものですか?)

英語などの筆記試験と、面接でした。面接は英語ではなく日本語で、英語力が問われると言うよりは、主にやる気や目的などが問われていたように思いました。

(アメリカのどの地域に留学されたのですか?)

アイオワ州の人口1000人程度の小さな町に派遣されました。

学校には日本人はおろか、アジア人も自分くらいだったのではないかと思います。

留学生自体珍しいのか、地元の新聞が取材に来て新聞記事になったほどです。

(いきなりそのような環境に飛び込んだのは大変ではなかったですか?)

行くまでは不安でしたが、行ってみると本当にアットホームなところで、町の人みんなが知り合いというような温かな雰囲気がありました。

珍しく日本人の留学生が来たぞという感じで、とても歓迎してもらえました。

(英語での授業にはついて行けましたか?)

最初は聞き取りにくかったのですが、周りの学生が助けてくれたり、先生に質問に行くと丁寧に教えてくれました。

また、授業そのものが日本のものに比べると比較的ゆるい内容で、お互いに点数を競うような雰囲気でもありませんでした。学校にも田舎のおおらかさがありました。

(滞在はホームステイですか?)

そうです、最後までホームステイでした。幸いホストファミリーがとても良い方々で、10ヶ月はあっという間に感じました。

(10ヶ月のアメリカ滞在で英語力は向上しましたか?)

目に見えて急に英語ができるようになったというものではないのですが、
話す力は確実に身についたように思います。
TOEFLの点数などは上がりましたね

(具体的には何点くらいですか?)

最初に受けた時のTOEFL iBTのスコアが62点くらい、次が70点、留学の最後の方で受けた時は97点でした。これはTOEFL対策の効果も大いにあったと思いますが。

(元々英語は得意にされていたのですか?海外経験は?)

英会話等には行っていたので、苦手ではなかったですが、旅行以外で海外で生活したことはありません。

(日本に帰ってきてから受験勉強をされたのですか?)

日本に帰ってきてからは、アメリカの大学に進学しようと思いまして、その準備を進めていました。
具体的には3月に日本の高校を卒業して、アメリカの大学への進学の許可が出たのが4月ぐらいです。大学はシカゴ近郊のリベラルアーツカレッジ(North Central College)でした。

(すると一通りアメリカの大学受験は経験されているのですね?)

はい、TOEFLやSATを受験して、エッセイなども提出しました。
結果的に、ICUの入試と似た部分があったので、それが後に役立った部分もあります。

(一度アメリカの大学に進学しようと思った理由は何ですか?)

10ヶ月の滞在中にこのままアメリカの大学に進学したいなぁと思うようになっていたことと、日本の高校に戻ってきてから、座学と暗記中心の日本の受験勉強に逆カルチャーショックを受けたと言いますか、今から日本の大学受験のコースに戻るのは厳しいと感じました。今思うと考えが足りなかったかも知れませんが、日本の大学受験に反発を覚えている部分もあったかも知れません。

(なるほど、なぜアメリカの入学の許可が得られた後に、日本の大学への進学に切り替えたのですか?)

一つは予算の問題で、4年間の学費と生活費がかなりの金額になるのがネックでした。

(もし行っていたといたとすると年間でいくらぐらいかかったと思いますか?)

奨学金がもらえる場合は、学費は200万、生活費は100万といったところでしょうか。奨学金をもらえなかった場合この倍はかかると思います。

また、いざ進学が現実のものとなると、それだけの費用と時間をかけてアメリカのその大学に行くだけの目標や動機を欠いていると、自分自身で思うようになりました。
アメリカの大学への進学までの努力はできたが、その後の将来の事などになると、ちょっと考え直す必要があるかなと。

(日本の大学の進学に向けて勉強を始めたのはいつでしょう?)

夏からですね。その頃から都内のICU対策予備校に通い始めました。
しかし通っていた予備校はあまり合わない感じがしたので、
オンレクに切り替えて、結局予備校はやめたので、オンレク以外の塾には行っていません。

(その予備校が自分に合っていないと感じたのは、具体的にはどのような部分ですか?)

私はその塾の先生の考え方が偏っていると感じました。それが理由です。
また、独学ができるタイプなのでわざわざ新宿まで行く必要性を感じなくなりました。

(既存の予備校からオンレクに切り替えた際に感じた利点はどのような部分でしょうか?)

家で勉強できることと、自分のペースで学習できることです。

(オンレク以外に塾に通っておられなかったとの事ですが、併願校の勉強はどうされていたのですか?)

併願校は上智大学の国際教養学部です。こちらはスコアと書類を出すだけでよく、また、アメリカの大学を受験していたのでほとんどのスコア、書類はそろえてあったので、ほとんどそのまま使うことができました。上智国際教養向けの勉強はしていません。結果的に夏以降はICU受験対策向けの勉強だけをしていました。

(すると勉強方法としては単願のような形ですね?不安はありませんでしたか?)

母親などは「それで大丈夫なの?」という事を心配はしていました。しかし自分としては上智は書類で併願できるし、TOEFLのスコアとオンレクの総合教養対策でICUのA方式とB方式も併願できるので、当時は併願に関してあまり心配していませんでした。今思うと危ない橋を渡っていたのかも知れませんが(笑)。

(お母様が心配されていた事に関して、どのように説明されましたか?)

たくさん受験すると、それだけで費用がかかると言うロジックで押してました(笑)。あと、ある程度受かる自信があるということも言ったと思います。

(次回ICUの入試対策法に続きます)

2017年度ICU AO入試合格者インタビュー(ICU AO入試対策2)

ICU AO入試合格者ぱんなこったさんにインタビュー2

ICU AO入試二次試験の流れ

本館の教室に集合、待機

4人のグループで試験教室に移動、面接、ディスカッション

懇親会(他の受験者の試験終了まで待機)

(ICU AO入試の二次試験に関して伺いいます。集合はICUの本館ですね?)

はい、でも私は新幹線の関係でICUには集合時間の2時間前に着きました。本館に入れるのは30分前からだったので、まずは学食に移動したのですが、そこにはすでに他の受験生が集まっていました。

(早く着いたら学食に集合というのは二次試験の案内に書いてあるのですか?)

いえ、本館に集合としか書いていないので、各自で集まってきたものだと思います。
AOを受ける人はフレンドリーな人が多く、学食は自然に会話が生まれるような雰囲気でした。私も他の受験生とずっと話しをしていました。雑談というか情報交換のようなものでしょうか。

(なるほど、そうすると会場には早めに行った方がよいですね?)

そうですね、特に地方から出てくる場合は交通機関での移動に余裕を見ていく必要があるのですが、早くICUに着いても学内で待機できるので、ギリギリに行くよりは余裕を持ってICUに移動した方がよいと思いました。

(本館で待機する教室は、全員が集まるのですか?)

いえ、本館での待機場所は、全員が1教室に集合するのではなくて、時間差で2教室に集合していたと思います。

(二次試験には何人くらいの受験生が来ていましたか?)

