ICU国際基督教大学入試時間割・試験時間の確認と補足

ICU(国際基督教大学)入試の時間割です。ICUの入試では、放送(リスニング)が複数の科目で導入されており、初見では分かりにくい部分という受験生の感想をよく聞くので、補足して説明させていただきます。なお実際の入試の時間割はICUの入試要項及び受験票を必ず確認して下さい。

7:30 試験室開場
9:00 受験生は各試験室に集合
9:30 〜 10:50 (1)人文・社会科学または自然科学 試験正味時間 80 分
11:20 〜 13:00 ※(2)総合教養 試験正味時間80分(リスニング約15分を含む)
14:15 〜 16:05 ※(3)英語 試験正味時間90分(リスニング約30分を含む)
・試験開始時刻は、若干変動することがあります。
※ 指示・配付時間等を含む。

注1:以下の補足は受験体験に基づく感想であり、非公式なもの。
注2:時刻が日本標準時ジャストであるかどうかは不明。集合時間以外の時刻は参考程度にした方がよい。以下の試験時間の長さに関する記述は正確。

<集合時間>
・9:00までに試験教室に入っている必要があります。
・会場は7:30から入場できます。時間に余裕をみて行きましょう。
(万が一遅刻して、1限目の試験開始時間に間に合わなかった場合は別室受験になるはずなのでその場合は指示に従う事)

<1限目 「人文・社会科学」または「自然科学」 80分>
・9:30 〜 10:50(80分)となっていますので、9:30頃に試験がスタートし、試験時間は、きっかり80分(図1)です。
・集合時間の9:00から、試験開始時間の9:30までに問題冊子・解答カードの配布及び、試験の説明があります。
・「人文・社会科学」と「自然科学」は出願時に選択します。
・自然科学選択の場合、4教科(数学、物理、生物、化学)の内2教科に答えますが、答える科目は問題を見てから選択できます。

(図1 ICU「人文・社会科学」(または「自然科学」)の試験時間)

<2限目  総合教養(ATALS) 試験時間80分>
・11:20 〜 13:00(100分)となっていますが、実際の試験時間は放送を含めてきっかり80分です。
・11:20以降にメモ用の冊子、問題冊子・回答用紙が配付され、科目の説明が行われます。
・放送の確認も試験開始前のいずれかのタイミングで行われます。
・資料配付後、概ね11:40頃に放送が開始されると考えればよいでしょう(80分の試験がスタート)。この放送時間はきっかり15分ではありません(図2)
・放送中は問題冊子の中身を見ることはできず、メモ用の冊子にメモを取ります。
・放送終了後、指示に従って問題冊子のシールを開き、回答を開始します。
・指示があってから13:00頃までの約65分が回答時間です。放送の長さはきっちり15分ではないが、試験時間は正味80分で固定されているので、放送終了後の回答時間(約65分)は年度によって異なります(図2)。

( 図2 ICU総合教養(ATLAS)の試験時間の構成)

<昼食>
・2限解散時間 〜 3限目の集合時間まで
・2限の解散時間は教室によって異なります。
(大教室の方が解答カードの回収に時間がかかる事がある)
・昼食は1時間ないくらいです。素早くすませましょう。
・3限の集合時間は試験監督から指示がありますのでその指示に従って下さい。

<3限目 英語>
・ 14:15 〜 16:05(110分)となっていますが、これも例によって指示や問題冊子、解答用紙の配布、説明、放送チェック等の時間を含みます。
・先にリスニングが行われます。放送時間は約30分ですが、ここには各問題の指示も含まれます。リスニングの試験時間はきっかり30分ではありません(図3)。
・総合教養と違って、放送の指示に従って問題冊子を開きながら、解答カードに記入していきます(よくある普通の英語リスニングと考えれば良い)。
・メモはとってもOK。
・リーディングはリスニングの放送終了後に行われますが、リーディング試験時間はきっかり60分(図3)です。

( 図2 ICU英語の試験時間の構成)

<その他>
英語リーディング等を除いては、ICU独自の試験形式であるため、事前に演習を行って試験の形式を十分に理解したの上で入試に臨んだ方がベターです。特に総合教養(ATLAS)と英語リスニングは、当日戸惑うことのないようにしたいところです。