2019年度一般入試合格体験記募集のお知らせ

BUCHO.NETでは皆様のICU合格体験記を募集いたしております。
ぜひ後続のICU受験生のために、皆様の合格体験記をお送り下さいませ。
体験記をお寄せ下さった皆様には、Amazonギフト券や、
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『BUCHOのICU入学対策』を差し上げております。

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ICU学生新聞入試特別号 2019年度ICU一般入試受験者数及び傾向と対策

ICU学生新聞入試特別号 2019年度ICU一般入試受験者数及び傾向と対策

ICU学生新聞The Weekly GIANTS 2019年度入試特別号掲載記事(2019年2月1日発行号)

BUCHO.NETが執筆し、ICU学生新聞の入試特別号に掲載された、
2019年度の入試の志願者数の分析および入試対策法に関する記事です。

2019年度ICU一般入試志願者数及び傾向と対策

2019年度のICUの一般入試(A方式)志願者数は、1,254人(2019年1月26日時点)で、昨年度の志願者数1,451人から減少した。志願者数が減った背景には、私立大学定員厳格化により、受験生の安全志向が高まっている事と、一般入試以外の入試制度が積極的に活用されているという要因が考えられる。大手予備校の河合塾が2019年1月に公表した、進路担当の高校教員を対象としたアンケート調査では、大学受験生が難関校を受験する志向は弱まり、AO等を利用する志向が高まっているという調査結果が出ている。一例として、ICUと出願期間の近い慶應義塾大学も、2019年度は一般入試の志願者数が減少している(1月25日時点)。また、ICUでも、A方式以外の多くの方式では受験者数が増加している。更に、2019年度大学入試センター試験の受験者は576,830人で、前年度から5,841人減少し、特に地方の受験生の減少が顕著であった。このような状況下で、主要私立大学は一般入試の受験者数を増やすため、学部統一試験を導入するなど、一般入試の受験方式を増やすと同時に、複数日程での受験に対応している。例えば、2018年度に累計で約12万人の志願者を集めた明治大学の実志願者数は約6万1千人で、そのほとんどが、2方式以上の入試を学内で併願している(週刊朝日 2018年5月4日-11日号)。ICUは創立以来、単一学部制を取っており、現状では単一日程でしか一般入試を受験できない。他の私立大学を参考に、一般入試を複数の日程で受験可能な方式にするなど、柔軟な対応が迫られている。

<志願者数>

・ICU一般入試A方式の志願者数

・入試方式別の志願者数

<科目別の傾向と対策>

1. 英語 リーディングの出題文字数が増加

・英語リーディングの単語数(words)*

*単語数は問題文(本文)の単語数の合計で、設問や選択肢の単語数は含まない(以下他の教科も同じ)

・英語リーディングの問題数

英語リーディングは近年難度が高まっている科目である。出題される長文の文字数が非常に増えており、2018年度の英語リーディングでは合計で2,850 wordsを超える英文が出題された。昨年度から約250 words、一昨年度からは約1,250 wordsも文字数が増えている。2019年度のセンター試験の英語長文パート(第4,5,6問)の合計文字数が約1,750 wordsであることを考えると、ICUの英語リーディングでは、相当な速読力が求められる。

・英語リスニングの単語数(words)と放送時間

*放送時間には試験の指示や解答のための時間が含まれる

ICU入試では、英語リスニングも難度が高い科目である。2018年度の英語リスニングの単語数は全体で約2,680 wordsで、放送時間は約30分であった。英語リーディングに匹敵する分量の英文を聞き取る必要があるため、リスニングの演習は十分に行って試験に臨みたい。2019年度のセンター試験の英語リスニングの単語数は合計で約1,420 words、放送時間は約29分であったことを考えると、非常に長い英文を聞き、理解する能力が求めれている。また、センター試験の英語リスニングでは英文が2回読み上げられるのに対し、ICUの英語リスニングでは英文が1度しか読み上げられない。よって、聞き逃した英文は二度と聞くことができない。たとえ聞き逃した箇所があってもこだわらず、次の問題に進むことが重要である。