おそらく110-120人くらいだと思います。

(なるほど、二次試験合格者は72人だったので、一次試験通過者の1/4くらいが不合格という計算になりますね。以前は二次試験に呼ばれた人はほとんど合格する印象だったのですが、面接重視の方向になっているかも知れませんね)

ICU入学後にもAO入試合格者同士で入試に関する話をする機会がありますが、それらの話を総合すると、やはり1/4くらいが二次試験で不合格になっているのではないかと思います。

(二次試験の流れを確認すると、一度本館の大教室に集まった後に、4人ずつのグループに分かれて面接会場に移動する形ですね。4人のグループのメンバーは、受験番号が連続しているのですか?あるいは受験番号は無関係ですか?)

面接のメンバーと受験番号の順番は無関係ですね。メンバーの受験番号はバラバラでした。

(面接のグループのメンバー同士で、面接の前に話をする時間はありますか?)

いえ、ほとんどないですね。

集合した教室の前に4人ずつ呼ばれて、その4人が前に出てきたら、すぐに面接をする教室に移動する感じです。前に呼ばれた際に、最低限、グループの他のメンバーの名前だけはお互いに覚えておいた方がよいです。皆さんそうしていたと思います。

(グループのメンバーの名前を覚えた方がよいのはなぜですか?)

ディスカッションで呼びかけないといけないですし、また、試験官から個別の質問を受けた際、”○○さんの意見”という形で引用できたりするので、メンバーの名前は覚えた方がよいですね。

ICU AO入試面接の流れ(教室移動後)

1.資料を3分で読む
2.資料に関する質問が3問聴かれる。各問いに1人1分ずつ答える。
3.資料に関連した議題に関して、4人でディスカッションを行い、その内容を発表する(15分間)。
4.ディスカッション及び資料に関連した質問が1問聴かれ、その問いに1人1分ずつ答える。

(なるほど、面接試験とディスカッションの流れを確認したいのですが、まずは資料を渡して読むわけですね)

はい、今回の資料はグラフだけで、数値や単位は書いてあるのですが、何のグラフであるかは書かれていませんでした。グラフを見る時間は3分間あったのですが、3分みても仕方がないというグラフでした(笑)。

(その後、試験官から資料に関連して質問をされますね?質問の順番はどのようになっていましたか?)

ディスカッションの前の質問は3問でした。全く同じ質問を、4人が順番に1分ずつ答えます。

1問目は1番左の受験生が1番、左から2番目に座っている受験生が2番目、3番目が3番目…という順番でした。

2問目は左から2番目の受験生が1番、3番目が2番目…という具合に答える順番が変わっていきました。

(全員が同じ質問に答えるとすると、最初に答える人は大変そうですね)

そうですね、1番目と4番目が大変だと思いました。
2番目以降は1番目の人が言った事を踏まえられますが、4番目となると意見が出尽くしているという感じがしました。

(実際に、自分が言おうとしていたことと同じような意見が、前に答えた受験生の答えで出てしまうということもあると思うのですが、そのような事はありましたか?)

同じグラフを見ながら同じ質問に答えるので、答えが重複すると感じる事はありました。その場合は、「Aさんがおっしゃった事通り○○だ」と、前の答えを受けた上で、それを展開するような答えを言うとよいと思いました。

(具体的には?)

私の場合は学生記者の経験から時事問題には詳しかったので、前の方の意見を時事問題に関連させて答えたところ、試験官の先生はうなずいて聴いてくれました。

とにかく個人質問では答えが重複しても仕方がないので、何かしゃべることが大切ですね。1分間は自分だけが答える時間が用意されているので、その間ずっと黙ってしまうのは良くないです。

(配られた資料に書かれていたグラフにはタイトルが書かれていなかったということですが、その内容が知らされるのはどのタイミングですか?)

グラフは3つあって、3つの質問の際に、グラフの内容が1つずつ明かされました。

問1:「グラフ1は○○を示したものだが、(グラフ1を踏まえて)○○をどう考えるか?どういう原因があるか?どういう解決策があるか?」というような質問です。

(なるほど、問1はグラフ1から答えてほしいということで、各グラフのタイトルが書いていないわけですね。)

はい、ただし問3はすべてのグラフを関連付けて答えるという形だったと思います。
ちなみにメモは自由に取ることができましたので、質問で明かされる内容はメモをしておいた方がよいですね。

個別質問は3問聴かれて、試験官の指示で、15分のディスカッションに移行しました。

(ディスカッションはどのような雰囲気でしたか?)

グループのメンバーは皆さんよく発言していて、また、お互いに発言を促したり、発展させたりといった気配りがあり、とてもよい雰囲気だったと思います。

(ディスカッションの司会などは決めましたか?)

いえ、しかし時間を気にしているメンバーが他にいないようだったので、私が時計をみながら「そろそろ意見をまとめてみますか?」とか「少し議論の方向性がずれてきたので元に戻りませんか?」という提案をした事はありました。

(ディスカッションの時間は各自で計るのですか?)

はい、試験会場には時計がなく、また、タイムキーパーの方も残り5分前と1分前のタイミングだけを伝えるだけなので、ディスカッションを行っているメンバー同士でディスカッションの時間は管理する必要があります。

(ディスカッションはまとめの発表を含めて15分ですね。発表を行うメンバーはどのように決めましたか?)

ディスカッションの終了前に「誰が発表をしようか」と話し合った際に、すぐに手を上げたメンバーがいたので、その人にお任せしました。

しかしその方は、緊張のせいか、発表の途中で完全に止まってしまったので、その際は私が補助的に発言しました。その後はスムーズの発表できていたので事なきを得ました。

(それは機転が利きましたね。ディスカッションと発表が終わると面接は終了ですか?)

いえ、最後にもう一度個別質問があります。最後の質問はディスカッションの内容に関するものだったので、これは予め決められた質問ではなく、その場で試験官が考えた質問だと思いました。

(それも各自1分ずつで答えるのですね?)

その通りです。個別質問が4問であるのは各自の回答順を均等にするためだと思います。
(面接が終わると今度は懇親会を行う教室に移動ですね。確かすべての面接が終わるまで本館からは出ては行けないのでしたね?)

はい、おそらく質問や資料等が伝わらないようにするためだと思いますが、すべての受験者の面接、ディスカッションが終わるまで、本館から出ることはできません。

でも待機時間は懇親会になっていて、懇親会にはICUの先生や、ICUの上級生が控えていて、自由に会話してよいので、ICUの授業や単位の取り方などを質問させていただいて、時間が経つのが早く感じました。
(実際に試験が終了してからどれくらい待機していた形ですか?)
私の場合、一番最初の面接のグループだったので、面接後の待ち時間が長かったです。集合したのが12:30、すぐに呼ばれてグループで面接、懇親会の会場を出たのが17:00くらいだったと記憶しています。懇親会の会場で待機していたのは3時間くらいだったと思います。

(結構長いですね)

そうですね、半日は拘束されますね。私は1番最初のグループで面接を受けたので、面接試験後の待機時間が一番長かったパターンだと思います。しかし、面接試験までに長く待つパターンもあるので、早く面接が終えられた分、面接が終わった後は気楽でした。

(懇親会の終了は何らかのアナウンスがあるのですか?)

