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ICU(国際基督教大学)への単位編入と、ICU編入試験対策(2)

オンレクOBのICU(国際基督教大学)編入対策記事(shiroさん 2/2)

 

【ICU入試科目別対策】

<人文・社会科学対策>

ICUの人文・社会科学は主に現代文への対策がそのまま役に立ちました。私が参考にしていたのは、『現代文ゴロゴ解法公式集』です。ここにある方法を自分なりにアレンジし、センター現代文やICUの過去問演習の際に徹底して取り組みました。ただし文章のすべてにマークすると時間がかかるので、設問に関係するところや、文意のわかりにくいところを中心にマークしていました。この参考書と、『現代文講義の実況中継』を合わせて使うと効果的だと思います。

また過去問演習と並行して、政治経済と倫理のセンター試験向けの参考書を読みました。加えて高校では日本史選択で、世界史の知識がなかったので、高1のときに使っていた世界史Aの教科書を探し出して読みました。過去問に関しては、10年分は解きました。だいたい7割以上は取れていたように思います。

特殊だといわれるICUの人文・社会科学ですが、現代文の力があれば、そんなに難しいものではありません。たしかに本文そのものは難しそうに見えますが、設問は比較的平易です。また知識問題に関しては、少なくとも世界史、日本史、倫理、政治経済の各分野から幅広く出題されますが、どれも基本的なものばかりです。まず何よりも現代文の力を身につけることが肝心です。

<総合教養(ATLAS)>

総合教養(ATLAS)も現代文への対策が役立ちました。ATLASの過去問は一部しか公開されてないので、主にオンレクの問題を解いていました。計算問題に関して言うと、じっくり時間をかければ解ける問題も多いので、先に計算以外の問題を解いて時間を稼ぎ、余った時間で解くようにしていました。全体ではだいたい6〜7割は取れていました。

<英語リスニング>

ICUの英語リスニング対策ですが、実を言うと、今回はほぼICUの過去問演習しかしていません。具体的には、オンレクの音声を毎日聞き、スクリプトに目を通すという作業を繰り返していました。ICUのリスニングにはある種の傾向があり、特に会話問題は毎年似たような問題が出題されるため、慣れれば慣れるほど点数が伸びていきます。また講義問題に関しては、いきなり問題を解き始めるのでなく、講義の流れを把握してから解くようにしていました。ただしこれらはあくまでも対処的なものなので、時間のある限り、基礎からリスニング力を身につけるべきだと考えます。最終的に過去問は5〜6割ほど取れていました。

<英語リーディング>

英文法と英文解釈に関しては、オンライン予備校のスタディサプリで学びました。時間的にも予算的にも、普通の予備校に通う余裕がなかったからですが、結果的には役立ちました。それと並行して、『Next Stage』という文法・語法問題集と、『東大英単語熟語 鉄壁』という単語帳をやりました。この単語帳は東大に限らず、難関大学を志望する方におすすめしますが、大変分厚い本なので、初学者は『DUO 3.0』や『システム英単語』から入ると良いと思います。そうして文法・単語・英文解釈の知識を身につけた上で、過去問演習に取り組み、長文読解力を身につけていきました。時間のある人は、過去問演習の前に『やっておきたいシリーズ』等の長文問題集をやっておくと良いでしょう。過去問はだいたい7割ほど取れていました。
リーディングに関しては、どの予備校や参考書であっても扱う内容はほぼ一緒です。なので、評判の良いところであれば、どれを利用しても構わないと思います。もちろん過去問演習は必須ですが、ICUだからと言って、なにも特殊な対策をする必要はなく、難関私大向けの勉強をごく当たり前にすれば充分だと考えます。

【ICUの編入入試について-その他】

○高校の調査書は、ICU入試の合否にはあまり影響しないと思います。私の高校時代の評定平均は3.1でしたが(他の高校だったらもっと低かったでしょう)、それでも合格することができました。ただし評定や願書等の資料が、ボーダー上にいる人を選別する際に使用される可能性はあるかもしれません。

○ICUを編入で受験する場合、大学の成績証明書または在学証明書を提出します。私は成績証明書を提出しましたが、前の大学の成績証明書も、あまりICU入試の合否とは関係がないと思います。私が出願の際に出した前の大学の成績証明書は、その半数以上がBとC(ICUでいうCとD)で、全く良いとは言えない成績でした。さらに留年したことがあるので、入学年度と現在の学年が一致していなかったのですが、そこも大目に見てくれたようでした。もし成績が不安な人は在学証明書の方を提出しましょう。

○実際に受験してみて、ICUの編入試験の難易度は、一般入試とまったく変わらないと感じました。たしかにICUのホームページによると、その倍率はかなり高いように見えます。しかしこれは編入のものだけを抜き出した数字であり、実際には一般入試と同じ基準で合否が決まります。おそらく、十分な対策をして、本気で編入を受験する人が少ないがために、あれだけ倍率が高くなるのだと思われます。私も、ICUを一般入試と編入のどちらを受験するべきか最後まで悩みましたが、結果的には杞憂でした。

