ICUオープンキャンパス2011 その2

オープンキャンパス2011の様子(怒濤の筑前煮編)です。
妙なタイトルを付けるほど更新が滞ることになりがちです。

今回は校内の様子などをお伝えします。

ELA(ELP)のモデルレクチャーの様子です(Hoskins先生)。An Introduction to Critical Thinkingというテーマで、ELPの授業のエッセンスが紹介されていました(ちなみに上記プレゼン画面What is Critical Thinking?では以下の内容がレクチャーされていました)。

Understanding a claim and its support(an argument)
Carefully and systematically thinking about the argument
Evaluating the argument in terms of its accuracy, validity and usefulness

こちらはICU在学生によるトークライブ、「ICUはここ(個々)が違う!」です。なかなか冒険した感じのネーミングを此処に感じます。
リベラルアーツ教育やメジャー選択など、ICU生ならではの話題が多く登場しており、在校生の生の声が聞けるとあって、なかなかに人気の企画となっていました。

 

こちらはD館の「リベラルアーツラウンジ」です。最近のICUは何にでもリベラルアーツを名前に入れる傾向にありますね。こちらではICUの学生のみならず、ICUの教授とも個別に対話できるスペースとして用意されていました。写真中央は我らが西尾先生(と果敢に対話する高校生)です。

この他にもICUのオープンキャンパスは個別相談は非常に充実していて、寮・住まい個別相談、卒業後の進路の個別相談、入試個別相談、留学相談コーナーがそれぞれ別の教室で用意されていました。

実際に他大学のオープンキャンパスなどに行くと全体説明が中心で、なかなか個別の対応まではできないという雰囲気なのですが、ICUでは学部長自ら個別相談に登場するなど、ICUの少人数教育の良さ、学生一人一人を大事にしたいという学風が端的に表れているなぁと思いました。

関係ないけど今年のポスターは遠目に視力検査の表に見えますな。

 

さて、今回は目当てのモデル講義があって理学館に向かいます。

 

 

入り口にいきなりスズメ蜂注意警告が。

「スズメの学校」は何となくかわいらしいが、「スズメ蜂の学校」は何となくサバイバルマッチ。

(注:行き帰りとも蜂はいませんでした)

 

理学館で行われた、久保教授(化学)のモデル講義の様子です。放射化学を専門とされていて、ホットトピックとも言える放射線と放射能に関してのレクチャーでした。大変分かりやすい講義で、放射線・放射能を正しく理解した上で、「正しく怖がる」ことが大切、とおっしゃっていたのが印象的でした。個人的には通常の生活を送る上ではそれほど放射線の影響を気にかける必要もなさそうだと理解でき、またこういう時にこそ放射線・放射能を含め、自然科学への理解を深める必要があると感じました。

いずれにしても人文・社会の分野のみならず、自然科学分野の研究もできるというのはICUの魅力の一つですね。