地方公立女子大学からICUに編入

今回は公立女子大学からICU(国際基督教大学)に編入された、オンレク受講生のNさんにお話を伺いました。

(前大学は関東地方の公立女子大学(G)ですね。公立の女子大というのはとても珍しいですね。)

はい、公立の女子大学は全国でもほとんどないと聞いています。でも出身県は伝統的に高校から男女で分かれている学校が多く、県内では女子大でも自然という感じでした(笑)。

母から語学教育が充実していて、少人数でしっかりと教育をしているような大学を薦められていました。母の第一希望だとお茶の水大学とか。私は英語や国際性、リベラルアーツ教育という点でICUを現役の時から志望していました。

もちろん現役のときからICUに入りたかったのですが、一年目は合格できず、浪人も考えていなかったのと、家庭の事情でできなかったので、併願で合格した前大学に在学しながら、編入でICUを受験することにしました。

(前大学はどのようなイメージのところですか?)

私は国際コミュニケーション学部というところにいたのですが、1学年が数十人と少なく、少人数制で英語教育を徹底してやるという特色があります。留学へのバックアップがあるところなどもICUと似ているかも知れません。比較的人気があるところで、地元の大学にはしてはめずらしく、県外出身の方も多かったです。

(やはりICUと雰囲気は違いますか?)

大学はICUと同じように、英語や国際的なことに興味を持っている人がたくさんいましたので、雰囲気としては似ているところも多いかと思います。しかし、ICUのように考えることを肯定して、いろいろな人が意見を交わすことはあまりありませんでした。それが一番大きな違いですね。

(実際にICUに入学しての感想は?)

ICUの英語のセクションに振り分けられてまず思ったのは、みんな頭いいなー。と圧倒されてしまいました。東京での生活は、寮に入っているので、友達といろいろなことが出来て楽しいです。新しいことがどんどん出来るようになっていき、ささいなことでも自分の幅が広がっていくのがよくわかります。

(今はELAの真っ最中ですね?)

はい、ELAはとても大変ですが、セクメと協力して課題に立ち向かうのは楽しいです。課題の量などの点で、前大学とのギャップに驚きました。専攻科目はELAよりもプレッシャーが少なく受けられますが、GPAに響くので注意が必要だとおもいます。授業は、先生によって様々な形式のものがありますが、ディスカッションを重視する先生も多く、生徒が意見を述べることが出来る機会が与えられることが多いです。

(ELAではどのセクションにいらっしゃるのですか?)

Stream 3のとあるセクションにいます。

(今年からシステムが変わったのですね。)

そのようですね。Streamは4段階に分かれていて、Stream 1が一番上級、4が一番初級という扱いです。

(参考)
Stream 1:1年の春学期でELAの授業が終了。帰国子女、海外経験の長い学生向け(バイリンガルのレベル)
Stream 2:1年秋学期までの授業。ここに入るのも相当の英語力と海外経験が必要なレベル
Stream 3:1年冬学期まで。これが恐らく今までのELPに近いポジション
Stream 4:2年春学期まで。従来のELPより授業期間が長い

(次回単位編入等に続きます)

明治大学からICUへ 3

(ICU入学後の単位の編入の具合を教えていただけますか?)

計算したら55単位くらいは編入できそうです。
ちなみに前大学の学部の特性上、英語の単位が結構あったのですが、
英語の単位に関してはICUにはほとんど持って行けなかったですね。

また基本的にはB以上の成績のものが編入できますが、GPA(評定平均)には振り返られないので、GPAはICU入学後の授業の成績から算出されます。

自分のように3年時のトランスファーの場合、すぐにメジャー選択をする形です。
各メジャーを取るのにメジャー要件がありますので、編入する単位をうまく振り替えてあげる必要がありますね。

(ICUでの単位編入に関してインタビュー等は行われますか?)

インタビューはありませんでしたが、シラバスや授業要項など、編入を申請する授業の内容が説明するための書類を提出しました。

(3年時編入となると新入生との年齢差を感じたりはされますか?)