はい、全員の面接が終わったので帰ってもよいという旨がアナウンスされました。懇親会自体はその後もしばらく行われていたようです。私は新幹線の時間があったのですぐに帰りました。

(二次試験を終えられて自信はありましたか?)

そうですね、やるべき事はやったという自信がありました。時事問題を交えながら独自の発言ができたのと、ディスカッションの時間管理など、独自の貢献ができたという自信がありました。個別質問を答えた際に試験官の方がうなずきながら聴いて下さいましたし、ディスカッションのメンバーにも恵まれていたと思います。

(なるほど、実際にICUに入学してみての印象はいかがでしょうか?イメージ通りである部分と、イメージとは違っていたという部分を教えて下さい。)

はい、イメージ通りであるのは、やはり課題が多く勉強が忙しいという所です。
毎日宿題に追われています(笑)。

イメージとやや違っていたのは、Stream 3,4は本当にELAの授業が多くて、ICUの提供する多様な授業が本格的に取れるようになるのはELAが概ね終わってからという所でしょうか。

全体としては、ICUは入学前からイメージ通り、国際色の強い、学生がよく勉強をする大学で、充実した毎日を過ごしています。オンレクにはお世話になりました。

(ありがとうございました。)

2017年度ICU AO入試合格者インタビュー(ICU AO入試対策1)

今回は2017年度ICU AO入試に合格した、ぱんなこったさんにインタビューさせていただきました。ぱんなこったさんは中部地方の県立高校のご出身で、2017年のオンレク受講生です。

(プロフィールを拝見すると、新聞社の学生記者をされていたとのことですが、これはどのようなきっかけで応募されたのですか?)

きっかけは新聞に募集の公告が出ていて、それに応募したことです。
応募したのは中学生の頃で、高校でも続けて学生記者をやりました。

(学生記者とはどのような事をするのですか?)

月に1回学生が新聞社に集まって、学生同士が時事問題などをディスカッションをして、それを新聞社の記者さんが記事としてまとめるのが一つで、その他に学生記者として企業の役員や著名人の方にインタビューに行く機会もありました。

(なるほど、貴重な体験ですね。地元のテレビ局の学生スタッフもされていたのですね?)

はい、そちらも同じように一般に募集していたもの応募して、そちらは1年だけやりました。

(新聞やテレビの取材で、特に印象に残っている事は?)

新聞の取材で音楽家の中島さち子さんという方に取材させていただいたことがとても印象に残っています。学生時代に数学オリンピックで金メダル取るなど、数学教育家としても有名な方で、音楽と数学の融合させた活動には感銘を受けました。分野融合の重要性を感じました。

(ICUを志望したのはどのタイミングでしょうか?)

ICUに行きたいと思いはじめたのは高2の春くらいで、高2の夏にICUのオープンキャンパスに参加して、ここしかないと思いました。

(ICU以外の進学先は検討されましたか?)

名古屋にある私立大学(N大)も一度見学に行ったのですが、あまりぴんとこなくて、ICUへの進学を第一に考えていました。

(中部地方のご出身ですが、やはり中部地方ですと東京や関西地方に進学される方が多いですか?)

多いですね。外国語教育を重視した大学や、国際性の高い大学に進学したい場合は中部地方ではあまり選択肢がなく、東京の大学に出てくる学生は多いと思います。

(そのような環境でもICUの進学情報はあまりなかったですか?)

ICU受験対策の情報は全然なかったですね。自分の学校では2つ上の学年でICUに進学した方がいたらしいのですが情報はなく、先生も情報を持っていないので、ICUの受験情報はほとんどオンレクに頼っていました。

(他に塾などには行っておられなかったのですね?)

留学を検討していたので塾には行きませんでした。
高校の同級生は東進や河合に行っている人が多かったですね。

(ニュージーランドに留学されていたとのことですが、これはどのタイミングですか?)

留学に行ったのは高2の冬からです。
高校のプログラムではなくて、民間のプログラムで、高校を1年間休学して留学しました。

(留学は前からしようと思っていたのですか?)

高1の夏に2週間のホームステイをして、とてもよい体験だったので、高校生の間に1年間留学をしたいと思っていました。

(高2の冬から留学して、受験に対する不安はなかったですか?)

ディベートの活動に参加していたのですが、ディベートの全国大会が終わったら留学しようと思っていて、それが終わったのが高2の冬でしたので、タイミングはそこしかなかったという感じです。

また、受験までの高校の学習内容はほとんど終わっていたので、NZで日本の高校で学んだことを復習するつもりでした。

実際に留学中は割と時間がありました。ホームステイをしていたのですが、あちらの家庭は休む時間が早くて、ホストファミリーは9時半くらいにはみんな就寝してしまいます。日本の感覚だと9時半はまだまだ早い時間帯で、実際に夜は集中して勉強できました。

(その留学プログラムは語学学校に入るのですか?それとも現地の高校?)

最初から現地の高校ですね。

(いきなり現地の高校に入ったのは大変ではなかったですか?)

行くまでは心配だったのですが、留学が始まってすぐに友達もできて、意外にすんなりと海外に入り込めたという感じがしました。

また、他にも日本人の留学生がいたのですが、せっかく留学しているので、なるべく現地の学生としゃべるようにしていました。

(なるほど、休学して留学したので、プログラム終了後はまた高2の冬に戻るわけですね?)

そうですね、自主的な留学なので、日本に帰ってきて即復学して、すぐに元の高校に通い始めました。

(受験勉強を始めたのはいつくらいでしょうか?)

受験勉強も留学が終わってからすぐに始めました。手始めにTOEFLを受けに行きまして、そこではよいスコアが取れました。その後もう一度受ける機会があったのですが、留学直後の点数が一番良かったです(笑)。

(AOの勉強はどのようにされましたか?)

自分の通っていた高校はAO対策や推薦入試の対策はまったくやってくれない所だったので、オンレクを利用したり、本屋さんで面接の本を買って読んでみたり、手探りでやっていました。

(まずは小論文がありますが、どのように対策されましたか?)

小論文の書き方は全く分からなかったので、オンレクの添削を利用させてもらいました。

(添削を受けての感想は?)

オンレクの添削はとてもよかったです。添削は受けた方がよくて、まずは自分なり書いてから、専門家のアドバイスを受けた方が良いと思いました。

(オンレク以外に、高校の先生などには添削は受けなかったのですか?)

