ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2006(19)-Wolke(一般)-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Wolke

<プロフィール>

広島の某県立高校→東進衛星予備校

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:一般入試
年度:2006年度
合格学科 = 語学科
第1志望学科 = 教育学科
第2志望学科 = 語学科
センター方式 = 受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 5割
人文得点 = 8割5分
社会科学OR自然科学得点 = 8割5分〜9割
英語リーディング得点 = 8割
英語リスニング得点 = 8割5分

4.併願校

同志社大社会学部教育文化学科 合格
同志社大学文学部英文学科 合格
東京外語大外国語学部ドイツ語学科 受験せず

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

確か、親が「英語ならICU」と言っているのを聞いた時初めて知りました。その時は入試の特殊性に驚き、それ以上は調べなかったのですが、数年後、改めて調べてみると、まさに自分が求めていたものがあることを知り、第一志望になりました。

6.ICUに期待するところ

まずはELP。後は大学生活全般。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

キャンパスの雰囲気がこぢんまりしていて気に入った。あとはリベラルアーツを実践しているところだから、と(もう少しまじめに)書きました。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

世界を救うのは教育だと考えている。しかし、今の教育ではそれが実行できないので、今の教育制度とは違う教育制度を探したい。将来は教育関係の職に就き、より良い世界を創る人材を育てたい、と(もう少し控えめに)書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

人をまとめるのが得意である。ただし、強力なリーダーシップを発揮してまとめるのではなく、各人の意見の妥協点を見出し、皆を同じ方向に持っていくのが得意である、と(同じような意味のことを)書きました。

b. 一般能力考査

出題傾向はオンレクよりは難しめ。アナグラムが難しかったです。対策としては、ベストはオンレクで数多くの問題を解き、時間感覚を身に染み込ませることだと思います。本番では見事に時間配分を失敗してしまい、100問を埋めるので精一杯になってしまいました。そのときに思ったのは、オンレクの時に時間制限をもう少し厳しくして演習しとけばよかったな、ということです。基本的にオンレク以外の対策はやっていません。

c. 人文科学考査

これは比較的得意でした。対策としては論理展開を把握すること。とにかく論理展開がわかっちゃえば楽に読めるし、楽に解答できると思います。私の場合、全文を読んでから解答するようにしたほうが論理展開が理解しやすく、得点も安定しました。やり方は人それぞれなので、自分のやり方を早く見つけると楽です。あとは、確実に取れる問題をとること。そのことは常に意識しながら演習しました。あとは慣れです。

d. 社会科学考査

これも得意でした。対策は人文と同じく論理展開を把握することです。こちらは世の中の問題等をいつも考えている人には楽な試験かもしれません。人文よりも比較的身近な話題が多いですし、論理展開もわかりやすいので、取れる問題は確実に取れるようにしました。知識問題についてはやはり世界史と政経or現社をやってる人がかなり有利です。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
とにかく早めに対策することが最大の対策です。私は予定よりも対策を始めるのが遅れてしまい焦りましたが、直前期にはなんとかなるところまでもってこれたので、事なきを得ました。あとは、わからない問題はあっさりと捨てて、次に集中すること。目先の1点よりも次の2点、3点を確実にとることを心がけました。私は演習ではいつもあっさり捨てることがなかなかできず苦労しました。本番ではカラスの鳴き声に邪魔されてできなかった問題がありましたが、その問題は捨てて次に集中できました。対策は過去問中心で、その他に発音トレーニングの本で練習しました。

<リーディング>
出題される話題が多岐に渡っているので、なかなか大変です。自分の知っている話題だと楽に答えられますが、知らないのだと苦労します。でも、論理展開を把握できれば、多少わからなくても何とかなります。実際、本番でも知らない内容でしたが、論理展開がわかったのでなんとかなりました。 穴埋めは苦手だったので、過去問を何度もやって慣れました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

私がICU対策をしていて痛感したこと、それは「目先の1問にこだわるな」ということです。他の大学の入試でもそうですが、特にICUの入試では時間配分に注意しないと痛い目にあいます。いくら実力があっても時間配分に失敗したらどうしようもありません。そうならないためには、時間のかかる問題はスパッとあきらめることが肝心です。私自身はなかなかそれが出来ずに苦労しました。とにかく取れる問題は確実に取れるようにすることが重要です。「目先の1点よりも、確実に取れる次の2点、3点を取ること。」これに尽きると思います。

8. 最後に一言

試験が近づいてくると焦ったり、不安になったり、緊張したりすると思います。でも、それは当たり前のことです。大事なことは、その気持ちをしっかり受け止めて、ちょっとずつでも確実に前に進むことです。「ビビッてもいい。でも、ブレるな。」