プリンソフト理論

 

筆者は一時ミニストップのプリンソフトにはまっていた。プリンソフトとはソフトクリームと、カスタードクリームが合体したすばらしい食べ物である。しかしプリンソフトというのは難しい食べ物である。とくに初心者は十分な予習が望まれる。以下の文章において、プリンソフトを食べる上で注意すべき点を短くまとめてみたい。

     

1.「混んでいる時は注文するべからず」

 

まず第一に、注文してからけっこう時間がかかるということに注意しなければならない。特にレジに人がたくさんならんでいるときは注文しにくい。周りから「えーこんなに並んでるのに注文しちゃうんですかい?」という目で見られる。だからレジにたくさん人が並んでいる時は、さりげなく雑誌を立ち読みしているふりをするなどして、ひそやかに購入のチャンスをうかがわなければならない。

     

2.「スプーンはすぐにビニールから出すべし」

 

プリンソフトはスプーンを使って食べるシステムになっている。店員は客からプリンソフトの注文を受けると、「ではさきにスプーンからお渡しします。」などといってスプーンを渡してくる。その後しばらくしてプリンソフトが渡されるのだが、我々はプリンソフトを受け取る前にスプーンをビニールから出しておかなければならない。なぜならプリンソフト本体を片手に持ちながら、もう一方の手でスプーンをビニールから出すのは困難だからである。もしビニールからスプーンを出さずにプリンソフト本体を受け取ってしまった場合は、口でビニールを噛み切るか、店員に「すいません、持ってください。」など といって頼むか、そうでなければ溶けていくプリンソフトに無念さを感じつつ、家まで帰らなければならなくなる。

 

以上の点に注意すれば、みなさまも一流のプリンソフターになれるかもしれません。(もう季節的にアイスなんか食ってる場合ではないが…

          

【BUCHO】