ICU新々2寮が着工へ、既存新寮も4年間滞在可能に

このブログではICU(国際基督教大学)の寮を以前からご紹介しておりますが、以前からアナウンスされていたICUの新しい寮の工事が始まったようです。場所はICU教会に向かって左側手前、ICUのキャンパスに入ってすぐの一等地という感じでしょうか。

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(写真左側が建設予定地)

現場では寮のイメージも掲示されていました。マンションのような立派な建物ですな。

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新々2寮という割に一見すると1棟に見えますが、よーく見ると2棟の建物になっています。念のためイメージ(予想)を追加するとこんな感じになると思われます。

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(ここだけ見るとなんだかICU入試のATLASというか旧リベラルアーツ学習適性の問題のようですな。)

さて、ICU学生寮に関してICU受験生にはうれしいニュースがあります。

新々2寮が2017年に開寮が決まったことで、ICU学生寮のキャパシティが大きく増えて、現在3つある新寮(欅・銀杏・樫)は今まで原則2年で退寮だったのですが、2015年度入寮者からは、4年間在寮できるようになりました(ただし4年間同じ寮とは限らない)。

新寮は設備は新しくセキュリティ等もしっかりしているが、2年間のみ在寮可能というのがややネックであったので、4年間在寮できるようになったのはとても大きいですね。

また、2015年度から新寮の寮費が、54,000円から、49,000円に値下げされています。学内寮なので保護者も安心ですし、賃料も周辺物件より訴求性のあるものになりました。大学進学時には、特に東京以外からの進学者には東京での賃料、物件探し等が大きな負担となりますが、ICUは学生寮のキャパシティが一気に増えつつあるので、寮費がリーズナブルかつセキュリティや勉強や他の学生との交流といった住環境の面で学生寮が充実いる点を含めると、総合的な大学としての魅力が増していると思います。ICU生情報によると、現在学生寮は、入学時に希望すれば概ね入寮できるようだが、新寮の値下げや在寮期間の延長の効果もあって、現在は概ね満室とのこと。

一方、今までの寮は新寮も含め3F程度の高さの建物が標準であったのに対し、新々2寮はICU学内にしては比較的高さのある建物(イメージでは5F/7F)で、思ったよりICU教会も近い位置に建てられるので、ICU OBの視点から見ると、ICUのエントランスの印象は結構変わるだろうなという印象も受けました。敷地も既存寮と比べると必ずしも広くはないので(基本的には旧第二男子寮の跡地+α)、例えば再開発で駅前の一等地に背の高い立派なマンションができるようなイメージかもです。

いずれにせよ毎年ICU合格者にインタビューすると住居への不安は入学前、あるいは受験時の悩みの一つとして出てくるので、ICU受験生にとっては入学後の住まいのオプションがぐっと増える、良いニュースだと思います。