2. 総合教養(ATLAS 出題範囲の広い総合科目

・総合教養の各Partの論文の文字数と放送時間

総合教養(ATLAS)は4つのPartに分かれており、Part Iでは放送講義に直結した問題、Part IIからIVはそれぞれ講義に関連した人文科学、社会科学、自然科学の論文を読んで答える問題が出題される。試験前に配布される問題冊子はシールで閉じられており、講義の放送終了までは問題冊子の内容を見るはできないが、別途メモ用の冊子が配られるのでメモを取ることは可能である。講義は一度しか放送されないので、問題を解く際に講義の内容を思い出せるよう、メモを取る必要がある。試験時間は80分であるが、講義の放送時間は約15分なので、実質的な解答時間は約65分である。2018年度の出題では過去の問題と比較すると、若干論文の文字数が減少した。それでも人文・社会科学に匹敵するほどの文字数の論文が出題されているので、時間配分には十分に注意したい。また、総合教養は出題範囲が人文、社会、自然科学と広範囲に及ぶので、全ての問題に正解するのは困難である。文系であれば人文科学や社会科学、理系であれば自然科学のパートを重点的に解くなど、自分の専攻範囲に合わせて、取捨選択を意識することが重要である。

3A.人文・社会科学??問題数を確認

・人文・社会科学の論文の文字数と問題数

人文・社会科学の出題では、論文が約10,000文字、問題数40問の出題が定着していたが、昨年度の問題数は42問で、例年より多かった。人文・社会科学では年度によって問題数が異なる場合があるため、問題を解き始める前に全部で何問あるかを確認してから解きたい。文章量に関して、2019年度のセンター試験の国語第1問の論説文が約4,200文字、第2問の小説が約4,900文字であったので、文字数だけを見るとICUの人文・社会科学の文章量はさほど多くないように見える。しかし、センター試験の問題数は、論説文・小説を合わせて12問程度である一方で、ICUの人文・社会科学では内容理解を中心に40問以上出題されるので、問題数が非常に多い。仮に本文を25分で読んだとすると、残り時間は55分であるから、40問の出題の場合、1問あたり約1分20秒で解いていかなければならない。よって、各問題を素早く解いていく必要があると同時に、難問にこだわることなく、自分の解ける問題を見極めて解答を進めていくという意識が重要である。

3B.自然科学  筆記問題、計算問題に注意

自然科学では他の教科にはない筆記問題が導入されている。2018年度入試では物理で1問、化学で2問、生物で2問の筆記問題が出題された。また、数学は筆記問題がなかったものの、問題の大半が数値選択問題であった。よって数学は他教科と比較して解答に時間がかかることが予想される。また、全ての科目において、論文形式のリード文が問題の冒頭に登場する。理系の試験に出題される文章としては非常に長く、論文読解の要素もあるのがICUの自然科学の特徴である。なお、自然科学の4つの教科は一つの冊子に印刷され、試験時間中にこの内の2教科を選択する形式であるため、実際に各教科の問題を見てから解答する教科を決めることができる。よって、国立大学併願者などで、3つ以上の自然科学の科目を勉強している場合は、問題を見てから科目を選択するようにしたい。

<最後に>

 科目別対策で見てきたように、ICU入試は全般に出題される資料の分量が多く、出題範囲が非常に広いので、満点を狙う試験ではない。センター試験が高得点を目指す「ハイスコアゲーム」であるとすると、ICU入試は1問でも多くの正答を目指す「ロースコアゲーム」の要素が強い。全部の問題に正解することは困難であるから、取捨選択を意識して解答を進めたい。分からない問題や解答に時間のかかる問題は潔く飛ばし、確実に解ける問題に時間を使うべきである。科目別に見ると英語リーディングは出題される英文の量が増えており、難化傾向にある。英語の試験は最後に実施されるので、集中力を維持して試験に臨みたい。

*ICU OBの筆者が運営するICU入試情報サイト、「BUCHO.NET」では、ATLAS(総合教養)の出題情報、ICU合格体験記を募集しております(ギフトカードを贈呈)。ICU入試情報を多数掲載中です。      【BUCHO】

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2019年度ICU入試ATLAS(総合教養)情報募集のお知らせ

BUCHO.NETでは、ATLAS(総合教養)の情報を募集いたしております。
情報提供者の皆様には図書券やギフト券もご用意いたしております。
サイトは皆様の情報提供によって運営されております。ぜひこのページが役立ったという皆様、
下記フォームより、ぜひ皆様の情報をお寄せ下さいませm(_ _)m。

https://icu.bucho.net/mail/ATLAS01.html

ICU学内新聞WGのICU入試特別号販売のお知らせ

学内新聞WGのICU入試特別号が今年も発売されます。
ICU入試の下見の際にぜひお買い求め下さい。ICU入試当日も販売予定。

販売場所:ICU学内、ICU教会前を予定

発売する時間の目安:
2019年2月1日(金) 9:00頃-17:00頃 ICU教会前
2019年2月2日(土) 7:30頃-17:00頃 ICU教会前(もしくは新D館前)
(天候や販売状況等により変更・中止される可能性があります。去年は雪で早期撤収。)