○ちなみに、試験の座席について説明しますと、ICUでは「人文・社会科学」を選択した人の多くはICU本館のタブレット型の椅子で、「自然科学」を選択した人は(隣のICU高校にて)普通の机を使って受験します。自然科学は計算でスペースを広く使うからでしょうか。ちなみにタブレット型の椅子は右利き用ですが、試験の際に申し出れば左利き用に取り替えてくれます。

皆さんのお役に立てたら幸いです。一人でも多くの方がICUに合格することを願っています。

ICU(国際基督教大学)への単位編入と、ICU編入試験対策(1)

今回は編入でICUに入学されたshiroさんに、ICU編入に関する記事をご投稿いただきました。shiroさんはオンラインレクチャーを利用され、都内の私立大学を経てICUに編入で2017年度に合格されています。

オンレクOBのICU(国際基督教大学)編入対策記事(shiroさん 1/2)

こんにちは、都内の私立大学からICUに編入をしたshiroと申します。ICUへの単位編入や、編入試験対策に関して投稿させていただきます。少々長くなりますが、最後までお読みいただければ幸いです。

<編入に関して>

【単位編入について】
○単位編入の概要について簡単に説明します。
まず、単位編入の時期に関してですが、入学直後の4月上旬に申請します。編入できる単位の上限は60単位です。編入された単位は、一般教育科目、保健体育講義科目、保健体育実技科目、そして専門科目のうちの基礎科目および選択科目の各科目に振り分けられます(それぞれ上限あり)。

○基礎科目および選択科目に振り分けられた科目は、メジャー申請の際にメジャーの科目(基礎科目および専攻科目)として再申請することができます。メジャー(マイナー)の基礎科目として3単位まで、専門科目として10単位まで(マイナーの場合は7単位まで)編入することができます。

○メジャー申請は、入学年度の冬学期の履修登録期間に行います。メジャーによっては取るべき科目や成績が指定されていますが、編入生に限っては、その時点でメジャー要件を満たしていなくても、自分の希望するメジャーを申請することが可能です。ただし、1年後のメジャー変更期間までに必ずメジャー要件を満たすことが必要になります。

○前の大学での一般教育科目・専門科目は、特に関係なく振り分けることができます(一般教育科目→専門科目として編入されたり、その逆もあった)。ちなみにICUでは、教職の単位も卒業要件として編入できます(ただし、ICUの教職課程で使用する際には別途手続きが必要になります)。なお、前の大学でのGPAは引き継がれません(個人的にはこの点が良かった)。

○その他、単位編入の詳細は、入学直後に行われる編入生向けの説明会で改めて説明されます。

<単位編入の実際>
私自身について述べますと、前の大学で持っていた単位が70単位で、うち44単位が編入されました。
まず前の大学の単位の内訳ですが、ICUでの一般教養科目にあたる単位が30単位あり、うち成績等で編入できない単位を除いて、20単位を申請しました。同じくICUでいう専門科目も34単位あり、うち21単位を申請しました。教職の科目も6単位あり、うち4単位を申請しました。したがって、45単位を申請したことになります。
編入後の単位の内訳は、
一般教養科目(GE)が5科目×2単位で10単位、
保健体育科目(PE)のうち実技科目が1単位、
基礎科目(FDN)のうちその他基礎科目(OTH)が4科目×2単位で8単位、
選択科目(ELE)が12科目×2単位+1科目×1単位で25単位となりました。
(※基礎科目については、編入生はまだメジャーが定まっていないため、いったんOTHに編入されました。)
基礎科目に編入されたのは、「日本文学史」や「教育原理」など、ICUでも基礎科目として開講されている科目が中心でした。一般教養科目に編入された科目の基準は良くわからないのですが、ICUではあまり開講されていない科目が編入されたという印象を持ちました。
また、上記のとおり、編入できなかった単位は、成績が足りずに申請できなかったものがほとんどでした。留学で得た単位もありましたが、留学先の大学のシラバスが必要とのことで、申請をあきらめました(シラバスがある方は申請すべきだと思います)。体育の単位は2単位ありましたが、実技科目と判断されたのか、1単位のみ編入されました。
なお、申請の際には、前の大学のシラバスも同時に提出します。私の場合は、ネットで過年度のシラバスを調べて、該当する講義のシラバスを印刷してまとめました。どの単位がどの科目に編入されるかは、シラバスをもとに判断されるようでした。

【単位編入の注意事項】
◯編入できるのは、ICUでいう成績C(評定70)以上の単位が対象です。成績Dの単位は編入できません。
ここで注意すべきなのが、ICUと他大学とでは成績評価基準が異なる場合がある、ということです。すなわち、ICUでの成績の最高評価(評定90−100)はAで、以下10点ごとにB、C、Dとなります。一方、私の以前在籍していた大学は、最高評価はSもしくはA+で、以下10点ごとにA、B、Cと成績が付けられるシステムでした。つまり私の例で言いますと、前大学での成績B(=ICUでいう成績C)の単位は編入できますが、前大学での成績C(=ICUでいう成績D)の単位は編入の対象外という事になります。
もちろん大学によっても異なりますので、自分の大学がどちらの基準に当てはまるのか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

◯また、ELAに相当する科目(すなわち英語の語学科目)、体育を除く実技・実習科目も編入できません。これらの点を踏まえ、編入後の単位数をあらかじめ見積もっておくと良いでしょう。とはいえ、上記以外の単位はほぼ編入できた印象なので、そこまで心配しなくても良いと思います。
なお、体育の実技科目を1単位でも取っておくと、入学後に体育の授業を受ける必要がなくなるので、かなり楽になります。

