ICU Cherry Blossom奨学金,ICU奨学金,ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜

今回は第1期のICU Cherry Blossom奨学金に採用され、オンラインレクチャーを利用してICUに合格したカンサイジンさん(以下Kさん)にお話を伺いました。

Cherry Blossom奨学金は2024年度から始まった新しい奨学金で、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)以外の高校出身の学生を対象としています。給付対象は20名で、採用されると入学金全額と、授業料の2/3が免除されます。つまり1/3の授業料でICUに通うことができます。また、予約型の奨学金であるため、入試を受験する前に結果が分かります。

ICU Cherry Blossom奨学金採用候補者内定通知(Kさんご提供)

(Cherry Blossom奨学金に応募したきっかけを教えてください)

はい、総合型選抜に応募するためにこまめにWebサイトをチェックしていたので、Cherry Blossom奨学金の募集が始まるということは高3の春の段階で確認していました。

それから高3の6月に募集要項が公表されて、申請開始から締め切りまでの期間が短かったため、すぐに手続きを始めました。

(Cherry Blossom奨学金の応募方法は?)

応募には「収入を証明する書類」と「調査書」が必要です。収入を証明する書類は取得を親に頼んで役所で取ってきてもらいました。調査書は高校で発行してもらう手続きをしました。これらの書類はレターパックで指定された宛先に送ります。

奨学金の応募はガクシー(https://gaxi.jp/)というサイトで行います。ガクシーの所定の申請フォームに入力して、レターパックの番号を画像をアップロードするなど、指示された手順を経て応募しました。

(志望理由などは記入しましたか?)

いえ、志望理由の記入は無かったです。調査書だけで決まるんだなと思いました笑

(調査書の評定平均はいくつでしたか?)

調査書は高3の6月に発行してもらう必要があったので、自分の高校の場合は2年までの成績で提出しました。評定平均は4.8でした。

(結果はいつ頃、どのような形で分かりましたか?)

結果は8月に分かりました。ガクシーのサイトにログインして、採用された事を確認しました。奨学金の採用通知書が表示されて、予約採用番号が書かれていました。

(予約採用番号とは?)

Cherry Blossom奨学金は予約型の奨学金なので、先に奨学金への内定が決まってから入試を受ける形です。そのため、ICUの入試を受ける際には、Cherry Blossom奨学金の予約番号を入力します。

(応募手続きを経て、Cherry Blossom奨学金の採用候補者に内定した感想は?)

手続き自体は事務的な作業なので、大変ではありませんでした。特に小論文を書くなどはなく、調査書などの書類をそろえて応募するだけなので、対象となる人は応募すべきだと思いました。

私は関西出身なので、東京に出て生活すると費用がかかりますし、奨学金への内定はとてもありがたいと思いました。もちろんその段階ではまだICUに受かった訳ではないので、入試を頑張ってICUに入学しようという気持ちになりました。

また、第1期の募集ということもあったと思うのですが、募集開始から締め切りまでがとても短かったです。こまめに情報収集しておくことは大事だと思いました。

(次回に続きます)

*参考:
今年度の場合は入学金30万円と授業料97万4千円が免除されるので、4年間合計で419万6千円に相当する。

ICU Cherry Blossom奨学金,ICU奨学金,ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜

本日ICU国際基督教大学の入試と奨学金関連のWebサイトが更新され、2024年度から新規に募集が開始されるICU Cherry Blossom奨学金の概要が公表されています。

2023年6月10日:6月9日に募集要項が公表されたので内容を更新しました。

ICU公式サイトで公表されたPDFより

第1次募集は2023年6 月19日(月)に申請受付が開始されます。今年度からはじまるという事もあって、公表から募集開始までが差し迫っているため、奨学金の対象者となっている人はICU入試対策として今すぐチェックした応募の準備をした方がよいです。以下に今回公表された事を中心に速報をお伝えいたします。

<奨学金の概要>

・採用されると入学金が無料になり、4年間の授業料・施設費の2/3が減免される
・1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)以外の学生で、家庭の収入が一定以下の方が対象。
・入試を受ける前に採用が内定する事前採用型。

<募集・選考スケジュール>

第 1 次募集第 2 次募集
 申請開始2023年6 月19 日(月)2023年11月1日(水)
オンライン申請フォームへの入力締切2023 年7月3日(月)23:59 まで2023年11月15日(水)23:59 まで
必要書類の郵送締切 (レターパックによる郵送のみ受付可)2023年7月4 日(火)当日消印有効2023 年11月16 日(木)当日消印有効
採否発表2023年8月9日(水)
午前11時(予定)
2023年12月7日(木)
午前11時(予定)

<詳細>

対象者など:
・1都3県以外にある日本の高校の出身者
・2024年度入試の出願予定者
高卒生(浪人生)、編入生もOK
・1都3県以外に居住する、通信制高校出身者もOK
・高認(高卒認定試験)は対象外
・外国の高校は対象外

募集人数:
採用候補者数は20名

対象となる入試:
・2024年度の一般選抜(編入を含む)/総合型選抜/学校推薦型選抜
・帰国生向けの入試は対象外

収入要件:
・年収900万円未満(自営業などの事業所得の場合は414万円未満)

提出書類:
1.収入に関する証明書
2.高校の調査書

<その他>

・「居住地(現住所)」ではなく、出身高校の所在地が1都3県以外である人が対象。ただし通信制高校出身者の場合は居住地が1都3県以外であればよい。

・採用されると入学金は無料、授業料・施設費は2/3減免。つまり毎年の授業料・施設費が約66%OFFになる。ICUの試算では国立大学程度の負担で卒業できる。金額的にかなり大きい。

