オンレクセクメ座談会

ICUのELPは20数名のセクションごとに授業が行われますが、09年度入学のプログラムCの1セクションに、オンレクを受講した方が3人もいたということから、春学期終了後の7月上旬にセクメ(セクションメイト)3人にお集まりいただき、武蔵境にてオンレクセクメ座談会を開催いたしました。以下はその時の様子をまとめたものです。

soleilさん(以下IDはいずれもオンレク使用のもの)

(ICU入試はできはいかがでしたか?)

私自身も驚いたのですが、実はICU入学後に入学試験の順位が9位だったとアドバイザーの先生に教えていただきました。

(それはすごいですね。それほど上位ですと奨学金などは支給されるのですか?)

今年は授業料の1/3免除になります。その他にICU Peace Bell 奨学金という400万円の奨学金があったのですが、それは受験時に申し込まなくてはならず、さらに経済的な要因なども考慮されるようで、私は該当していません。

(授業料一部免除でオンレクの受講料の元は取ったと)

結果的にはそうなりますね(笑)。実はオンレクの受講料は一応自分で払っていたんです。といっても親からもらったお金を貯めていたものですが。

(オンレクの受講に際して、オンラインで勉強することなどの抵抗はありませんでしたか?)

実はありました。特に親が心配していて「申し込んだのにサイトに繋がらなかったりしたらどうするの?」という風に心配されました。

(それはどのように説得されましたか?)

まず一応自分のお金であったこと、それにICU対策で他の選択肢があまりなかったことです。

(ICU対策の予備校などは考えませんでしたか?)

私の住んでいる地域にはそういった予備校はなくて、予備校や塾自体全く通っていません。また自分はかなり学校に真面目に通うタイプだったので、受験前に「もう来なくてもよい」と言われる時期でも学校に行っていたほどです(笑)。なので学校に通い続けることを考えるとオンラインでの学習は適していました。結果的に学校の授業を熱心に受けたことがICU入試ではとても役に立ちました。

(高校の成績はよかったのですね?)

評定平均は4.2〜4.3程度だったと記憶しています。

(オンレク自体はどこで使用されたのですか?)

家のパソコンでやっていました。

(オンレクはかなり資料が多いですが、プリントアウト等はどうされていましたか?)

基本的に家のプリンターで印刷していました。インクがしょっちゅうなくなっていた記憶があります。しかし後半は慣れてきたこともあり、分からない箇所だけ解説をプリントアウトするようにしていました。

(ICU以外にはどの大学を受験されたのですか?)

ICU以外の大学は受験していなくて、出願もしませんでした。

(全くの単願ですね。どうして他大学を併願しなかったのですか?)

受験勉強、特に暗記で伴うよう詰め込む勉強を全然してこなかったので、まず今年はICUをと考え、不合格であったら浪人してもしょうがないと思っていました。それに将来の方向性がそれほど定まっていなかったので、もし他の大学に受かってもICU程の柔軟性がなく、結局は無駄になるのではないかと思い、ある意味で覚悟を決めていました。

(ご両親は心配されませんでしたか?)

当然心配すると思って、「ICUだけを受験する」と言ったのではなく、家族の結論として今年はICU受験に集中するという感じに持っていきました。

(しかし専願だと不安かつリスクがありますよね?)

確かにそうで、全ての受験生に勧められるものではありません。ただし私の場合はICU単願という方針やオンレクの申し込みが直前になったこと、センターの勉強等もしていなかったことなどもあり、慌てて受験勉強のための勉強をするよりは、学校の勉強をしっかりやり、過去問を徹底的に演習するなど、自分が進学したいICUに専願して対策をした方がよいと判断しました。

(どれくらい過去問をやったのですか?)

オンレクの申し込みも遅くなったのですが、直前期はかなりやりこんで、1日に1カ年分のペースでやり続けました。

(かなりのペースですね)

ICUの過去問は昔のものほど難しいので、最初のうちは大変でしたが、おかげで実際の入試でも全く疲れは感じませんでした。

(ICUでは理系の専攻をされる予定とのことですが、理系であったのにICU入試で自然科学ではなく、社会科学を選択したのはなぜですか?)