国語(古典)の先生にお願いして見ていただきました。
AOで何を書くかという添削ではなくて、文章の確認をしていただいた形です。
高3の時の担任の先生にもチェックをお願いしたかったのですが、あまり受験に対して熱心ではない部分があり、忙しいということで断られてしまいました(笑)。

(高校の評定平均を4.5で出しておられますが、成績を維持するために工夫したことはありますか?)

特に特別な事はしていないのですが、定期テストだけはしっかりやっていました。
取れる点は全部取る、部分点で基本的な所を取るという意識はあったかも知れません。高2の春までにAOで出せる成績が出ていたので、それを維持するようにしていました。

(AOは推薦状が2通必要ですが、どなたに依頼されましたか?)

1通は高1の担任の先生に、もう1通はNZ留学中の先生にお願いしました。

(既定では1通は高校の教員の推薦状が必要ですが、特に高3の担任でなくてもよいのですね?)

そうですね、高3の時の担任の先生は忙しくされていて、受験の対応ができていないという所でしたので、高1の時の担任の先生にお願いしました。

(海外にいらっしゃるNZの先生に推薦状を依頼したのは大変ではなかったですか?)

そうですね、例えば推薦状は推薦者が書いて厳封したものを出さなくてはならないのですが、海外の先生はもちろん印をもっていなくて、ICUに聞いたところ封をした部分にサインをすればよいということでしたので、そのようにお願いしました。

(ICUの推薦状のテンプレートは日本語で書いてあるのですが、それは英訳して出したのですか?)

自分で英語に訳したメモを入れてNZの先生に送りました。

(推薦状などはいつ頃から準備を始めましたか?)

夏休み前からはじめました。何かと書類を揃えるのに時間がかかりますし、書類提出の締め切りが夏休み明けの9月に入ってすぐなので、早めに準備した方がよいですね。

(次回二次試験に続きます)

ICUの交換留学(Exchange)の仕組みと応募方法2

(AKNさんICU交換留学の仕組みと応募方法その2)

3応募要件・提出書類

そんな急げ急げって具体的に何を用意すればいいんだ!!!と思ってらした皆さん、お待たせしました。笑 応募要件と提出書類についてお伝えします!

ICUで留学する際に満たさなければいけない大きな2つの(最低)条件は、(1)GPA3.0以上、(2)IELTS 6.0以上またはTOEFL iBT 79(PBT 550)以上です。その他にも条件はありますが、あとはどうとでもなります。笑 GPA3.0はどの科目でもAとBをとっていれば達成できます。授業を聞いてさえいれば、そんなに辛い規定でもないです!1年生のときのELAの成績が結構大きな影響を与えますので、留学を目指す方はくれぐれもしっかりと!

アメリカに行きたい方はTOEFL iBTを受けるひとが多いのではないでしょうか?要件に入っていることが多いです。TOEFL iBTはインターネットでうけるテストです。おなじみのReadingとListeningに加え、パソコン相手に喋って、その音声が録音されるタイプのSpeakingと、Writing が入ってきます。各コンポーネント30点満点で、全ての合計点がその人の得点、というシステムになっているようです。 IELTSは初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?イギリスに行きたい方は必ずと言っていいほど必要です!Listening、Reading、Writing、Speakingのコンポーネントごとに、1.0(?)〜9.0まで0.5刻みの点数がでて、これの平均のoverallがその人の得点になる、というシステムです。解答が選択式でなく記述式なのでなかなか人によっては厳しく、得意不得意が分かれるようです。また、提携先の大学によっては「各コンポーネント最低6.0以上」などの条件を指定している場合もあり、受け直さなきゃ…という人もいます。このIELTS、なかなか申込みが面倒なのに加えて、開催地が限定されており、おまけに高い(25,000くらい)!!!ELAを修了する1年生の最後に、ICU会場で、無料で受けさせてもらえる機会があるので、これを逃さないようにしてください!最低でも2年生の8月末までには受けるようにという国際交流室からの指示もでていますよ!

さて、次は提出書類です。これもなかなか面倒くさい。提出しなければならないのは、(1)国際交流室で配布される申請書(アドバイザーのサインが必要)、(2)英文エッセイ 1,200words程度、(3)TOEFLまたはIELTSのスコア、(4)成績の記録、(5)オンライン入力の画面のプリントです。大変なのは何と言っても(1)と(2)です!ここではその2点に関して関して詳しく書きたいと思います。

(1)申請書

細々と書き込むことがたくさんあります。自分がやってきた課外活動について書かなければならないところもあり、割と時間を食うのです…また、アドバイザーからのサイン、及び推薦書も必要なのでそのために書かなければならない書類もあります。先生への依頼は是非お早めに…私はギリギリになってしまって怒られたという苦い過去があります…

(2)エッセイ

ここが1番大変でした!「1,200words…書けないよ…」なんて思っていたのですが、自分の行きたい理由、行きたい大学とその理由…なんて書いていったら全然まとまらない!でも「じゃあ長く書こう!」としてしまっては減点対象になるのでは…?とも思います。あくまで私の考えですが、文字数の指定がある以上、その中でまとめられる力も問われているのでは?と思います。みんな留学に熱意を持って応募してくるわけですから、「行きたいです!!!」だけでは通用しません。なぜ行きたいのか、どうして留学が必要なのかなどきちんとまとめて書けるといいと思います。私は自分の経験から子供の発達や虐待を受けた子供への心のケアに興味があること、イギリスでは日本より状況が深刻で、対策への取り組みが熱心なので現地に是非行きたいということ、ICUでは開講されていないので開講されている大学に行きたいということ、留学を希望している大学では心理学がとても有名で発展しているということをアピールしました!

 

4.選考の難易度

では実際、どれくらいの難易度なのかというと、正確にはわからない、というのが正直な答えです。国際交流室から応募者などの正確な数がでていないので、倍率などの計算ができないんです…なので私や、私の周りの友達から聞いた感じでリポートしてみたいと思います!

(1)第一次選考

ここで落ちた人はそんなにいないのではないでしょうか。応募した人の人数はわかりませんが、162人が通過しています。ここで落とされるはGPAが達していない人?という感じです。IELTSが足りていなくても容赦してくれることがある…?とっているほうがいいのですが…

(2)第二次選考(最終選考)

ここの審査は厳しかったです。留学担当のトップの先生1人、日本人の先生1人、国際交流室のかた1人で合計3人対自分1人です。もちろん英語です。めちゃくちゃ緊張しました。「どうしてこのテーマで留学するの?」、「どうしてこの(これらの)大学を選んだの?」「向こうでの履修計画は?」「メジャーを変える予定はないの?」「なんでこのメジャーなの?」などの質問が飛んできます。ちゃんと考えていかないとかなりの痛手になりますよ!時間としては10分くらいだったでしょうか?終わった瞬間「あぁ…何も言えなかった…絶対ダメだ…落ちた…」と落ち込んだのですが、周りに聞いてみると、周りもそんなもんでした笑 みんなそんなもんです!うまく言えなくてもかまわないので、自分はしっかり考えているんだ!こんな理由があるんだ!ということを伝える姿勢を前面に出しましょう!
さて、今回はICUでメジャーな交換留学についてお伝えしました!私もつい最近選考を終えて、英国・The University of Edinburghへ学内推薦していただけることになりました!応募当時のGPAは3.43、IELTSはoverall 6.5でした!どうして留学したいのか、なぜそこにいくのか。将来何をするつもりなのかなど考えなくてはならず、自分ととことん向き合った3ヶ月でした。手続きや成績など大変なことはたくさんありますが、乗り越えられればさらにレベルの高い、学びあふれる経験が皆さんを待っています。ご検討の方はぜひがんばってください!