・他の奨学金と違って、入試を受ける前に採用が決まる事前採用型。採用が決まった後に入試を受けて、合格して入学したら奨学生となる。入試成績に関係なく採否が決まる。

・学校推薦型選抜(推薦入試)は校内選考を通過すれば合格率が高いため、この奨学金との相性がよさそう。

・他の奨学金は入試出願と同時に申し込むが、本奨学金は入試に先駆けて応募する必要がある。初年度は認知度が低そうななので、対象者にはチャンス。

・家庭の収入証明と高校の調査書だけで応募できる。志望動機や小論文などの執筆は不要。

・応募に際して、評定平均などの高校の成績の要件はない。ただし高校の成績は選考基準の一つにされている。

・学業成績および収入・所得金額等により選考が行われる。

<6月9日公表の募集要項で追加された情報>

・本奨学金の採用候補者となった場合でも、ICU出願時にPeace Bell 奨学金に申し込むことは可能。Peace Bell 奨学金に採用されると、本奨学金の採用候補者からは外れ、Peace Bell 奨学金スカラーになる。なお、Peace Bell 奨学金には採用されず、本奨学金の採用候補者として総合型選抜もしくは学校推薦型選抜に合格して入学手続きをした場合は、一般選抜でICU Peace Bell 奨学金に申し込むことはできない。

・入学後に2年目以降継続して受け取るには審査があり、入学後の成績、および家庭の所得が一定の要件を満たしている必要がある。

<まとめ>

以上が2024年度に新規募集が開始されるICU Cherry Blossom奨学金の概要です。

新規の奨学金ということもあり、初回は今日の概要の公表から応募受付開始までが3週間程度しかなく、しかも人口の多い1都3県の人は応募できないため、対象者にはチャンスかもしれません。特に、2024年度の総合型選抜/学校推薦型選抜の出願予定者は2023年6月19 日開始の第1次募集しか応募機会がないので、ICU入試対策として対象者となっているかすぐにチェックした方がよいです。

<募集要項>

ICU公式サイトのICU Cherry Blossom奨学金の募集要項は下記URLから閲覧できます。

https://www.icu.ac.jp/admissions/finance/

入学者選抜の出願前に応募可能な奨学⾦→ICU Cherry Blossom奨学金→募集要項

ICU Cherry Blossom奨学金,ICU奨学金,ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,ピースベル奨学金,ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金

ICU国際基督教大学から、2024年度より新入生向けの奨学金が拡充される事が告知されています。

ICUの奨学金はICU入試の出願時に申し込める制度で、合格発表と同時に採用が通知される奨学金(新設のCherry Blossomは出願前に決定される予約採用型) であるため、ICU入試受験生にとってはうれしいニュースです。

ICU公式サイトより

ICU Peace Bell 奨学金 が拡充。4年間学費、寮費が免除に

ICU Peace Bell奨学金は4年総額400万円の給付型奨学金ですが、2024年度から入学金、学費(施設費を含む)、寮費(入寮費を含む)が全て免除される奨学金になります。ICUの試算によると2024年度は2,346,500 円相当、4年間で831.8 万円相当になるとのことです(Global Houseに住んだ場合の試算)。

現金給付型から免除型に変更されてはいますが、奨学金の内容は倍以上に拡充されています。

採用人数は14人で現在と変わりません。

現行の400万円の給付も十分にインパクトがありますが、2024年度以降は学費ゼロ寮費ゼロという、まさに特待生扱いの奨学金に拡充されます。

過去の奨学金において寮費免除というのはなかったので、ICUとしては新しい試みと言えます。現在のICUは学生寮がとても充実していますので、ICUとしてはその資産を活かす形の奨学金であり、学生にとってはキャンパス内の寮に費用免除で住めるというのは大きなメリットになります。

ICUトーチリレー High Endeavor奨学金が原則4年継続に

ICUトーチリレー High Endeavor奨学金は入学金および年間授業料・施設費の3分の1相当額が免除される奨学金です。現行では新入生の46名が採用され、その内、入試成績等が特に優秀な16名は4年次まで免除が継続されるという制度でした。

新制度では原則4年継続にとなり、採用人数が24 名になります。

ICU Cherry Blossom 奨学⾦が新設、(*1都3県民を除く)

こちらは新規の奨学金です。1 都3 県以外の国内の受験⽣を対象に授業料・施設費2 学期分が免除される奨学金 で、こちらも4年間継続されます。⼊試出願前に奨学⾦の採⽤可否を通知する「予約採⽤型奨学⾦」となる模様です。受かる前に奨学生になるかどうかが分かるとうい事ですね。

採用人数は20名です。

1 都3 県が除外されている所は気になりますが、確かに大学進学に際して地方から東京に出てくるというのはとても大きな負担でありますし、出願時に採用の可能性が判明している予約型であることで、地方からICU入試を受ける際に大きな励みになりそうです。

2024年度のICU入試以降は拡充された奨学金を利用可能

2024年度以降のICUの奨学金をまとめると以下のようになり、充実した奨学金が多数の学生に与えられる事が分かります。

ICUの試算によるとこれらの奨学金制度を利用してICUに入学する学生が各学年に行き渡る2027年度には、全学⽣の14%が⼤学独⾃の奨学⾦給付対象になるということです。一学年600人しかいないのにこれだけ奨学金が充実しているとういのはすごいことですね。

奨学金では入試成績がものを言う事になるので、ICU入試対策を万全にしつつ、大幅に拡充されたICU奨学金への採用も狙って行きたいところですね。