2022年度ICU総合型選抜(AO入試)、二次試験はオンライン個人面接に

ICU(国際基督教大学)より、2021年10月23日(土)に予定されている2022年度のICU総合型選抜(AO入試)の二次試験は、オンラインによる個別面接が実施される事が発表されました。面接はZoomを用いて行われます。

グループディスカッションは行われません。結果的には昨年度(2021年度)のICU総合型選抜と同じ形になりました。

これに伴い、ICU総合型選抜の入試受験生は、昨年度同様に、「オンライン面接受験に関する確認書」に署名して提出する必要があります。

この「確認書」は去年の場合は、総合型選抜の出願時にWebサイトよりダウンロードして各自で署名をする形でした。

確認書の中には、オンライン個人面接は受験生1名のみで受験し、同席者がいてはいけないこと、机の上には受験票以外を置いてはいけないなど、オンライン面接の基本的な確認事項が書いてあります。

ICU総合型選抜の入試受験生としては、二次試験がオンライン個別面接であることが早めに確定したので、まずはWebカメラやマイク、通信環境や面接をする部屋の確認など、Zoomの利用環境を確実に整えておくとよいでしょう。

ICU総合型選抜の二次試験のオンライン個別面接に際してどのような機器がよいかなどは後日のエントリーで検証してみたいと思います。

(ICU公式サイト)

2022年度総合型選抜における新型コロナウイルス感染症に対する本学の対応について
https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/news/20210716.html

*ICU総合型選抜の二次試験がオンライン個別面接に変更された旨は「総合型選抜における試験実施方法の変更について」で確認できます

2021ICUオープンキャンパス、オンライン開催へ

本日ICU国際基督教大学から7月,8月のオープンキャンパスはオンラインでのみ開催される旨が発表されました。

今回はあらかじめオンラインでも実施することが公表されていましたので、モデル授業等は予定通り受講することができます。

ICU受験生としては今後の入試関連のイベントはどうなるのか気になる所ですが、昨年は以下のような感じでした。

 

2020(昨年度)の入試関連イベントの実施状況

オープンキャンパス→オンラインで実施

秋のAO、指定校推薦などの面接→zoomでオンライン個別面接を実施

秋のICU祭→一部団体有志によりオンラインでイベントを実施

秋のCampus Visit Days→開催

2月の一般選抜→例年通りICUのキャンパスで会場試験を実施

 

入試関連のイベントは去年と同じような実施状況になりそうでしょうか。

ちなみに今年のオープンキャンパスは午前と午後の二部制ですが、オンラインで実施される利点をいかして、午前と午後でそれぞれ違うモデル授業に参加することも可能ですね。ICU教員の授業をライブで受けることができる貴重な機会なので、事前に興味のある授業の時間をチェックしておきたいところです。

特にATLAS(総合教養)や人文・社会科学は、ICUの授業につながるの内容が入試問題として出題されるため、オープンキャンパスでICUの先生方の授業を受けることは入試対策上も大いに役立つと思います。

2021年度ICUオープンキャンパスの申し込みおよびプログラムは下記URLからアクセスできます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/oc2021sm.html

 

ICUオープンキャンパス特別企画

<今年度はオープンキャンパスの特別企画(8/16~8/20)が実施>

今年度はオープンキャンパスの特別企画として、8月16日(月)から8月20日まで、5日間連続で、様々なメジャーのICU教員による90分のZoomを用いたレクチャーが予定されています。

9:30-11:00
8/16(月)言語教育
8/17(火)心理学
8/18(水)国際関係学、政治学、グローバル研究
8/19(木)哲学・宗教学、平和研究
8/20(金)化学、環境研究

下記URLから申し込み手続きが可能です。

ICU Open Campus

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/oc2021sm.html

2022年度ICU国際基督教大学総合型選抜(AO入試) 入試要項公開、去年との比較

ICU国際基督教大学公式サイトで2022年度ICU総合型選抜(AO入試)の入試要項が公開されています。

要項の内容は昨年度からほぼ変化はなく、ICU総合型選抜受験生としては例年通り取り組めば問題ありません。

昨年度は二次試験の内容がグループディスカッションからZoomを利用したオンラインによる個別面接に変更されました。

入試要項では例年通りICUの試験会場でのグループディスカッションが予定されています。しかし今後の状況によっては昨年度と同じように、二次試験がZoomでの個別面接に切り替わる可能性も高そうです。

