2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

プリン

<プロフィール>

出身高校: 県立
予備校・塾: なし
部活: 月1
特技: スーパーポジティブシンキング
その他: 私文、英検準一級(高2の3月)、純ジャパ
好きな言葉は"Don’t stop until you’re proud."

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9-9.5割
総合教養得点 = 7-7.5割
英語リスニング得点 = 5-6割
英語リーディング得点 = 4-5割

(センター得点 参考)
英語: 183 リスニング: 46
現代文: 97 古文: 38
世界史: 89

英語は高3になってからの模試等すべての中で自己最低点でした!
現代文はたまたま良かっただけです!古文は努力不足です。
世界史が苦手でした!苦手というか全然やっていなくて全範囲1周してない状態で受験を終えました!

4.併願校
合格校
早稲田大学国際教養学部[個]
立教大学異文化コミュニケーション学部[全]
法政大学グローバル教養学部[セ]
成蹊大学文学部国際文化学科[G]

不合格校
立教大学異文化コミュニケーション学部[個]
青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科[セ]
法政大学グローバル教養学部[T]
法政大学国際文化学部[T]

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高2のとき、今年はどこのオープンキャンパスに行こうかなぁと国際系学部を調べていて出会いました。それまでは名前もおそらく知らなかったと思います。
私は大学で英語をとにかく極めたかったので、まず一年次の徹底した英語教育に惹かれました。
バーリバリの文系ですが、脳科学や心理学にも興味があって、リベラルアーツもとっても面白そうだなと思いました。
次に留学や教員免許取得などやりたいことができるある程度のレベルならおっけーと思っていたので、ICUは十分私の求めている条件をクリアしていました。
そんな感じで、併願校もそんな感じです。ですがやっぱり他とは一線を画する教育水準の高さがICUの魅力であると、調べれば調べるほど感じるようになりました!
早稲田に受かってからいろいろな事情ですごく迷いましたが、ICUでしかできないこと、なれない自分が絶対にあると思うので精一杯頑張ろうと思っています!

6.ICUに期待するところ

誰よりも忙しい4年間を送るつもりです。英語の勉強と留学と教職課程履修が私の大学でやりたいことです。正直この3つはどの大学でも達成できますが、“ICUで”達成したいことを答えるとするならば、常に多角的に、批判的に考えたり、たくさん読んだり、書いたり、意見を発信したり、受け取ったり、そしてまた考えたり、という少人数でディスカッションや課題の多いICUならではのこのプロセスに少しでも早く慣れ、使いこなせるようになりたい、そして人間的に成長したいという風に思います。ELAが楽しみです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私は幼い頃から物知りで聡明な人たちがクイズ番組で自分の知識力を競い合っている姿に憧れて育ってきました。年齢が上がると今度は、知識量だけでなく他の人の自分とは違った考え方に触れ感心することも多くなりました。今はそうして新しい価値観を発見し自分の考えを深めることに楽しさと喜びを感じています。大学の4年間では高校までにはできなかったような新しい学びを通して視野をより広げ、真の思考力、柔軟性を養いたいです。そしてその学びこそが、すべてにおいて多様性に富んだICUのリベラルアーツ教育であると確信しています。様々な人々との初めての学びを通して、まったく新しい自分に出会えることを期待しています。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は自分も含め若者の持つ無限に等しい未来の可能性を考えることが好きで、そんな若者と過ごし学び、共に未来を背負っていく教員という職に憧れています。教師は生徒に教科に限らず実に多くのことを教えることができます。私は何より自ら学ぶ楽しさを伝えられる教師になりたいです。知識の分だけ深く考えられるし、世界の見方が変わるのだと多くの生徒に知ってほしいのです。しかしそのためには私自身がより様々な知識の使い方を習得し、学びの楽しさを認識し直す必要があると感じます。私はICUのリベラルアーツで 1.幅広く知識を習得しつつ、2.様々な人との討論を通して価値観の発見を楽しみながら主体的な学び、多角的な物事の捉え方を体感し3.それをさらに学問に活用することで自ら学ぶ楽しさを体現する、そんな4年間を過ごしたいです。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私は毎日その日の出来事や感想を日記を書くようにしています。少し大袈裟に思われるかもしれませんが私は限られた人生で時間を大切にしたいと考えていて、1日を振り返ることで次の日、また次の日と自分の将来したいことのためにより良い1日を過ごせると思うのです。これからもこの習慣を続けていきたいと思います。

a. 人文・社会科学

過去問を解く以外、特別な対策はしていません。常日頃、読書もしません。私は他大のための受験勉強でも、授業で使う古文単語以外の国語の参考書には一切手をつけませんでした。ただ決して「現代文得意だし余裕」というわけではなく、特別時間を割く必要があるほど難しいわけではなかったということです。過去問の得点率は3回解いて6-8.5割とバラバラでしたが、他の科目との兼ね合いにもよりますし、現代文的運要素でまぁ大丈夫だろうと思っていました。今年は満場一致で易化だったと思います。知識ゲー感がかなり薄れ、少し簡単めな読解問題という感じで楽しく解かせていただきました。

b. 総合教養(ATLAS)

とにかくできるだけ早く、そして最後のパートはできる問題は取り尽くそうと思い当日取り組みました。個人的にはパート3が少し難しかったなと思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

Podcastを気が向いたときに聞き流していました。本当はもっと早く対策を始めるべきだったと思いますが現実そうではなく、もうそんな時期だったので他に世界史を勉強する必要があって、それくらいの悪あがきしかできませんでした。もともとリスニングは苦手です。壊滅的ではありませんでしたが、夏にやった模試ではちょうど半分しか取れませんでした。そこから学校でもセンター対策でほぼ毎日なにかしら軽ーいリスニングをやっていたので、その影響なのかどうなのか入試直前の過去問では正答数は4-6問増えました。Podcastで速い英語に以前より抵抗がなくなったのかもしれません。本番はやはり音が響いて聴き取りづらかったですが、そうなることはわかっていたのであまり焦りませんでした。

<リーディング>

なんでか知りませんがICUの英語はみなさん得点率が芳しくありません。私もその1人で時間が足りないことが原因の一つにあると思います。過去問の得点は12月末と直前の頃で23/36(終わらなかった)→29/36(終わった)。入試当日までに早く解けるような工夫をしたわけではありませんでしたが、MARCHの過去問や同じく時間が厳しい早稲田の過去問で速読する癖づけはできるだけするようにしていたので、調子が悪くなければギリギリ解き終わるくらいにはなっていたと思います。私は問題を読んでから該当部分までになんとなーく区切って読んで解いていくスタイルでやっていました。本番は集中できず、内容が頭にまったく入ってきませんでした。諦めるのだけはだめだと思っていたのでなんとか頑張れました。英語のリーディングは、手応え皆無でも実は平気だったってことが多いので実際はわからないです。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

他の大学よりICUの当日の集合時間は1時間くらい早いので、私は家から遠くはありませんでしたが、前日はホテル泊しました。1月入ってから決めたので予約しようとしても最寄り駅に近いところはやはり埋まってしまっていました。自宅からいけなくもないかなという方も前日の過ごし方は当日自分のベストが出せるような選択をし、早めに準備をすることをおすすめしたいと思います!

