ICU国際基督教大学合格体験記2013 〜TENZANさんの場合〜




1. お名前、プロフィール


<お名前>


TENZAN


<プロフィール>


出身:”仏教系”中高一貫校

予備校:某Y学院


2. 受験形態


一般入試(センター無し)


3.予想得点


リベラル得点 = リベラル:4〜5割
人文科学得点 = 人文科学:7〜8割
社会科学OR自然科学得点 = 社会科学:4〜5割
英語リスニング得点 = リスニング:8〜9割
英語リーディング得点 = リーディング:8〜9割

(センター得点参考)

英語:200

リスニング:48

国語(現代文のみ):77


4.併願校


早稲田大学 国際教養学部 国際教養学科

中央大学 総合政策学部 政策科学科

獨協大学 外国語学部 英語学科


5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)


高校1年生の時に参加した語学留学で、英語がただ話せるだけでは意味がないと痛感しました。

幾ら自分が知っている難しそうな表現を使ってみても、相手は別に「?」みたいな感じで、「あ、そうか、英語を勉強しているけど、それが話されている国に行ったらそれは単なる言葉に過ぎないんだ」と思ったのが、ある意味カルチャーショックでした。

それからは「使うための」英語を習得しようと考え始め、出会ったのがICUでした。

学園祭とオープンキャンパスには1回ずつ足を運び、学生さん達のエネルギッシュさとコミュニケーション能力の高さに驚愕、自分とは住んでいる次元が違う…とある意味絶望したのを覚えています。


6.ICUに期待するところ


やはり英語教育です。ELAは相当忙しく、かつ厳しいという噂を聞いているのですが、目一杯取り組んで英語を使いこなせるようになりたいです。

あと”アツく”なれるものを探す、だと思います。今まで一つの事柄に熱中した!という経験に乏しいので、是非とも大学では一生の友となれるような生きがいを掴めたらと感じています。


7.受験対策


a.願書


<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>


1. リベラルアーツ教育
  学問を横断的に学ぶ中で幅広い知識のみならず、今後自分の将来を切り拓く上で必要な多角的な視点や批判的思考を養いたい。
 
2.英語教育
  英語を「ツール」として用いるためのカリキュラムの充実性に魅力を感じた。ELAでの厳しい授業を乗り越え、英語というツールを獲得し多くの人々と交流して人間性を高めていきたい。
 
3.キャンパスの雰囲気
  国籍に関係なく交流する学生さんの姿を見て自由な空気を感じ、憧れを抱いた。
  


<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>


軸として学びたいのは教育学である。現存する日本の教育制度やその内容に常々疑問を感じてきた。日本で十二年間教育を受ける中で、知識の暗記に重点が置かれ、創造性を養う機会が圧倒的に乏しいと感じてきた。そこでICUでは、政治学や公共政策学を学んで実行可能な教育の制度を、そして教育心理学を学ぶ中で効果的な指導方法を探っていきたい。


<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

高校での二年間、放送部で活動する中で、如何に自分が世界を表面的にしか見ていないかと痛感すると同時に、自分の知らない世界に飛び込む楽しさも知った。この経験から世界各地の複雑な問題を取り扱ったドキュメンタリー番組を視聴することを楽しんでいる。

(少々無理矢理だったけれど部活での経験と好きなことを何とか結びつけました汗)


b. リベラルアーツ学習適性


対策としてオンレクで「*印」のついている(実際に出題された)問題で、間違った問題は解説を読んで理解し、暗記するよう心掛けました。リベラルは数多く問題にあたる中で傾向やパターンは掴めてくると思います。確かに一般教養や発想の転換などが求められるので非常に対策はしづらいのですが、オンレクで過去問を解いて、実際に出題された問題を暗記するので十分だと思います。(一般常識の本も購入しましたが、使用するには至りませんでした)逆に言えば、暗記次第で最後の最後まで伸ばせる科目かもしれません。自分は試験前日の夜寝る前まで、パターンを覚えるのに徹しました。炎色反応など、鉄板ネタは覚えていて損は無いです!