○ちなみに編入試験ではなく一般入試で入った場合でも、前の大学から30単位を上限に単位を編入できます。ですので、現在の大学から編入できる単位が30単位に満たないのなら、一般入試を受けるのもありだと思います。もちろん、編入生として入学しながら4年間学ぶことも可能です。

○その他、編入に関する質問・相談は、ICUの教務グループに問い合わせるのが確実です。また、BUCHO.NETのブログにその他の編入生のインタビュー記事が載っているので、ぜひ参考にしてください(ブログ>カテゴリー選択>編入・転入本科)。
なお、ここまでの情報は私が編入をした時点のものなので、必ず最新の情報を確認してください。

(次回に続きます)

【図解】ICU国際基督教大学入試総合教養(ATLAS)の問題構成と対策

ICU入試総合教養(ATLAS)の問題構成と対策

今回はICU国際基督教大学入試の総合教養(ATLAS)の対策方法を、問題構成と試験時間を図解を交えて解説していきたいと思います。

まずはICU入試の総合教養の問題構成です。

ICU入試の総合教養(ATLAS)は4Partで構成されており、各Part10問、全体で40問の出題が定着しています。ここで注意したいのは80分の試験時間の構成です。

ICU入試の総合教養の試験時間は80分ですが、冒頭に約15分の講義が放送され、残りの時間の約65分で問題冊子の問題を解きます。試験時間は80分で固定されていますが、放送時間の長さは年度によって微妙に異なるため、解答用の時間も年度によって違います。概ね講義が15分間で、残り時間の約65分が解答用の時間と覚えておけばよいでしょう。つまり40問を約65分で解く必要があります。

総合教養の試験では2つの冊子が配られます。写真右はメモ用の冊子で、放送をメモするために用います。一方、写真右は問題冊子で、各Partの問題と、Part II以降の論文が掲載されています。問題冊子にはシールがしてあり、講義の放送終了後、合図があるため開くことはできません。つまり、問題冊子を見ながら講義の放送を聞くことはできません。このため、講義の内容を後から思い出せるように、メモ用の冊子に講義の内容を整理してメモをしておく必要があります。

以上の特性を踏まえて、総合教養(ATLAS)の対策を述べていきます。

 

<ICU総合教養対策ポイント1>

・人文・社会科学の対策を役立てる

構成を見ると約半分は読解問題です。人文・社会科学の過去問を活用し、学術論文を読み、それに答えるという読解の演習を積んでおくと、限られた解答時間で素早く問題を解く読解力がついてきます。

<ICU総合教養対策ポイント2>

・問題が非公開である上に、類似した試験がないので、対策講座等で過去問演習をやっておいた方がよい

上記でみたように大変特殊な試験です。その上、問題は非公開であるため、対策をしないとぶっつけ本番でこの試験に取り組まなくてはなりません。ICU受験を経験した浪人生の方にお話を伺うと、総合教養ATLASは戸惑っている内に試験が終わってしまったという声を聞きます。逆に言えば、過去問を精密に再現した問題を事前にやっておくと、ICUを受験する上で、大きなアドバンテージになります。

ICUの総合教養はかなり特殊な試験なのですが、何度かやっていく内に時間配分やメモの取り方など、試験の勘所が分かってきます。

【図解】ICU国際基督教大学入試英語リスニングの問題構成と対策

今回はICU国際基督教大学入試の英語リスニングの対策方法を、問題構成と放送時間を図解を交えて解説していきたいと思います。

まずはICU入試の英語リスニングの全体の問題構成です。

<ICU入試の英語リスニング問題構成>
問題数:全30問(Part I:10問、Part II:5問、Part III:15問)
放送時間:約30分 (Part 1:5分、Part II:5分、Part III:20分)

ICU入試の英語リスニングは全体で約30問、その内Part Iが10問、Part IIが5問、Part IIが15問出題されます。

放送時間は全体で約30分で、Part Iが約5分、Part IIが約5分、Part IIIが約20分の放送時間です。放送時間の長さは年度によって異なります。

Part 別の傾向と対策を見ていきます。

<ICU入試英語リスニング Part I>

<ICU入試英語リスニング Part Iの傾向>
問題数:10問
放送時間:全体で約5分
構成:10の短い会話文 (約15秒の会話が10個)
解答時間(会話後の無音時間):10秒

英語リスニングのPart Iは10の短い会話文が出題されます。1つの会話文につき1つの問題が出題され、計10問が出題されます。会話の長さは15秒程度、それぞれの会話文の後に10秒の解答時間(無音時間)があります。なお、その他Partも同様ですが、ICUの英語リスニングでは、問題文と選択肢は問題冊子に印刷されており、放送されません。

<Part I 対策法>

会話文が10数秒、解答時間(無音時間)が10秒ですので、非常に速く試験が進行します。まずはこのスピードに慣れることが重要です。

ICUの場合問題冊子に問題文と選択肢が印刷されていますので、できれば問題を見ながら放送を聞く訓練をした方がよいでしょう。

また、会話の内容は大学生活に関連した、大学のキャンパスでの会話が中心です。よって、過去問の内容は繰り返し出題されており、類題が多くでるため、過去問を教材として学ぶと入試対策として非常に効率がよいです。ちなみにリスニングの内容はCU入学してからも大いに役立ちますので全く無駄になりません。