販売予定価格:300円
内容はICU入試の分析やアドバイスなどで、例年通りなら入試をリラックスして受験していただくための軽めの読み物が中心です。
WG OBのBUCHOの記事も掲載予定!

ICU入試英語リスニング質問文-頻出表現の研究(コロケーション)

ICU(国際基督教大学)入試英語リスニングの頻出表現の研究その2。

今回は前回分析したICU英語リスニングの質問文の頻出単語を元に、
それらの単語のコロケーションを見ていくことで、頻出の出題パターンを確認していきます。

 

<ICU入試リスニング対策1 最頻出のWhatの出題パターン>

・”imply”はほぼ100% What does(What do)と一緒に出題される。また、ほとんどの場合、主語がman, womanである。

What does the woman imply?

What does the man imply?

 

・”will”はほぼ100%”what”と一緒に出題される。会話の後何が起こるかを答える問題は頻出

What will most likely happen next?

What will the woman most likely do?

 

<ICUリスニング対策2  Whichの出題パターン>

・”following”はほとんどの場合、”Which of the following”の形で出題される。各問は選択肢(a,b,c,d)の中から答えを選ぶことは明らかであるから、質問文中にfollowingを見つけたら、それを含む箇所は読まなくてもよい。

Which of the following can be inferred from the conversation?

 

ただし、”NOT“を含む質問文(当てはまらないものを選ぶ問題)は、ほとんどの場合”which of the following”で質問文が始まるので注意。

Which of the following does NOT illustrate post-truth thinking?

 

<ICUリスニング対策3 Part I, IIのパターン>

・”probably”はほとんど場合、”What will”(もしくは未来表現)を伴って出題され、未来の予測を聞いている。

What will they probably do next?

What is the man probably going to do?

 

・”mean”はほぼ100%、”What does the woman(man)?mean?”の形で出題される。

What does the woman mean?

What does the man mean?

 

・”likely”はほぼ100%”most likely”で出題される。

Which of the following is most likely true?

 

<ICUリスニング対策4 Part IIIのパターン>

・”According to ~, “で始まる質問文は、ほとんどの場合、”According to the lecture,” “According to the speaker,” の形を取る。Part IIIの設問が講義に基づくことは明らかであるから、”According to ~, “の表現を見たら、カンマより前は読み飛ばし、カンマより後の箇所をまず読む。

According to the lecture, how many refugees were from Afghanistan in 2017?

According to the speaker, what design principle did Steve Jobs follow?

 

以上のように、リスニングの質問文は、特定のパターンに該当する場合があります。これらのパターンを理解しておくと、解答時間の短いリスニングを有利に展開できる可能性があります。

練習として一つ例をみてみましょう。

According to the lecture, which of the following is true?

 

すでに見たように、”According to ~,”は読み飛ばしてよく、”following”を含む文はほとんどの場合”which of the following”の形を取るためここも読み飛ばし、結局”is true?”の部分だけ読めばこの問題が何を聞いている問題なのかは分かるということになります。

さらに言えば、択一の英語の試験では、”Which of the following is true?”自体が超頻出の質問文のパターンで、慣れてくれば即座に正答を選ぶ問題だと判断できます。言われてみれば当たり前の事なのですが、解答時間がとても短いICU入試の英語リスニングでは知っておいて損はない事です。

実際のICUの英語リスニングの試験では限られた解答時間で判断する必要があるため、これらのパターンを暗記するというよりは、ICU英語リスニングの入試過去問演習を多数行って、特定のパターンに出会った場合に、「この質問文はこれを聞いている」のだとか、「この質問文はこの箇所だけを読めばよい」、といった事を、過去のリスニングの経験から、自分なりに素早く判断できるようにしたいところです。

ICU入試英語リスニング質問文頻出英単語ベスト100の研究

ICU(国際基督教大学)入試英語リスニングの頻出単語の研究

今回はICU英語リスニング対策として、出題パターンを研究するため、過去13年分(2007-2018)*の英語リスニングの質問文をデータ化し、英単語の出題頻度を調べた。