8. 最後に一言

ICUには唯一無二の魅力があって、受験する人の中でも、第一志望にしている方の割合が他大学よりも高いのかなと思います。そして学業が忙しいと有名なところですから、目指す方はみなさん勉強することの意識が高いと思います。私はそんなICUの一面に期待していますし、今受験勉強を頑張っているみなさんと一緒に学べることも本当に楽しみにしています!
そして私はこれから以下のページで、ICUでの4年間をICUの魅力が伝わるように発信していきたらなと思っています!プロフィールを読んでいただくとわかりますが質問等も歓迎します!入試ついても一個人の体験ではありますが、色々と詳しめに情報提供をしているので、まだまだ始めたばかりではありますがきっと役に立てると思います!ぜひ覗いてみてくれると嬉しいです!
受験勉強、応援しています!

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

寝る子は育つ

<プロフィール>

都内私立大学付属高校 偏差値50
現役:K合塾 一浪;地元の小規模予備校 二浪:直前に予備校講座を二回受講
趣味 ボルダリング、運転
剣道部、囲碁部に高校で所属
ボルダリングが特技

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9割
総合教養得点 = 6割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 6割
(センター得点参考)
現役 560 英語読解8割、リス1問ミス
一浪 600後半 物化6割 英語6割、リス1ミス
二浪 未受験 ネット発表で当日に解いて数物8割

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

母親が海外大学卒業で、日本の大学ならICUが良いと高校在籍時に薦められて知った。現役時は下調べをせず、文系の正体不明なASIJ出身が多そうな大学ぐらいの認識しかなかった。一浪時に、ICU出身の有名な知り合いの方にICUについて教えてもらい、メジャー制度の魅力を発見し、受験の際にお試しで受けたところ不合格をもらいびっくりして増々好きになった。他大学在籍時は、その不合格にケジメがつけられず、ひたすらICUに移ることしか考えていなかった。

6.ICUに期待するところ

自分が想定もしない進路に巡り合うことを期待。
濃密な大学生活を送りたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私が本学を志望した理由は2つあります。一つ目は、リベラルアーツに重きを置き、自分が興味を持った 分野を進んで勉強できる環境が整えられている点です。日本の多くの大学では、所属する学部によって 選考内容がある程度限定される一方、本学はメジャー・マイナーと分けて選考できることから、異分野の 学問を同時並行で進めながら、獲得した知見を統合し自分だけの専攻様式をとることができます。二つ 目は、年齢、性別そして国籍により差別せずお互いを尊重しあう校風です。本学に入学したら、寮生活や 授業を通して、自身の価値観を刷新する意味でも積極的にコミュニケーションをとることを目指します。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私には、学びたい分野が2つあります。一つ目は、農業経済です。開発途上国に有効な経済政策を、マ クロ・ミクロ経済を学んだうえで農業経済の視点から研究し、それらの国に住む人々を援助をできるよう になりたいと考えるからです。二つ目は、公共政策とジェンダー論です。少子高齢化が加速する日本に おいて、出生率を回復させるためには何が必要なのか、高齢者の方が快適に暮らせる社会を形成する には何が必要なのかといった内容を考察し議論したいからです。また、特に少子化については、自身の 男性としての狭い視野で学ぶのではなく、女性やそのほかの性を理解し視野を広げたうえで学ぶことが 重要だと考えます。この理由から、ジェンダー論についても学びたいと考えます。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私が進んで行っている活動は、クライミングジムでのスタッフとしてのバイトです。ジムの立地上多くの外 国人が訪れ、その中でも英語を用いてする接客する機会が多くあります。そこで、接客に不自由のない よう自ら英語のスピーキングを練習し、これを用いての接客を進めてきました。そして、今では円滑に接 客ができるようになりました。

a. 自然科学

自然科学は数学と物理で受験しました。
数学はFocus Gold,過去問を活用しました。数学試験の特徴として、他の科目にも共通することですが、基礎知識の徹底的な理解の上で、見たことのない定義についての成立条件が問われるので、闇雲に難問に取り組むのではなく、問題集の基本レベルを確認出来たら即過去問演習に入りました。また、微積・ベクトルが頻出とはいえ確率やその他の範囲も網羅的に学習しました。それと同時に、本番で未知の内容が出た時に問題に取り組めるよう、受験数学と並行で、黄金比・ケーキ数・自然数の逆数の2乗和などあまり参考書に記載されない内容も学習しました。
物理は教科書,良問の風,過去問を活用しました。物理試験の特徴として、ある現象についての問題を、基本事項がすべて問題文で説明されたうえで、実際に解けるかが問われます。裏を返せば、物理を勉強していなくても問題文さえ読めば解けるほどに平易な問題ということです。そこで、物理も数学と同様に基礎の徹底的な理解を実行しました。これを理由に敢えて重要問題集は使わずに、基本レベルの問題で学習しました。また、苦手分野についても、センターレベルを軽くこなせるぐらいには補強していきました。特に物理の後半の分野である電磁気は直前に確認をしたら、今年の第1問にドンピシャで出題され、試験で楽しめるほどには余裕が持てました。

b. 総合教養(ATLAS)

特に対策はしませんでした。強いて言うならば、大学の教養科目の授業を積極的に受講し、ATLASに役立てました。同時に、普段から世の中の動向に目を向けて、ニュースを知らないという状況が生まれないように、香港関連についても歴史背景など徹底的に調べ学習をしました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

BBC LEARNING ENGLISH, TED を活用して隙間時間ちょこちょこ聞くように心がけました。時期としては、遅くとも9月には対策を開始しました。
また、勉強というよりは、英語を身につければ世の中が広がるぐらいに考え、趣味の一環として楽しんで学習しました。

<リーディング>

やっておきたい長文700と過去問を活用しました。ICUは試験時間がかなり厳しく、速読力が要求されるのは一浪時に受験した経験から理解していました。ただ、速読を身につけるためには英文構造を理解していなければならないと考え、読み慣れた文章を何度も読み返して徹底的に英語の成り立ちを理解するようにしました。
また、単語帳と文法書を勉強するには、時間が間に合わないと思い使用せず、文章読んでどうしてもわからない単語・表現や派生語が思い浮かばない単語だけを辞書で調べるようにしました。そのおかげで、ICUでもよく問われる未知の単語や文法についても、前後の関係から高い精度で推測出来るようになりました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUに役立つ参考書は、基礎を丁寧に解説している参考書です。教科書の内容をさらに深く掘り下げた参考書を見つけるようにするとbestです。
また、試験前と試験中はリラックスしていることが極めて重要です。そこで私は、試験前の追い込みをせずに、自分の好きな音楽に使ったり、普段通りの生活を楽しみました。試験本番も問題を楽しめるくらいに心の余裕を持てると最強です。
ICUは国立型の学習が有利と言われているように、文系理系を問わず知的好奇心のままに物事を知る楽しさを感じながら学習するとなお良いです。つまり、この情報は試験に出ないだろうから捨てていいや!ではなく、自分はこの情報を知らないから身につけたい!と能動的に学習する姿勢を身につければ、さほど入試を難しくは感じなくなるはずです。

8. 最後に一言

今年は偏差値40の大学から受験勉強を目指してきました。1浪時に現役合格したマーチすら受からずに全滅した経験から、ICUは自分に向いていないんだと一度は諦めましたが、何が何でもICUに入りたいという強い思いをもって、死ぬ気で勉強しました。
私は一浪して大学に入学後再受験してICUに入るという、かなり遠回りな道を歩みました。もし現役のころにもっとICUについて知っていればここまでつらい道を歩む必要はなかったと思います(笑)