その他の教材の方向性としてはTOEFLなど、留学を目指す人向けの教材をこなした方がよいでしょう。TOEFLは、非英語圏からの留学生が、英語圏の大学でやっていけるかという視点から、受験生の英語力を測るものなので、ICU入試の英語にとても類似しています。一方で、TOEICなどのビジネスパーソンも多く受ける試験とはやや方向が異なるかもしれません。

<ICU入試英語リスニング Part II>

<ICU入試英語リスニング Part IIの傾向>
問題数:5問
放送時間:全体で約5分
構成:2つの長い会話文 (約1分30秒の会話が2個)
解答時間(会話後の無音時間):1問につき15秒

Part IIでは2つの長い会話文が出題されます。Part IIの会話文はPart Iより長く、Part Iでは長くても2人の話者が1度か2度発言する程度でしたが、Part IIでは2人の話者が10回程度ずつ発話します。Part IIの問題数は他のPartより少なく、計5問が出題されます。例年、1つめの会話文で2問、2つ目の会話文で3問が出題されます。

<Part II 対策>

傾向はPart Iとほぼ同じです。大学でのキャンパスでの会話が中心で、大学生活に関連した内容が出題されます。Part Iより会話が長い分、多くの場合何らかのトラブルが発生し、それに解決するといった、込み入った内容の会話になる事が多いです。よって、会話文を「何が問題で、それをどうやって解決しようとしているのか」という点に注目しながら聞くと、効率よく解答することができます。

<ICU入試英語リスニング Part III>

<ICU入試英語リスニング Part IIIの傾向>
問題数:15問
放送時間:全体で約20分
構成:3つの講義 (4-5分の講義が3個)
解答時間(会話後の無音時間):1問につき18秒(各講義後、90秒の解答時間で5問)

Part IIIでは3つの講義が出題されます。前半の会話パートに比べると分量が非常に多く、各講義500-600 words程度あり、各5分程度で読み上げられます。他大学のリーディングにも匹敵する分量で、内容も大学での講義を前提としており、難度が高いPartです。

<Part III 対策>

3つの講義が出題されますが、その内容は総合教養(ATLAS)と同様に、人文科学、社会科学、自然科学の3分野を意識して出題される事が多いです。特に1つは自然科学分野から出題されます。人文科学、社会科学は明確な区分なく出題される事が多いですが、近年世界で議論されている社会問題などは毎年のように出題される頻出の分野です。

いずれにしても幅広く学術的な講義が出題されることを念頭に、自分の得意な学術的分野を作れるよう、ICUの過去問を中心にリスニングの演習を重ねていきたいところです。

<ICU入試英語リスニング対策のまとめ>

・全体に解答用の時間が短い。問題文と選択肢は問題冊子に印刷されており、実際の試験でもそれを見ながらリスニングの放送を聞くことができる。問題冊子を見ながら、問題を解きつつ、リスニングの放送を聞く練習をする

・Part I,IIは大学生活を意識した実践的な英語表現が多い。結果的に、過去問に類題が多く見られるので、過去問を中心に学習すると効率的に対策できる。

・Part IIIは非常に幅広い範囲から出題される。入試対策としては、様々な学術的な英語を聞く演習を、過去問を中心にする。人文・社会・自然科学の3分野がある程度意識されて出題されているので、背景知識の習得を含めて、得意な分野を作っておくとよい。特に近年の社会問題、環境問題などは頻出。Part IIIはI,IIに比べると明らかに難度が高いので、Part I,IIはなるべく多く得点するようにしつつ、Part IIIは「この分野の講義ならよく分かる」という得意分野を作れるようにする。

2021年度以降のICU国際基督教大学入試 変更点のまとめ

2021年度以降のICU国際基督教大学入試 変更点のまとめ

2021年1月以降、センター試験に変わる「大学入学共通テスト」の実施が予定されており、併せて様々な入試制度の変更が予定されています。現高1の方は色々と心配な部分もあるかと思いますが、ICU(国際基督教大学)入試の、2021年以降の変更点が予告されていますので、現在の制度との変更点をまとめてみたいと思います。

以下の内容は現時点で予告されているものなので、実際の入試受験に際しては、最新の入試要項を必ず確認して下さい。

 

<一般入試>

ICUの一般入試の募集人員は、300名から250名に変更されます。

(現行)

A方式:290名、B方式:10名

(2021年以降)

A方式:240名、B方式:10名

(内容や制度等の変更)

試験の内容や制度に関して、一般入試A方式に関しては大きな変更はなさそうです。

一方、B方式(英語外部試験利用)には、出願時の成績書類として、従来のIELTS、TOEFLに加えて、ケンブリッジ英検とGTEC(ベネッセの英語4技能検定)が追加されます。

一般入試B方式(英語外部試験利用)
(1)IELTS(6.5 以上)
(2)TOEFL(iBT79 以上)
(3)Cambridge English(175 以上)←追加(2021年から。以下同じ)
(4)GTEC(4 技能版)CBT タイプに限る(1300 以上)←追加

