ICU Cherry Blossom奨学金,ICU奨学金,ICU入試対策ブログ 国際基督教大学入試最新情報,一般選抜,ピースベル奨学金,ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学金,入試説明会

2025年3月22日にICU国際基督教大学のオープンキャンパスで開催された2026年度入試説明会に参加してきました。今回の記事では、一般選抜を含む入試制度の変更点を詳しく解説するとともに、応募時の収入要件が緩和された奨学金制度についてもあわせてお伝えします。

2026年度入試の主な変更点

自然科学選択の名称変更

2026年度入試から、一般選抜の「自然科学選択」が「数理・自然科学選択」という名称に変更されます。試験の内容は従来から変わらず、試験当日に数学、物理、生物、化学の4科目から2科目を選ぶ形式も従来通りです。

入試形式の分類変更

2026年度より、ICUのすべての入試形式が文部科学省の方針に基づき、以下の3つの系統に分類されます。

  • 一般選抜
  • 総合型選抜
  • 学校推薦型選抜

この変更により、従来の「ユニヴァーサル・アドミッションズ 4月帰国生選抜」や「社会人選抜」も「総合型選抜」に分類されることになります。

総合型選抜(AO)と専願制度について

高校時代の活動実績等を元に、小論文等を提出して出願する、「総合型選抜」(旧AO入試)は「総合型選抜 4月入学専願」という名称になる予定です。「専願」という言葉が示す通り、ICUを第1志望とし、合格した場合は本学へ入学することを確約できる受験生を対象とする試験です。要するに指定校と同じで、合格したら必ず入学してくださいというシステムです。ICUのAO入試が専願であることは従来から変わっていませんが、2026年度から試験の名称として「専願」が明記されることになります。

ICU入試説明会が実施されたD館東棟(旧D館)オーディトリアムの様子。ICU入学後のオリエンテーションや、学生団体の公演等に活用されている

2026年度入試スケジュール(予定)

以下は説明会で発表された2026年度入試のスケジュールです。ただし、これらはすべて2025年4月以降に正式発表される予定ですので、必ずICU公式サイトで確認してください。

一般選抜

  • 出願:2026年1月上旬
  • 会場試験:2026年2月7日(土)
  • オンライン二次面接:2026年2月21日(土)

総合型選抜 4月専願(旧AO入試)

  • 出願:2025年9月上旬(小論文など一次試験の書類提出)
  • 二次オンライン面接:2025年10月18日(土)

学校推薦型選抜

  • 指定校への入試要項などの配布:2025年6月頃
  • 会場試験:2025年11月22日(土)
  • 合格発表:2025年12月

ICU奨学金の応募要件緩和

2026年度からICU奨学金の収入要件が緩和

ICU国際基督教大学では、入試出願と同時に申し込める奨学金と、出願前に申し込める奨学金が用意されています。2026年度から、これらの奨学金の申し込みに際する収入要件が緩和されることも公表されました。

ICU Peace Bell 奨学金

  • 支援内容: 学費全額免除、寮費免除、入学金免除
  • 収入要件: 給与収入世帯の場合、年収1000万円未満((従来は800万円未満)
  • 採用予定数: 14名

ICU Cherry Blossom 奨学金

  • 支援内容: 学費2/3免除、入学金免除
  • 収入要件: 給与収入世帯の場合、年収1100万円未満((従来は900万円未満)
  • 採用予定数: 20名
  • 1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)以外の学生
  • 入試前に採用内定者を決定

ICUトーチリレー High Endeavor 奨学金

  • 支援内容: 学費1/3免除、入学金免除
  • 収入要件: 給与収入世帯の場合、年収1000万円未満((従来は800万円未満)
  • 採用予定数: 24名

変更点のポイント

今回の収入要件緩和により、より多くの家庭が奨学金を申請できるようになります。給与収入世帯の場合、従来よりも200万円程度基準が緩和されており、経済的負担軽減を目指した制度改善が行われています。

奨学金名支援内容収入要件採用予定数応募時期
ICU Peace Bell 奨学金学費全額免除、寮費免除、入学金免除給与収入世帯の場合:1000万円未満(従来は800万円未満)14名入試出願時に応募
ICU Cherry Blossom 奨学金学費2/3免除、入学金免除給与収入世帯の場合:1100万円未満(従来は900万円未満)20名予約採用型(入試出願前に応募)
ICUトーチリレー High Endeavor 奨学金学費1/3免除、入学金免除給与収入世帯の場合:1000万円未満(従来は800万円未満)24名入試出願時に応募

