ICU国際基督教大学合格体験記2008 〜音大辞めてきたさんの場合〜




1. お名前、プロフィール


<お名前>


音大辞めてきた


<プロフィール>


神奈川総合高校卒業
音大を半年で中退
その後楽器店勤務のかたわらバイト2つ
予備校・夏期・直前講座


2. 受験形態


一般入試(センター無し)


3.予想得点


一般能力得点 = 8割
人文科学得点 = 7割
社会科学得点 = 7割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 8割


4.併願校


なし


5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)


ピンときました。

ICUに進学した同級生の薦めと、ギリシャ語の先生がいらっしゃること、パイプオルガンがあることも大きいです。


6.ICUに期待するところ


学友と授業の質です。


7.受験対策


a.願書


<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>


内面・教養ともに豊かで、社会に貢献できる人間になるためです。そのため貴校の教育理念、国際性、カリキュラムの柔軟性に強く惹かれました。私は高校や音楽大学での学び、楽器店での勤務、および諸外国の演奏者との共演を通し、広い視点で音楽を学ことの意義深さと楽しみを知りました。加えて今までの学びで、音楽はリベラル・アーツの起源であることを知り、是非貴校で学びたいと考えるようになりました。ICUの校風の中で教養と語学力を磨き、様々な人との関わりを通して主体的・多角的に学ぶことで、音楽以外に関わる際にも役立つ力を得られるものと期待しています。


<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>


音楽・人類学のダブルメジャーを希望します。音楽・宗教・社会・言語等を通し、人間として生きることについて深く考察するためです。私は民族音楽への関心をきっかけに、15歳から現代ギリシャ語を学んでおり、ギリシャ人の方と交流する機会にも恵まれました。しかしそこで、「日本の伝統音楽について聞かせてほしい」「なぜ日本人は無宗教でいられるのか」といった問いの答えに窮してしまい、非常に恥ずかしく、また申し訳ない思いをしました。あの悔しさと生来の知的好奇心を忘れず、社会に貢献しうる理解力・表現力・思考力・語学力を養いたいと思います。


<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>


絶対音感があり、ジャズを通しての国際交流経験が豊富です。2007年には北海道グルーブキャンプにて、バークリー音楽院のセミナーを受講し、「外国語で学ぶ」新鮮さや、「コミュニケーションツールとしての音楽」を体感しました。また、民族楽器奏者とのセッションや、11歳から始めたDTMによる作曲も楽しんでいます。


b. 一般能力考査


■苦手分野の訓練
よく言われるように苦手分野=伸びる分野です。私は数学がものすごく苦手で、高校の数学の試験は毎回ほぼ最下位、夏の模試では数学分野は20%に満たない得点率、ルートも小数・分数の計算もできませんでした。
が、12月に勉強合宿で理系の先輩に教わり、その後直前講座で予備校の先生に鍛えて頂いて、予備校でもらった問題をひたすら解いて、全体の得点率を一気に3割上げました。
数学が苦手な方も嫌いな方も、少なくとも数列だけはやっておいたほうがいいと思います。

■予備校
一般に関しては情報戦な部分もある気がして、とにかく範囲が広く勉強法がわからなかったので、出題傾向や一部の過去問をつかんでいる予備校に頼りました。的中、またはほぼ同じ形式の問題が、模試や教材からたくさん出ていました。
このBUCHOさんのサイトなども利用しました。順位もでるのでやる気がでました。

■模試など
回数:模試3回、赤本、予備校での実践問題形式の教材2回
点数:最高78%、最低51%、直前期平均8割
8月−2月にかけて解きました。本当に年末年始で数学をやってから突然伸びました。


c. 人文科学考査


■読書と、内容・感想の記録
元々趣味でやっていたので対策になったかどうかはわかりません。ジャンルにも読書量にもこだわりませんでした。読書記録は流し読み防止のためにつけ始めました。「○週間に○冊読んだ」などと量ばかりで満足して、中身を覚えていないのに気づいたからです。

■模試、過去問
回数:模試3回、過去問4回(’06/’05/’04/’02)
点数:最高82%、最低60%、直前期平均7割前後
8月−2月にかけて解きましたが、点数はほぼ伸びませんでした。


d. 社会科学考査


■近代史、近代思想、政治、経済の知識整理
SPI用の本と映像の20世紀で勉強しました。自分の場合は話をすると覚えるので、各分野に詳しい人に説明してもらったりもしました。過去問を見てなんとなく「内村鑑三ら日本人キリスト思想家、宗教改革に関わった人物、マルサス、サイード」あたりが好きなのかなぁ、と思ったので、人物についても本やインターネットで調べました。