これらの試験はいずれも「大学入学共通テスト」の外部英語試験に含まれます。(3)(4)を追加することで「大学入学共通テスト」との互換性を高めたという所でしょうか。

 

<AO入試>

ICUのAO入試は、従来のAカテゴリーが「英語外部試験利用」、Bカテゴリーが「理数探究型」という名称に変更された上で、新たに「IB 認定校対象」が加わります。

AO入試
「英語外部試験利用」
「理数探究型」
「IB 認定校対象」←追加

従来のAO入試は主として日本国内の高校が対象でしたが、条件を満たすとIB(International Baccalaureate 国際バカロレア)認定校出身者もAO入試でICUを受験できるということですね。

ちなみにIB高は海外だけではなく日本にもあって、IB資格を持っている学生は英語力があり、ICU入試との親和性が高く、今もICU内で見かけますね。

(募集人員)

カテゴリーが追加されたことに伴い、AO入試の募集人員が20名増えます。

(現行2019年度)

約45名 (A、Bカテゴリーの合計)

(2021年以降)

65名(3カテゴリーの合計)

さらに、現Aカテゴリの「英語外部試験利用」の試験からTOEICが削除され、ケンブリッジ英検とGTEC(ベネッセの英語4技能検定)が追加されます。2021年以降のAO入試で使える英語外部試験は以下の5つです。

AO入試「英語外部試験利用」
(1)IELTS
(2)TOEFL
(3)英検
(4)Cambridge English ← 追加
(5)GTEC(4 技能版)← 追加
*TOEIC ←削除

<転入学(編入)試験、社会人入試、指定校推薦>

募集人員に変更がないことが予告されています。

転入学(編入)試験、社会人入試:若干名(変わらず)

指定校推薦:180名(変わらず)

<ユニバーサルアドミッションズ(主に帰国生向けの入試)>

募集人員が増えています。

(現行2019年度)

ユニヴァーサル・アドミッションズ(4月入学帰国生入学試験、4月/9月入学書類選考(English Based Admissions by documentary screening) 、4月入学国際学生入学試験、9月入学国際学生書類選考):全体で90名

(2021年度以降)

ユニヴァーサル・アドミッションズ(4月入学帰国生入学試験、English Based Admissions、EJU(日本留学試験)利用選抜(4 月/9 月入学)

→120名

また、細かな点ですが、EJU(日本留学試験)を利用している現行の「9月入学国際学生書類選考」は、2021年から面接が追加されます。また、EJU利用選抜は、「4 月入学」と「9 月入学」 を連続して出願できない旨が明記されています。

<傾向と対策>

以上を踏まえると、ICU入試の制度に関して、大きな変更はないという認識でよさそうです。総じて2021年度に向けての入試改革は、英語の諸技能などを盛り込めという事のようですが、ICUの入試にはすでに組み込まれているため、結果として大きな変更は必要ないという所でしょうか。

募集人員に関しては、一般入試が50名減、AO入試が20名増、国際生入試が30名増と変更されていますが、全体としては同じ募集人員なので、実際に入学してくる学生の実情に合わせたといったところでしょうか。特に一般入試は募集人員が大きく減ったように見えますが、一般入試が急に難しくなるようなことはないと思います。

英語資格に関しては全部で5つの試験が採用されることになりますが、AO入試と一般入試B方式の両方で使えるのは4つです(英検はAOのみ)。

特にTOEFLはICUの一般入試の形式に近く、また、ICU入学後の留学の資格としても利用できるため、TOEFL対策はやっておいて損はないです。(*TOEFLの有効期限は2年なので大学受験時のスコアは留学にapplyする際には使えないが、ICUのELAのクラス分けはICU入学後に実施するTOEFL団体試験の成績なので、いずれにしてもTOEFL対策はやっておいて損はない)。

<結論>

2021年に向けてICUの入試は大きな変化はないが、一部入試制度において、細かな変更があるので、要項を確認すべし

ICUオープンキャンパス2018 オープンキャンパスの傾向と対策

2018年度ICUオープンキャンパスに行く方のための傾向と対策

7月21日のICUオープンキャンパスに行って参りましたので、8月のオープンキャンパスに参加される方のためにICU見学の傾向と対策を書いていきたいと思います。

傾向

1.暑い。熱中症対策必須

これはICUに限らない事ですが、今年の夏はとにかく暑いので野外に出るオープンキャンパスは熱中症対策を十分に考えて行った方がよいです。緑の多いICUは東京都心より2-3℃気温が低いのですが、それでも夕方の野外の日陰で33℃くらいまで気温が上がっていました(2018年7月21日のICU学内、午後4時頃)。

大学サイドもかなり気を遣っていたようで、バカ山付近での水の無料配布や、熱中症に気をつけるよう、アナウンスが頻繁にされていました。ICU学内は広いので、水分を確保しつつ、むやみに歩かないなど、各自気をつけて行きたい所です。

ICU学内の主な自販機ポイント

・JR武蔵境駅周辺、ICU学内バス停付近、ICU本館2,3Fロビー、ICU学食、新D館、バカ山付近(無料配布)