調査の結果、ICU入試の英語リスニングの質問文で最も出題される英単語のベスト100は以下のものであった。”COUNT”は質問文に登場した回数を示す。

[table id=7 /]

 

ICUリスニング対策1 5W1H(6W1H)で最も出題されるのは、Whatである。

コミュニケーションや情報伝達の際、5W1H(6W1H)が重要であるとされるが、実際の質問文での登場回数には偏りがあった。

what248
which34
why32
how19
when6
where4
who3

上記のように、圧倒的にWhatを含む質問文が多かった。大半の質問文にWhatが含まれると考えてよい。ICUの英語はアカデミックな文脈から出されるため、”who”や”when”などよりも、”what”を用いて、より学術的な内容を問う傾向がある。故にWhatの疑問文のバリエーションは非常に多いので、過去問を通してこれらの内容を習得しておくとよい。

また、When, Who, Whereは出題回数が少なかった。

Whenに関しては、”What time~”, “On what date~”など、whatを使って具体的な時を問う問題も見られた。

Whoに関してはほとんど出題がない。会話パートでは話者が男女別に分かれていて、登場人物は学生、教員、大学職員(図書館の職員など)である。また、講義は一人の話者(大学講師)によって語られる。よって、話者が誰であるかは自明である。さらに、アカデミックな文脈で”Who is the speaker?”といような質問文はあまりに稚拙過ぎるので、”What is Dr.? X’s area of research?”という風に、あくまでも学術的な観点から問われる事が多い。そのような意味でもWhoの出題回数は少ないと考えられる。

ICUリスニング対策2 学術的な出題を反映した英単語が多数出題されている

lecture55
professor13
student8
Dr.6
research6

ほとんどの問題が大学生活や大学での学術的な講義をテーマにしており、結果的にアカデミックな文脈を反映した英単語が多く出題されている。逆にビジネス英語特有の表現(customer service, business conference)などは登場しない。

ICUリスニング対策3 会話や講義のテーマは日本国内に限らない

Japan4
Japanese1

“Japan”という語がリスニングの質問文に登場したのは13年間で4回、”Japanese”は1回である。会話パート(Part I, II)ではICUでの大学生活、講義パート(Part III)ではICUで行われる講義をイメージして出題されるものが多いのだが、それでも、会話や講義の内容が、日本国内に限定されるものとは考えない方がよい。特に講義は国際的な文脈から出される問題が多い。逆に、たまに日本の社会問題や文化等を話題にした内容が出題される事もあるという程度に考えておいた方がよい。

ICUリスニング対策4 会話パートでは男女の話者が登場するが、男女の発言はほぼ均等に質問対象となる。

woman92
man85

“woman” “man”は会話パートであるPart I, IIの質問文に特有の語だが、その出題頻度はほぼ等しい。

例:

What does the woman imply?

What does the man mean?

なお、ICU入試の英語リスニングでは質問文が問題冊子に印刷されているため、質問文を見ながら放送を聞くことができる。よって、試験対策上、特にPart Iでは、質問文にman, womanと書かれていたら、その話者の発言を特に注意して聞くようにする。

 

次回ICU英語リスニングの質問文におけるコロケーションの分析に続きます。

 

*1 現行の英語リスニングの出題形式は2009年度入試から導入されている。2007、2008年度も基本的な出題形式は同じであるが、出題数が35問であった。2006年度までは放送の会話文に応答する問題が含まれていたため、2006年度以前の質問文はこのデータには含まれていない。

ICU(国際基督教大学)への単位編入と、ICU編入試験対策(2)

オンレクOBのICU(国際基督教大学)編入対策記事(shiroさん 2/2)

 

【ICU入試科目別対策】

<人文・社会科学対策>

ICUの人文・社会科学は主に現代文への対策がそのまま役に立ちました。私が参考にしていたのは、『現代文ゴロゴ解法公式集』です。ここにある方法を自分なりにアレンジし、センター現代文やICUの過去問演習の際に徹底して取り組みました。ただし文章のすべてにマークすると時間がかかるので、設問に関係するところや、文意のわかりにくいところを中心にマークしていました。この参考書と、『現代文講義の実況中継』を合わせて使うと効果的だと思います。