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ミール

<プロフィール>

出身高校: 私立R高校
予備校: 駿台予備学校(現役時)
在籍大学: 私立K大学
趣味: 音楽ライブ
部活: 歴史部(高校)、児童ボランティアサークル(大学)
特技: なし

2. 受験形態

転編入学

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9割
総合教養得点 = 8割
英語リスニング得点 = 5割
英語リーディング得点 = 6割

(センター得点参考)
709点(2017年)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUのことは現役時から著名OGなどで知っていましたが、当時は「『教養』と称して入試でワインについて問う、帰国子女と皇族が通うIsolated Crazy Utopia」というイメージしかなく、受験には至りませんでした。
その後、現役で他大の商学部に進学しましたが、好きな歌手がOGだから受験しただけだったので、講義に出席しても集中できない日々が続き、再受験を考えるようになりました。
ICUを選んだのは、ジェンダー論を専攻できる、少人数授業の多い大学だからです。大学で得意だった科目は全部、ジェンダー課題を扱うか、講義型でないか、開講言語が英語かのどれかだったので、ここでなら頑張れると思いました。

6.ICUに期待するところ

ヲタクに人権があればいいなと思います。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

貴学でなら、自分が将来にわたって取り組みたい課題について思索や議論を深められると考えたからです。私は今後どのような人生を歩むにしても、自らが内面化してきたジェンダー観に自覚的になり、その望ましいあり方を真剣に考えていきたいと思っております。貴学では世界人権宣言の原則のもと、ジェンダー・セクシュアリティ研究をはじめとする問題解決型のメジャーがいくつも提供されているうえ、その授業の多くが対話による少人数制です。加えて、貴学の学生や卒業生には実際に様々な社会課題の解決を目指して奔走する方が少なくありません。これらのことから、貴学には様々な課題について学びを深めるのにふさわしい環境があると考えました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

まずはリベラルアーツ英語プログラムを修めて貴学のバイリンガル環境に順応したいと思います。そして、以前より経験に基づく課題意識から関心を払ってきたジェンダーに関する学びを深めたいです。そのうえで、自分の価値観の差別的・加害的側面を見つめ直すことを目指します。知識をもとに内省を繰り返さねば、意図せぬ差別的言動や、課題に向き合ううえでの二次加害への加担をなくせないと思うからです。このほか、ジェンダー視点から歴史教育のあり方の再検討を試みる動きに意義を感じており、歴史学や教育学にも関心があります。さらに私はカトリック学校出身で、降誕劇やその題材である福音書に慣れ親しんできたため、貴学の視点からキリスト教思想を学び直すのも楽しみです。いずれにせよ専修分野を決めるまで自分に合う学びを探りたいと思います。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

子どもに関わる活動に参加するのが好きです。これまで、実際に子どもをお預かりする子育て体験プログラムや、近隣地域の子ども向けに紙芝居を実演する児童ボランティアなどに積極的に参加してきました。当初は待機児童問題への関心から始めましたが、単純に子どもたちと触れ合うのが楽しいとも感じております。保護者などとは別の立場から子どもたちの成長過程に接することができるのはやりがいも大きいです。

a. 人文・社会科学

私が現役時に地歴公民で選択したのは日本史、倫理、政治・経済でした。そのため、最初に過去問を解いてみて世界史の知識不足を感じ、夏から秋にかけて世界史の通史を学習しました。それ以降はひたすらオンレクで過去問を推奨度順に進めました。

b. 総合教養(ATLAS)

地歴公民以外に理科の比較的高度な知識が問われますが、オンレクで過去問などを解く以外に特別な対策はしませんでした。私は現役時にセンター試験レベルの生物基礎と地学基礎を学習していたので、その内容だけ押さえて物理・化学の問題は鉛筆を転がしました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

とにかく解答時間が短いので、過去問で慣れました。聞き終えて、それから問題文と選択肢を読み、考えているうちに次の問題が始まり、次の問題も聞き漏らし、……というサイクルに入るのが一番まずいです。即断に徹し、時間内にわからなければ好きな数字を選べばいい、というよりそうするしかありません。そのうち、Part 1の内容にも見覚えが出てきますし、少しずつ問題文を読みながら聞けるようにもなりました。

<リーディング>

語彙力不足が往年の課題で、現役時もセンター試験は9割5分以上得点できましたが、個別試験で苦戦しました。今回もいきなり過去問を解き始めたところ、栄養学を批判する文章を称賛と読み違えたので、単語学習と並行して進めました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

予備知識のすべてを個別に参考書を用意して対策するのは難しいと思います。全部が第1章止まりになるか、何冊か触れずじまいになるでしょう。過去問演習を進め、参考書を追加するほうが効率的です。このとき何が必要になるかは人によって異なると思います。私の場合は世界史と英単語でした。
世界史はYouTubeチャンネル「Historia Mundi」の「世界史20話プロジェクト」を1周しました。その後、「スピードチェック(各話のまとめプリント)」と『時代と流れで覚える!世界史B用語』で復習しました。
英単語は『必携 英単語 LEAP』を中心に学習し、『話題別英単語 リンガメタリカ』で学術用語を補いました。特に前者は専用スマートフォン用アプリで一問一答テストができ便利です。英単語帳を終わらせたためしのない私でも継続して学習できました。
また、過去問演習にあたっては、月並みですが近年のもので時間配分を身につけるのが大切です。英語リーディングに関しては以下の記事が参考になります。

ICU英語リーディングの時間配分、制限時間以内に終わらせるには

8. 最後に一言

現役時の受験における最大の反省点は、過去問演習を疎かにしたことでした。今、高校生でオンレクに出会っている方は幸運です。自分が3年かけて気づいたことに現役の段階で気づける皆さんを羨ましく思います。どうか悔いのない受験をしてください。

とはいえ、私と同じく回り道をしている皆さんが「普通」じゃないからと気に病むことはありません。知らないだけで、レールを外れた進路を歩んでいる人はたくさんいます。最短経路は理想的ではありますが、「みんな」に当てはまるというのは幻想です。

(追加の質問 実際の試験(あるいは過去問演習)では、英語リーディングのPart 1 Text 1,2,3とPart 2はどのような時間配分で解きましたか?)

私はBUCHO.NETの記事を読んだ時点で、自然科学分野の文章は時間配分にかかわらず得点しにくいことがわかっていました。そのため、人文・社会科学分野の文章は20分、自然科学分野の文章とPart IIは10分を制限時間としました。
制限時間を守るには、記事にあるように1パラグラフ読むごとに解答し、すぐにわからない問題は一度飛ばすようにするのが大切です。
こうすれば、人文・社会科学分野の文章とPart IIは制限時間以内に見直しまで済ませられましたし、自然科学分野の文章もある程度の設問は根拠を持って回答できました。
ICUの入試全般にいえることですが、熟考しても間違う問題は間違うので、即答できない設問は勘に頼って構わないと思います。そのぶん他の設問の解答根拠を十分に検証するほうが得策です。

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

とってぃ

<プロフィール>

神奈川県の某進学校に通っています。理系なので、ICUは自然科学で受けました。

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割
総合教養得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 7.5割
英語リーディング得点 = 7.5割
(センター得点参考)
ICUに関係ある教科だけ言うと、
英語(筆記)が188、リスニングが48
数学はⅠAが91、ⅡBが89
物理が70、化学が81
という感じです。

