ICU入試必勝法(入試特別号掲載記事 )

 
ICUへようこそ! 入試の前日だというのにすごいですね。余裕ですね。そんな皆様に入試必勝法をお教えしましょう。これさえ読めば、ライバルの知らない情報を手に入れ、いっそう余裕で入試本番に臨めるでしょう。

 

1. 椅子に慣れ親しもう

 

ICU入試においてまずポイントとなるのは、「いかにしてあの小さな机と一体となった椅子を使いこなすか」ということです。その小ささはかなりのもので、B5見開きの問題用紙を置くともう何も置けないくらいです。

 

まず椅子に座ったら自分が書きやすいようにいろいろな姿勢を試してみましょう。必ずあなたに合った姿勢が見つかるはずです。この時にチェックしておきたいのは、「椅子がガタガタしていないか」ということです。椅子がガタガタしているとあなたは,「最近はそれほど見かけないけど、薬局の前やデパートの屋上に置いてあるコインを入れるとガタガタ動くやつ」に乗っているような気分になってしまうかもしれません。「大学の遊園地化」が叫ばれていますが、これでは入学する前から遊園地気分ですね。

 

また場合によっては机に描かれた「○○教授の鼻毛」などという題名の絵画に出会うかもしれません。これは○○教授に対する衛生面での批判に加え、東京の大気汚染を訴えようとしているのでしょう。

 

とにかくそのような問題のある机にであった場合は、迷わず前後左右の椅子を見渡し、快適そうなものと取り替えてしまいましょう。この時受験番号を張り替えるのを忘れないように。また余裕があれば「○○教授の鼻毛」を2〜3本書き足しておきましょう。

 

このように机の状態をチェックするという意味でも、受験会場には早めに来るようにしましょう。あまり遅くなると300本くらい鼻毛の生えた○○教授に出会ってしまうかも知れませんね。

 

2. まずは深呼吸しよう

 

試験というのは何かと緊張を強いられるものです。あまりにも緊張しすぎると本来の実力を出しきれずに入試を終わってしまうかも知れません。そのような事態に陥らないためにも、試験を始める前に深呼吸をしましょう。息を吐いたときに鉛筆を飛ばすくらいの気持ちで思いきりやってみましょう。このときに消しゴムや筆箱を吹き飛ばすことができれば、モダン・ミュージック・ソサエティーなどの管楽器を扱うサークルからの勧誘を受けるかもしれません。

 

3. 昼食を食べよう

 

ICUの入試は1日がかりの疲れるものですので、昼食はしっかりとることをお勧めします。ではどんな昼食がよいのでしょう? 個人的意見では「学食以外の昼食」ならなんでもよいと思います。もし学食で昼食を食べると内臓器官に重大な影響を与えるだけでなく、心にも傷を残すことになりかねません。もっと自分自身を大切にしましょう。

 

4. トイレに行こう

 

やはり人間はトイレに行かなければなりません。特に理学館で受験する場合はトイレがかなり混雑しますので十分時間に気をつけてトイレに行きましょう。しかし混雑していてトイレに行くことができなくても何も心配することはありません。ここはICUです。自然がいっぱいなのです。

 

5. キャンパスを見学してみよう

 

せっかくICUに来たのですから、キャンパスを見学してみましょう。いまICUでもっともホットなスポットといえばやはり「新図書館建築現場」でしょう。工事の様子を見ていればどんな建物もこつこつと基礎から組み立てられているのだということを実感できるはずです。また「あーあんなに掘り下げて落ちたらどうしよう。」とか「こんな建物作ってるけど自分が入学したらまた学費が上がるんじゃ」などという受験生特有の悩みも吹き飛ぶことでしょう。「ICU売店」を訪れてみるのもいいかも知れません。そしてあなたはすばらしいことに気づくでしょう。そう「生協がない」ということです。大学に入っても生協がないという事実は、あなたのご近所の生協をよりいっそう大切に思う気持ちにしてくれます。

 

6.  諦める

 

入試はすべての問題を解かなければならないというわけではありません。大体6割解答できれば良いといわれています。ですからわからない問題があったら素直に諦めて次の問題に取り掛かりましょう。「わからない問題を飛ばしていったら最後まできてしまった」などと不安になる必要はありません。入試は1科目で決まるのではないからです。「ICUの英語の試験って結構簡単だから8割ぐらいは解かないとな」などということは関係ありません。大学はICUだけではないのです。

 

7. 良いイメージ

 

スポーツ選手の中にはは競技前に表彰台にのぼっている自分をイメージするという人がいます。皆さんも自分が合格している姿を思い浮かべてください。皆さんは合格発表で自分の番号をさがします! そして電話ボックスに向けて走り出します。電話ボックス前には人の列ができています。あなたはそれに並びます。そしてあなたの順番がやってきました。そしてあなたは家族か友人に電話します。想像してみてください。あなたはその時何というのでしょう?「いやあWeekly GIANTS って役に立ったよ。来年も買おうかな…」(学内での定期購読だといいけどね…)。

                

【BUCHO】