総合型選抜(AO入試)に先行する形で4月帰国生入試の二次試験が9月に行われますが、この試験ではすでに二次試験がZoomでの個人面接に変更される事が決定しています。

(4月帰国生入試の変更に関する告知 ICU Webサイトより)

ICU国際基督教大学総合型選抜(AO入試)の要項は下記URLから確認可能なので、受験生は早めに目を通しておきたいところです。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/special/

ICU国際基督教大学、2021年度一般選抜入試数学の出題ミスを公表

6月15日にICU国際基督教大学の公式サイトが更新され、2021年度一般選抜(一般入試)の数学において以下の出題ミスがあった事が公表されています。

「自然科学」における数学 Part I 小問 4 および 9 において、複素数の絶対値を用いた問題を出題したことを確認した。複素数の絶対値は数学 III において扱われる項目であり、本学の一般選抜における数学に関する出題範囲外からの出題であった。

 

結果的に小問4、問9は全員正解となって、採点をやり直したが、合否判定に変化はなかったとのこと。

過去には出題ミスは答えが無いパターンや答えが複数あるというパターンが多かったのですが、出題範囲が原因というのは初めてです。

遡って確認してみたですが、自然科学講座は1998年から現在の4教科制になって、1998年度も数学I・II(現在の数学I・II、A・B)を出題範囲とする旨が書いてありました。過去問を見ると高校数学を超える問題は何度も出題されているのですが、今回の複素数の絶対値は数IIIの複素数平面に登場するので、確かに数IIIに該当してますね。

なぜ今回の公表があったかを検討したいと思います。

文系の受験生の場合、人文・社会科学を受験しますが、この教科は、自然科学以外のICUの入試問題がそうであるように、そもそも「出題範囲」という概念がありません。

「人文・社会科学」は文学、哲学、芸術、宗教、政治、経済、歴史、社会などの分野から出題されます。(ICU Webサイト)

人文・社会科学は、人文・社会科学の領域から選ばれたテーマについての資料を熟読し、それに関する設問に解答します。課題として与えられた資料の内容を体系的に理解し把握する力、論理的に推理・思考する力、さらに資料で与えられた知識や原理を応用する力、資料の内容をもとに新しいことを推測す
る創造力をテストするものです。(ICU入試要項)

 

人文・社会科学は特定の科目とはリンクしていないので、出題が教育課程の範囲を超えているという「出題ミス」は起こりえません。

一方、自然科学に関してはICU入試の中では唯一、高校教科にリンクすることが明記されています。このように明記されるようになったのは1998年からで、ICUは元々理系の受験生が少ないため、教科を細分化し、高校数学理科との関係性を明確にすることで、理系の受験生の受験を促進するという狙いがあったと考えられます。そもそも「出題範囲」が書かれているのは「自然科学」だけです。

自然科学は、数学、物理、化学、生物のそれぞれの分野から出題され、受験生は試験時にその中から2 分野
を選択して解答します。出題範囲については下表の通りです。
分野: 教育課程
数学: 数学I 、数学II 、数学A、 数学B(数列、ベクトル)
物理: 物理基礎、物理
化学: 化学基礎、化学
生物: 生物基礎、生物
(ICU入試入試要項)

 

特に数学に関しては数学IIIが出題範囲ではない事が示唆されている上で、今回の内容が数IIIの具体的な単元の中に登場する内容であることから、今回の公表に至ったというところでしょうか。

いずれにしても自然科学受験者、特に数学選択者は出題範囲をしっかりと学習しておけば大丈夫という事は言えそうですね。

せっかくなので総合教養(ATLAS)と英語の出題も確認しておきましょう。

総合教養(ATLAS)

「数量的領域」「言語的領域」「分析的領域」におけるリベラルアーツ教育への適性を測るとともに、試験の内容に「講義を聴く」要素が含まれる試験です。まず15分程度の短い講義を聴き、それに関する設問に解答します。その後、講義トピックについて人文科学、社会科学、自然科学の観点からの論述等を読み、それぞれの設問に解答します。ICUの授業の疑似体験を通して迅速かつ的確な判断力、論理的な思考力、これまで学んできた知識や考え方を柔軟に問題解決に応用する能力などを評価します。(ICU Webサイト)