c. 人文科学


最初は全く解けませんでした。何が何だかさっぱり分からず、ずっと手を付けなかった時期もあります。その苦手意識の克服に役立ったのは2冊の現代文参考書でした。「現代文読解力の開発講座」と「ゴロゴ板野の現代文解法565パターン集」です。前者では、文章を読むうえでの心構え、現代文は何を目的にしているのか、など文章を読む上で前提となる考え方を身に付けるのに役立ちます。後者では具体的な戦法、つまり注目すべき接続詞や線を引くべき所など、得点に繋がる方法論を教えてくれます。無論これらは現代文対策の参考書であり、論文を読む対策をする本ではありませんが、「文章を読む」という点においては、人文科学のみならず社会科学でも役立つと思います。


d. 社会科学


これは人文科学にも共通して言えることなのですが、何より論文に興味を持つことが重要だと思います。ICUで出題される論文は、毎年楽しみにしている人がいるくらい知的好奇心がくすぐられるものだ、と聞いたことがあります。確かに文章量は膨大で絶望しかけることもありました。でも対策に行き詰った時に「内容を楽しむ」事を念頭に置くことで手がかりが見えた気がします。自分が18年間生きてきて当たり前だと思っていた事柄に焦点を当てて、興味深い視点から論じた文章などもあり、大変興味深いものです。ある意味「楽しめたもの勝ち」かもしれません。


e. 英語(リスニングを含む)


<リスニング>

肝要なのは瞬発力と諦め、流れてくる音声に反応する能力だと思います。英語を英語のままで理解することが出来ればパート1での満点は夢ではないです。諦めについては、(これはリスニング全般に言える事ですが)分からなかったからといって躊躇していると置いていかれます。しかも放送は1回きりです。解けないと思ったらパッと次の設問に移りましょう。私は対策にポッドキャストやYoutubeを利用しました。ABC NewsとCNN Radio News Dayはほぼ毎日更新されているのでお薦めです。時事的な情報収集もできて大変興味深いです。


<リーディング>

ICUに向けた特別な対策はせず、過去問演習に終始しました。パート1の設問形式はTOEFLに近い気がしますが、文章の難易度自体はそれほど難しくないと思います。またパート2ではコロケーション(連結語句)に親しみが深いと有利です。この名詞とこの形容詞はセットで使われることが多い、など数多くの文章を読む中で培われていく力だとは思います。なのでパート2は英文を読んだ経験勝負、でしょうか。


f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)


お馴染みタブレット型机は2種類あるようで、私は机が大きい新型に当たりました。私は当日座布団とひざ掛けを持参し、許可を頂いたので使用しました。特に座布団はお勧めです。試験は丸一日に及ぶので腰(というかお尻)が痛くなるのは必至。これを避けるためにも、そして安心感を得るためにも座布団は是非使用することを推奨します(ふわっとして落ち着きます)。そして狭い机のお蔭で鉛筆を落とす人が続出していました。どうせマークなので鉛筆は3本位で十分だと思います。滑り止めも兼ねて鉛筆は輪ゴムでまとめていました。
また、ICUでは試験での点数のみならず、志願書や調査書も若干合否に影響が出るそうです。私立文系型だと3科目だけ勉強すれば済む、と思いがちですが、ICUでは全く異なり、幅広い知識が問われます(リベラルなど)。使わないからといって使わない教科を捨てていると、評定の面でも試験の面でも不利になると思われます。


8. 最後に一言


オンレクを受講して良かった、というのが率直な感想です。非常に使いやすかったですし、学習法やICU入学後の生活などをまとめた読み物もとても参考になりました。偏差値や順位が表示されるのもモチベーションを上げるのに役立ちました。後輩にもオンレクを勧めようと思います。

 

自分は3年の2学期から精神的に参ってしまい、勉強はほとんど手に付きませんでした(10月から12月まで、ダウンしていてほぼ勉強していません。予備校もオンレクも出来ませんでした)。大学進学をやめて就職しようかと思った事も何度もあります。それでも今の自分にとっては何か目標を持ってそれに突き進むことが必要だと思い、年末から再び勉強を始めました。正直本当に辛かった。高1〜2まではほぼ皆勤だった自分が、3年の2学期に入ってから遅刻と欠席を繰り返すようになったのです。ですが周囲の人の助けもあって、何とかここまで来ることが出来ました。要は、諦めない、という事です。人間諦めたらそこで試合終了です。ICUで社会科学の試験時間中にも、荷物をまとめて今すぐ帰りたいと何度も思いました。それでも自分でコントロールして最後まで受け続けた。こうなったら最後は精神力です。学力は勿論ですが、タフな精神力、これも入試には必要な力だと思います。こんな偉そうなことを書いて恐縮です…。でもこんな自分でも合格できたので、是非頑張ってください。

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