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純ジャパのICU受験その4 ELAの上級クラスに純ジャパが入るとどうなるか

(最後にICUでの学習の様子をうかがいたいと思います。実際にICUに入学されて、ELAの上級クラスとも言えるStream 2(注)で学習されているとのことですが、ご自身のように英語は得意だが海外には行ったことがないという純ジャパが所属するとどうですかね?)

注:ICUのELAはStream 1から4に分かれており、Stream 1はほぼ英語教育の必要ない免除レベル、Stream 2は帰国子女が多く所属するレベル、Stream 3,4は国内校出身の多くが所属するレベル。
そうですね、やはりスト2は帰国子女の学生が多いですね(笑)。

帰国直後とは限らないが、中学校の頃アメリカに住んでいたとか、海外経験がある学生がほとんどです。

結構みんな話せていますね。英語が問題なくできている人が多い印象です。

テキスト読むにしても、英語そのものが悩みというよりは、コンテンツというか内容の理解に重点が置かれている印象を受けます。

純ジャパには結構きつい瞬間もあります。

(はやりStream 2は少々きつい?Stream 2で良い面はありますか?)

そうですね、自分の場合すでにStream 2入ってしまったので、入ってしまった以上伸ばしていく姿勢がないとやっていけない感じなのですが、他の人が自分よりすごくできるというのは良い環境ではあります。

ただじっくりELAで学ぼうという場合、Stream 3という選択肢もありだと思います。

(スト2とスト3は選べるのですか?)

選べるとまでは言えませんが、純ジャパでスト2に行く人は大抵インタビューを受けることになると思いますので、そこで希望を伝えることはできます。

僕もインタビューを受けました。

教授の方から新入生500人受けた中でTOEFLのスコアでは65位くらいという話を聞き、それならスト2でもよいかなと(笑)。

(英語を得意とするICU生の中でその順位は相当に良い成績ですね)

ええ、自分でも驚きましたが、クラス分けに使われるTOEFLはITP(団体受験)で、これにはスピーキングとかライティングは入っていないですからね。

もし普通のTOEFLのようにWritingやSpeakingがあったらもっとずっと順位は低いはずです。

自分のような純ジャパでも勉強し続ければペーパーテストは取れるようになるが、会話やライティングは海外経験がないとなかなか伸ばせないですからね。

逆に海外経験があっても会話には困らないが、文法やリーディング等をきっちりやってきていない帰国子女もいたりするので、このような順位になるのだと思います。

(Streamごとにどれくらいのクラス数があるのですか?)

大まかな数ですが、

Stream 1が1クラス、
Stream 2が4つ
Stream 3が20くらい
Stream 4は10くらい

という感じでしょうか。

(やはりStream 2以上は少ないですね)

そうですね、4月入学ではマイノリティですね。ICUの場合は日本語教育を受ける9月生の方に帰国生がたくさんいますが。

(ちなみにStreamのレベルを上げたり下げたりすることはできますか?)

成績が優秀だと、春学期終了後などに、上級のStreamに上がることはあるようです。

逆にStreamが下がるこというパターンはないと思います。

(そうするとやはり入学後のクラス分けで、希望するStreamをきちんと申告しておいた方がよさそうですね)

そうですね。特にStream 2はELAが1年次には終わってしまうプログラムですので、
英語をじっくりやりたい方はStream 3にした方がよいと思います。

英語以外の他の教科が早めに取れるという意味では良いのですが、
1年次のELAの授業自体に費やされる時間は多いので、大変な人に取っては大変です。
僕もこれからどういって付いていこうかという感じですし(笑)。

ただ、Stream2の自分のセクションは刺激的で楽しいことは楽しいですよ。

また雰囲気として、スト2に上がるような人は学習意欲が高いという面もあると思います。

授業にはみんなきっちり準備をしてきていますし、英語で競うのではなく、学問で競争しようという雰囲気があると思います。

逆にStream 4あたりになると、中には学習意欲が低い人もいると聞きます。
中には乗り気じゃない人もいるし、授業の予習をしてこないような人もいるとか。
学生の学習意欲の高いICUとしては意外だったのですが、その点も含めて、クラス分けのインタビューのある場合は、Streamの希望を出せばよいかなと思います。

(ありがとうございました。)

ICU国際基督教大学 ELP英語教育プログラム

2010年度オープンキャンパスフォトレポート3

oc3-1

今回よりICU本館内の様子です。今回は特にELP(英語教育プログラム)に関する展示を中心にお届けします。

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本館入り口には教室案内図と、モデル授業などのタイムスケジュールが掲示してありました。ここでもICUの案内をもらえます。

ちなみにバイトしていた元オンレク生によると本館内のバイトは涼しくてラッキーだったとか。

確かに今年は酷暑でしたな。

ICU ELP1

ICU(国際基督教大学)の英語教育プログラム、ELPに関する展示。ちなみにELPはEnglish Language Programの略。

ICU国際基督教大学ELP学習内容

ICU生が1年時に読むELPリーダーの内容、及び2年次のSphomore ELPのクラス紹介がされていました。

ELPはかなりの学習量なのですが、以下の時間割を見るとよく分かります。

ICU国際基督教大学ELP英語教育時間割

ICU生1年時のELPの時間割のサンプルです。カラーで表示されているのがELPなので、上記例では13コマ(!)ですね。

TutorialとProguram-Wide Testsの2コマは毎週ある訳ではありませんが、それにしてもかなりの授業数です。

ICUの英語教育の気合いの入れ方が分かります。

ICU国際基督教大学EPL英語教育8

ELP Teachersが紹介されていました。入れ替わりもありますが、自分の在学時から長くICUにいらっしゃるベテランの先生も多いですね。

ICU国際基督教大学ELP英語教育7

ELPの教室の様子が再現されていました。ELPは少人数のクラスで行われ、このようにディスカッションの輪を作ることが多くあります。

机椅子が並ぶ教室は、ディスカッションなど対話型授業に適したものであることが分かりますな。

試験会場とは真逆な作りの教室ですが、ここでも入試が行われます。

ICU ELP 英語教育授業

別教室で行われていたELPのモデル講義(後)の様子です。

“An Introduction to Critical Thinking”という内容でモデル講義が行われました。

このタイトルからも分かるように、ICUの英語教育は単に言語としての英語の習得を目指すのではなく、

英語をツールとしてアカデミックな能力を伸ばしていくというものです。

自分自身ELPから学んだことはいろいろあると思うのですが、今でも印象に残っているのは

「物事の多面性を重視しろ、他人の意見・既存の概念を鵜呑みにするな」

「ソースの内容や質を重視しつつ、自分で考え、自分の言葉で表現しろ」

そして「学び続けろ」という事でしょうか。

受験が詰め込みの連続だっただけに、それとは逆に情報を精査することが求められ、また発信を重視する授業は新鮮で、振り返ると中身の濃い2年間でした。

(次回に続きます)