ATLAS (Aptitude Test for Liberal ArtS):
文系・理系にとらわれないリベラルアーツの「世界地図(アトラス)」をプレビューすることによって、ICUの教育への適性を判断するものです。
(ICU Webサイト)

総合教養(リスニング含む)は、リベラルアーツの基礎となる人文科学、社会科学、自然科学を統合した学力を判断する総合問題です。特定のテーマについての講義を聴き、その内容およびそれに関連する論述や資料に関する設問に答えます。文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心や論理的で批判的な思考力を養うICU の一般教育の授業を受けるつもりで取り組んでください。(ICU入試要項)

 

総合教養に関する入試要項の記述は、何が出るかというより、試験を頑張ってくださいというメッセージになっています(笑)。

英語

入学後の「英語での学び」への適性があるかを評価します。通常の日本の大学入試に多く見られる英文和訳・和文英訳のような問題とは異なり、英語でものを考え、理解し、分析する能力を測ることを目的とします。 全体の意味と各文の論理関係を理解する力が求められます。 2部構成でまずリスニング(約30分)を行い、引き続きリーディング(約60分)となります。(ICU Webサイト)英語(リスニング含む)は、英語で書かれた資料を読み、それに関連した問題に答える形式の読解の試験と、スピーカーから流れる短い講義を聴いて、正答を選ぶ形式のリスニングがあります。(ICU入試要項)

 

ICUの英語も高校の英語にリンクするとは書いていません。実際の入試ではアカデミックな英文が出題されていて、英語を用いて大学で学んだり研究したりする能力を測る試験の構成です。

このように各教科の出題を並べてみると、自然科学はだけが出題範囲を特定されていて、さらに数学は数IIIが含まないことが示唆されているという意味で逆に特殊ですね。今回の公表もそのような背景が反映されていると思います。また、自然科学以外の試験科目は高校の教科とはリンクしていない点は再確認しておきたいところです。

ICU入試の受験生としては、ICU入試の出題の幅広さを再認識して、闇雲に取り組むのではなく、過去問を中心に勉強をして、特にどのようなコンセプトで入試が行われているかを常に確認しながら学習を進めたいところです。

ICU国際基督教大学 夏のオープンキャンパス、申し込み募集開始

2021年7月17日(土)に開催されるICU(国際基督教大学)オープンキャンパスの参加申し込みが本日から可能です。

 

今年のオープンキャンパスは7月17日(土)と8月21日(土)に実施され、さらに8月16日(月)から8月20日(金)まで特別企画も実施予定です。

今回の申し込みは7月17日開催分です。

8月開催分は8月4日から申し込み可能となる予定です。

今回の特徴としては、予約制で各日程で午前(10:00-12:45)と午後(14:00-16:45)の二部制で実施されます。午前と午後は同じ内容です。

いずれの日程ともオンラインで参加可能です。

また、コロナの状況によっては開催がオンラインのみになる可能性もあります。

2021年度7月17日開催のICUオープンキャンパスの申し込みは下記URLから可能です。例年より申し込み受付から開催までの日程が短いため、早めに申し込みをしておきたいところです。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/oc/oc2021sm.html

ICU 総合型選抜(AO入試)合格者インタビュー4 ICUの授業と寮生活

(ICU入試合格後、入学しての印象はいかがでしょうか?)

ELAの授業がすごく多くて、慣れるまでは大変でした。
課題などをこなしていると1週間があっという間です。

(今のELAはどのような種類の授業があって、週に何コマくらいELAがあるのですか?)

はい、ストリームは3で、ARW, RCA, ASの3種類の授業と論文の個別指導があって、全部で10コマくらいですね。

(本当にELAの授業は多いですね。やはり今はオンラインの授業が中心でしょうか?)

私のセクションでは実際に先生が教室で授業をしながらオンラインにも対応しているMixの授業が多いです。

また、ARWは1コマだけ全員教室に出席する授業があります。
担当する先生によって異なるのですが、私のセクションの場合は、少なくとも週に1回はセクションメイト全員に会う機会があります。

(その他のMixのクラスの教室出席者とオンライン出席者の比率はどれくらいでしょうか?)

