ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2012 トリさんの場合〜
1. お名前、プロフィール
<お名前>
トリ
<プロフィール>
近畿圏の公立高校。田舎です。
2. 受験形態
指定校推薦
ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
高1の時に祖母に聞いて初めてICUの存在を知りました。
その当時は第二志望として考えていたためあまり興味を持っていませんでした。
2年の秋に受けるなら一応と思って学校の案内を取り寄せ読んだところ、とても興味を持ちました。
そして、3年の夏オープンキャンパスに行き、ICUを第一志望に変更しました。
夏休みがあけて学校に来ている指定校推薦の一覧を「まさか無いよな」と思い見たところ1枠あったこと、評定がぎりぎり足りていたことから指定校推薦で受験する事になりました。
受験対策
a.願書-1<1.ICUで何を学びたいかという内容だったと思います>
先に二番目の方を書いていたため、そちらと重ならないように考えるのに悩みました。
実は書きだしたのも学校に提出する日の数日前で、前日に慌てて仕上げました。
昔から文理問わず様々なことに興味を持っていたことから、ICUのメジャーの幅広さと選択の組み合わせが可能な環境で、さらに様々なことに興味を持って学びたい、ということを書いたと思います。
a.願書-2<2.あなたの人生に多く影響を与えた出来事とICUにどのような意味を見出すかという内容だったと思います>
英訳する都合上こちらを先に書きました。しかし、途中で(というか、ひと通り書いて英訳してから)この文章では抽象的すぎて英訳できないということで書き直しました。
そのため、こちらも仕上がったのは一週間前ぐらいで英訳の時間があまりなく苦労しました。
英語や外国への思いが変化した今までの人生での経験を述べ、ICUのELAヘの思いを書きました。
a.願書-3<2を英語で要約>
前述のとおり英訳の時間が殆ど無く、忙しい中英語の先生に前日に何度も見て頂きました。
とりあえず、早くから日本語書いとけよ、と後悔しました。
b.校内選考の様子・ポイント・アドバイス
評定平均
4.2
理系だったので評定の条件が0.2下がる条件の教科をとっていたため、ぎりぎり足りていました。
早くから指定校推薦があることを確認し、普段から努力しておくことが必要だったと思います。
私の学校は近畿圏の田舎にあるため、まずICUの存在をあまりみんな知らないため、校内選考で競合することはありませんでした。
c.会場試験
小論文
メディアから受ける影響(模倣行動、馴化)についての文章
問題が5問あり、1問ごとに罫線が15行ほど引いてあります。下まで埋める必要は無いと思われます。
小論よりは国語の記述問題のほうが近いです。
1問、馴化の起こる過程について文章中の用語を使い、図示せよという問題があり少し驚きました。
出願の書類と一緒にいただける昨年度の問題を読み、文章を読めばできるかなり簡単な問題だという印象を受けました。また、このサイトの体験記からテーマが毎年変わることもわかっていました。
そのため、昨年度の問題を読み答えを考えるくらいしか対策はしませんでした。あと、対策というほどではありませんが、赤本の社会科学・人文科学の問題を読みました。
面接
先生2人、受験生3人の集団面接。30分、問4つでした。
面接官は男の先生二人で、一人は経済、もう一人は哲学メジャー、一人は外国人だと思います(日本語が微妙に片言だったため)
・ ICUの教育方針のようなものと思うこと
志望理由を教育方針と関連させてこたえました。
・ICUのキリスト教精神についてどのようなものだと思っているか
自分とキリスト教の関わり(ほとんどないということも正直に言いました)、ICUの宗教を強制しないという姿勢から考えたことを述べました。
・3つ目の質問は忘れてしまいましたが、社会的なことを答えた記憶があります。
・世の中にある矛盾について考えていること
現代政治のおかしいと思うことと民主主義への絶対視について考えていることを述べました。
どの質問に対しても、全員が意見を述べた後それに対して先生が自分の考えを述べられたので、あまり面接という感じがしませんでした。
会場試験で印象残ったことや、ポイントだと感じたこと
男子は少ないです。約50人の部屋に3人くらいしかいませんでした。
昼食はなにか持って行って会場で食べたほうがいいかもしれません。食堂に行って帰ってくると、周りの人たちは仲良くなっていてちょっと居づらくなります。
推薦入試へのアドバイス
指定校推薦は気負いしないで望めば大丈夫だと思います。
<Next>