2.エントリーは早めに! 要予約プログラムは満席なのでオープンキャンパスのエントリーのみでOK

現時点で8月開催分のICUオープンキャンパスの要予約プログラムは全て満席になっていますが、今回のICUオープンキャンパスは予約不要のプログラムが大半であるので、あまり気にしなくてもよいです。特にモデル授業は各教授が工夫をされていて毎年大変興味深いのですが、これらは予約不要(ELAを除く)で入れるため、予約画面の「満席」に臆せずICUに行って見ましょう。

全体の事前エントリーのみしておけば大丈夫です。なお7月21日のオープンキャンパスのエントリーは前日(7月20日13:00)までに締め切っていたようです。

(*実際には予約していなくてもICU学内には入れてもらえるけど、大した手間ではないので、事前エントリーはしておくべき。オープンキャンパス当日に事前エントリー制であることに気がついてしまった人は諦めずに突撃すべし)

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/#sec1

https://www.oc-entry.com/icu?fid=TzuQ5LJb

3.ICUオープンキャンパスのプログラム選びのコツ

オープンキャンパスのプログラムを回るコツを書いて行きます。

・事前にプログラムを見て漠然とでもよいのでどの順番で回るか考えておくとよい。ただし当日も会場でプログラムがもらえるので心配ない

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/

・昼休みは特に設けられていないので、各自で適当に学食に行く時間を確保すべし。快適だし熱中症対策も兼ねて学食はぜひ行ってみるべき。ただしオープンキャンパス時のICUの学食は結構早く閉まるので最後に行くと何も料理はない。

・興味ある分野のモデル授業を優先し、「学生のトークライブ」系は時間がない場合は行かなくてもよい(と思う)。ICUの入試はICUの授業にベースがあるため、モデル授業は試験対策上も有効。

・ICU生やICUの先生方と1on1で会話できるラウンジ(新D館)は推奨。大推奨。勇気をもって行くべし。

<余談>

夜中にPC関連のまとめサイトをみていたらICUオープンキャンパスのターゲティング広告(検索履歴やサイト閲覧履歴等に基づいて表示される広告)が表示された。

(ICUオープンキャンパス告知関連のスクリーンショット、2018年7月31日)

*以下の画像はスクリーンショットで、実際の広告ではありません

↑上のスクショをとり忘れたので、もう一回表示したいとページの更新ボタンを連打しておったのですが、この広告の配信量が控えめなのか、同じ位置に家電量販店など、別の広告が繰り返し表示され続け、20回くらいリロードしたら別バージョンのICUの広告が表示された。

いずれにしてもICUがわざわざWeb広告を打つという事には、ICUへの進学を意識する高校生や保護者の皆様にはぜひオープンキャンパスに来て欲しいという大学の気合いを感じます。昔からICUのオープンキャンパスは他大学にはないアットホームな雰囲気があり、内容も充実しています。暑さに気をつけてぜひICUに行ってみて下さい。

2018年度 ICU入試合格者インタビュー(High Endeavor)2

バーゲンダッシュさんインタビュー(一般入試 ICUトーチリレー High Endeavor奨学生)2

(オンレクの過去問はどのような機会に解いていたのですか?)

基本的には家で解いていました。
ICU入試の人文・社会科学などは年度によって得点が大きく違ったりするので
あまり出来不出来は気にせず、とにかくコンスタントに解くことを考えていました。
最終的にはほぼ全ての過去問に取り組みました。

(人文社会対策について)

人文・社会科学はオンレクで過去問をペースを保って順次解いていきました。

知識問題に関しては、世界史選択だったので、世界史の問題は確実に取れるようにして、日本史も大きな流れだけは把握するようにしていました。

その他の知識問題に関しては、出題されて気になったものに関しては軽く調べるようにしてしました。出題範囲が本当に広いので、全部の問題に対してそうした訳ではありません。

(先ほどおっしゃっていた現代文対策は、ICU入試対策としても役立ちましたか?)

現代文対策は無駄にはなりませんが、やった内容がそのまま使えるかどうかは年度や内容によるという感じですね。

現代文の場合なるべく文章の中から機械的に情報をくみ取るという事が大事なのですが、ICUの文章は年度によって書き方も違いますし、多くの場合は現文の評論文ほど内容がまとまっていません。

ICU入試の人文・社会科学は文章のレベルも高く、書いてあることを機械的にくみ取ることはできない場合があるので、臨機応変に、現代文の解き方のノウハウを使える所は使うといった所でしょうか。

(実際のICU入試で、人文・社会科学の手応えはいかがでしたか?)

過去問の中では比較的読みやすくて、手応えもありました。
演習と同じように時間配分だけは気をつけて解くことを心がけました。
今回の場合は先に20分くらいで文章を全部読んでから、問1から順番に解きました。

(ICU入試の人文・社会科学対策に関して、文章を先に読むか問題を解きながら読むかという事をよく聞かれますが、その点はどう思われますか?)

一気に文章の全体を読める場合は読んでしまった方がよいと思って過去問を解いていました。両方試して、できるなら最初に文章を全部読むようにしたという感じです。

(総合教養(ATLAS)対策)

基本的にはオンレクの問題を解きました。パート4の自然科学以外は人文・社会科学の応用で読解を中心に取り組みました。

(ATLASのパート4の自然科学分野の対策はどうされましたか?)