私のセクションでは半々くらいだと思います。

ほとんどの授業で教室に来ている人もいれば、対面授業以外は登校しないというセクメもいます。

もっと多くの学生が教室に参加しているというセクションもあるそうですので、どれくらい教室に来るかはクラスによって分かれるみたいです。

ELA以外の授業はZoomでの授業ですね。

(関東地方のご出身で現在は寮に入っておられますね?)

はい、旧寮の一つに入っています。

(旧寮には希望して入ったのですか?)

今いる旧寮を第一志望にしました。

(新寮ではなく旧寮を希望された理由は?)

理由の一つは家賃が安かったからです(笑)。

また、旧寮の方がよりアットホームなイメージで自分の希望に合っていると思いました。

(現在ICUに残っているICUの旧寮はどこがありますか?)

カナダハウス、第3女子寮、第4女子寮の3つが旧寮、
グローバルハウスも併せて自治寮と呼ばれています。

(新寮と旧寮の雰囲気の違いは?)

旧寮は学生が主体となって寮を運営していて、寮生同士の一体感があって、寮生全員で寮を維持、管理していくという意識があると思います。また、人数が少ないのでみんなが知り合いというか、アットホームな雰囲気ですね。

新寮の方は収容人数が多くて、フロアごとでセキュリティなどが分かれているので、旧寮のように全員が顔見知りという事はなくて、フロアによって雰囲気が違うという話を聞きます。

(部屋は何人部屋ですか?)

私の寮は2人部屋です。ICUの寮は2人部屋のところが多いと思います。

(リーモート授業が中心である中で、寮の人間関係は貴重かもしれませんね)

寮生である必要はないと思うのですが、定期的に大学のキャンパスに来ることがとても大事だと感じています。
リモートだけでは人間関係や交友関係を広げる場が限定されてしまう部分があると感じます。
週に何度かは学校に来ないとサークルなどにもなかなか参加できないと思いますので。

(寮の倍率というのはどれくらいなのでしょうか?)

私の寮の場合、旧寮で人数が少ないため、1年生は6人の募集に対して16人の応募があったそうです。

もちろん規模の大きな新寮はもっと多くの募集があるので、希望したらどこかしらの寮に入れたという人が多いと思います。

また、旧寮は自治寮であるため、新入生を既存の寮生が選ぶことになっています。
そのため応募書類は自分の希望や性格などをしっかりと書く必要があります。寮生による選考では寮との相性が重視されているようです。

新寮は大学が運営しているので、入寮に際しては自宅との距離などが重視されるのではないでしょうか。

(新入生も大いに歓迎してもらえそうですね)

私の入った寮はびっくりするくらい上下関係がなくて、上級生にも気軽に何でも聞けるという雰囲気があります。
いつでも先輩に相談したりできますし、同期の1年生同士の仲間がすぐにできたのはとても大きいですね。

先日は他の旧寮と合同で新入生の歓迎会がありました。

また、仮装イベントのイニシエーションもありましたよ(笑)

(ICUの寮の伝統の仮装イベントですね。授業はオンライン中心だと思うのですがリモート授業に仮装して出席したという感じですか?)

はい、Zoom上でカメラに写る時に仮装している感じでした。
コロナ対策で、各寮の新入生は期間をずらしてイニシエーションに参加しました。

——–

(最後に来年以降のICU総合型選抜の受験生にアドバイスをあげるとしたら?)

ICUのAOが外部英語試験が必須で、
英語が得意な人が受かるイメージもあったのですが、
それほど英語が得意ではない私でも合格できました。

英語の資格は大事な要素の一つではあると思うのですが、
あくまでも総合型選抜ですので、それだけでは決まりません。
むしろICUの求める生徒像に合っているかという事の方が大事なのではないかと思います。私にとっては総合型選抜は受験のチャンスが1回増える試験というイメージだったので、まずは出願してみる事が大事だと思いました。特に昨年度コロナの影響なのか、AOの合格者が多めに出ていたので、受験生にとってはチャンスかもしれません。

(ありがとうございました)

(ICUには新寮・新々寮以外にも、学生が中心となって運営する自治寮と呼ばれる寮もある。写真はグローバルハウス)

ICU 総合型選抜(AO入試)合格者インタビュー3 二次選考 個人面接

(ICU総合型選抜(AO)の二次面接に関して伺います。今年度は会場でのグループディスカッションではなく、オンライン個人面談で二次選考が実施されました。オンライン面接の何日か前に通信環境のチェックがありましたね?)