オンレク受講生も奨学金を獲得

2025年度のICU入試におきましては、当サイトのオンラインレクチャーを受講した4名の学生が、それぞれ以下の奨学金を獲得し、奨学生としてICUに入学します。

  • ICU Peace Bell奨学金: 1名
  • ICU Cherry Blossom奨学金: 1名
  • ICUトーチリレー High Endeavor奨学金: 2名

まとめ

今回の変更は主に名称や分類に関するものであり、試験内容そのものには大きな変更はありません。

2025年度入試では一般選抜が4方式なり、ATLASの試験形式が変更されるなど大きな変化がありましたが、2026年度では試験内容等に大きな変更はないものと考えてよいでしょう。

奨学金に関しては、応募の際の収入要件が緩和されます。より多くの家庭が奨学金を申請できるようになり、経済的負担を軽減しながらICUで学ぶ機会が広がります。

ICUを志望している方は、今後公表される2026年度の各入試の概要を必ず確認し、最新情報に基づいて受験準備を進めてください。また、奨学金についても今後公表される詳細を確認し、申請の準備の確認をしておくとよいでしょう。

オープンキャンパス,入試説明会

ICU国際基督教大学で12月11日に開催されるICU受験生向けミニオープンキャンパスは現在受付中です。本記事の執筆時点では各コースに残席があります。

学長の岩切先生の講演を聴くか、アドミッションズ・センター長の久保先生の講演に参加するかという二択ですね。ICU入試受験生としてはどちらも受けたい内容なので迷いそうです。

現時点でICU入試を受験することが決まっていて、オンラインオープンキャンパスで久保先生のお話を聞いたことがまだないという方はアドミッションズ・センター長の講演をオススメします。入試に関して詳しい解説が受けられます。

ICUに興味はあるがどういう魅力がある大学があるかを詳しく知りたいという場合は岩切先生の学長講演がよいでしょう。いずれも人数限定の企画ですので、下記URLから早めの申し込みを済ませておきたいところです。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/news/2111091200oc.html

一般選抜,入試説明会,リモート授業

月末に行われているICU(国際基督教大学)公式のICU公式オンライン・リベラルアーツ・ラウンジの予定が更新されています。今月は環境研究メジャー、生物学メジャーを専攻中の学生が参加する予定です。

ICU生と交流する貴重な機会なので、ICU入試受験生もぜひこの機会を利用したいものです。特に理系の方は必見でしょう。ICU入試対策のヒントももらえるかも。

第3回ICU生と話そう!オンライン・リベラルアーツ・ラウンジ
2020年10月30日(金)19:00~20:00
*受付は10月23日(金)正午の公開予定

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/event/20lounge0630.html

一般選抜,入試説明会,リモート授業,コロナ

ICU入試に関するICU(国際基督教大学)の公式サイトが更新され、10,11,12月分の個別進学相談会の日程の発表と、一部の予約の受付が開始されています。

日程は以下の通りです。
・10月12日(月)~10月14日(水)
・11月9日(月)~11月13日(金)
・12月7日(月)~12月11日(金)

時間はいずれも18:30~20:05で、一人15分の予約制。Zoomを用いて行われます。

10,11月分はすでに予約が可能ですが、直近の10月分はかなりの予約が入っています。12月分は11月9日(月)正午受付開始になる予定です。

今回は来月以降の日程が早めに告知されて枠が多くあるので、予約が取りやすいと思います。おそらくICU入試出願前の最後の日程になりそうです。

進学相談やICU入試に関して、大学の担当者に直接質問したり説明を受けたいというICU入試受験生はこの機会に利用してみるとよいかも知れません。

国際基督教大学(ICU)-入試(入学者選抜)【学部】https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/

上記ページで「オンライン個別進学相談会を開催します」の告知をクリック、12月分は11月分からアクセス可

 

一般選抜,入試説明会

本日9月28日、ICU入試公式サイトが更新され、本日から10月2日(金)まで毎日、18:30~20:05の時間帯、オンライン個別進学相談会が開催される事が告知されています。相談時間は一人15分、予約制、Zoomを使って行われます。これを書いている時点ではまだ余裕があるようでした。ICUでの学びや大学生活、ICU入試等に関して、質問のある方はICUの担当者に個別の相談するよい機会でしょう。申し込みURLは下記のICU入試公式サイトの「オンライン個別進学相談会を開催します」という告知のリンクから申し込みが可能です。

https://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/

オープンキャンパス,入試説明会

 

 