数学や理科を復習したいと思っていましたが、結局は間に合いませんでした(笑)。

(実際のICU入試で、総合教養はどのように解きましたか?)

パート1から順番に解いていきました。特に読解の問題は確実に解くように心がけました。精読したので、パート3が終わった段階で残り15分くらい。パート4はその場で考える問題だけは答えるようにしました。

(英語リスニング)

リスニングも基本はオンレクをやりました。

後は息抜きに海外ドラマ Once Upon a timeを見たりしました。

実際の試験では、リスニングの放送の音は大きいのですが、ナレーターの発音が聞きやすい人と聞きにくい人がいた上に、講義の内容が難しかったため、他の教科と比較すると自信がありませんでした。

(英語リーディング)

リーディングは構文はポレポレ(ポレポレ英文読解プロセス50)、
単語は速読英単語シリーズをやりました。
熟語は電子辞書に入っていたターゲットを隙間時間にやった程度です。

その他、高3で受験勉強を始めてからは、毎日英文を読むようにしていました。
ICUの過去問を読んだり、最後は過去問2周目に入りました。
速読もかねて、制限時間を決めて読むようにしていました。

ICUの過去問以外の長文だと、青山、慶應など他校の過去問や、
河合のやっておきたい英語長文500と700をやりました。

また、リーディングに関しては学校の授業が役立ちました。

自分の高校は国際色が強くて、英語重視校でしたので、英文法は1年生で1周してしまって、2年生からはセンターレベルくらいの問題を解いていました。

また、1年生の時から洋書を授業で読んでいました。

(洋書のタイトルを教えていただけますか?)

1年生 ”Matilda”, “Holes”
2年生 ”The Giver”, “The Catcher in the Rye”
3年生 ”Never Let Me Go”

(児童文学からカズオ・イシグロさんまでステップを踏んでいますね。洋書はどのように授業で用いるのですか?)

基本的にはALTの担当する授業で使われていて、精読が中心でした。
毎週2チャプターずつくらい読んでくるという宿題がありました。

(なるほど、ご出身の都立高校は国際色が強くて、毎年ICUに入学する学生が多いですね)

はい、一般入試を受験したのは自分だけだと思うのですが、今年はAOで8人も受かっていて1人が辞退、推薦校でもICUに入学するので、今年はとても多いですね(笑)。

(AOだけで8人も合格ですか。ICU入試の受験に際して、同じ高校の受験生同士で情報交換などはしましたか?)

いえ、一般は自分しか受験しなかったはずなので独学です。
AO入試の時は二次面接前に練習をしたことがあります。

(その他、ICU入試を受験してみての印象を教えてください)

ICUのキャンパスはゆったりしているという印象があったのですが、
思ったより1教室あたりの受験生の数が多くて、人口密度が高いですね。
教室にずっといるよりは、昼食などで外に出た方がよいと思いました。
先生方はとてもフレンドリーでした。

(無事合格されて、”ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金”を獲得されていますが、やはり試験のできばえはよかったのですか?)

いえ、英語リスニングと総合教養には自信がなかったので、合格発表まではとても不安でした。奨学金をいただくことができてとても感謝しています。

(ICUの奨学金の通知はICUの合格証と同時に送られてきましたか?)

合格の書類一式の中に、封筒に入った内定通知書と、ペラペラの1枚の奨学金に関する説明の紙が入っていて、High Endeavor奨学金がいただける旨が書いてあったと思います。

奨学金で入学金や該当する学費が不要になるため、振込用紙にはこの振込用紙は使えませんという感じのスタンプが押されていました。

(奨学金に関してはご家族は喜んでおられましたね?)

はい、とても喜んでくれました(笑)。

(ICU入試対策に関してこれをやっておいて良かったというポイントはありますか?)

ICUの入試は慣れの部分が大きいと思います。
オンレクで問題をたくさん解いていたのがよかったと思います。
試験当日もいつもの感じで読めました。
過去問にたくさん当たっておく事は大事だと思います。
また、入試では何が起こるか分からないので、最後まで頑張って問題を解くことが大事だと思います。

(具体的にはどういう部分でしょうか?)

実際の試験では人文・社会科学ではいつもやらないようなマークミスに気がついて時間をロスしたり、総合教養に関しては1問マークできずに時間になってしまいました。
今思うと入試特有の緊張感があったと思います。
しかし、終わった教科のことを考えても結果は変えられないので、
最後の英語の試験は気持ちを切り替えて、普段通り問題を解く事をこころがけました。今考えるとそこはポイントだったかなと思います。

(ありがとうございました。)

ICUトーチリレー High Endeavor奨学金の内定通知。昨年度までは「ICU High Endeavor奨学金」であったが、今年度から「トーチリレー」の名称が新たに入っている。

2018年度 ICU入試合格者インタビュー(High Endeavor)1

今回は2018年度ICU入試合格者で、ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学生のバーゲンダッシュさんにインタビューさせていただきました。バーゲンダッシュさんは東京の公立高校出身の現役合格者で、予備校には通わず、2018年度向けBUCHO.NETオンラインレクチャーなどを活用してICUに合格されました。

(ICUの志望したきっかけを教えて下さい。)

ICUに進学したいと思ったのは高2からです。

元々海外の大学に興味があって海外の大学への進学も考えていましたが、
費用のことを考えると自分の家では難しく、国内の大学への進学を考えるようになりました。

ICUを志望するきっかけは高2の夏休みにICUのオープンキャンパスに行ったことです。

自分の通っていた高校では、夏休みに高2で大学のオープンキャンパスに行くように指示されていました。

(高校でまとまってICUを見学に行くと言うことですか?)