はい、ICUの担当者の方とZoomで接続をして、問題ないかを確認してもらえます。試験本番で使う機材を事前にチェックしてもらう感じです。

(どのようなカメラ、マイクでWeb面接を受けましたか?)

カメラはノートPC付属のもの、マイクはヘッドセットタイプのものを使いました。

(Web面接の機材などで気をつけるべきことはありますか?)

逆光にならない場所で面接を受けるようにして、机の上には資料を含めて何も置いてはいけないという点には気をつけました。

しかし、実際の試験では面接官の先生のカメラが逆光気味でした(笑)

また、通信や機材の不調があったようで、面接は予定時間より遅れて始まりました。

いずれにしても事前にチェックしてもらえますし、受験生は機材などに必要以上に気にしなくてもよいのではないかと思いました。

(入試の面接をする先生はヘッドセットやイヤホンマイクを使っていましたか?)

いえ、2人とも何も付けておられなかったので、ノートPCもしくはWebカメラのマイクを使っておられたと思います。

(オンライン面接の2人の先生はどのような組み合わせでしたか?)

男性と女性の先生がそれぞれ1人ずつの組み合わせでした。

男性の先生が音楽を中心に願書に関連した質問、
女性の先生がICUの志望理由など一般的な質問をしていたので、
もしかすると役割分担があるのかなという印象を受けました。

(ICU AO入試の面接官の先生方は、応募書類を読んできていて、事前に質問を考えているようでしたか?)

はい、私が書いた内容はちゃんと読んでもらえているという印象を受けました。

また、音楽に関連した質問が出ていたので、専用の質問が用意されていると思いました。

(音楽に詳しい先生が出てこられた感じですか?)

男性の先生は音楽に造詣が深いと思いました。

(いずれにしても小論文や活動歴で書く内容を中心に面接で問われたという事ですね)

はい、一般論のような、例えば社会一般をどう思うかというような、ぼやっとした質問はなくて、提出した資料に関する具体的な質問が中心でした。

そのような意味でも、提出する資料には自分の専攻の希望などを含めてはっきり書いた方が、二次面接で担当する先生が具体的な質問を返してくださると思います。自分の中で指針を明確にして提出書類を書くことが大切だと思いました。

(印象に残っている質問はありますか?)

2つの主張に対してそれぞれ賛成か反対かとうい質問がありました。

一つ目は「音楽に国境はないが国籍はある」、

二つ目は「リベラルアーツは交響曲(シンフォニー)より協奏曲(コンチェルト)に近いものである」

というものでした。

(それぞれどのように答えましたか?)

はい、緊張していて何と答えたのかは曖昧な部分があるのですが、
概ね以下のような感じで答えました。

「音楽に国境はないが国籍はある」という質問に対しては賛成で、

音楽は言語を伴わないので、国境を超えて楽しむことはできる
その一方で、その土地にそれぞれに根ざした音楽もある
また、音楽家の活動や音楽の配信という視点からみると国籍というものはたしかにある
音楽には視点によって多面的に捉えることができるものであるという事を答えたと思います。

「リベラルアーツは交響曲(シンフォニー)より協奏曲(コンチェルト)に近いものである」
という質問にも賛成の立場で答えました。

リベラルアーツをICUでの学びと結びつけて考えると、
ICUではみんなで同じものを作り上げるというよりは、
それぞれが個性や自分の専攻をいかした上で、それらが結びつくのがリベラルアーツではないかと。
みんなで同じものを作り上げるシンフォニーよりは、個人へのフォーカスもあるコンチェルトであるから、その主張には賛成である、という風に答えたと思います。

(緊張する面接でそれだけの回答ができたのはすごいですね。)

総合選抜二次試験で、サブマリンさんがオンライン個人面談で使用したヘッドフォンのイメージ。USBでPCに接続するタイプのもの。

(次回に続きます)

ICU 総合型選抜(AO入試)合格者インタビュー2 自己活動歴と自己評価

(引き続きICU総合型選抜(AO入試)の応募書類に関して伺います。800字の自己活動歴はご自身の実績を中心に書いておられますね)

はい、そちらにはどのような活動をしてきたかという事と、自分の役割を中心に書くようにしました。

(活動歴に「読書コンシェルジュ」という活動を書いておられるのですがこれはどういったものですか?)