■模試、過去問
回数:模試3回、過去問4回(’06/’05/’04/’02)
点数:最高82%、最低62%、直前期平均7割前後
12月−2月にかけて解き、点数は1月に落ち込みましたが、ノートを作ったら上がりました。


e. 英語学習能力考査


<リスニング>

■音読、シャドーイング
ALL IN ONEの419例文をひたすら口に出して(お風呂でも、化粧中でも、抗いきれずにドラクエやってても)覚えました。公式サイトで配っている進度表に従いました。この教材は音声の速度が2種類あるので便利ですし、単語・文法も1ページにまとまっていて楽です。12月上旬で復習まで完璧に仕上げ、速読英単語上級編の音読に進みました。
最初は同居している人に恥ずかしいかもしれませんが、CDに合わせて読んでいるとそんなに恥ずかしくないですし、耳も口も同時に鍛えられます。これは先輩が言っていましたが、限界ギリギリ早口に読み続けるといつの間にか意味もとれ読む早さも上がるそうです。

■洋楽、映画のディクテーション
落ち込んでいるときやる気を起こすためでした。最初はさっぱり分かりませんができてくるとすごく嬉しいです。会話表現を覚え、単語もイメージで入ってくるのでわりと役にたったと思います。

■模試、過去問
回数:模試2回、過去問3回(’06/’04/’05)
点数:最高85%、最低46%、直前期平均7割前後
8月−1月。夏にPart3で0点をとり大いに凹み、みんな5割くらいなんだしリスニングは捨てようかなあと思いました。が、1月あたりからぼろぼろ解け始め、洋楽も映画も意味をとれるようになり、特に問題文に先に目を通せるようになってからは7割後半確実になりました。リスニングは慣れと反復だと思います。



<リーディング>

■音読、シャドーイング
リスニング対策と同じようにひたすら音読です。ただリーディングはちょっとリスニングと質の違う文章が出るので、予備校の教材で解けなかった問題を音読するようにしました。音読は戻り読み防止になるので、いつの間にか英語の語順で意味をとることに慣れてきます。

■洋書
英訳みだれ髪、対訳オー・ヘンリー短編集、対訳春琴抄、対訳ギリシャ神話、アンネの日記映画台本
……まで読んで思いましたが文学的な文章もちょっと質が違うのであまり対策にならない気がします。強いて言えば英語を読むときの肩の力が抜けてきますが、特にオー・ヘンリーは擬人やら倒置やら訛りやら非常に読みづらかったです。やはり過去問の文章を繰り返し読むのが一番だと思いました。

■英作文
あえて覚えたての単語を使い、過去問を要約します。ちょっとしんどいですが、読解力と単語力を同時に鍛え、文法苦手事項もわかってくる方法です。

■模試、過去問
回数:模試3回、過去問9回(’06/’04/’05/’03/’02/’96/’01/’00/’97)
点数:最高85%、最低46%、直前期平均8割前後
8月−2月。一時期一般能力対策にはまって、過去問の英文を何日か読まずに過ごしましたが一気に読めなくなっていました。「毎日」「繰り返し」がカギだと思います。


f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)


■つくえがせまい
本番机イスで受けることもある、とこちらのBUCHOさんのサイトで知ったので、予備校であえて机イスで講義を受けました。本番は小銭入れにチェーンをつけたものを首から提げて、そこに筆記具と目薬を入れていました(が、厳しい試験官だと注意されるかもしれませんね)。

■マークシートに慣れる
貧乏くさいですが予備校などでもらったマークシートを消しゴムで消して何度も利用していました。マークミスがなくなりますし時間も短縮できますし、あぁ本番はとっきんとっきんに削った鉛筆じゃなくてちょっと丸めたやつのほうがいいんだな的なこともわかってきます。

■自分の位置を把握する
オンレクなり高校なりオープンキャンパスなりでICUを受ける知り合いを作りましょう。順位と偏差値が出るICU専門の模試は資金と交通費が許す限りできるだけ受けましょう。刺激になりますし、競争心もかき立てられますし、助け合えます。
また、私の場合はカードを1枚つくって、そこに日付・解いた問題・点数を記録し、7割越えたらスタンプを押す、みたいなことをしていました。達成感が味わえますし、回数の面からも点数の面からも自分の勉強不足な分野がわかります。

■自分の苦手を把握する
一時期「机に向かっているだけで安心する」「とりあえず時間があればなんとなく教材を眺めている」時期がありましたが、東大に行った先輩の勉強法を聞いて、「いまはなんの勉強をしているのか」「明日は、1週間後は、1ヶ月後は何をするのか」を常に考えるようにしました。そうしないと漠然とした不安にとりつかれたり、漠然と勉強して漠然と満足したりして、効率的な勉強ができません。


8. 最後に一言


問題と向き合い、自分と向き合うことだと思います。彼を知り己を知らば……ってやつです。
頑張らなくてもいいので、楽しんでください。焦らなくてもいいので、急いでください。

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