また過去問演習と並行して、政治経済と倫理のセンター試験向けの参考書を読みました。加えて高校では日本史選択で、世界史の知識がなかったので、高1のときに使っていた世界史Aの教科書を探し出して読みました。過去問に関しては、10年分は解きました。だいたい7割以上は取れていたように思います。

特殊だといわれるICUの人文・社会科学ですが、現代文の力があれば、そんなに難しいものではありません。たしかに本文そのものは難しそうに見えますが、設問は比較的平易です。また知識問題に関しては、少なくとも世界史、日本史、倫理、政治経済の各分野から幅広く出題されますが、どれも基本的なものばかりです。まず何よりも現代文の力を身につけることが肝心です。

<総合教養(ATLAS)>

総合教養(ATLAS)も現代文への対策が役立ちました。ATLASの過去問は一部しか公開されてないので、主にオンレクの問題を解いていました。計算問題に関して言うと、じっくり時間をかければ解ける問題も多いので、先に計算以外の問題を解いて時間を稼ぎ、余った時間で解くようにしていました。全体ではだいたい6〜7割は取れていました。

<英語リスニング>

ICUの英語リスニング対策ですが、実を言うと、今回はほぼICUの過去問演習しかしていません。具体的には、オンレクの音声を毎日聞き、スクリプトに目を通すという作業を繰り返していました。ICUのリスニングにはある種の傾向があり、特に会話問題は毎年似たような問題が出題されるため、慣れれば慣れるほど点数が伸びていきます。また講義問題に関しては、いきなり問題を解き始めるのでなく、講義の流れを把握してから解くようにしていました。ただしこれらはあくまでも対処的なものなので、時間のある限り、基礎からリスニング力を身につけるべきだと考えます。最終的に過去問は5〜6割ほど取れていました。

<英語リーディング>

英文法と英文解釈に関しては、オンライン予備校のスタディサプリで学びました。時間的にも予算的にも、普通の予備校に通う余裕がなかったからですが、結果的には役立ちました。それと並行して、『Next Stage』という文法・語法問題集と、『東大英単語熟語 鉄壁』という単語帳をやりました。この単語帳は東大に限らず、難関大学を志望する方におすすめしますが、大変分厚い本なので、初学者は『DUO 3.0』や『システム英単語』から入ると良いと思います。そうして文法・単語・英文解釈の知識を身につけた上で、過去問演習に取り組み、長文読解力を身につけていきました。時間のある人は、過去問演習の前に『やっておきたいシリーズ』等の長文問題集をやっておくと良いでしょう。過去問はだいたい7割ほど取れていました。
リーディングに関しては、どの予備校や参考書であっても扱う内容はほぼ一緒です。なので、評判の良いところであれば、どれを利用しても構わないと思います。もちろん過去問演習は必須ですが、ICUだからと言って、なにも特殊な対策をする必要はなく、難関私大向けの勉強をごく当たり前にすれば充分だと考えます。

【ICUの編入入試について-その他】

○高校の調査書は、ICU入試の合否にはあまり影響しないと思います。私の高校時代の評定平均は3.1でしたが(他の高校だったらもっと低かったでしょう)、それでも合格することができました。ただし評定や願書等の資料が、ボーダー上にいる人を選別する際に使用される可能性はあるかもしれません。

○ICUを編入で受験する場合、大学の成績証明書または在学証明書を提出します。私は成績証明書を提出しましたが、前の大学の成績証明書も、あまりICU入試の合否とは関係がないと思います。私が出願の際に出した前の大学の成績証明書は、その半数以上がBとC(ICUでいうCとD)で、全く良いとは言えない成績でした。さらに留年したことがあるので、入学年度と現在の学年が一致していなかったのですが、そこも大目に見てくれたようでした。もし成績が不安な人は在学証明書の方を提出しましょう。

○実際に受験してみて、ICUの編入試験の難易度は、一般入試とまったく変わらないと感じました。たしかにICUのホームページによると、その倍率はかなり高いように見えます。しかしこれは編入のものだけを抜き出した数字であり、実際には一般入試と同じ基準で合否が決まります。おそらく、十分な対策をして、本気で編入を受験する人が少ないがために、あれだけ倍率が高くなるのだと思われます。私も、ICUを一般入試と編入のどちらを受験するべきか最後まで悩みましたが、結果的には杞憂でした。