私はT県の高校に通っていたのですが、T県では生涯学習への取り組みの一環として、県内の高校生に「読書コンシェルジュ」県内の高校生世代の読書活動推進リーダーとして「読書コンシェルジュ」という活動を行うメンバーを募集しています。読書コンシェルジュの役割は高校生に対して読書活動推進したり、県内のビブリオバトルへの参加や運営をしたりすることなどが含まれます。

はい、「読書コンシェルジュ」は私の通っていたT県の生涯学習に関する取り組みの一つです。県の募集に応募して、「読書コンシェルジュ」に選ばれると、県内の高校生世代の読書活動推進を行うメンバーとして活動します。主な役割は県内の図書館や高校で読書推進に関連した活動や、県内のビブリオバトルへの参加や運営などです。

(ビブリオバトルとはなんですか?)

書評をテーマにした読書のイベントで、ビブリオバトル参加者は、5分間で書評をして、自分の好きな本の紹介をします。どの本を一番読みたくなったかという得票を参加者同士で競います。

(ご自身も参加されたのですね?)

はい、県大会に参加しました。

(大会ではどんな本が紹介されるのですか?)

絵本以外ならどんな本でも紹介してよいというルールでしたが、小説を紹介する参加者が比較的多かったですね。また、メジャーな本が紹介される事が多いのですが、知名度が低い本を紹介する参加者もいます。例えば「オイラーの公式」に関連した数学本が紹介された事もあります。

(引き続き総合選抜(AO)のその他の応募書類に関して伺います。評定平均を4.9で提出されていますが、どうやってこんなに高い成績を維持したのですか?)

高校は田舎の県立の女子校だったのですが、どの科目もテストでちゃんとした点数を取れば良い成績がもらえました。また、家庭科や保健体育などもちゃんとやろうという事は自分の中で決めていました。

指定校などを具体的に考えていた訳ではないのですが、成績が良ければ選べる大学の幅が広がるので、とにかく成績は維持しようと思っていました。

評定を後から良くするのは難しいですし、高校の成績が足りなくて特定の入試に申し込めなかったというのではもったいないですからね。

(塾などには行っておられてのですか?)

高2から英語だけは塾に行って、高3からオンレクを受講していましたが、基本的には3年までずっと学校の勉強が中心でした。

(英語成績として英検2級を提出されていますが、これはいつ頃取りましたか?)

英検2級を取ったのは、高校2年生の終わり頃です。

高3の春にも準一級も受けてみたのですが失敗してしまいました(笑)

欲を言えば、高2の終わりまでに準1級を取れるようなスケジュールでやっておけばと思います。英語の資格は結果が出るのに時間がかかるので早めに取り組んだ方がよいですね。

(AO入試の一次試験は書類を揃えるのが大変だと言われていますが、実際にやってみてやはり大変でしたか?)

大変でした(笑)。とても時間がかかったというのが率直な感想です。
提出は9月ですが、8月中はほとんどAOの書類にかかりきりでした。

おそらく単純に書類を揃えたりするだけなら半月でもできると思うのですが、
いいものを書くのであれば、1ヶ月くらいはみておいた方がよいと思いました。

また、推薦状なども必要です。早めに準備をする事が大事だと思いました。

(AOの書類の準備に際して関連してコロナ禍の影響を感じる部分はありましたか?)

夏休み中に先生が登校する日程が限られていたので、書類を揃えるのが少し大変だったかもしれません。全体を通してみるとそれほど大きな影響は感じませんでした。

(コロナ禍で活動に制約がある中で、来年度以降のAO入試への影響をどう考えますか?)