4.併願校

東大理科一類、慶應理工、早稲田基幹理工

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

夏に母からの紹介で、オープンキャンパスに行ってみて、『あ、ここだ!』って感じました。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツ教育は私立では珍しく、さらに少人数なので学びの点でアドバンテージが大きいなと思っています。専攻の取り方も数種類提供されていて幅広く好きな分野を学べるのが期待大です!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

理系文系の境界を超えた幅広い知識を身につけて日本に限らず様々な舞台で活躍できる人間になりたい、などと書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

まだ何も決まっていませんがICUの利点を最大限活かして幅広い分野に興味を持って学習したい、というようなことを書いた気がします。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

英語が好きで得意にしていることと、スポーツ面の話などを素直に書きました。

a. 人文・社会科学

人文社会科学または自然科学 = 私の場合、併願校もハイレベルなので併願校の過去問に合わせた勉強をしていました。1ヶ月くらい前から過去問に手を出して、形式に慣れていきました。問題に沿った思考力が求められるので慣れるのに苦労した感じはあります。

b. 総合教養(ATLAS)

世の中に問題や答えがあまり出回ってないので、全問公開されていた2019年の問題を中心に丁寧に注意深く解きました。特別講座等に行っていなかったので、かなり対策のしづらさはありました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

とにかくスピードが速く、癖があることが多く過去問ではかなり戸惑いました。とにかく量をこなして慣れるのみだと思います。本番直前に2019年の問題を聞き流して耳慣らししました。
問題自体はICUでの生活に即した会話文が入っているので楽しく聞くことができました。

<リーディング>

60分で長文4題なので時間的に制約が厳しいです。3年分くらいやったら、どれくらい急ぐべきかが分かってきて、1題15分以内で解けるようになりました。4問目は穴埋めなのでそこで時間をかけすぎないでその他のところにその分使うのが大切だと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

理系だったので高校校舎の普通の机、椅子で受けました。
ICUはやはりICUの過去問をやるのが1番だと思います。

8. 最後に一言

とにかく入試が特殊なので、かならず過去問には目を通すべきです!
やはり英語で差がつくと思うので、そこは抜かりがないように!

(追加の質問 自然科学で選択した科目終えてください。また、それらの科目の
学習法や、勉強で用いた参考書などをICU対策に限らず科目別に教えてください。)

自然科学では、数学と物理を選択しました。(今年は化学が難しかったと言われていましたね。)
普段の数学の勉強では、問題数が多すぎるとやる気が出ないので、1対1を使っていました。ICUの数学であれば、1対1や青チャートなどをこなして地力がついていればそれなりに太刀打ちできると思います。
物理、化学は普段リードα(と重問)を使っていました。センターでは物理で転けてしまったのですが、もともと暗記が苦手で化学が間に合ってなかったので、物理で受けました。自然科学では、身近な題材が多く、取っつきやすいと言えば取っつきやすいですが、ある意味では取り組みにくいような感じですね。
過去問では数学も物理も化学もやりました。どの単元も教科書レベルのことがしっかり身についていれば、その場でどうにか導き出せるような問題だと思うので、焦らずやることが1番だと思います。

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

栄光なき孤立

<プロフィール>

公立高校出身で現役時は理系でした
浪人後文転し、宅浪していました
英検準一級を浪人中に取りました
純ジャパです

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

自然科学得点 = 7割(数学9割化学5割)
総合教養得点 = 9~10割
英語リスニング得点 = 7~8割
英語リーディング得点 = 8~9割

(センター得点参考)
国語147
英語174
数学1A 79
数学2B 83
倫理政経 81
地理 88
化学 90
処理能力重視のセンター試験がずっと嫌いでした。
国数英失敗しました、文転しましたが歴史科目は重いのでやりませんでした。

4.併願校

首都大前期後期
慶應
早稲田
明治
成蹊(g方式+センター利用)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

浪人決定後、自分が理系として何をやりたかったか分からなくなり、更に理系にも関わらず、物理が苦手で英語が得意なことに気づいた。そんな時に高校時代にオープンキャンパスに行ったICUが思い出されて、メジャー制度がいいなと思いICUを第一志望にしました。

6.ICUに期待するところ

ELAで英語を鍛えたいです。情報、化学、社会学に興味があります。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

文系理系を超えて勉強出来る、集まる学生のバックグラウンドが多様、英語教育が充実しているなどを書きました。(願書は全て字数いっぱい埋めて書いた方がいいと思います、恐らくやる気を測っているので)

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

情報科学、化学、社会学と文理両方に興味があるということを書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

好きな音楽について書きました。

a. 自然科学

自然科学選択です。
自分は数学化学で受けると事前に決めていました。(物理を捨てたので)でも、今年の化学は正直避け科目でした。(難しかった気がする)
国立理系は物化、生化でしょうから当日問題を見て数学+解けそうな理科をやる方が確実ですね。
化学は近年axial,equatorial、ノーベル賞関連、錯体など考察重視になってきているのかなと思いました。
数学は「大学への数学」の月刊誌、スタンダード演習、一対一対応を解いて化学は重要問題集、センター対策とICUの過去問を解いていました。

b. 総合教養(ATLAS)

差がつかない、対策しなくていい、との意見もありますがしっかりと事前に準備すればアドバンテージになると感じました。
音楽と美術が個人的に好きで現役時物化選択かつ浪人時センターで倫政を始めたので、足りない部分は生物と歴史だなと思い、隙間時間に山川の教科書とか生物の資料集を見ていました。
今年の問題もいかにもICUな(adj.)題材で解いていて感動しました。
2つアドバイスがあります。
1つ目は読解力についてです。従来のATLASはどうしても知識を要求する場面が散見されましたが、2019あたりからかなり読解寄りになっている(科目別知識を問う問題が減っているが、教養と読解力が求められる)ように思えます、なので本や新聞を読むこと、文理を超えて色々なことに興味を持って生活する或いは授業を受けることが生きてくると思います。
2つ目は文系の方へのアドバイスです。確かに、パート4は捨てても他科目が取れば受かるそうですが、それは他をちゃんと取れて受かったから言えることです。本番は何があるかわかりません。英語リスニングに失敗した時や、人文の中央値補正で差をつけられた時に、ATLASが取れているとカバーできます。問われている内容も理科基礎の知識だったり、単に比例反比例で解けてしまうので、ガンマやラムダ、DNAを見た瞬間cをマークするのは危険です笑。対策としてはセンター理科基礎を頑張る、学校の理系の授業を聞いてノートに最低限まとめておくなどがいいと思います。
(and vice versa 理系も社会科目に目を通しましょう)

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

英検準一級の対策本やオンレクの音声をひたすらやっていました。勉強の合間に英語でYouTube、Tedtalkを見ていました。
聞こえなかったら潔くとばしましょう。
混乱したまま次の問題が聞こえないのは最悪です。
慣れが全てなのでセンター以降必ず毎日やるとよいです。
年度によって難易度がバラけます。帰国子女の方々は別として難しい年度は他の受験生も出来ないと思うので比較的易しい問題で点を集めて耐えましょう。