ICUに入ってからの感想ですが、ICUには本当にいろいろなバックグラウンドの方がいて、たとえばエジプトにいたとか、ヨーロッパにいたとか、ちょっと変わった経歴を持った学生も多いです。なので、他大学に在学していたことや、年齢が上、というのはそのようなバックグラウンドの一つだと思うようになりました。

(ICUを現役と編入試験と2回受けてみての感想はいかがですか?)

1回目は他の教科に手一杯で、ICUの問題を解く時間がほとんどありませんでした。

2回目の受験は編入ということもあって、オンレクでICUに絞って勉強できたのがよかったと思います。

(オンレクは具体的にどのような点が訳立ちましたか?)

オンレクは常に成績が出るので、モチベーションの維持につながりましたし、演習の形で取り組めたのもよかったです。情報量もすごいと思いました。

(ご家族はどのよう見ておられましたか?)

実は家族にはICUに編入学したいということを試験に受かるまで伝えていなかったのですが、試験に受かったこと喜んでくれました。
編入することに関しては、2年間で卒業できるからいいんじゃないか、ICUは前から行きたいと言っていた大学だからよかったのではないかと、という感じでした。

(最後に来年度以降の受験生にメッセージをお願いいたします)

特に編入を考えている大学生は、一度は大学の勉強に集中した方がよいと思います。まずは大学で勉強の仕方みたいなもの、学問の根幹部分みたいなもの身につけるべきでしょう。

また、試験に向けて体調を整えていきましょう。自分は試験前に2、3時間しか眠れませんでした。それでも、最後はあきらめない人が勝ちます。頑張ってください!

(ありがとうございました)

明治大学からICUへ 2

(それでは科目別に伺って参ります。ICU(国際基督教大学)入試のリベラルアーツ学習適性対策はどのような対策をなさいましたか?)

基本的にはオンレクの問題を解いていきました。
リベラルは数学I・Aをしっかりやっておくと有利ということですね。

実は大学のクラスに、高校時代に国公立型受験をしていた、数学に強い友人がいて、その友人にオンレクでよく登場する数学の問題の解き方を教わっていました。

文系で数学に苦手意識があったのですが、友人に解き方を教わったことで、かなり解けるようになりました。

リベラルアーツ学習適性で出る数学問題は、文系とはいえども、必修の範囲で一度はやっているはずの問題が多く出ています。

苦手だった自分が言うのも何ですが、慣れてしまえば簡単な問題も多いですし、全然対策できるので対策しないのはもったいないです。

その他にはSPIの問題を解説しているHPなども活用しました。

ちなみに同じ学部の同じクラスに同じくICU編入を目指す友人もいて、その友人とよく情報交換をしていました。

(同じ大学の同じクラスにICU編入を目指しておられる方がいたとはすごいですね。その方も無事に合格されたのですか?)

ええ、無事2人で合格しました(笑)。

友人は赤本を中心に、古い過去問も勉強していたようです。
「ICUの英語」をやったりもしていましたね。

ちなみに今年は比較的編入試験の合格者が多かったようで、トランスファーという人数枠は関係ないのかなと思いました。

つまりトランスファー(編入)は一般入試と同じ水準で合格できるはずだと思います。

また入学後に聞いたアドバイザーの話だと、評定や願書等の資料は、ボーダー上の比較に用いるとのことでしたので。

更に自分の場合は高卒認定で受けているので、通常の高校の評価書などの書類を出せないわけですが、合格できたことを考えると、高卒認定は一律の基準でみているのかなと思います。

(編入の上に高卒認定というのはかなりレアケースになりそうですね)

トランスファーで高卒認定を使う人はほとんどいないと思います。

アメリカの大学や他の中堅大から編入試験を受ける際でも、高校には普通に通っていた人が多いと思いますので、珍しいと言えば珍しいですね。

(ICUの編入試験を受けるということは、学校の友人などには言っておられましたか?)

仲のよい友人にはトランスファーを一応受けると言っていました。
ただ大々的にいったわけではなくて、仲間内で、という感じです。

現役の時は一人で勉強していたのですが、今回は周りにいろいろと教えてくれる人も居て、メンタル的に大きかったですね。

(英語の問題に関してはいかがでしょうか?)