ICUの交換留学(Exchange)の仕組みと応募方法1

先日コタツで寝転びながらNHKを見ていたらICUに在学中の皇族の佳子様が英国のリーズ大学への交換留学された内定したというニュースがやっておりまして、(そんな事がNHKの全国ニュースになるのかと)思わずテレビの音量を3つあげてしまった。ICUの交換留学の制度も紹介されていていましたね。

お姉様の眞子様はエディンバラに留学されていたので、お二人ともICUからイギリスの大学に交換留学に行くというパターンですな。ICUの交換留学先に指定されているイギリスの大学はレベルが高く、ICUの中でも優秀な学生が留学に派遣されるというイメージがあります(特にエディンバラとUCL)。

今回は今年度のイギリスへの交換留学に内定した、現役ICU生のAKNさんに、ICU交換留学の制度と応募方法に関してレポートを書いていただきました。

(以下AKNさんのレポート)

ICUの交換留学(Exchange)の仕組みと応募方法

ICUには、SEA Program(1年次)やSophomore SEA program(2年次)などの短期留学に加え、1年間協定校に派遣される交換留学(Exchange 3年次)があり、今回はその交換留学に関して、応募方法を中心にご紹介したいと思います!

ご存知の方も多いかと思いますが、ICUでは「留学」という選択肢がとても一般的なものになっていて、制度や支援がたくさんあります!ホームページによると、交換留学の定員枠はおよそ150人、4人に1人は留学ができるほどの枠です。2015-16年度の交換留学参加者は125人だそうなので、いかに留学がメジャーかがなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか?

1.主要な交換留学提携校

交換留学(Exchange)は、3年生の時に、1年間提携先の大学に、交換留学生として派遣される制度です。寮費や生活費、渡航費など、諸費用が必要ですが、学費はICUに納める形ですので、提携先の大学での学費は発生しません。

その気になる提携校ですが、執筆時点においてICUには23カ国に69の提携校があるそうです!そして、どれも教育水準の高い大学揃いなのです…。

2016-17年度のTimes Higher Educationによる世界大学ランキングを見てみると…

 

第7位 University College London(英)

第18位 University of Pennsylvania(米)

第19位 The University of Edinburgh(英)

第24位 Duke University(米)

 

このような、錚々たる大学が協定校に名を連ねています。

ちなみにこの年の日本の大学のランキングは…

 

第34位 東京大学

第37位 京都大学

 

となっています!

このランキングで教育水準がわかるのか!というと疑問が残りますが、世界から高い評価を受けている大学で学ぶチャンスがある、というのはいいことではないでしょうか!

アメリカ、イギリス以外にも、英語圏ではオーストラリアやニュージーランド、フィリピンやカナダなど、ほかにもフランスやドイツ、韓国、中国、タイ、チリ、オランダなど本当に世界中に協定校があります。

 

2応募のスケジュール

実は交換留学にも2種類あって、(1)南半球にある国(オセアニア地域)及びその他翌年度の6月までに授業が始まる大学(早期出発の大学)、(2)その他の大学(アメリカ、英国、その他地域)では応募日程が異なります!応募書類の締切が2週間近く変わってくるので気をつけてください!

ざっとしたスケジュールとしては…

(1)オセアニア及び早期出発 (2)アメリカ、イギリス、その他
留学説明会 9月上旬(2年の2学期、以下記載のないものは同じ)
応募書類の配布 〜9月末 〜10月頭
書類提出締め切り 10月頭 10月中旬
書類選考結果発表 10月中旬 11月頭
面接 10月中旬 秋休み期間(11月末)
最終結果発表 10月下旬 12月頭(2年3学期)
留学スタート 2年の3学期(オセアニア)、

3年の1学期(その他早期出発の大学)など

3年の2学期 (アメリカ、イギリスなど)

 

とこんな感じです。年によって詳細日程は変わりますが、流れとしては同じなのではないでしょうか。早期出発のひとは本当にすごい勢いで締め切りが迫ってくるので準備はくれぐれもお早めに…。

(次回に続きます)

祝ICU入試合格 花見レポート&サークル紹介(2017)

 

恒例のICU花見レポートとサークル紹介。ICUの花見は在校生が新入生を歓迎しつつ、各サークルが新入生を勧誘するイベント。入学式の翌日と翌々日に行われます。

お花見の様子。滑走路の両側に各サークルが展開。

近年躍進する(?)ICUお笑い研究会(笑研)。今年はNOROSHIという、大規模な大学生のお笑い大会で審査員賞を獲得。レベルが高い大会で、賞が与えられるのは優勝、準優勝、審査員賞の3団体だけだそうで、とてもよい成績ですね。吉野家の牛丼一年分をゲットし、部室に吉野家の牛丼券が365枚おいてあるとか。練習などを定期的に行うというよりは、ライブに向けて各コンビやネタごとに任意に行うとのこと。

テニスサークルのICU Footloose。週三回活動日を用意していて、参加できる日に参加する模様。もともと初心者歓迎のサークルだが、近年は人数が増えて、試合に出るメンバーや高校以前からの経験者も増えているとか。ラケットの貸し出しも可能とのこと。

ストリートダンスサークルのSmooth Steppers(スムステ)。ICUでも最大のサークルの一つで、約100人が所属。1学年が500-600人程度のICUとしてはすごい人数。ここまで大きな団体はコミッティ(ICU祭実行委員会)くらいか。春の公演と秋のICU祭での公演がメイン。熱心に練習を行うサークルで、メンバーは3年の春の公演で概ね引退するとのこと。

ICU雪面滑走競技部(スキー部)。OBにプロのスキーインストラクターの方がいて、合宿の際は本格的な指導が受けられるとか。初心者歓迎だが、競技志向もあり、大会に出る部員もいるらしい。夏はどうしているのか聞きそびれたぞ。

ちなみにICUでは一般に「部」が付く団体は競技性が高く、「サークル」と付く団体はゆるい傾向があるが、ICUは少人数であるので、どの団体も初心者を歓迎している。

ICUゴルフ部。練習は週2回ほどで、放課後などではなく、主として授業の空き時間を利用して行うとのこと。大学内のゴルフレンジ(野球場)を利用。大学からゴルフをはじめて、1年足らずで110くらいのスコアになってしまう女子部員もいるとか。ゴルフクラブは部のものを貸してもらえるが、自分のクラブを買うかどうかが分かれ目らしい。個人競技のためか途中からサークルに加わる部員も結構いるとのこと。

ICUの桜に関して、ここ数年うまい具合にICUの入学式あたりで満開になっていたのですが、今年はその後1週間くらいで満開になりましたね。というわけでICU新入生の皆様、オンレク受講生の皆様、入学おめでとうございます。

(ICU生撮影の今年の桜)

 

専門学校からのICU受験4 ICU High Endeavor奨学金

(無事ICUに合格されまして、ご家族の反応はいかがでしたでしょうか?)