○ちなみに、試験の座席について説明しますと、ICUでは「人文・社会科学」を選択した人の多くはICU本館のタブレット型の椅子で、「自然科学」を選択した人は(隣のICU高校にて)普通の机を使って受験します。自然科学は計算でスペースを広く使うからでしょうか。ちなみにタブレット型の椅子は右利き用ですが、試験の際に申し出れば左利き用に取り替えてくれます。

皆さんのお役に立てたら幸いです。一人でも多くの方がICUに合格することを願っています。

ICU(国際基督教大学)への単位編入と、ICU編入試験対策(1)

今回は編入でICUに入学されたshiroさんに、ICU編入に関する記事をご投稿いただきました。shiroさんはオンラインレクチャーを利用され、都内の私立大学を経てICUに編入で2017年度に合格されています。

オンレクOBのICU(国際基督教大学)編入対策記事(shiroさん 1/2)

こんにちは、都内の私立大学からICUに編入をしたshiroと申します。ICUへの単位編入や、編入試験対策に関して投稿させていただきます。少々長くなりますが、最後までお読みいただければ幸いです。

<編入に関して>

【単位編入について】
○単位編入の概要について簡単に説明します。
まず、単位編入の時期に関してですが、入学直後の4月上旬に申請します。編入できる単位の上限は60単位です。編入された単位は、一般教育科目、保健体育講義科目、保健体育実技科目、そして専門科目のうちの基礎科目および選択科目の各科目に振り分けられます(それぞれ上限あり)。

○基礎科目および選択科目に振り分けられた科目は、メジャー申請の際にメジャーの科目(基礎科目および専攻科目)として再申請することができます。メジャー(マイナー)の基礎科目として3単位まで、専門科目として10単位まで(マイナーの場合は7単位まで)編入することができます。

○メジャー申請は、入学年度の冬学期の履修登録期間に行います。メジャーによっては取るべき科目や成績が指定されていますが、編入生に限っては、その時点でメジャー要件を満たしていなくても、自分の希望するメジャーを申請することが可能です。ただし、1年後のメジャー変更期間までに必ずメジャー要件を満たすことが必要になります。

○前の大学での一般教育科目・専門科目は、特に関係なく振り分けることができます(一般教育科目→専門科目として編入されたり、その逆もあった)。ちなみにICUでは、教職の単位も卒業要件として編入できます(ただし、ICUの教職課程で使用する際には別途手続きが必要になります)。なお、前の大学でのGPAは引き継がれません(個人的にはこの点が良かった)。

○その他、単位編入の詳細は、入学直後に行われる編入生向けの説明会で改めて説明されます。

<単位編入の実際>
私自身について述べますと、前の大学で持っていた単位が70単位で、うち44単位が編入されました。
まず前の大学の単位の内訳ですが、ICUでの一般教養科目にあたる単位が30単位あり、うち成績等で編入できない単位を除いて、20単位を申請しました。同じくICUでいう専門科目も34単位あり、うち21単位を申請しました。教職の科目も6単位あり、うち4単位を申請しました。したがって、45単位を申請したことになります。
編入後の単位の内訳は、
一般教養科目(GE)が5科目×2単位で10単位、
保健体育科目(PE)のうち実技科目が1単位、
基礎科目(FDN)のうちその他基礎科目(OTH)が4科目×2単位で8単位、
選択科目(ELE)が12科目×2単位+1科目×1単位で25単位となりました。
(※基礎科目については、編入生はまだメジャーが定まっていないため、いったんOTHに編入されました。)
基礎科目に編入されたのは、「日本文学史」や「教育原理」など、ICUでも基礎科目として開講されている科目が中心でした。一般教養科目に編入された科目の基準は良くわからないのですが、ICUではあまり開講されていない科目が編入されたという印象を持ちました。
また、上記のとおり、編入できなかった単位は、成績が足りずに申請できなかったものがほとんどでした。留学で得た単位もありましたが、留学先の大学のシラバスが必要とのことで、申請をあきらめました(シラバスがある方は申請すべきだと思います)。体育の単位は2単位ありましたが、実技科目と判断されたのか、1単位のみ編入されました。
なお、申請の際には、前の大学のシラバスも同時に提出します。私の場合は、ネットで過年度のシラバスを調べて、該当する講義のシラバスを印刷してまとめました。どの単位がどの科目に編入されるかは、シラバスをもとに判断されるようでした。

