ICU(国際基督教大学)への単位編入と、ICU編入試験対策(1)

今回は編入でICUに入学されたshiroさんに、ICU編入に関する記事をご投稿いただきました。shiroさんはオンラインレクチャーを利用され、都内の私立大学を経てICUに編入で2017年度に合格されています。

こんにちは、都内の私立大学からICUに編入をしたshiroと申します。ICUへの単位編入や、編入試験対策に関して投稿させていただきます。長くなりますが、最後までお読みいただければ幸いです。

<A.編入に関して>

【単位編入について】
○単位編入の概要について簡単に説明します。
まず、単位編入の時期に関してですが、入学直後の4月上旬に申請します。編入できる単位の上限は60単位です。編入された単位は、一般教育科目、保健体育講義科目、保健体育実技科目、そして専門科目のうちの基礎科目および選択科目の各科目に振り分けられます(それぞれ上限あり)。

○基礎科目および選択科目に振り分けられた科目は、メジャー申請の際にメジャーの科目(基礎科目および専攻科目)として再申請することができます。メジャー(マイナー)の基礎科目として3単位まで、専門科目として10単位まで(マイナーの場合は7単位まで)編入することができます。

○メジャー申請は、入学年度の冬学期の履修登録期間に行います。メジャーによっては取るべき科目や成績が指定されていますが、編入生に限っては、その時点でメジャー要件を満たしていなくても、自分の希望するメジャーを申請することが可能です。ただし、1年後のメジャー変更期間までに必ずメジャー要件を満たすことが必要になります。

○前の大学での一般教育科目・専門科目は、特に関係なく振り分けることができます(一般教育科目→専門科目として編入されたり、その逆もあった)。ちなみにICUでは、教職の単位も卒業要件として編入できます(ただし、ICUの教職課程で使用する際には別途手続きが必要になります)。なお、前の大学でのGPAは引き継がれません(個人的にはこの点が良かった)。

○その他、単位編入の詳細は、入学直後に行われる編入生向けの説明会で改めて説明されます。

<単位編入の実際>
私自身について述べますと、前の大学で持っていた単位が70単位で、うち44単位が編入されました。
まず前の大学の単位の内訳ですが、ICUでの一般教養科目にあたる単位が30単位あり、うち成績等で編入できない単位を除いて、20単位を申請しました。同じくICUでいう専門科目も34単位あり、うち21単位を申請しました。教職の科目も6単位あり、うち4単位を申請しました。したがって、45単位を申請したことになります。
編入後の単位の内訳は、
一般教養科目(GE)が5科目×2単位で10単位、
保健体育科目(PE)のうち実技科目が1単位、
基礎科目(FDN)のうちその他基礎科目(OTH)が4科目×2単位で8単位、
選択科目(ELE)が12科目×2単位+1科目×1単位で25単位となりました。
(※基礎科目については、編入生はまだメジャーが定まっていないため、いったんOTHに編入されました。)
基礎科目に編入されたのは、「日本文学史」や「教育原理」など、ICUでも基礎科目として開講されている科目が中心でした。一般教養科目に編入された科目の基準は良くわからないのですが、ICUではあまり開講されていない科目が編入されたという印象を持ちました。
また、上記のとおり、編入できなかった単位は、成績が足りずに申請できなかったものがほとんどでした。留学で得た単位もありましたが、留学先の大学のシラバスが必要とのことで、申請をあきらめました(シラバスがある方は申請すべきだと思います)。体育の単位は2単位ありましたが、実技科目と判断されたのか、1単位のみ編入されました。
なお、申請の際には、前の大学のシラバスも同時に提出します。私の場合は、ネットで過年度のシラバスを調べて、該当する講義のシラバスを印刷してまとめました。どの単位がどの科目に編入されるかは、シラバスをもとに判断されるようでした。

【単位編入の注意事項】
◯編入できるのは、ICUでいう成績C(評定70)以上の単位が対象です。成績Dの単位は編入できません。
ここで注意すべきなのが、ICUと他大学とでは成績評価基準が異なる場合がある、ということです。すなわち、ICUでの成績の最高評価(評定90−100)はAで、以下10点ごとにB、C、Dとなります。一方、私の以前在籍していた大学は、最高評価はSもしくはA+で、以下10点ごとにA、B、Cと成績が付けられるシステムでした。つまり私の例で言いますと、前大学での成績B(=ICUでいう成績C)の単位は編入できますが、前大学での成績C(=ICUでいう成績D)の単位は編入の対象外という事になります。
もちろん大学によっても異なりますので、自分の大学がどちらの基準に当てはまるのか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

◯また、ELAに相当する科目(すなわち英語の語学科目)、体育を除く実技・実習科目も編入できません。これらの点を踏まえ、編入後の単位数をあらかじめ見積もっておくと良いでしょう。とはいえ、上記以外の単位はほぼ編入できた印象なので、そこまで心配しなくても良いと思います。
なお、体育の実技科目を1単位でも取っておくと、入学後に体育の授業を受ける必要がなくなるので、かなり楽になります。

○ちなみに編入試験ではなく一般入試で入った場合でも、前の大学から30単位を上限に単位を編入できます。ですので、現在の大学から編入できる単位が30単位に満たないのなら、一般入試を受けるのもありだと思います。もちろん、編入生として入学しながら4年間学ぶことも可能です。

○その他、編入に関する質問・相談は、ICUの教務グループに問い合わせるのが確実です。また、BUCHO.NETのブログにその他の編入生のインタビュー記事が載っているので、ぜひ参考にしてください(ブログ>カテゴリー選択>編入・転入本科)。
なお、ここまでの情報は私が編入をした時点のものなので、必ず最新の情報を確認してください。

(次回に続きます)

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