家族のリアクションは、また学校に行くのかという感じでした。学費に関しても心配されました。しかしHigh Endeavor奨学金をいただいたことで学費が安くすむこと、自分で十分に賄えそうだということを言ったら安心してもらえました。

(High Endeavorの受賞はICU合格後すぐに分かるのですか?)

入学の書類に奨学金に関する書類も同梱されていましたのですぐに分かりました。

(High Endeavorを受賞すると入学金と授業料の1/3が免除されますが、その場合、最初にICU払う費用はおいくら?)

「入学金+春学期」の学費が免除なので、最初の費用はゼロですね。合格の書類に振込用紙が付いているのですが、そこに「奨学金でカバーされているので払うな!(この振込用紙は利用できません)」という旨のスタンプが押されています笑。奨学金を受けるための書類、入学関連の書類は出す必要がありますが。

(見せていただいた奨学金の内定通知(左)と合格証(右))

(ICU High Endeavor奨学金の手続きに関する書類)

(いずれにしても今年は良い結果が出て良かったですね)

専門学校時代からICUに進学することを意識していたので、試験までの道のりは長く感じました。合格後にはなんとも言えない開放感があって、気持ちがフワフワしていて、合格発表から1週間ほどは何にも手が付きませんでした。

(少々話が前後しますが、リスニングのお話を伺うとICU入試問題を大変よく研究されておられまして、人文・社会にも理解と解法のテクニックはありますか?)

人文・社会は元々得意なので、リスニングほどは意識しませんでしたが、
本文を読む際は、全ての内容を完全に理解できなくてもよいけど、
重要な箇所は見逃さないようにして、どこがその段落の言いたいところか、パラグラフリーディングのように段落ごとに理解することを心がけました。

また、問題に関しては、年度によって出題者の癖があるので、選択肢の傾向、間違いのパターンを早くつかむことが大事だと思います。

特に、読解問題の間違い選択肢は、
「因果関係が逆」、「書いていない」、「言い過ぎ」、「本文に根拠がない」、
などのパターンがほとんどです。

それらのパターンをどれくらい用いるかは必ずしも一定ではなく、また、似たようなパターンで正解、不正解が決められている問題が複数あるので、いち早くその年度の作問のパターンがつかめると有利ですね。

 

(ありがとうございました)

専門学校からのICU受験3 ICU英語リスニング対策II

(実際にICUのリスニング試験に臨む上での対策法を教えて下さい)

私の場合、オンレクをやっていてリスニングの得点が突然上がったという瞬間がありまして、2つほどポイントがあるかと思います。

まずは選択肢に関してですが、1問10秒程度で答えを選んでいなかくてはいけないので、すばやく選択肢を選ぶテクニックが大切です。この点を意識して、問題を解く際には、選択肢を全部読まないことを心がけました。

(具体的にはどういうことですか?)

4つある選択肢の意味を一文ずつ頭から読むのではなく、各選択肢をいわば平行に読むようにして、相違点を意識して答えるようにしていました。例えば使っていたTOEFL対策の問題集に以下のような問題があるのですが、この問題の場合、下線の着目して答えます。

まずこのパターンの場合、対象は”He”かHis “○○”で固定されているんで、いずれも男性かそれに関連したものが主体の選択肢だと分かります。なので男性かそうでないかは考えなくてもよいので、そこは丁寧に読まなくて良いわけですね。これでHerとかSheとかTheで始まる文などが出てくる区別しないといけないのですが、今回はそれはないという意味です。
そして、この問題の場合動詞が全部異なるので、動詞だけ見ていれば各選択肢の相違点が分かります。一文ずつ読むんじゃなくて各選択肢の動詞だけをすっと見るような感じですね。この問題は就寝時間の「違い」を聴いている問題なので、(D)だろうと判断できます。そこで初めて(D)を全部読んで、やはり(D)が正解だと確定します。

要するに全部の選択肢を頭から訳しながら読むなということですね。相違点を意識して、選択肢を眺めるようにして、ある程度正解を絞り込んでから読むように練習しました。実際には全部の問題で使えるわけではないのですが、それを意識してから楽に答えられる問題が増えました。

(なるほど、回答時間の短いリスニングでは重要なテクニックですね。もう一つのポイントは何ですか?)

これは特にリスニングに特有の、会話文に有効なテクニックなのですが、過去問や練習問題をたくさん解いていくなかで、会話の中の呼吸やリズムのようなものをつかめた瞬間がありまして、そこからが会話文はとても得意になりました。

特に最近のICUの問題は会話文の方も文字数が多く、長い文章が読まれているのですが、それらの文章では、途中でブレーシングがあるんですね。
ブレーシングは適当に入っている訳ではなくて、意味や文節の切れ目になっています。あたかも自分がその人と会話しているかのように、その切れ間のタイミングで会話の内容を振り返ったり、自分が相手と話しているとすればどのような返答をするかを考えながら聴くようにすると効果的でした。そのようなブレーシングなどを含めて、過去問をたくさん解いていている内に、リスニングに特有のリズムやパターンのようなものが身についていったと思います。

(聴く能力が向上したことで、昨年度の入試と今年の入試とではリスニングの理解度は違いましたか?)

去年は会話文がひたすらマシンガンのように早く聞こえるばかりで理解できず、失敗してしまったのですが、今年の入試では会話文はキャッチボールのようにやりとりとして聞こえました。また、昨年度入試では選択肢が絞りきれずに答えを何回も変えたりして、結局間違えていたと思うのですが、今年は全然答えを変える必要がなかったですね。

後は、ICUのリスニングの会話文は大学生活に関連した事から出題されるため、会話の内容そのものにも一定のパターンがあるので、慣れてくると会話の展開が予想できる場合もありますね。図書館での本の貸し出し、学食での食事、大学構内の道案内とか。聴いたことがあるパターンが出てくると安心しますね(笑)。

(リスニングの改善は合格の上で大きかったでしょうか?)

 

リスニングは大きいですね、去年はリスニングに怖さがあったのですが、今年は自信を持って受験できました。リスニングはその場での反応が問われるので、練習しなければできるようにはならないのですが、やれば確実に延びる科目だと思って継続的に勉強しました。

(教材はどのようなものを使いましたか?)

