ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2004(17) - vwxyzしゃん(一般理系)

1. お名前

vwxyz

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

ICU高校出身

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2004年一般入試
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:社会科学科

4.併願校

東京大学 理科I類

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

実は東京大学しか考えてませんでした。金がかからない上に、試験科目が多いから苦手な理科を他でカバーできる、という理由で選んだのです。けれど、ICUも魅力的でした。ICU高校に通っていたことから、私はICUのよさを他校の人以上にわかっているつもりでした。それでもICUを第二志望にしたのは、ただ単にお金が理由です。「ICUが国立だったら、迷うことなくICUを受けるのに。」とよく思っていました。センター試験で大失敗をしてしまい、ICU対策を本気でやり始めたのは、試験の三週間ほど前でした。

6.ICUに期待するところ

勉強面については、専門的なことより幅広い知識を身につけたいと考えています。 数学など独学できる分野は極力避けて、他学科の授業(経済とか心理学科とか)を 多く取りたいと考えています。 あ、あと英語を流暢に話すことができるように、主体的に授業に取り組むつもりです。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

「多様な経験や価値観をもつICU高校の同級生達に、私は敬意を抱いている。 彼らと接することは、私自身の成長に繋がることであり、そして〜〜うんた らかんたら。大学でも同じことを期待している。」 とかいったかんじのことを書きました。

b. 一般能力考査

試験四科目の中で、唯一できがよかった考査です。 「わからない知識問題は即座に捨てる!」このことを意識して、解きました。 そうすると、時間が足りないように思われた一般能力考査も、余裕をもって取り組 むことが出来ました。

BUCHOさんのHPの問題をやるのもいいと思います。たとえ全く同じ問題はでないと しても、慣れることは大切です。あと、古いIQtestの本を読んだり、国語便覧に 載ってある慣用句や四字熟語などに目を通しました。 わからないところはしかたない、けれど得意なところ(私の場合は数でした)は とってみせるぞ!と思うことが大事なのでは、と。

c. 人文科学考査

過去の問題を解く。それ以外ないのでは? あと、当日では楽しんで問題を解くことが大切に思われます。

d. 社会科学考査

数学の一問目が放物運動に関する問題で、「物理みたいだなー」と意外に思ったことが 印象的でした。ちなみに計算間違いを連発し、四苦八苦しました。落ち着いて解くこと の重要性を感じました。物理は嫌いな熱力学だったので、得意の数学だけはほとんど完 璧に答え、物理はほとんど勘で埋めました。まさか合格するとは思ってなかったので、 試験終了後は、「数学ばかり勉強しないで、まんべんなくやるべきだったなー」と後悔 しました。

e. 英語学習能力考査

TOEFLとかを使って勉強してました。けれども当日はさっぱりわからない ことだらけで、混乱し、ほとんどを勘で埋めてしまったと思います。 あと英語は最後の試験です。もはや脳の体力も限界に来ているころです。 その疲労のために英語が得意な人が本来の実力を発揮できないこともあるかもしれません集中を維持する力を培う練習も必要です。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

・落ち着くこと。
・前日によく寝ること。
・当たり前といえば当たり前だけど、「なんでICUに行きたいの?」っていう質問に、本当に答えられること。

8. 最後に一言

今、イラクで誰かが死んでいます。 大学に進学するかどうか、という目先のことに気を取られている僕は幸せ者でした。