そうですね、実際にICUの総合型選抜の試験を受けてみて、活動や実績の大きさだけで合格者を選んでいる訳ではないという印象を受けました。高校での活動に制約がある中でも、リーダーシップや学習への取り組み方などの部分はちゃんと評価してもらえたのではないかと思います。

 

ICU 総合型選抜(AO入試)合格者インタビュー1 小論文

今回は2021年度のICU総合型選抜(AO入試)に合格されたサブマリンさんにお話を伺いました。サブマリンさんは関東地方の公立高校のご出身で、オンレクの総合型選抜添削講座を受講されていました。

(オンレクのICU一般選抜対策に加えてAO添削も受講されています。一般と総合型選抜の両方の入試を視野に入れて検討しておられたのですね?)

はい、本命はAOではなく一般選抜だという意識がありました。

オンレクに申し込んだのは4月で、ICUの過去問の演習をしながら、総合型選抜の書類の添削など対策をしてもらえるという魅力がありました。

ICUのAOはそんなに甘い感じではないと認識していましたので、入学のチャンスを増やすために出してみようかなという気持ちで始めました。

(小さいころから音楽に取り組んでおられたのですが、音楽の専門性を持った大学への進学とICUと迷った部分はあるでしょうか?)

はい、進路はすごく悩みました。

高校1年生の頃は音楽系の大学で進路希望を出していました。

しかし音大への進学を考えると、ピアノ実技を含んだ入試対策と学校の勉強を両立できるのか、次第に疑問を感じるようになりました。

高校の成績は維持できていましたし、勉強にはしっかり取り組んでいた方なので、実技の入試がない大学で音楽の研究ができないかと考えるようになりました。

その時点では教育学部の音楽専攻や、芸術系統の学部の音楽研究などが候補にあがりました。

しかし、入試に実技がないところで音楽の研究ができるところは限定されていて、青学や明治学院大の一部学部くらいしかありませんでした。

また、それらの学部では純粋に音楽を学問として研究をするという感じでした。

私は様々な音楽の体験を通じて、音楽と社会などを結びつけて音楽の研究をしたいと考えるようになったのですが、そのような自分の希望とは違っていると思いました。

また、進学先の情報を集めるうちに、純粋な音楽専攻は大学卒業後の進学や就職などの点で将来の進路も限定されるという印象を受けました。

一方、ICUでは数あるメジャーの1つとして音楽があるイメージで、他の分野と結びつけて音楽の研究をすることが推奨されているように感じられました。

もちろん国際性が強く英語をしっかりと学べますし、進学や就職まで考えると、ICUで音楽を中心に学ぶことは自分の希望にあっていると考えました。

(提出書類の一つである1500文字の小論文に関して伺います。音楽へ強い関心を持つ中で、ICUへの進学希望する理由と整合性をつけながら小論文を書くのは大変だったのではないですか?)

そこは一番大事なポイントの一つだったと思いて、その点には十分に時間をかけて書きました。

(実際に書いた内容をご紹介いただけますか?)

音楽、芸術、文学の価値といったものは、社会の利益に直接は結びつきにくいので、大学の学びの中ではあまり重視されていない部分があると思います。
それに対して ICUのあり方というのは、どの学問を重視するではなく、
たくさんの学問を垣根無く研究していくという中に音楽があって、自分がイメージしている音楽の研究にとても近いと感じています。そして、このような考えに至ったプロセスを自分の個人的な体験や経験を含めて書きました。

(個人的な体験を含めて、なるべく本音で小論文を書こうという意識はありましたか?)

そうですね、自分の考えを書類にあわせて無理に作りあげるのではなくて、今の考えに至ったプロセスを率直に書くことで、小論文に一貫性を持たせようと思っていました。

また、高2で参加したオープンキャンパスのAO入試受験者向けの説明会で、応募書類の内容はどれも似たような内容になってしまっているというお話がありました。
特に英語や国際交流の話を書いてくる人がとても多いという指摘もありました。

そのような意味で、小論文の中でも自分らしさみたいなのは変えずに書きたいとは思っていました。

(次回「自己活動歴と自己分析」に続きます)

ICU教会のパイプオルガン。オーストリアのリーガー社製。ICU本館4Fには宗教音楽センターがあり、パイプオルガンの演奏の講座も開講されている。

ICUの総合型選抜(AO入試)で提出する1500字の小論文の用紙。