問題演習としては、オンレクが基本です。それに加えてオンレク付属のTOEFL教材をやりました。後はリスニング専用ではないのですが、Z会の『テーマ別英単語academic 初級』は個人的におすすめでですね。リンダメタリカで有名な中澤先生の本で、これも英語の長文を読みながら語彙を身につけるタイプの参考書です。academicはリンダメタリカよりは学術英語の語彙が多くて、また、CDが最初から付いているので、リスニングの試験があり、アカデミック内容の出題が多いICUの英語の試験にはあっていると思います。ICUの入試の英語リーディングのPart 1や、英語リスニングの講義パートの語彙が多く出てくるように思いました。

その他にはZ会の『速読速聴・英単語 Core 1900』も長文の中で語彙を覚える本で、語彙の復習の意味でやりましたね。こちらも最初からCDが付いている本です。

(英語の勉強では語彙は重視されていたのですか?)

語彙を定着させようという意識はありましたが、1つずつ英単語や熟語を覚えるというのは抵抗があったので、文章を読みながら重要語彙が出てくる参考書を好んで使っていました。1つの単語帳を完璧に全部覚えると言うよりも、長文から語彙を学ぶタイプの参考書を複数やって、収録されている英語の長文を一通り読んで、重要単語をさらっておくという感じです。また、ICUの過去問に関してはノートを作って語彙を復習するようにしていました。

(過去問ごとに語彙のノートを作るのは時間がかかるのではないですか?)

確かに全部の語彙を書いていては時間のかかる作業になってしまいますが、慣れてくればどの語彙を書き出したらよいかとか、どのようにまとめるかが短時間で判断できるようになったので、それほど手間はかかりませんでした。

ノートに書き出していくのは記憶の定着の上で効果はありましたし、ノートを見直すことで、語彙だけではなくて、文章で書かれていた内容も思い出せるという効果があったので、背景知識を増やして定着させるという意味でも効果を感じました。

(見せていただいた語彙ノート 次回に続きます)

専門学校からのICU受験2 ICU英語リスニング対策(I)

(リスニング対策に関して伺いたいと思います。具体的にはどのような対策をなされましたか?)

まずはオンレクでリスニングの過去問を繰り返し聞いて入試形式や出題傾向を把握しました。また、聴く量を増やそうと思いまして、ポッドキャストを毎日通勤時に聞いていました。

ポッドキャストは色々と試したのですが、最終的にはICUの過去問や自分の興味関心を踏まえて、VOA, BBC, Freaknomicsという3つを聴くようになりました。

(3つはポッドキャストはそれぞれどのような内容ですか?)

VOA(Voice of America)はアメリカの政府が作っているノンネイティブ用のニュースです。内容が充実している上に、読むスピードがゆっくり目で、語彙も配慮されているので、手始めにやるには最適の内容です。

これは他のポッドキャストにも通じる事ですが、繰り返し聞くと言うよりはその日配信されたやつを聞くようにしていました。

毎回の放送で時事的なニュースや歴史などのコラム、さらには会話文も盛り込まれているので、内容的にはICUの入試にはとても適しています。

ただしスピードはかなりゆっくり目なので、訓練にはよいが、これだけでは今のICUのリスニングのスピードには足りないと思います。

BBCのポッドキャストはBBC NEWSの配信で、こちらはイギリス英語です。
専門学校のクラスの担当がイギリス人の先生だったのでイギリス英語には親しみがありまして、個人的には聞きやすかったです。
通常のスピードで最近のニュースがどんどん配信されるので、内容によっては難しいですね。インタビューも多く、会話文の練習になります。
イギリス英語の発音でのポッドキャストでは一番よい番組だと思います。

最後のFreaknomicsアメリカの経済学者が配信しているポッドキャストで、
経済を中心に毎回ユニークな内容で興味深く聴いていました。
これは毎週木曜日配信で、他のものと比べると更新頻度は遅いのですが、
かなりスピードが速いので、これは2回、3回と聞くようにしていました。
これは上記の2つに比べると更にレベルが高く、また雑談のような内容も含まれるので、リスニングの試験に向けた内容ではないのですが、個人的に興味がある経済分野の内容だったので続けて聴いていました。

とにかくリスニングは相当やりましたね。移動時間は必ずスマートフォンにリスニングのでその日聴く内容が入っている状態にしていました。ポッドキャストを使えばそれが簡単に実現できます。

また、継続的に量をこなすことを目的としていたので、ポッドキャストは一言一句理解するのではなくて、聞き流すようにして、内容も更新されるも新しいものを聴くようにしていました。

慣れてきてからは、リスニングを聞きながら別の作業をしたりしていました。
ペースとしては1日1個はpodcastを聞くようにしていました。

ポッドキャストとオンレクの過去問以外では、英検の勉強も以外に役に立ちましたね。

(英検は独特なイメージがありますが、入試対策にも役立つのですか?)

そうですね、秋に英検準1級の試験を受けたのですが、それに向けて英検の教材をやりました。構成や長さの点で、ICUのリスニングに似ている部分もあると思いました。

イメージとしては受験英語の入試と学術英語であるTOEFLの中間くらいの内容です。

英検はICUの試験には使えないのですが、他大学の試験にも使えるので、併願対策としてはやっておいて損はないですよ。TOEFLなど他の試験より取り組みやすいですし。
ただし英検の準1級は語彙が大学入試よりはやや難しいかも知れませんね。

(併願対策としては具体的にどのような大学で使えますか?)

例えば中央大学の総合政策学部で、英検準1級以上を持っていると、英語が免除されるので、現代文1教科で受験できてしまいます(笑)。

ただし中大では英語が免除にはなるが、満点扱いになるとは書かれていないので、英語資格者の枠の中から国語の成績で選抜される形になると思います。英語のペーパーテストに自信があって、国語にそこまでの自信がない人は、普通に入試受けて高得点を取った方が有利になるかも知れません。

その他千葉大国際教養学部ですと、英検準1級を持っていると英語が満点に扱いになります。これは持っていたら出した方がいいパターンですね。

その他法政のグローバル教養や、来年からは早稲田の国際教養でも英検が一般入試で使えますね。

(ICUだとTOEFLとIELTSがB方式で使えますが、英検を受験された理由はなんですか?)

資格として挑戦しておこうという所と、何より受験料が安く、試験を受けるハードルが低いことですね。英検は準1級でも6900円でしたが、TOEFLとIELTSはそれぞれ2万円以上します。受験する際の身分証に関しても英検は国内の学生証や保険証などで大丈夫ですが、IELTSはパスポートが必須、TOEFLもパスポート以外の場合は複数の身分証や承認書が必要など、やはり留学に行くことが前提の試験だと感じました。内容や試験の形式が独特なので、スコアを上げるには専門の対策が必要だと思います。

逆に英検の方がやっていることが普通の英語の試験なので、難関大学を目指している人なら、準1級くらいなら専用の対策はいらないと思います。

(英検だと面接がありますがその対策などはされましたか?)