<リーディング>

オンレクの過去問、早慶の過去問、ICUの英語(白本)、英検準一級、一級単語帳、英文法1000を使いました。
60分にしては量が多いので何度も練習して自分に最適な時間配分を見つけましょう。自分は受験勉強中、知らなかった単語を全てノートにまとめていました。正直ターゲットやシス単、鉄壁だけでは弱いです。ICU志望なのですから単語に関しては他を出し抜くくらいやりましょう。覚えているに越したことはありません、早慶上智にも単語力は役立ちます。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUに受かるために勉強すると言うよりも、落ちる可能性を減らす意識で勉強していました。大体倍率が3倍なのでオンレクでは上位3分の1を目指すといいです。
特に浪人生に言いたいのですが、受験については親、学校の先生、予備校、ネット上の話などとにかく色々な言説があると思います、しかしそれらには全て立場や利権、偏見があります。要は自分の決定は自分でして、それに責任を持つということです、合わないなら変える、色々試す、悩む暇があったら行動しましょう。自己決定、自律、自学自習は基本です。
私は宅浪していたのですが、1年間毎日10時間受験勉強のようなことはしていません。勉強したくない時はぼーっと英語でネットサーフィンしたり、博物館行く、演奏会行く、映画見るなどしていました。(ICU対策と称して笑)
これは持論ですが、たかが受験勉強のために日常生活を捨てるというメンタリティがあってはなりません。私達は受験生である以前に人間なのですから毎日楽しく、心身健康で生活することが何よりも大切ではないしょうか。意外とそういう所が良い意味で自信に繋がります、特にICU受験は。全く勉強しないのも考えものですが、変に気張りすぎないでください。

8. 最後に一言

(オンレクに関して)
オンレク無しでは合格できなかったと思います。単に合格しただけでなく、ICUの受験勉強を通じて(英語、ATLAS)大切なことをたくさん学ぶことが出来ました。

私は最初に自然科学を受けた時に化学の出来が悪くて絶望しました。落ちるかもと思いました。でもその後ATLASと英語を、落ち着いて受けられたので無事合格し、High Endeavor奨学金も頂くことが出来ました。途中で出来なかったなと思ったら周りも出来てないと思って(思い込んで)切り替えて残りの科目を普段通りに受けることが大切です。受験勉強をする中で、あるいは試験本番、苦しい場面があると思います、でもそういう時こそ無理矢理笑いましょう。あとはノリです。長くなりましたが最後まで読んでくれてありがとうございます、これからICUを受験される方々は頑張ってください。

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ひらひらワン!

<プロフィール>

東京都にある私立自称進学校(中高一貫女子校)

趣味はミュージカル鑑賞

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9~10割
総合教養得点 = 6~7割
英語リスニング得点 = 4~5割
英語リーディング得点 = 6~7割

(センター得点参考)
英語 約8.5割
リスニング 約8割
国語 約8割
世界史 約8割
倫政 約7.5割
理科基礎(生・化) 約8割
数学1A 約7割
数学2B 約6割

4.併願校

国立大学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

塾講師からのアドバイスでICUを知りました。国立志望で5教科7科目の勉強をしていたのと、元々英語が得意科目だったこともあり、過去問の対策をしやすいと思いました。
また、自分の専攻したい学問分野がきちんと決まっていなかったので、3年からメジャーを決められるICUは大変魅力的だなと思いました。

6.ICUに期待するところ

文理関係ない、幅広い学びです。
また、英語のリスニング・ライティング・スピーキング能力の向上です。(受験はリーディングの勉強中心だったので、それ以外の能力を大学で高めていきたいです。)

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私は高校三年間のなかで自分の興味のある学問を模索する材料として海外研修やボランティアに参加し、様々な学問分野に本や動画を通じて触れてきたが、好奇心旺盛の性格からか専門としたい学問を高校生の段階で一つに絞り切れずにいた。そんな時、貴学卒の塾の講師に貴学を勧められたことがきっかけで興味を持つようになった。調べていくうちに、専修分野の決定が二年次の終わりであるということを知った私は、時間的猶予があるこのシステムにこの上ない魅力を感じた。また、貴学は多様性に満ちた環境で英語教育に力を入れており、元々海外の大学に興味があった私にとってはその点も大変魅力的だと考えた。以上より、私は貴学を強く志望する。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

さしあたり、一番興味があるのは経済学である。高三の夏に授業で学んだ行動経済学に心を惹かれたからだ。行動経済学は、従来の経済学とは違って人間の非合理的な意思決定や行動に焦点を当てている。従って、この学問には人間の心理的な側面が大きく関わってくるため、経済学のみならず心理学を積極的に学んでいきたい。自分は音楽にも興味があるので、貴学に入学後は行動経済学の知識を音楽の分野に活かしていきたいとも考えている。また、ジェンダーやセクシュアリティについても学んでみたい。自分の一番好きなミュージカルがセクシュアリティをテーマにしていることもあり、学問としてより深く学んでみたいと思う。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私は部長を一年間務めたことでリーダーシップと発想力が鍛えられたと感じている。部活中には、様々な新しいアイデアを実践してきた。高二の春に行われた大会で優勝したことは、自分の中で大きな自信に繋がった。

a. 人文・社会科学

人文社会科学または自然科学 =
過去問は直近の五年分だけで、人文・社会科学をやりました。
解き方は、先に問題をざっと見て、問題文にある大事そうなキーワードに印をつける。あとは、1ページほど文章を読んで、問題を解く、というのをひたすら繰り返す。
キーワードを頭の片隅に入れておくだけで、文章読んでいる間に「ここらへん問題にあったから注意深く読もう」とか「ここらへんは軽く読もう」とかがなんとなくわかり、効率よく問題を解けたと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

講義を聴くときは、メモをとにかく綺麗に書くことを心がけました。そうすることで、メモを見返したときに「どこに書いたっけな」ということがなく、時間のロスを減らすことができたと思います。
理系分野については、文系の人は焦ってパニックになるかもしれませんが、落ち着いて、問題文をしっかり読めば解ける問題もあります。ただ、時間を割きすぎるとそれはそれで勿体ないので、解けそうにないな、と判断した問題はきっぱりと捨てて、解ける問題で点数を稼ぐようにしていました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

割と苦手意識を持っていましたが、私はなぜか第一問より第二問が得意だということがオンレクの過去問を通じてわかっていたので、本番第一問が解けなかった時もあまり焦らずに済みました。わからなかったところは、次の問題に影響が出ないように、捨てることが大事です。
英語の耳にするために、TEDトークを日頃から聞いていました。

<リーディング>

時間配分には気を付けたほうがいいです。問題を解く順番は、4→1→2→3にしていました。過去問を通じて、第四問の穴埋め問題は半分語彙力勝負・文法勝負のところがあって、かつ問題文が読みやすいと感じていたので、一番初めに解くようにし、わからない選択肢については考えてもしょうがないので、10分程度でさらっと解くよう心掛けました。マークの番号は何度も確認しました。
ICU英語に特化した勉強をするというより、普段の受験勉強でリーディング力を鍛えておくと楽だと思います。私はセンター後から過去問を解き始めましたが、今までのリーディングの勉強のおかげで手が付けやすかったです。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

机がとにかく小さかったです。(椅子と机がつながってます。)
お昼休みは、気分転換にバカ山で日向ぼっこしました。
高2とかでアイエルツの勉強をしていると、ICUの英語も取り組みやすいと思います。

8. 最後に一言

オンレクでしっかり対策をしているとかなり自信を持って本番に挑めると思います。

頑張ってください!!