自然科学は社会科学と比較すると問題数が少なく、場合によっては全問正解か不正解かのようなイメージがあったので、安定感がありそうな社会科学を選択しました。ただ今年の試験では論文と設問との関連がほとんどなく、論文の内容から分かった問題は数問というものでした。今でも試験の話をすると必ずこの社会科学の話題が出てくるほどで、試験終了後には会場のあちこちから「何だこの問題は?」といった悲鳴やブーイング的なものが聞こえてきました。


naoさん

(入試の出来映えはいかがでしたか?)

私の場合は人文科学に不安があったのですが、結果的には無事に合格できました。実は入学式で人権宣言の宣誓をするという大役を仰せつかってしまいまして、むしろ入試後に緊張したりもしていました。

(ということは入試成績で最上位だったということですね?)

必ずしもそうではないかも知れませんが、入学式の打ち合わせのようなものが事前にありまして、その際にそこに呼ばれている人はよい成績であったと担当の先生がおっしゃっていました。偶然と言えば偶然なのですが、ICU高校の入学式でも人権宣言の宣誓をする役をやったことがあります。なので人権宣言は同じものを2回読んでいるです(笑)。

(それはすごいですね。プロフィールを拝見すると、ICU高校を卒業された後に、国立大学に進学され、さらにトランスファーでICUに入学されたのですね)

そうですね、ICU高校ではICUに進学する学生がやはり多く、そのような環境に身を置くと事には疑問を感じ、国立大学(H)に進学しました。様々な理由があってICU編入を決めたのですが、国立大学には2年間通いました。

(なるほど、それは上位で合格となっても不思議はないですね。ICUの入試通過に関しては盤石過ぎるキャリアで、オンレクなどの対策は必要なかったのではないですか?)

いえ、今年の編入の入試は特に厳しい結果で、自分の受けていた教室(編入・自然科学)では自分だけしか合格しておらず、驚きました。対策はしておいてよかったと思います。

(確かに今年度の入試は全般的に難しかったのですが、トランスファー生の自然科学受験の合格は1名だけと特に厳しかったですね。トランスファーの合格には在籍している大学での勉強の両立やICUの受け入れ定員など、読みにくい点がありそうです。前大学で文系の学部にいらっしゃったのに、入試で自然科学(数学・化学)を選択されたのはどうしてでしょうか?)

数学はもともと好きで、文系ということに関係なく得意としていました。一方で化学はかなり受験としての知識は抜けていたので、勉強しなおしました。

(具体的にはどのような勉強をされましたか?)

化学の試験勉強に関してはほぼ0からのスタートで、きっちり対策をしました。過去の傾向から化学Iがあれば十分であると分かっていたので、基本的にはIの範囲をやりました。ICUの化学の問題では、発展的な出題などはきちんと本文中に説明があるので、やはりIだけで十分だと思います。

(前の大学の勉強が役に立ったというものはありますか?)

リベラルアーツ学習適性は様々な分野から出題されるので、ここでは大学で学んだ学問の知識が役に立ったと言えるかも知れません。また大学で論文などを読んでいたことから、日本語の長文への抵抗もなくなったとは言えます。

(3人のセクメがお互いにオンレク受講生だったというのはどうしてわかったのですか?)

car-rewさんが私の合格体験記を読んで私だと分かったそうで、セクションでオンレクの話をしていたらsoleilさんも「私もやっていた」という具合に、20数名のクラスに3人もオンレクで合格したセクメがいたことがわかったんです。本人遅刻してますけど。

car-rewさん

すみません、私が集合時間決めたのに1時間半寝過ごしました。

(何をなさっていたのですか?)

TSUTAYAのバイトの後、シンドラーのリストのDVDを観ていました。シンドラーのリストはすごく長いと聞いていたのですが、意外に早く終わったと思ったら、なぜかDVDのDisc 2から観ていました。結局4時に寝て今まで寝ていました。

(オンレクはどうやって知ったのですか?)

昨年夏にオープンキャンパスに参加した際に、最後にICU生から個別のアドバイスをもらう機会があったのですが、その方がたまたまオンレクの元受講生で、「BUCHOさんのオンラインレクチャーがよかった」という話を伺いました。その方と同じお名前だったこともきっかけでした。

(確かに去年同じお名前の合格者がいらっしゃいましたね(注:後日調べると08年オンレク合格者に2人同じ名前の方がいらっしゃいました)。高校は東北の英語重視校ですね?)

