ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,B方式,一般選抜,仮面浪人,編入・転入本科

今回は2024年度ICU入試でICUに編入で合格したこくさいさん(以下Iさん)にお話を伺いました。2024年度のオンラインレクチャーを受講し、外部英語試験利用を編入で合格されました。

注:*外部英語試験利用は、3教科型と併願する学生が多く、併願で合格が確定している受験生が二次面接を辞退するため、最終合格者が少ない。記事の最後に説明図あり

(高校はMARCH附属出身?)

はい、法政大学の付属高校に通っていました。法政の付属校の中では新しい学校で、全体の8割ぐらいの学生が法政大学に進学しています。

(現役の時も一般選抜でICUを受験しているが、法政大学には一般選抜で進学?)

いえ、推薦で進学しました。私の出身高校の場合は、法政大学への推薦資格を保持したまま、他大学を受験することが認められていました。

(法政大学に進学後、サークル活動を複数やっていた?)

はい、9月ぐらいまではサークル活動を普通にやっていました。映像制作や音楽サークルを掛け持ちしていました。

(授業やサークルに加えてICU受験を両立させるのは大変だったのでは?)

私のいた学部では、英語で一定以上のスコアを持っていると、英語の授業が免除になる上に、単位ももらえるという仕組みがあったので、他の学生よりは授業時間が少なかったです。

進級するためだけならあまり授業を多く取らなくてもよかったので、履修には余裕がありました。仮面浪人をする上ではありがたかったですね。

(仮面浪人では何の勉強から始めた?)

まずは英語外部試験のスコアを確保しようと思って、TOEFL iBTの勉強から始めました。英検は持っていましたがICUの英語外部試験では使えないというのもありました。

(英検との違いは?)

英検はやはり語彙ですね。TOEFLはアカデミックな英語にどう対応するかだと思いました。英検は語彙が特殊とも言われますが、語彙力さえあればある程度得点できる試験ではあるので、今思うとTOEFLでスコアが出せたのもその時の貯金が大きかったと思います。

(TOEFL iBTは何点で提出した?)

89で提出しました。2回目で出たスコアです。初めてTOEFL受けた時のスコアは73でした。

*IさんのTOEFL iBTのスコア

(TOEFLはICU対策として役立った?)

TOEFLはやってよかったと思います。ICU入試の英語の形式に似ているという点で一般選抜でもオススメですね。大学生になると模試を受けて成績を確認するということは基本的にはないので、英語のスコアが出ることは自信にも繋がりました。

(総合教養ATLASなど対策は?)

ICUの入試科目の対策は基本的にオンレクでやっていました。

ATLASに関してはICU以外には同じ問題がないので、オンレクで過去問をやるのが一番だと思います。

特にメモを取る練習はやっておいてよかったですね。今年は講義の細かい箇所まで問題で問われていましたので。

(ATLASは講義形式であるが、前の大学で受けた講義がICUの入試で役立った所はある?)

ICUの入試とは講義の内容が全然違うので、直接は役立ってはいないです。経済学部の授業は1年から専門的でしたし、教養が広く問われるICUの入試科目とは方向性が違うと感じました。これは学部にもよると思います。

(周りに仮面浪人や受験志望の人はいた?)

滑り止めで入学したという学生は結構いますので、仮面浪人もそれなりにいたのではないかなと思います。しかし仮面浪人をしている事は周りには言わないものなので、実際にどれくらいいたかということまでは分からないですね。

(TOEFLのテキストで役立ったものはある?)

Z会のTOEFL iBT TESTリーディングのエッセンスとリスニングのエッセンスはオススメです。収録されている問題量が多いので、1冊買って演習をたくさんやりたいと思っていた自分には合っていました。

(参考)

外部英語試験利用は3教科型と併願する人が多く、3教科型に合格した受験生は外部英語試験利用の1次にも合格しているパターンが多い。このため、外部英語試験利用は二次面接辞退者が多く、最終合格者が少ない。

併願合格者が外部英語試験利用の二次面接を辞退するパターン

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本記事ではICU入試一般選抜対策として、A方式とB方式の内容をまとめてみました。

ICU(国際基督教大学)入試の一般選抜にはA方式とB方式があります。

A方式はいわゆる一般入試で、会場試験のみ、3教科型の入試です。

B方式はTOEFLやIELTSなどの英語外部試験の利用する方式で、会場試験1教科と英語のスコアに加えて、二次試験では面接が実施されます。B方式に出願するためには英語外部試験で一定のスコアを取る必要があります。

ICU入試のA方式とB方式の内容は以下の通りです。

<A,B方式の試験内容>

A方式(会場試験3教科)B方式(総合教養+英語外部試験のスコア+面接)
会場試験3教科(総合教養、英語、人文社会or自然科学)1教科(総合教養)
英語外部試験のスコア不要(提出なし)IELTS 6.5以上、TOEFL iBT 79以上、Cambridge English 175以上、GTEC CBT 1300以上
二次面接なしあり(オンライン個別面接)

A方式とB方式は併願が可能であり、共通科目である総合教養(ATLAS)に関しては、試験当日に同じ会場で同じ試験を受けます。よって、A方式の会場試験の日程はB方式の会場試験(1次試験)の日程と同じです。

A方式は会場試験の1日だけで試験が終わりますが、B方式には二次面接があります。

A方式とB方式のの日程の例は以下の通りです。

<A,B方式の試験の日程の例(2023年度入試の場合)>

2月4日会場試験:A方式は3科目(総合教養、英語、人文社会or自然科学)Bは1科目(総合教養)
2月13日A方式合格発表、B方式1次結果発表
2月18日B方式二次試験(オンライン個別面接)
2月24日B方式合格発表

上記を踏まえて、ICU入試一般選抜のA方式とB方式を図にすると以下のようになります。

ICU入試一般選抜のA方式とB方式のまとめです。

A方式とB方式まとめ

・A方式とB方式は併願可。併願時は受験料が割り引きになる。

・A方式は会場試験のみ(総合教養、英語、人文社会or自然科学)

・B方式は会場試験(総合教養)+英語外部試験のスコア+二次面接

・総合教養(ATLAS)は共通科目。B方式のみを受験する場合はA方式と同じ日に同じ会場で総合教養の試験を受け、総合教養が終了したら先に会場を出る。

・B方式受験者はA方式の受験資格を満たしており、また、B方式だけを受験するにせよ、ICUのキャンパスまで行って会場試験を受ける必要があるため、B方式受験者はA方式も併願受験している場合が多い。