【単位編入の注意事項】
◯編入できるのは、ICUでいう成績C(評定70)以上の単位が対象です。成績Dの単位は編入できません。
ここで注意すべきなのが、ICUと他大学とでは成績評価基準が異なる場合がある、ということです。すなわち、ICUでの成績の最高評価(評定90−100)はAで、以下10点ごとにB、C、Dとなります。一方、私の以前在籍していた大学は、最高評価はSもしくはA+で、以下10点ごとにA、B、Cと成績が付けられるシステムでした。つまり私の例で言いますと、前大学での成績B(=ICUでいう成績C)の単位は編入できますが、前大学での成績C(=ICUでいう成績D)の単位は編入の対象外という事になります。
もちろん大学によっても異なりますので、自分の大学がどちらの基準に当てはまるのか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

◯また、ELAに相当する科目(すなわち英語の語学科目)、体育を除く実技・実習科目も編入できません。これらの点を踏まえ、編入後の単位数をあらかじめ見積もっておくと良いでしょう。とはいえ、上記以外の単位はほぼ編入できた印象なので、そこまで心配しなくても良いと思います。
なお、体育の実技科目を1単位でも取っておくと、入学後に体育の授業を受ける必要がなくなるので、かなり楽になります。

○ちなみに編入試験ではなく一般入試で入った場合でも、前の大学から30単位を上限に単位を編入できます。ですので、現在の大学から編入できる単位が30単位に満たないのなら、一般入試を受けるのもありだと思います。もちろん、編入生として入学しながら4年間学ぶことも可能です。

○その他、編入に関する質問・相談は、ICUの教務グループに問い合わせるのが確実です。また、BUCHO.NETのブログにその他の編入生のインタビュー記事が載っているので、ぜひ参考にしてください(ブログ>カテゴリー選択>編入・転入本科)。
なお、ここまでの情報は私が編入をした時点のものなので、必ず最新の情報を確認してください。

(次回に続きます)

【図解】ICU国際基督教大学入試総合教養(ATLAS)の問題構成と対策

ICU入試総合教養(ATLAS)の問題構成と対策

今回はICU国際基督教大学入試の総合教養(ATLAS)の対策方法を、問題構成と試験時間を図解を交えて解説していきたいと思います。

まずはICU入試の総合教養の問題構成です。

ICU入試の総合教養(ATLAS)は4Partで構成されており、各Part10問、全体で40問の出題が定着しています。ここで注意したいのは80分の試験時間の構成です。

ICU入試の総合教養の試験時間は80分ですが、冒頭に約15分の講義が放送され、残りの時間の約65分で問題冊子の問題を解きます。試験時間は80分で固定されていますが、放送時間の長さは年度によって微妙に異なるため、解答用の時間も年度によって違います。概ね講義が15分間で、残り時間の約65分が解答用の時間と覚えておけばよいでしょう。つまり40問を約65分で解く必要があります。

総合教養の試験では2つの冊子が配られます。写真左はメモ用の冊子で、放送をメモするために用います。一方、写真右は問題冊子で、各Partの問題と、Part II以降の論文が掲載されています。問題冊子にはシールがしてあり、講義の放送終了後、合図があるため開くことはできません。つまり、問題冊子を見ながら講義の放送を聞くことはできません。このため、講義の内容を後から思い出せるように、メモ用の冊子に講義の内容を整理してメモをしておく必要があります。

以上の特性を踏まえて、総合教養(ATLAS)の対策を述べていきます。

 

<ICU総合教養対策ポイント1>

・人文・社会科学の対策を役立てる

構成を見ると約半分は読解問題です。人文・社会科学の過去問を活用し、学術論文を読み、それに答えるという読解の演習を積んでおくと、限られた解答時間で素早く問題を解く読解力がついてきます。

<ICU総合教養対策ポイント2>

・問題が非公開である上に、類似した試験がないので、対策講座等で過去問演習をやっておいた方がよい

上記でみたように大変特殊な試験です。その上、問題は非公開であるため、対策をしないとぶっつけ本番でこの試験に取り組まなくてはなりません。ICU受験を経験した浪人生の方にお話を伺うと、総合教養ATLASは戸惑っている内に試験が終わってしまったという声を聞きます。逆に言えば、過去問を精密に再現した問題を事前にやっておくと、ICUを受験する上で、大きなアドバンテージになります。

ICUの総合教養はかなり特殊な試験なのですが、何度かやっていく内に時間配分やメモの取り方など、試験の勘所が分かってきます。