はい、SELHi(セルハイ)という文科省の英語重視校のプロジェクトに指定されているカトリック系の高校でした。セルハイはSuper English Language High Schoolの略だったと思います。微妙な名前なのですが。

(併願校には慶応SFCなど、英国型の受験校が多いですね)

はい、高校の2年次に交換留学にも行って、英語だけは得意だったのですが、その他の教科があまり得意ではなくて、担任の先生などにはICUの一般は無理だと言われていました。ICUの結果が先に出たので、SFCなど他の大学は受験しておらずICU専願のような形になりました。

(AO入試も受験されたのですね?)

なぜか根拠もなく自信があって、一時の書類選考で不合格だった時はショックでした。AOで不合格になった後、オンレクを始めた形になります。

(塾や予備校にはいかなかったのですね)

いっていません。おかげでセンターを受けた際に世界史が4割とかでした。大学受験は結果的にICUだけだったので、学校の勉強とオンレクを中心に学習しました。

(やはり学校の授業はきちんと受けた方がよいようですね)

特に今年に関しては現社の授業が社会科学でとても役に立ちました。

*以下発言者不詳で座談会で出た話題

(内申書はICU入試で関係があるか)

ICUは他の大学と比較すると内申書を重視しているように思える。高校の先生にICUはある程度内申書を見るという話を聞いた。ただしどの程度重視するかは分からない。願書に志望動機や高校での活動、関心を書く欄があるということからも、内申書や高校での活動は単に参考程度にするという以上の意味を持つ可能性はある。

(英語はやはり大切か)

英語はしっかりやった方がよい。特に他の教科ができるのに、英語ができていないというのはもったいない。もちろん英語だけではだめだが、英語ができるといことは入試問題を解く上で、また受験勉強を進めていく上で自信になる。

特に苦手な場合は、入学後も1年次は相当なコマ数がELPに割かれるので、それだけ英語をやる学校に入るという覚悟を持ち、しっかりやっておくべき。

(その他アドバイス)

近代史、思想史はさらりとやった方がよい。どのような思想、概念があるかどうか知っているだけでも、特に人文・社会科学において論文の理解度がかなり変わってくる。ただしこの場合一字一句覚えるような暗記が求められるのではなく、流れを掴むことが大切。新書を読む程度でも十分。高校の一般常識的な部分を学習した方がよい。

要約の学習は役には立つが、理解できなかった内容を要約してもしょうがないので、論文を読んでよく分からなかったという場合は、設問等の答えや解説を一通り、理解した後、要約に取りかかった方がよい。分からない文章を無理に要約する必要はない。

英語のリスニングのマークシートの書き込みをリーディングの時間に行うという技は今年も特に問題なくできた。他の受験生が試験官に確認していて、問題ないと言われていた。もちろんその記入時間の分はリーディングの解答時間が減ってしまう。

(BUCHO的感想)

皆様上位で合格されていたのでびっくり。 トランスファーのnaoさんに関しては、入学後のICUのしきたりにより、最上位もしくはそれに準ずる成績での合格であることが分かるが、放っておいてもボーダー上くらいには合格したような気がしないでもなく、オンレクで「不合格の要素がなくなった」というくらいのノリだろうか。まさに鬼に金棒。

soleilさん、car-rewさんはいずれもICU単願もしくは実質単願で、他の予備校にも行っておらず、普段の学校の勉強を重視しているタイプだった。それぞれAOに出願できるレベルの評定平均で、元々の英語成績がよく、オンレクがうまくはまったケースと言えるだろうか。併願対策をしていないのはICU入試前日に風邪を引いたら人生変わっちゃうもんね的な要素は感じないでもないが、ICU進学にターゲットを絞って取り組み、ICU入試を意識して専門的対策及び、普段の高校の授業をきちんとこなし、さらに英語の成績がよかったことが上位合格に繋がったようだ。

ICU入試に限らず、自分の進学先と将来の方向性を見定め、それに向けて取り組んでいる人は強いなと思った。またICU入試の特殊性から、ポテンシャルのある受験生が専門的に取り組んだ際ののびしろはかなり大きいのだなとも感じだ。

またTOEFLで割り振られるELPのクラスでも上位であり、3人とも英語の成績がよく、単に入試の成績以上に、勉強を続ける上で、また、英語の試験が最後にあるという入試の特性上も有利であるという感触を持った。一方でオンレクの合格者には英語がそれほど得意としていなかった受講生もおり、そのような受講生のインタビューもしてみたいと思った。




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