新D館付近。キャンパスツアーの集合場所はこのあたり。Tシャツの抽選会も行われていた。

新D館ラウンジ付近。こちらにはICU生に個別に質問や談話ができるスペースが

ICUキャンパスのバカ山付近。ジュースなど飲み物の無料配布が行われていた。暑いのでありがたい。今年の8月はとにかく暑かった。写真奥がICU本館。

ICU本館内部の様子。これは入試説明会への列。予約不要のイベントのため、入試説明の教室に入る列は結構な長さになっていたが、列に並んでいた人は会場には入れていたようなので、指示に従って並んでいれば大丈夫。

ICU入試制度説明の教室入り口。

ICU入試制度説明の様子。担当者からとても詳しい説明があった。近年ICUの入試も多様化しているのでこうやって整理してもらえるとありがたいですな。プレゼンテーションの画面をスマホで入念に撮影している受験生や保護者も多く見かけた。

ICU入試関連では総合教養(ATLAS)関連のものも充実していた。ATLASの体験と、アドミッションズセンター担当教授よりATLASの出題意図などのレクチャーがあり、実際にICU入試のATLASの受験した学生による体験談を交えたセッションが行われた。

ICU入試個別相談。こちらでは担当者から個別の相談を受けることができる。特に帰国生入試などは提出書類や受験資格が複雑なので、受験前に詳細を確認した方がよい。

その他入試関連のイベントとしては英語リスニングの体験コーナーも用意されていた。ICU受験生が多いオープンキャンパスの特性上、ICU入試関連のイベントが充実していた。

本館1Fの様子。ICUのオープンキャンパスは個別相談が多数用意されているのが特徴で、奨学金相談コーナー、就職・卒業後の進路の相談コーナーなど用意されており、個人の事情に合わせて説明を受けられる。その他、留学や寮などの各種ガイダンス、モデル講義も多数行われていた。

夏のオープンキャンパスで気温は高かったが、本館のラウンジ等も解放されていて、随時休めるようになっていた。

仮10:00に朝から参加する16:00の終了時刻までに最大で6コマのイベントに参加できるが、お昼の休憩も取りたいところだし、移動や列に並んだりという労力もあるため、6コマ全部出るのはかなり厳しい。事前にタイムテーブルが公開されているので、概ね4個(多くても5個)程度のイベントに参加するという計画を立てておくとよい。

また、ICU入試受験生としてはICU入試関連のものが当然気になるところだが、ICUの公式サイト等ですでに公開されている入試情報が多く、事前に入試関連のリサーチはすませておいた上で、入試関連の教室イベントばかりに時間をとられないように注意したい。個人的には入試関連のイベントは1個か2個にしておいて、残りの時間はせっかく1on1で用意されているICU生および担当スタッフとの個別相談と、各メジャーの内容が分かるモデル講義、さらにはICUの各施設を見ることができるキャンパスツアーに積極的に参加した方がよいと思う。

暑さ対策は必須。大学でもらう資料の重さも考慮して、持って行く荷物は最小限にしつつ、飲料を常時持ち歩く。飲料は本館の自販機などで買える。本館はイベントが多く人数が多いので、学食も利用して、随時休憩をとった方がよい。

いずれにしてもICUのオープンキャンパスは内容が充実していて、某ネズミの国のようだが、1日で全部のイベントに参加するのは無理である。事前に公開されているICUオープンキャンパスのタイムテーブルを見ておいて、どれに参加したいかを考えつつ、 都内や隣県の学生は3日間開催というところを生かして、複数日程に参加するの事も推奨。無理に1日で回ろうとすると消耗しちゃうかもしれないので。

ちなみに今回オープンキャンパスに行けなかったICU受験生は、ICU祭の時にICUに行ってみるとよい。2019年度のICU祭は11月3日(日)、11月4日(月)に開催予定。ちなみにインベントの時じゃなくてもICUは随時見学可能なので、ICU入試受験までに一度はICUのキャンパスを見ておいた方がよい。

オープンキャンパス,入試説明会

まずはJR中央線の武蔵境駅からICU(国際基督教大学)へのアクセスをご紹介します。

なお、2020年度ICU入試受験生もJR中央線を使う場合も武蔵境駅南口から入試当日にICUまで移動することになりますが、入試当日は臨時直通バスが出ているので、南口を出て誘導の指示に従ってください。

JR武蔵境駅についたら階段を降りる。どの階段を使っても改札階に降りることができる。

改札階に降りたら、中央改札を目指す。中央改札を出たら右折。

中央改札を出て右折すると南口に出る。南口から駅の外へ。

南口を出たら左折して、2番のバス乗り場を目指す。「国際基督教大学」行きのバスがきたら乗車しよう。オープンキャンパス時やICU祭の時は臨時バスも出ている。

10分少々でICUに到着。

 

