ICU国際基督教大学合格体験記2014 〜彩文土器さんの場合〜

1. お名前、プロフィール

<お名前>

彩文土器

<プロフィール>

田舎の自称進学校
予備校なし
合唱部

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル…4-5割
人文科学…8-9割
社会自然…6-8割
英語リスニング…3-4割
英語リーディング…8-9割

4.併願校

N/A

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学校の行事の大学見学で行ったことがあり、かねてより名前は知っていました。
高3になってから、暗記学習の意味が分からず、「大学なんか!!!」と思っていた時、ふとしたきっかけからICUの過去問を目にし、
「あれ?これなら、暗記抜きでいけるのでは?」 と考え、手遅れ(12月下旬)と知りつつ浪人覚悟で受験することに。

6.ICUに期待するところ

「忙しい」ようだが、「何をして」忙しいかは選択の自由がありそうなのでそこに期待。
○○学部で入ったから○○しかできない、的な官僚主義がないのはICUと東大くらいです。

また、パンフレットによると「生きる意味とは何か、といった根源的な問い」にも応えてくれるらしいので、(哲学史を覚えるのではなく)哲学をするなら本当にここしかないと思って。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私は高校生活の中で、「就職」や「学歴」といった目先の「ニンジン」のために、意味のない詰め込み教育の道を走り続ける同級生の姿に疑問を抱き、周囲からの反発を受けながらも勉強することの意味を「考えて」いました。
結局その答えはまだ出ていないのですが、高3の今、私に見るべき長所があるとすれば、それは「思考量」しかありません。
そんなとき貴学の入試問題を拝見して、「ここなら私のやり方で合格でき、入学してからも『考え』させてもらえる」と考え、出願させていただきました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

ICUでは起業に役立つ実際的な知識を身に着けるとともに、自分が生きていくために必要な哲学を確立したいと思っております。
将来は社会起業家として、哲学的理念に基づき、人々の幸福のために事業を行う会社を立ち上げます。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

サイクリングが好きで、暇さえあればペダルを回しています。地図上の町へ自転車で行ってみるといろいろな発見や出会いがあり、様々な刺激を受けることが出来ます。
b. リベラルアーツ学習適性

公務員試験の問題集を一応やりましたが、効果は限定的でした。こればかりは専門予備校にかようしかないと思います。

c. 人文科学

哲学的な内容が出ることが多いので、倫理の勉強だけは欠かさないようにしました。 あとは読書量。得点源です。

d. 社会科学

文章を読みながら、
「ああ、ここでこう言っているのはさっきのこういう主張と対置させているんだな」
「なるほど、つまり(たくさんの傍論や例証を総合すると)本質的にはこういうことをいっているのか」
というふうに…なんでしょう、ひとつひとつの主張や引用を、オブジェクト化して頭の中で整理できれば、すらすらっと解けるようになると思います。訓練あるのみです。

受験当日は調子が出ず、「解けたと思うのだけど自分が何考えていたか分からない」という感想でしたが、結果的に合格したので取れていたのだと思われます。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

自分は大コケしたのでなんともいえないですが、、、
TOEFLと類似しているのは本当です。一瞬で問題文に目を通す超能力が必要です。
<リーディング>

『合格英単語600』『合格英熟語300』をやり、教科書を毎日音読しました。
これしかやらなかったので合格したのが不思議でしたが、今年の読解はちょっと簡単で他の受験生と差がつかなかったのだと思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

中学時代にICU見学に行ったとき、同級生の女の子が「将来ICUに行きたいと思っているのですが、どういう勉強をすればいいですか」と教授に尋ねていました。
教授の答えは、「受験勉強をするのはまだ早い(中3)けど、読書の習慣は付けておくべきだと思うよ。どうせ入ってからも死ぬほど読むんだから(笑)」だったと思います。
僕はたまたま生活上の疑問が絶えなかったので、教育学やら心理学の本を仕方なく読んでいました。それが人文と社会に効いたんだと思います。

正直、現役で受かるとは思っていませんでした。たまに「ICU行きたいのですが、どうせ現役では受からないので出願しませんでした」なんて話を聞くのですが、大変もったいないと思います。
暗記量と得点が完全に比例する他の私立大学ならともかく、ICUに関しては本当に何が起こるか分かりません。

8. 最後に一言

ランダム5濃厚の自分が言うのもなんですけど、諦める前に、これから死ぬまでの約半世紀の間、自分が夢見ていた職業をやっている人を嫉み、羨みながら、何も出来ないまま労働の波に呑まれ、無為に死んでいく自分の姿を想像してみてください。
その上で、今何をするか。 僕はそれこそが「人生」だと思っています。

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