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

あさつき

<プロフィール>

ひきこもり・不登校で高校中退

高卒認定取得

数年間フリーターやりつつ、美大受験を志し美術予備校に通うも挫折

8月頃ICUに路線変更(宅浪)

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7.5割
総合教養得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 7.5~8.5割

4.併願校

併願なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

自分が本当に美大に向いてないとわかり、じゃあお勉強でどこか向いてる大学ないかなと模索していました。カナダにちょっと留学したこともあり英語はそこそこ好きだったし、リベラルアーツという教育形態にも惹かれ、ICUに行き着きました。
それまで美大に行くと決めていた上に高校もドロップアウトしたので普通の受験勉強など当然しておらず、現状の自分が入れる日本のリベラルアーツの大学と言ったら問題形式が特殊なICUしかなかったです。

6.ICUに期待するところ

ELAでの実践的な英語力の養成と、対話型授業に期待しています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私はカナダに留学した際、国籍や人種の垣根を超え多くの人と関わり、共に英語を学び、時には社会問題について議論する機会もあった。英語の技能ももちろんだが、私はそれ以上にその一年間で得た文化の違い等の国際的な知見こそが、留学経験を価値あるものにした最大のファクターであったと考えている。
そのような経験から私は、自らの勉強不足をありありと認識する他方で、多様な価値観を持った人々と共に、特定の分野にとどまらない知識が要求される複雑な社会問題にチャレンジしたいと思うようになった。
貴学のリベラルアーツ、そして学生が積極的に発言を行うディスカッション・対話型の授業は、先に述べた私の目的を果たすのに最適と考えた。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は「先の大戦や、それに比肩するような惨事を避けるため、人類はどのような選択をすべきか」というテーマを生涯にわたり追求したい。よって、貴学で平和研究や国際関係について学び、自身のテーマを問い続けるとともに世界で通用する深い教養を身に付けたいと思っている。
また、「死刑制度は廃止すべきか」という問いを出発点として、私は中学生の時から法学を自主的に勉強してきた。死刑制度以外にも、現代における法律の目的や、人権に基づいた法のあり方に興味があるため、基礎から本格的に法学を学びたいと考えている。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私が最も得意とすることはリーダーシップを取り、一つの目的に向かって集団をまとめることだ。
中学・高校の合唱コンクールでは必ず何らかの役職に就くよう自分で決めていて、一度指揮者も務めた。歌が得意な生徒と苦手な生徒、やる気のある生徒とない生徒がいる中で、どのように全員がある程度納得と妥協をする形で練習を推し進めることが出来るかを考えていた毎日は、有意義でとても楽しかった。

a. 人文・社会科学

人文・社会科学は現代文の基本的な読解セオリーの参考書を読んでコツを掴んだら、あとはオンレクの過去問をやりました。
読解問題に関しては普段から本を読んだり、新聞・新聞社のネットニュース、或いは論文などを読む人にはそんなに難しくないと思います。
知識問題については、高校の勉強してない私はほぼ全部知らないので、細かいことはやらずに世界史の本で歴史の全体の流れを掴んで、倫理の資料集で最頻出の人物だけ確認して、あとは諦めました。
(私の場合はそれ以上に英語の方に時間をかけました)

b. 総合教養(ATLAS)

人文・社会科学と大体同じ対策方法です。
リスニング部分に関しては、歴史の知識に自信がなければ人物・年号・地名・なんか重要そうな単語とかは必ずメモした方がいいです。
過去問演習で自分にわかりやすい且つ速いメモ法を練習してみると、1、2点は上がる場合があるかもしれません。
理系科目は一からやり直す時間などあろうはずがないので、頻出のばねの伸びた長さ問題、炎色反応だけ覚えました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

過去問で自分の到達レベルを確認しつつ、毎日5時間くらい好きなYouTube動画やNETFLIXなどで楽しみながら英語聞いてました。
特に最初のリスニング力の向上に貢献したと思われるのはカートゥーンのSouth Parkですね。とにかく早口なので慣れると結構早めの喋りにも対応できる力が付くし、英語なら無料で全編観られるのでオススメです。
直前期は過去問の、特に最近の問題をじっくりやりました。
90年代〜2000年代と比べて、ここ数年の問題は著しく喋りが速いなと感じたので。聴き取れなかったワードは何度も聞き返して、単語覚えたり。
自分の場合、長文聴き取り中に問題文読むと絶対リスニング入ってこなくなるのでそれは禁止して、数字だけはメモ取りながら目瞑ってました。
あとはもう集中力の世界です。
本番で聞き逃して結構焦りましたが、気にしてはいけません。オンレクの解説にも書かれていますが難しい問題はみんな答えられてないし、次の問題の時間を奪われて芋づる式に落とすのが一番最悪なので、切り替えが大事です。

<リーディング>

リーディングはやればやるほど伸びるので、徹底的にやりました。
まず単語覚えと文法事項は直前まで継続的にやります。
暗記系は一回で覚えようとせずに、忘れていても自分を責めず、長期にわたって何度も繰り返すのがポイントです。
読解に関しては、最初に大学入試英語長文ハイパートレーニング難関編を仕上げました。
受験英語初心者の私にとっては、これはかなり得るものが大きくて長文読解の基礎を固められました。
その後はオンレクの過去問を古いものから毎日少しずつ全部やって、たまに息抜きでRedditの物語スレ読んだりって感じです。
やはり鍵になるのは速読力ですね。1問に対して文章を何度も読み直す時間はないので、とにかく速く読んで意味が頭に入ってくるようになることです。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

あんまりいないと思いますが私のように高校にまともに行っていない方も、それによるディスアドバンテージはもちろんありますが(というか普通にデカイ)
読解力と英語力を中心として、自己分析と取捨選択をしながら適切な学習をすれば合格できるので、参考にしていただけたら幸いです。
それと、もしどうしても勉強に集中できない、モチベが続かないという人がいたらそういう心理学(脳科学?)の本とか、Procrastinationの研究とかを調べてみると面白いし良いかもしれません。TEDでもそういうのがテーマの動画があったので、英語の勉強も兼ねて。
目の前の壁に今日のタスク貼るとか、スマホの充電切って遠くに置いとくとか、そういう小さな工夫が大事です。
あと個人的にはマインドフルネスは集中力が上がってオススメです。

8. 最後に一言

(オンレクに関して)
自分は過去問演習がほぼメインだったのでオンレクがなければ合格できていなかったと思います。
ランキングや偏差値が出るのも、宅浪にとっては自分の相対的な現在位置が分かる唯一の手段だったのでかなり重宝しました。

一番大切なのは、身体と心の健康です。これは全受験生に当てはまると思います。
何があったとしても自分を責めたり落ち込んだりするのは「志望大学合格」という目的遂行においてはマイナスにしかならないと割り切って、受験までのパフォーマンスを最大化することに力を注ぐことが肝要です。
もし精神的に不安定だったら、無理に机に向かうのではなくそれを安定させることにリソースを使って下さい。
長期的に見れば、それはプラスになります。
最後に、こんな経歴の合格者はおそらく少ないので絶対特定されると思いますが(笑)、こんなやつでも合格は出来たということで、似たようなバックグラウンドでICUを目指しているという方を勇気づけられたら嬉しいです。

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

bamboo

<プロフィール>

県立高校出身吹奏楽部員
ホルンを吹いている

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 6割8分
総合教養得点 = 7割5分
英語リスニング得点 = 7割
英語リーディング得点 = 8割

4.併願校

東京農業大学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

まださまざまなことに興味があるので一つの学問に絞って学部を選べなかった
環境問題や貧困について某大学の先生のお話を聞き、それには色んな領域のことが関わることを知った
一つ知っているだけでは不十分だと思った

