ICU一般入試A方式B方式併願合格者インタビュー3

11月 18, 2022

ICU一般入試A方式B方式併願合格者、ヒカルさんインタビュー3

ICU一般入試B方式受験の流れ(今回のパターン、試験の日程は年度によって異なるので受験要項を確認のこと)

1月上旬-下旬頃に出願(TOEFLもしくはIELTSのスコアの提出が必須)

2月上旬に一次試験(A方式と同じ日程、総合教養はA方式と共通)

2月上旬-中旬頃に、A方式と同時にB方式の1次試験の合格発表(A方式はこの時点で合格が確定)

2月中旬にB方式の二次試験(個別面接)

2月下旬に2次試験の合格発表

<二次試験(個別面接)の流れ>

本館の教室に集合、待機

数人ずつ同時に呼ばれ、スタッフの誘導により面接を行う教室に移動

個別面接(今回の例では15-20分程度、試験官2:受験生1)

スタッフの誘導により会場を出る

(ICU一般入試のB方式対策に関して伺いたいと思います。ICUのA方式に加えてB方式の併願というのは、試験を受ける際や、受験勉強を通して、安心材料にはなりましたか?)

併願したことは良かったと思います。
TOEFLのスコアはすでに出ているので、ICUのB方式は総合教養でコケなければ2次には行けるだろうと考えていました。A方式を受ける場合はいずれにせよ総合教養を受けますし、B方式はTOEFL iBTで79点以上あれば出願できるので、出願できる人はした方がよいと思いました。
A方式でダメでもB方式があるという気持ちで受験できました。

(先ほど伺った一次試験のできばえとしては総合教養が7-8割、提出された、TOEFL iBTが97点でしたね。2月中旬にA方式及びB方式(1次)の合格発表があり、無事にA方式(合格確定)、B方式の1次に合格されたと。2月下旬のB方式の二次試験に関してですが、今回はA方式に合格していたので、B方式の二次面接は受けなくてもよかったと思うのですが、B方式の二次面接を受験したのはなぜでしょうか?)

それは奨学金のためで、A方式でHigh Endeavor奨学金をいただいたのですが、Peace Bell奨学金にも応募しており、B方式でも受かればPeace Bell奨学金のチャンスがあると思いまして、二次試験まで受けに行きました。

ICUの奨学金に関するページで、A,B方式を併願して奨学金に応募する際の流れが図で示されていて、一例としてA方式でHigh Endeavor奨学金、B方式でピースベル奨学金を獲得するというパターンが示されていました。(*1)

(*1確認したところ、この内容はICU公式サイト「入学前奨学金のチャート」に示されていた。A,B両方式に合格した場合、いずれかの方式を受験生が選んで入学手続きをすることになる。採用される奨学金は1つだけ。)

(B方式でピースベル奨学金がもらえる可能性が残されているなら、二次面接に行く価値はありますね。二次試験の様子を教えてください。)

まず指定された時間に本館の教室に集合します。
そこで電子機器類は電源を切るよう黒板に指示が書いてあります。
時間差の集合で、教室に待機していたのは10人くらいだったと思います。

時間になると係のICU生に付き添われて、面接のある別の教室に移動しました。
教室に移動後、個別面接が始まります。

(集合した教室で待機していたのは何分くらいですか?)

30分くらいだたっと思います。
スマホ等は使えないので、本を持って行くとよいかも知れません。

待機室では誰もしゃべっていなくて、受験生同士が会話をする雰囲気ではありませんでした。

試験会場に行くまでは他の受験生とコミュニケーションを取れたらと思っていたのですが、とてもそのような状況ではありませんでした。本などを読みながら静かに待っているのがよいと思いました。

(なるほど、個別面接はどのような形で進められたでしょうか?定型の質問が来るような試験ですか?)

いえ、志望理由を中心に、面接官の先生と会話をしながら、会話に応じて質問が来るというものでした。

(面接官の先生は何人ですか?)

私の場合は2人でした。

(具体的に聞かれた質問の内容は覚えておられますか?)

「あなたが今の社会に対して不満だと考えている事を3つ挙げて下さい」という事を聞かれたのを覚えています。

残念ながらこの質問にはうまく答えられませんでしたが、今思うと面接官の先生はジェンダー研究をされている方で、社会的に抑圧されているのは何かとか、社会的な文脈でクリティカルシンキングをしてみよう、という質問の流れだったように思います。

(その他には?)

会話の中心は願書に書いた志望理由やICUになぜ来たいのかという所だったと思います。

自分がICUで何をしたいのか、何をやりたいのか、自分の将来に何をしたいのか、ということを聞かれました。

(2名の先生の両方から質問が来るのですか?それとも質問をするのは一人だけですか?)

両方の先生から質問が来ました。

(面接の時間はどれくらいでしたか?)

15分から20分程度だったと思います。

(面接終了後は待機教室に戻るのですか?)

確かスタッフのICU生に誘導されてそのまま本館を出たように思います。

(するとAO入試のように全員が試験を終わるまで待っているということはないですね?)

はい、試験後はすぐに帰れました。

(A方式に合格後、ピースベル奨学金獲得のためにB方式の二次も受けたという形ですが、A方式に合格している点や奨学金に関する質問は面接では出ましたか?)

当然そういう質問が来ると思っていたのですが、A方式や奨学金の話は面接の中では全くありませんでした。
恐らくA方式とB方式は独立した試験だという事なのだと思います。

(すると面接官はA方式で合格しているかどうかは分からないのですかね?)

面接官がどのような情報を持っているかは正直よく分からなかったのですが、面接官は普通に試験をしているという印象を受けました。B方式はB方式だけで判定を行うのだなと思いました。また、奨学金に関する話も全くでなかったので、奨学金の採用者を選ぶための面接ではないなと思いました。

(なるほど、その後無事B方式も合格されるわけですが、その際はまた同じ入学関連の書類が送られてくるわけですか?)

はい、同じものがまた送られてきました。でもB方式では奨学金を獲得できなかったので、High Endeavor奨学金をもらえたA方式で入学の手続きをしました。

(B方式の二次試験より前に、A方式の入学手続きの締め切りがあるので、入学手続き自体はA方式で事前に行っていたわけですね?)

その通りです。

(入試の出願に関して、A,B方式は同時に同じフォームでWeb出願できますね?)

はい、Webで同時にできるのでA,B方式併願の出願は簡単でした。
志望理由などは共通のものでよくて、選択肢から「A,B併願」を選ぶだけだったと思います。

ただしB方式と奨学金の申し込みに関しては、書類を出す必要がありますので、早めに準備した方がよいですね。

(High Endeavor奨学金とPeace Bell奨学金もA,B両方式で応募できるわけですね?)

はい、奨学金の応募の際に「A,B方式の両方を受験」という選択肢を選ぶだけだったと思います。High Endeavorとピースベルは別の用紙が必要ですが。

(A,B両方式を受けつつ、奨学金2方式に応募したパターンですね。A,Bの併願と2つの奨学金の応募が重なると若干ややこしい部分がありますね)

私もそう思いました(笑)。実際にやってみると手続きは簡単だったのですが。

(次回寮生活に続きます)