ICU合格沖縄兄弟 弟編 2

沖縄出身で、ご兄弟でオンレクを受講され、ICU国際基督教大学に合格されたO兄弟インタビューシリーズ 弟編2

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(Mさん(兄)写真右、Wさん(弟)写真左。武蔵境にて)

(引き続き弟のWさんに伺ってまいります。浪人中はどの辺りの勉強に力を入れておられましたか?)

弟:
社会科学に現役で大失敗していましたので、世界史、政経、倫理などをしっかりやりました。現役の時は現代社会しかやっていなかったのですが。もちろん英語もかなりやりました。

(先ほど後半はあまり予備校に通っておられなかったとおっしゃっていましたが、社会は独自の学習をされたのですか?)

基本的にそうですね。講座などを取らずに1から参考書でやりました。

(やはり社会科学方面の知識はあった方がいいのでしょうか?)

そうですね、(日本語の)論文を読む上でも知識は有った方がいいし、知識問題としてもでることがありますので、やはり有った方がいいですね。

(日本語の論文そのものを解く練習はしましたか?)

ICUの過去問は全部解いた上で、人文科学・社会科学の本文を要約をしてまとめる勉強しました。短時間で要旨をつかむトレーニングになりましたね。

(なるほど。英語は代ゼミの講座が中心ですか?)

そうですね。基本的には実際の入試問題を解きながら英語力を付けていくというものでした。講座では他の国立大の問題なども解きました。

その他英語で役立ったのは、単語帳はシス単(システム英単語)、文法はネクステ(NextStage)などですね)。

(単語帳や文法のテキストは結構やり込みましたか?)

いえ、実は単語や文法の参考書はやり込むというとこまで復習していません。同じテキストを何回もやるスタイルは自分には向いていませんでした。ICUの過去問で出た熟語などを小さなノートにまとめたりしていたのが役だったりしました。過去問そのものからかなり学んだところが大きいですね。

(元は理系だったということですが、自然科学で受験されなかったのはなぜでしょう?)

元々の理系だった数III、Cまでやっていたので、途中で方向性が違うかなと思って、結局文系のような勉強もしていました。

現役の時なぜ自然科学で受けなかったのは、人文科学と社会科学の相乗効果を期待していたからだと思います。どちらも論文の試験なので。またサイトなどを見ていると、社会科学なら文章を読めば解けると思っていましたので。

(そういえばMさん(兄)は元々文系ですね? 弟さんに何かアドバイスはされましたか?)

兄:
BUCHOさんのオンレクはいいよと言っておきました(笑)。
後は英語をガッツリやっておけば間違いない、ということを言ったと思います。

(Wさん(弟)の方も浪人を経て合格されている訳ですが、現役の時とはここが違って合格できたというところはありますか?)

弟:
そうですね、受験を振り返ると、なんでこの問題が分からなかったのだろうと教養のなさを実感するところはありました。
過去問の人文・社会科学をやりこんで行くと、諸分野の知識が身についていきました。
また英語の文そのものも教養にはなっていったと思います。

またリベラルアーツ学習適性も得意になっていって、オンレクでは常時8割くらい取れていました。実際の試験では緊張からかそこまでの感触はありませんでしたが。

(他の教科はどうでしたか?)

英語のリスニングはあまり得意ではなかった6割くらい。リーディングは結構自信がありまして、8割-9割はいけたかな?というところです。

人文あたりは結構好みが差があって、それが得点に影響する感じがありました。

自分の場合横文字が多い方がギリシアなど西洋古典ものは得意で、夏目漱石が出てくる日本文学、東西文学の比較みたいなのは苦手でしたね。例えば西周(にしあまね)の問題とかが出ていますが、その辺りはかなり苦手でした。

(なるほど、Mさんの方はそのような好き嫌いはありましたか?)

兄:
自分は逆に横文字系(ギリシア古典など)が苦手でしたね(笑)。
学問とは何かとか、社会科学とは何か、とかそもそも論みたいなのはおもしろいと思いました。例えば「歴史学とは何か」とか。学問について学べたようにも思いますし。