6.ICUに期待するところ

下の願書の欄を参照
それに加えて、高校生活で後悔したことや学んだことを活かして、その失敗をしないようにすること、良かったことを大切にすることで、さらに積極的に、たくさんの人と話して、勇気をもっていろいろなことを経験したい。バイトも暇ができるならやってみたい。4年間のうちに絶対留学行くんだ!!
どんな人が来るんだろうか、楽しみだけど少し怖い

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私がICUを志望する理由の一つ目は、特定の学問に焦点を当てる専門科目での学びと、多様な学問を広く扱う一般教養科目での学びを関連付けることで、物事をある一点から理解するだけでなく、点同士の繋がりを意識して総合的に理解する力と自らの学びをどう活かせるかを深く考える力を身につけることができると感じたからです。二つ目は、メジャー制で専門以外の幅広い学問についても学び、自分が関心を持つ事を、分野を跨いで深く掘り下げることができると感じたからです。そして三つ目は、ELAで実践的な英語力を高め、様々な背景の学生とのコミュニケーションにより、違いを認めお互いを理解する力を高める事ができると感じたからです。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私は文系理系問わず色々な領域を学びたいです。生物学や数学といった理系の科学と倫理学や哲学などの文系の科学の両方に興味があり、それぞれが扱う事柄の違いから、文系と理系どちらが欠けてもいけない車の両輪のような関係にあると考えています。また、地球温暖化や海洋・大気汚染などの環境問題について関心があり、このような問題は特定の一つの分野から結論を導くことはできないと思います。課題解決に向けて自分ができることをICUでの広い学びを活かし考えたいです。
また私は、より実践的な英語を学びたいです。地球全体の環境問題の解決策を人類皆で考えるためにはお互いを尊重し意見を交換する必要があり、様々な国籍の方たちと学ぶ英語を通じて、そういったコミュニケーションの下地としたいです。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

ここには好きなことについて書きました

a. 自然科学

<数学>
基本の計算と問題集に載っている問題はすべて自分で解けるようになるまで時間をおいて繰り返し練習して他大学対策と同様基礎力の充実に努めた。
ICUでは発展的な内容が出題されることが多いので、どのような問題が来ても柔軟に取り組めるように、わからなかった過去問(ICUに限らず)やうろ覚えの定理・公式を一つのマイ数学ノートに自分なりに解釈して端にコメントなど付け加えながらその都度記しておいた。論理の運び方、考え方を特によく理解して、他の問題でも使えないか頭の片隅に置いておいて、似た問題で間違えず、初見の問題でも見たことある形にもっていけるようにした。
計算量が多くても計算自体は難しくないので淡々とやりました
見たことがない記号が出てきたりどうやって答えを出せば良いのかわからなくても、大問の初めのほうの設問にヒントとなる問題があったりするので、小問一つ一つを単体でとらえるのではなく大問の構成を俯瞰してみる視点も大事だと感じました。

<生物>
教科書には載っていない知識を細かく問われることがあるので、教科書の知識をベースにかなり細かいところまで覚えました。ただ、一度にすべてを覚えきろうとすると無理なので範囲を細かく区切って、数学のときと同じですが自分なりにノートにまとめたり、音読をしてインプット、問題集、人に冗談交じりでうんちく語るふりしたりしてアウトプットしました(任意)。
計算問題も分野ごとに何度も型が定着するまでやりました。

<自然科学全体>
僕は数学が生物に比べて苦手だったので、時間がない実際の試験ではまず生物を先に解くようにしました。解ける問題を一問でも多く早く解いて、よく考えなければいけない問題に落ち着いて取り組むためです。

b. 総合教養(ATLAS)

どの分野からも出題があるので重点的な対策はできませんでした。僕は高校で理系を選択し、日本史世界史はからっきしだったので、高校世界史の基礎レベルをわかりやすくまとめてある参考書を買ってトイレや自分の部屋で読んでいました。他にも雑誌Newtonの興味のあるもの、過去問に出てきたけどよく知らなかったことは少し調べてみたりしました。時事的な事柄、たとえばBrexitなどについてEUの仕組みや歴史を調べました。あとは現代社会の教科書の倫理のページを読んだり、他の勉強の合間に楽しむつもりでやっていました。
また、一般教養として中学校で習った物理なども出題されるので、一度中学での学習を見直しました。

講義を聴くパートでは一つのテーマをいろいろな角度から論じるので、メモを取るときはただ語句を書き連ねるというより矢印やダイジのようなコメントを使って後で論の展開が分かりやすいようにしました。

全体的に与えられた資料を基にして設問に答える感じだったので、よく読んで素直に回答することを心掛けました。
資料(文章)のボリュームが多いので、読むのに時間がかかりました。ここでも時間配分が大事になります。解けるものから順に確実に解くようにしました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

形式がTOEFLに似ていると聞いたので、語研「TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略」という教材をつかって練習しました。他には模試などの二回流れるリスニングを絶対にすべて一回で聞き取るつもりで受けたり、自分でも発音してみたりしてました。リスニングのレベルが比較的かなり高いので、聞き取れなかったところは解説のスクリプトをみたり隠したりしながら一単語単位で聞き分けられるまでやりました。

会話のパートについて自分がかなり意識してやっていたのはもう自分がその場でその会話を超普通に理解しているつもりで聞くことです。つもりでと言いましたが、日本語で会話をするときは相手の言っていることを頭の中で理解、言葉に付随するイメージや感覚を想起することを当たり前に行います。それが英語でもできたらいいな!と思ったので、英語を聞く練習をするときは、知らなかった語彙は特に、音と文字でとらえた言葉に、ふわっと意味を持たせるように、そして覚えた語彙を使ったり聴くときは単語と言葉の意味が一体になる感覚を、両者の決して離れない関係をそのままスルッと理解できるようにというのが、つもりで、の中身です。いろいろ書きましたが要するに日本語と同じ感覚でやれるようにしたいということです。

僕はかっこつけなので会話文のスクリプトを音読するときは本当に英語話者のつもりでやりました。なりきってやると楽しいです。

講義のパートは一文を丁寧に聞き取ることと、講義の進み方、論の展開の仕方をよく聞きました。リーディングの練習などある程度長めの英文に触れていると具体例の役割や接続のされ方で話者の立場を類推することができるようになってきたので、段落ごとに結論とその理由をしっかり聞いて、自分の中で何となく要約していました。

リスニングの中で問題によって読む人が変わり、中には発音が聴き取りづらいものもあり、聞けなかったときに動揺しますが、動揺している間にも読み上げは続くので、即座に切り替えて、落ち着いて次の発音から注意深くききました。

リスニングは一回しか流れないので、僕は問題用紙に丸だけ付けてマークはリーディングの時にまとめてすることにして、次の問題に備えるようにしました。

<リーディング>

ICUのために特別にしたことは特にありませんが、出題の形式が人文科学、社会科学、自然科学から長文が一つずつ、長文穴埋め形式の文法と読解力を問う問題が一つの計4つの大問を60分で解かなければならないので時間に余裕がありません。初めからそんなに早くは読めなかったので、60分計って、足りない分はそのまま解いてその時間を60分+何分のようにしていました。
長文読解の参考書で文章の構成の典型、一般論からの展開など、いわゆるセオリーを知れたのがよかったです。

総合教養と同じように様々なトピックの文が出題されるので、あ、それ生物で習ってたとか、最近問題だよなみたいなとっかかりがあると興味を持って取り組めました。

語彙のレベルはそこそこ高いので、ターゲット1900の単語はほぼ覚えていきました。文法も紛らわしい単語の使い分けや語法を問われるのでVintageを何回もやりました。