いえ、個人で好きな大学のオープンキャンパスを選んで行きます。
夏休み後にどの大学のオープンキャンパスに行ったかを報告するという形です。
部活の都合もあって、曜日が限られていましたが、学校や家からも比較的近いので、ICUのオープンキャンパスに行くことにしました。

(部活は何をやっておられたのですか?)

ジャズ部に入っていて、比較的熱心に活動する所でした。
練習日は多かったのですが、高3の4月になると実質引退する仕組みでした。

(受験勉強を本格的に始めたのはいつ頃ですか?)

高3になってから始めました。

(最初はどんな勉強をしましたか?)

自分の通っている学校は推薦やAOで大学に進学する学生がとても多いのですが、
まずはAOの準備をしながら、一般入試の対策もしようと思っていました。

(推薦やAOで進学する人の割合はどれくらいでしょうか?)

自分のクラスの場合だと、高3の12月の段階で半分くらいの生徒は受験が終わっていたと思います。

(するとクラス内でも試験組と推薦組で雰囲気が違いますね?)

そうですね、全体としては推薦などで決まっている人が多くて、試験への緊張感は感じなかったかもしれません。

(ICUの入試の話に戻りますと、まずは秋にICUをAOで受験した形ですね?)

はい、ICUのAOは二次の面接まで進んで不合格になってしまいました。

(面接の様子は覚えておられますか?)

AO二次は午前と午後で2グループありました。
二次に進んだのはおそらく100人くらいではないかと思います。

学生4人での集団面接とディスカッションでした。

始まる前は自己紹介をしたり、和やかな感じの雰囲気でした。

ただし私自身は緊張してしまって、ディスカッションや面接の質問などに手応えが感じられませんでした。

(AO二次試験まで行ったのに、結果がでなかったのは残念ですね)

ショックはショックでしたね。

しかし結果的に、AOの準備と平行して、一般入試を勉強していたので、一般入試に気持ちを切り替えようと思いました。

(具体的にICUの勉強を始めたのはどれくらいの時期でしょうか?)

オンレクに申し込んだのが1学期の時で、そこから順次問題を解いていました。

(塾や予備校などには通っておられましたか?)

夏期講習などを除いては行っていません。

(進学校だと皆さん塾や予備校に行っている印象があるのですが、中にはそういう同級生もいらっしゃいましたか?)

いえ、周りの子はだいたい行っていたと思います。全く通っていないというのはあまり聞いたことはないがないですね。

(塾にいかなかった理由は?)

一つは塾には行ったことはあるのですが、通ってみようとして、あまり合わないと感じた事です。塾で講師の方の話を決まった時間に聞くよりは、自分のペースで、自分にとって必要な勉強したいと思いました。また、塾への通学の時間がもったいないとも感じました。それに加えて、学費を節約したかったと言いますか、単純に親に負担をかけられないという気持ちもありました。

(塾に通っていない事に不安は感じませんでしたか?)

不安がなかった訳ではないのですが、塾に通うための電車の時間などが無駄だと感じていましたし、自分の中では塾に通った時に、効率が悪いと感じたことの方が不安だったかもしれません。

(私大の文系の学部を受験されていますが、勉強をした英国社の割合はどれくらいでしょうか?)

イメージとしては
2(国語):4(世界史):5(英語)
くらいです。

(やはり社会は時間がかかりますね。意外に国語の勉強に時間を割いておられたのですね?)

ICUの入試でも読解が多いので、国語もある程度やっておこうと思っていました。
ただし古文と漢文は11月頃にやめて、現代文に集中することにしました。

(それはなぜですか?)

11月頃早慶オープンを受けたのですが、国語は古文と漢文の伸びが悪くて、
このままでは間に合わないと判断しました。
現代文は順調に伸びている感覚がありました。

最終的には現代文だけを受けられるところなどを中心に併願しました。

(古文漢文なしで併願するとどのような大学がありますか?)

例えば慶應などは国語ではなく小論文なので古文漢文が直接出題されることはないです。慶應は文学部に出願しました。後は青学の国際政経などです。

(現代文はどのように勉強しましたか?)

現代文の読解や解き方に関する参考書をいくつかこなしました。

現代文ゴロゴシリーズには一定の効果を感じました。

(具体的にはどのような点が役立ちましたか?)

本文を読むポイントなどが書いてあるので、読むのが速くなったと思います。
また、なんとなくではありますが、メリハリをつけて読めるようになったかも知れません。

(世界史はどのように勉強しましたか?)

学校でもらった教材をやりながら問題集をこなしていきました。
学校の教材はマイナーなもので、ウィニングコンパス(Winning COM.-PASS 世界史の整理と演習)というものでした。
問題集はヒストリア(HISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集)に取り組んでいました。

(次回ICU入試対策に続きます)

2018年度のICU ELA Rader