(次回に続きます)

 

入試説明会,リベラルアーツ学習適性

<ICU入試説明6>

リベラルアーツ学習適性

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入試説明では「数量的領域、言語的領域、分析的領域から出題 迅速かつ的確な判断力や論理的な思考力を試す。」
と説明されていました。また80問は難易度にかかわらずそれぞれ1点との説明も。

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?各分野の例題が示されました。

この問題は百人一首で、a.b.c.dはそれぞれ以下の句がアナグラム化されたものですね

a.春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
b.有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし.
c.あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
d.天津風(あまつかぜ) 雲の通ひ路(かよひじ) 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ

a.c.dはいずれも2句目の一部が欠けていますが、bのみ2句目および3句目の一部も欠けています。
百人一首を知らないと答えられない上に、法則性もすぐに思いつくものではないので、難しい問題と言えます。
「こういう問題がある」ということを知らないと、初見で短時間で解くのは厳しいでしょう。

もう1問みてみましょう。
ippan2-2

これは英単語+四文熟語の知識問題。
“endurance"はかなり難しい単語ですが、これは「忍耐、辛抱」などという意味になります。
耐えるという意味の"endure"の方がまだおなじみなので、こちらから類推できたかもしれません。
選択肢中で対応する四字熟語は「臥薪嘗胆」ですね。

リベラルアーツ学習適性の知識問題にはこの問題のように複数の要素が組み合わさったものが多く見られます。

ippan2-3

こちらはおなじみの数列の問題。

比を考え行くとそれぞれ-2×-2×-2×-2の比がかけられていることが分かります。
つまり1項×(-2), 2項×4, 3項×(-8)…と続いているので、最後は12×8=96です。

?ippan2-4

?これはトポロジーという分野に関連する問題です。トポロジー元々数学の用語ですすが、ここでは図形の位相・空間的要素の位置的、接続的関係が問われています。
鉄道路線図を思い浮かべるとわかりやすいですね。
曲線を直線でイメージし、位置関係、接続関係(特に2本ある斜線)に注目して問題を見ると、選択肢bと問題の図とは同じものを示していることが分かります。

なお説明会ではこの他にもいくつかの例題が示されました。
これらの問題はいずれもBUCHO.NETオンラインレクチャー内で解説されております。

リベラルアーツ学習適性の対策をする際は、まずその出題範囲が非常に広いということを認識しておきましょう。
上記の数題だけをみても、完全に対策するには百人一首の暗記、主要四字熟語の暗記、語彙レベルの高い英単語の暗記、数列の基礎的理解、空間把握と、
広い範囲の学習が必要になります。80問を個別に分析していくと、その出題範囲は非常に広く、完全な対策は不可能です。
よってまず完全な対策を目指す科目ではないという理解が必要です。

また上記数問を見ても、それぞれにパターンがあり、これらのパターンを習得することも重要です。
さらに中学、高校の広い範囲から出題されますので、普段の授業を大事にするということも非常に大切です。

長年ICUの合格者を見ていて思うのは、指定校やAO入試、一般入試、さらにはセンター入試と、それぞれに違う制度にもかかわらず、入学するICU生には共通する
特徴のようなものを感じます。その特徴は、多くの学生が「幅広い教科への理解がある」というものです。
学際的なリベラルアーツ教育を実施するICUではある意味当然のことかも知れません。
指定校やAO入試で高い評定平均を求められ、結果全教科の成績がよい学生が合格します。またセンターでも国立型の試験が課されることにより、幅広い分野で高得点を出すことが求められます。
一般入試でもこの広い分野での理解が求められており、特にリベラルアーツ学習適性にはこの特徴が端的に表れているのではないかと思います。

受験対策的には、このリベラルアーツ学習適性対策は出題範囲が広大で、0からの対策で高得点を取るには時間がかかります。
よってあまりこのリベラルアーツ学習を「受験科目」として対策に時間をかけず、むしろ普段の授業を大切にし、過去問のパターンから短時間で効率的に平均点に達し、他の教科の学習時間を確保することが、攻略の秘訣だと思います。