初めにも書いたように、ICUのために特別に何かしたわけではないのですが、試験時間が短いので速く読めるといいです。特別ほんとに難しい単語がでるわけでもないですが、文章の内容を問われる問題は解説を読んだりひとに聞いたりして、なぜその解答なのか理解することで力をつけられるといいと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

必要な勉強はしっかりしないといけませんが、時間配分や自分の得意不得意を知ることも、本番の試験で実力を発揮するのに大事なことだと思います。

鬱屈としているときは自分が今、出来ていないこと、それはどんな事が足りていなくてできなかったのか、、、みたいな分析をして客観的にとらえる。そうしたら今度は前向きに次から今からどうするか考えて進みました。時々なんとなく絶望的な気分になったりしましたが、どんなに先のことを案じても自分がいるのは今しかないと割り切るしかありません。

あくまで僕はこう思うというだけでこれが絶対ではないと言いたいです。参考になればと思います。自分が経験したこととして自分なりのやり方を、最初は漠然とでも作っていくのがいいと思います。

8. 最後に一言

オンレクにはお世話になりました。この合格体験記が今後のICU受験生の役に立てばと思います。ありがとうございました。

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Polca

<プロフィール>

出身校 福島の公立高校
趣味 鑑賞全般、読書
部活 吹奏楽部
特技 絵画

2. 受験形態

転編入本科

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7〜8割
総合教養得点 = 7〜8割
英語リスニング得点 = 9〜10割
英語リーディング得点 = 8〜9割

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校生の時に二回オープンキャンパスに行きICUに興味を持ちました。大学は他のリベラルアーツの大学に行きましたが、ICUではリベラルアーツを学べ、かつ国際バカロレアの資格が取れることを知って、ICUに編入してみようと思いました。

6.ICUに期待するところ

国際バカロレアの資格が取れるところ。メジャーがたくさんあるところ。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

国際バカロレアの資格が取れるところ。メジャーがたくさんあるところ。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

心理学を学びたいと書きました。
理由は人の感情はどの様な働きをしているのかを知りたいということをベースに、その動機付けになった出来事を交えながらまとめました

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

絵を描くことについて書きました。
絵画で海外のプログラムに参加したことを中心にまとめました。

a. 人文・社会科学

過去問は結局20年分近くときました。解説をしっかり読むことが大切だと思います。時間がある時は要約などをして文章を理解できるよう努めました。

b. 総合教養(ATLAS)

聴くことに慣れるように、オンラインレクチャーの音声データを使い勉強していました。パート2、パート3は人文社会の対策を怠らなければ点数は悪くなかったので特別な対策はしませんでした。パート4では、高校生の時からだいぶ経っていたので数理の記憶を辿りながらですが楽しみながらとれるところはとるように(当たり前ですが)また無理にわからないところに時間を取らず進めていました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

特に対策はしませんでした。過去問は解いていました。他の皆さんも体験記で書かれているように、1人くぐもった話し方の人がいました。その人の言葉を一字一句聞いていたらおかしくなりそうだったので、流れをつかめたらよしと思い解いていました。

<リーディング>

特にこれといった対策はしませんでした。過去問の最後の文法は繰り返し見直していました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUの試験問題は教授が文を書き、問題を作っているので、受験生への想いがこもった試験が多いです。私は、過去問を解くごとに学びが見つかり、考えを深めることができました。ICUの試験勉強はどんな形で勉強するにさえ、自分が楽しいと思える方法で学べるといいと思います。
試験の机はグレーの小さい机でしたが、試験問題と文房具が十分収まるちょうどいい大きさでした。それよりも、机が傾いていることの方がストレスでした( 鉛筆が転がり落ちそうに何度もなりました)。気になってしまう人は大学に連絡すれば対策をしていただけるかもしれません。

8. 最後に一言

不安なこともたくさんありましたが、ICUの入試問題は楽しんで対策ができました。来年度を受けるみなさんも楽しんで試験に望めることを願っています。

2020ICU入試合格体験記

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ちょんまげ

<プロフィール>

とある私立大学に在籍していました

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 9~10割
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 4割

(センター得点参考)
2年前に受けたときは770点くらいだったと思います

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

自分の学部の勉強に満足できていませんでした。だからといって「これがやりたい」というはっきりしたものもなかったので、ICUのリベラルアーツ教育がとても魅力的だと思い志望しました。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツ教育と少人数指導、ダブルメジャー制度です。様々な学問が追求できるので本当に入学が楽しみです!

7.受験対策

a.願書

全く隠さずに自分の趣味を書きました。無理に飾ろうとせず、自分が頑張っていることや好きなことを正直に書くのがいいと思います。

a. 人文・社会科学

オンレクに頼りっぱなしでした。他にはほとんど何もしていません。少しでも興味のある科目をまんべんなくとっていたのはよかったと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

大学の授業をひとつひとつ真面目に受けていました。演習はオンレクのみです。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

大学で全て英語で受ける科目があるので、そういった科目を積極的にとるようにしていました。家ではTEDをよく見ていました。演習はオンレクのみです。

<リーディング>

TOEFL用の問題集を3冊くらい解きました。残りはオンレクでの演習のみです。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

8. 最後に一言

(オンレクに関して)
編入試験では周りの受験生の情報が一切ないので本当に助かりました。

編入試験の勉強はとっても苦しいです。周りは皆遊んだり資格の勉強やインターンをしたりしている中一人で勉強をするのは本当に辛かったし不安で仕方なかったです。でも、現状を変えたいという強い意志があるのなら絶対に挑戦する価値があります。今は、今後の人生に活かせるいい経験をしたと思っています。編入を目指す方は、茨の道ですが志をしっかりと持って頑張ってください。

(追加の質問 周りが大学入試の勉強などをしていない環境で、どのような場所、1日や1週のうちタイミングで勉強するようにしていましたか?また、勉強を継続する上で工夫していたことなどがあったら教えてください。)

普通のときは授業終わりに大学の自習室で問題集を解いていました。ストレスがたまってつらくなってきたら資格の勉強をしている大学の友達と一緒に勉強してもらっていました。直前期はまた一人で図書館にこもるようになりました。

友達の存在は本当に大切です。ICUの入試は暗記があまり必要ないので全ての時間を勉強に費やして知識を詰め込むことよりも、ストレスをためないことを優先するといいと思います(特に編入の場合は周りが受験勉強をしていないので、私は大学受験のときとは比にならないくらいストレスを抱えていました)。私は友達と勉強終わりに美味しいご飯を食べたりカラオケに行ったりしていました。家では漫画を読んだり、リスニング対策や教養にもなる洋画(ICU対策にもなるので、シェイクスピア作品の映画版はほとんど見ました。とても面白いのでおすすめです。また、大学の授業でおすすめされるような洋画は必ずためになるので見ると良いと思います。「マイ・フェア・レディ」とか)を見たりしていました。メリハリが大事だと思います。

また、ICU合格のためには受験勉強よりも教養を身につけることの方が大切だと考えていたので、授業は全て出席してきちんと聞き、レポートもしっかりと書きました。直前期は大学のテストとICUの受験が同時に迫ってきて大変でしたが、大学のテストも手を抜きませんでした。実際、人文の知識問題や総合教養の論文などで大学で勉強した内容が出題されました。とにかく大学の授業を大切にしてください。