ICUの英語はTOEFLに形式が似ていて、シンプルで解きやすいですね。

英語に関してはかなり実力がついていたようで、実際の試験でも10分くらいあまりました。
周りみたら結構そういう人もいたようです。

(ICU入試でも英語の試験はポイントでしょうか?)

ポイントではあると思いますが、英語ではあまり差は付かないかもしれません。
ICUの場合、英語の試験は比較的解きやすくて、またICU来る人は英語が得意な人が多そうですので、ここで差がつくと言うよりは、一定の得点が求められるという教科かもしれません。

(人文・社会科学に関してはいかがでしょうか?)

人文・社会科学の勉強に関しては基本的はオンレクに頼りきりという感じでした。

今年の人文は読みやすくて、比較的明快な出題でした。

社会科学に関しては、今年は日本の少子高齢化、雇用制度に関する問題が出題されました。

前の大学にいる頃に経営学の授業で聞いたような内容がいくつも登場していて、この点は有利だったなと思います。

人文科学と比較すると社会科学の問題は時事的で、政治・経済の分野はよく出ていますね。

(次回に続きます)

明治大学からICUへ編入 1

今回は2011年度のオンレク受講生で、明治大学からICUに編入学された雑種さんにインタビューさせていただきました。

(ICUを受験するまでのいきさつを教えていただけますか?)

2009年に初めてのICUを受験しました。当時は一浪相当ですね。
その年はICUには不合格で、 明治大学に合格しました。

明大には2年間在学しました。
在学していたのは国際日本学部という明大の中では比較的新設の学部で、サブカルチャー 映画 ファッションなどいった、自分の興味が持てる分野の勉強ができるのが魅力でした。

授業自体は興味深いものが多く、結構楽しかったですね。
学校の授業に限って言えば自分にあっていたと思います。

(なかなか魅力的な学部だったようですが、ICUに転入しようと思ったのはなぜでしょうか?)

2009年に高校の友達がICUに合格していまして、やはりICUはいい大学だよという話をいつも聞いていました。

また明大でも2年間やったし、ある程度とりたい授業も取れたので、違った場所で勉強してみたいという気持ちがありました。

どちらかといと確固たる信念をもってやってみようかなというより、試してみようというノリですね。

(新設学部でも明大とICUとではだいぶ雰囲気は違うのでしょうか?)

ICUとは全然雰囲気が違いますね。
全体でみるとやはり明大はマンモス校で、ICUのようには学生が勉学に励むという雰囲気ではありませんでした。
ただ新設学部で、教授陣はやる気があって充実していたと思います。
若干の迷いはあったが、やはりICU行きたいという気持ちでした。

(ICU対策としてはどのようなことをされましたか?)

基本的には大学の授業をしっかり受けていました。
オンレクでICU対策をしたのが遅かったのですが、国際系の学部なので、TOEFLの勉強は結構していました。IBTの受験も必修でした。

英語に限って言えば英語も元々好きだったのもありますが、在学しているだけでいい訓練になっていましたね。

また、社学・人文に関しては、大学のレポート作りで鍛えられた部分もあります。

大学に在学していることが、意図せずしてICUの入試対策になっているということは、ICU用の勉強を始めてから気がつきました。

(2009年と比較すると、どの教科が特にできるようになったと感じましたか?)

最初の受験と比較すると、英語に関してはかなりにできるようになっていました。
特にリーディングではオンレクでも1位を取れたほどです。

また、2009年受験当時は人文、社学を精読しようとすると時間が足りなくなっていましたが、今年は読める部分が増えていました。
レポートを書くために文章を読む量が増えたことが大きいと思います。

(編入試験というと、高校生と比較して大学在学生はあまり受験勉強に時間が取れず、不利な部分もありそうですが、大学生が有利な部分もあるのですね?)

そうですね、大学を入る前は書く作業がほんどないので、その点では大学生は有利ですね。
ICUを受験しようと決めた後は少し授業中に内職などをしていましたが、結果としては大学の授業をしっかりとっておいたのがよかったと思います。

(次回に続きます)