入試説明会,4月帰国生特別入試

<ICU入試説明4>

4月帰国生特別入試の説明です。9月入学との比較も併せてお届けします。

ICU国際基督教大学4月帰国生特別入試

中高いずれかで2年の留学、卒業後2年以内が出願資格。セプテンは卒業後の年数に違いがあるようです。

ICU4月帰国生特別入試

4月帰国生入試の試験はTOEFLまたはTOEIC、小論文、面接の3つ

セプテンとの違いは以下の通り。

<4月帰国生特別入試>
英語書類:TOEFLかTOEIC
受験料:35,000円
会場試験:小論文、面接
推薦状:不要
SAT他:不要
エッセイ:不要
入学後の必修語学クラス:英語(ELP)
倍率4.3倍(243/56)

<9月 (セプテン)ICU September Admissions>
英語書類:TOEFL かIELTS (出願にはTOEFLでiBTで79(PTB550)以上が必要、2006-2008の合格者平均102)
受験料:?22,000(?23,500海外からの出願)
会場試験:無し
推薦状:2通
SAT他:SAT Reasoning Test & Subject Tests (2 subjects)or ACT with Writing
*米国出身の場合。出身国によって異なる
エッセイ:英文2通
入学後の必修語学クラス:日本語(JLP)
倍率(1.7倍程度 正確な数字は不明だが約170名中100名程度とのこと)

なお2つの制度を両方受けることは可能だが、前者は日本語、後者は英語が堪能な受験生が受けるべき制度。
特に9月入学の場合日本語の授業があり、語学としての英語の授業はないので、日本語が母国語で英語はそこまでではでない場合、4月で出願すべき。

ICU総合型選抜(AO入試),入試説明会

ICU国際基督教大学オープンキャンパスフォトレポート5

入試説明3 AO入試

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ICU AO入試の説明プレゼン。まずAカテゴリー、Bカテゴリーに細分化されました。Aが従来のカテゴリー、Bが新設のカテゴリーで、数学オリンピックなど、理系のコンテストでよい成績を収めた学生向けのカテゴリーになっています。

Bカテゴリーを作ることで、理系分野に秀でた学生をAOで確保したいという狙いが見られます。

募集定員約40人は変わりありません。

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Aカテゴリーの出願資格。卒業後2年内の高卒生でも応募可能。この他海外の課程を経ている方は要問い合わせ。

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注意点となりますが、ICU AO入試は、ICUに「入学を強く望む」学生向けなので、併願はできないということになります。SFCなど一部他校はAO入試でも併願は可能としていますが、ICUのAOでは入学が前提と明記されています。

またこれまでにAO入試を出願していないという条件があるので、卒業2年内の高卒生でも応募はできますが、1度ICUのAO入試を受験している方は、出願できないことになります。

その他評定4.1以上がAカテゴリーの出願資格となります。

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Aカテゴリーでは英語の能力を証明す資格が必須となります。なおBカテゴリーではこの英語能力の書類提出がありません。

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続いてBカテゴリー。海外の教育制度でに関する部分が微妙に違いますが、これはAカテゴリーの方は評定平均4.1が必須となっているため、海外の学校を経ている方は、成績の換算及びその証明が必須であるため、個別に要確認ということのようです。

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Bカテゴリー出願に必要な理系コンテストは以下の5つ。

「日本数学オリンピック」において、予選合格(Aランク)した者。
「全国物理コンテスト 物理チャレンジ」において、第1チャレンジを通過した者(第2チャレンジ参加者)。
「全国高校化学グランプリ」第1次試験を通過した者。
「国際生物学オリンピック日本代表選考会(生物チャレンジ)」において、第1次選考を通過した者。
「日本情報オリンピック」において、Aランクとなった者。

評定平均4.1という条件はありません。

OC24

上記の理系コンテストの成績書類を提出しますが、英語能力の証明書類は必要ありません。

以上のAOの2カテゴリーをまとめると以下のようになります。

Aカテゴリー
評定平均:4.1以上
英語スコア:提出必須
自己活動歴と自己分析: 指導者(リーダー)としての自分の資質を、どのように評価することになったか
2次面接:集団面接、グループディスカッション有り

Bカテゴリー
評定平均:規定なし
英語スコア:提出なし *理系コンテストでの入賞証明書類を提出
自己活動歴と自己分析: 理系コンテストに参加した活動を通して、自分の資質をどのように評価することになったか
2次面接:個人面接、グループディスカッション無し

*カテゴリーBの応募資格となっている5つのコンテストはいずれも慶応SFCのAO入試でも「C方式」としてAO入試の枠があり、早稲田の理工学部の「特別選抜入試」などでも類似した条件の枠がある。メジャーな理系コンテストを別カテゴリーで明確にし、評定平均の条件を付けず、英語のスコア提出を必須としないことで、他校に流れていたコンテスト入賞者を取りたいという狙いが見られる。

(次回に続きます)