英検の問題集などを参考に、試験の形式や最低限の想定問答の確認などはしましたが、専門学校に行っていたので面接には抵抗がなくて、特別な事はしていません。英検はペーパーテストの一次試験でふるいにかけられていて、二次の面接試験は8割方合格するので、自信を持って受け答えができれば問題ないと思います。ちなみに準1級は試験官は一人しかいないのですが、私を担当されたのは新任らしい日本人の方で、私よりも面接官の方が明らかに緊張されていました。面接をしながら所定のフォームを記入するのが大変そうで、こちらを見る余裕がない状況でしたね(笑)。

いずれにしても英検が取れた事は自信になりましたし、費用対効果や併願校対策の点からもおすすめです。

(ICUリスニング対策のテクニック編に続きます)

専門学校からのICU受験1

ochanomicsさんインタビュー

今回は専門学校を卒業され、ICU一般入試に合格されたochanomicsにインタビューをさせていただきました。ochanomicsさんは2017年度向けオンラインレクチャー受講生で、ICU High Endeavor奨学金奨学生です。

(専門学校のご出身というのは、ICU入学者ではとても珍しいと思うのですが)

確かにICUには専門学校から編入できないので珍しいかも知れませんが、私の在学していた専門学校からは大学への編入ルートもありまして、専門から大学に進学する同級生は結構いました。

(大学への編入が可能だとすると18歳から4年間で卒業できるということですか?)

そうですね、特定の専門学校からの編入を受け入れている大学に編入できれば専門学校と大学を合わせて4年間で卒業できます。

専門学校2年次に編入の試験を受けて、大学の3年次に編入する形ですね。
私の出身校では編入のルートはそれなりに充実していて、特に東京外語大学などは10-20名ほど毎年編入していると思います。国際教養大も編入する学生がいますね。残念ながらICUには編入できませんが(笑)。

(専門学校から国立、公立大へのルートがあるとは知りませんでした。どこの専門学校ですか?)

高田馬場にある外語系専門学校(N)です。
エアラインの就職希望者に人気があるところですが、ネイティブの講師が多く、実践的な授業をする学校でした。

高校を卒業して専門学校に進学した学生が多いのですが、中には大学を卒業してから入学する人もいて、例えば早稲田大学とか法政大学を卒業してから専門学校に通っている同級生人もいました。また、社会人経験者で就職や英語の習得のために通っている方もいらっしゃいましたね。

レベルの高いクラスほどそういった方が多く、将来のために勉強しにきているのだという雰囲気がありました。

大学に行けなかった人が専門学校に行くイメージもあったのですが、実際に通ってみると就職や語学習得という具体的な目標を持って学校に通っている方が少なからずいて、専門学校に対する見方は変わりました。

また、そのような多様なバックグラウンドの方に会えたのが私としては大きかったです。同級生から色々と刺激を受ける内に、やはり大学卒業して仕事をしたいと考えるようになりました。

専門学校を卒業後に、働きながらICUを第一志望として受験勉強をして、昨年、今年と2年続けて受験して、今年ICUに合格しました。

(お仕事はどのようなものをなされていたのですか?)

アルバイトで塾の講師をしていました。主に中学校生などを対象とした補習塾で、集団も個別もやっていました。
担当した中学生のテストの得点が一気に数十点上がったような事もあって、やりがいを感じていました。

(通っておられた専門学校では、卒業後にどのよなお仕事をされる方が多いのですか?)

エアライン各社が一番多くて、毎年一社に数十名が就職するなど、航空会社への就職は強いですね。その他はホテル、ブライダル、旅行業などに就職する卒業生が多く、英語や語学を活かした職場を目指す学生がほとんどです。企業からも語学の即戦力人材として一定の需要があって、大卒しか募集していない所も、私の通っていた専門学校には直接求人が来るというケースもあるようです。

(なるほど、お話を聞いていると編入と就職、再入学のオプションが得られる専門学校という選択肢は魅力的かも知れませんね)

その方の学力や将来の方向性にもよると思いますが、英語で仕事をしたい、語学力を確実に高めていきたいという場合には、語学系の専門学校は大いにありだと思います。

大学進学とも迷ったのですが、半端な大学に入学してしまうと、私の場合は4年間漫然と過ごしてしまうように思いました。

また、予備校での浪人は入試以外には役に立たない気がしましたし、コミュニケーションや対人関係で問題があるように私には感じられました。

専門学校は玉石混交なので慎重に選ぶ必要があると思いますが、私にとってはよい選択肢だったと思います。

(具体的に専門学校の授業でICUの入試に役立ったという部分はありますか?)

英語は高校では得意科目ではありましたが、専門学校でとても伸びたので、英語対策は専門学校の授業によるところは大きいです。また、通訳等の実践的な授業はICUの入試では大いに役立ちました。

例えば通訳をする際のメモの取り方などを授業で習うのですが、今のICUの入試では半分がリスニングの試験になっているので、メモをどう取るかはとても重要なのですが、メモの取り方を教えてもらう機会はほとんどないと思います。その点は有利でしたね。

(具体的にはどういうポイントですか?)

通訳をする際は発言内容を素早くまた一貫性をもってメモをする必要があるのですが、頻出の言葉などは記号でメモします。

例えば通訳が必要な会議では国名がよく出ますから、Japanなら○Jのみ、
また、人物名はあらかじめ略語を決めておいて、Tanakaさんなら(T)、といった具合です。
これはそのままATLASのメモに使えるテクニックですね。

(とても実践的な授業ですね)

通訳翻訳家の養成を謳うコースだったので、メモ取りはかなりやらされましたね。

英語でしゃべっていることをひたすらメモする授業があり、そこではメモが的確にできているかを提出させられていましたので、とても鍛えられました。

ATLASは量も多いですし、メモ用紙も配られてメモは必須なので、通訳が使うようなメモの技術は参考になります。全部書き取ろうとするとどんどん放送が流れてしまうし、また速記のように記録するためのものではないので、通訳の授業で習った内容は大いに役立ちました。

(そのテクニックは英語リスニングにも応用できますか?)

いえ、英語リスニングに関してはメモを取る余裕がないし、問題用紙を見ながらリスニングを聴く形になるので、こちらは問題を見ながら解く練習をした方がよいと思います。

*注:ICUのATLASではメモ用の冊子が配られてそれにメモをする。問題冊子にはシールで封がされており、放送終了まで問題冊子を見ることはできない。
英語リスニングにはこのような制限はなく、問題用紙を開いた状態で、設問を見ながら放送を聴く。英語リスニングでも問題冊子にメモを取ることは可能。

(昨年度にも受験されたとの事で、昨年度と今年度の合否を分けたポイントはどこにあったのでしょうか?)

間違いなく英語のリスニングですね。入試結果を開示したところ、昨年度は約5点差で不合格だったのですが、昨年度はリスニングが難しくて、明らかにリスニングが原因でした。とにかく今年度入試に向けては英語リスニングを徹底して訓練しました。

(次回英語リスニング対策に続きます)