ICUの交換留学(Exchange)の仕組みと応募方法2

(AKNさんICU交換留学の仕組みと応募方法その2)

3応募要件・提出書類

そんな急げ急げって具体的に何を用意すればいいんだ!!!と思ってらした皆さん、お待たせしました。笑 応募要件と提出書類についてお伝えします!

ICUで留学する際に満たさなければいけない大きな2つの(最低)条件は、(1)GPA3.0以上、(2)IELTS 6.0以上またはTOEFL iBT 79(PBT 550)以上です。その他にも条件はありますが、あとはどうとでもなります。笑 GPA3.0はどの科目でもAとBをとっていれば達成できます。授業を聞いてさえいれば、そんなに辛い規定でもないです!1年生のときのELAの成績が結構大きな影響を与えますので、留学を目指す方はくれぐれもしっかりと!

アメリカに行きたい方はTOEFL iBTを受けるひとが多いのではないでしょうか?要件に入っていることが多いです。TOEFL iBTはインターネットでうけるテストです。おなじみのReadingとListeningに加え、パソコン相手に喋って、その音声が録音されるタイプのSpeakingと、Writing が入ってきます。各コンポーネント30点満点で、全ての合計点がその人の得点、というシステムになっているようです。 IELTSは初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?イギリスに行きたい方は必ずと言っていいほど必要です!Listening、Reading、Writing、Speakingのコンポーネントごとに、1.0(?)〜9.0まで0.5刻みの点数がでて、これの平均のoverallがその人の得点になる、というシステムです。解答が選択式でなく記述式なのでなかなか人によっては厳しく、得意不得意が分かれるようです。また、提携先の大学によっては「各コンポーネント最低6.0以上」などの条件を指定している場合もあり、受け直さなきゃ…という人もいます。このIELTS、なかなか申込みが面倒なのに加えて、開催地が限定されており、おまけに高い(25,000くらい)!!!ELAを修了する1年生の最後に、ICU会場で、無料で受けさせてもらえる機会があるので、これを逃さないようにしてください!最低でも2年生の8月末までには受けるようにという国際交流室からの指示もでていますよ!

さて、次は提出書類です。これもなかなか面倒くさい。提出しなければならないのは、(1)国際交流室で配布される申請書(アドバイザーのサインが必要)、(2)英文エッセイ 1,200words程度、(3)TOEFLまたはIELTSのスコア、(4)成績の記録、(5)オンライン入力の画面のプリントです。大変なのは何と言っても(1)と(2)です!ここではその2点に関して関して詳しく書きたいと思います。

(1)申請書

細々と書き込むことがたくさんあります。自分がやってきた課外活動について書かなければならないところもあり、割と時間を食うのです…また、アドバイザーからのサイン、及び推薦書も必要なのでそのために書かなければならない書類もあります。先生への依頼は是非お早めに…私はギリギリになってしまって怒られたという苦い過去があります…

(2)エッセイ

ここが1番大変でした!「1,200words…書けないよ…」なんて思っていたのですが、自分の行きたい理由、行きたい大学とその理由…なんて書いていったら全然まとまらない!でも「じゃあ長く書こう!」としてしまっては減点対象になるのでは…?とも思います。あくまで私の考えですが、文字数の指定がある以上、その中でまとめられる力も問われているのでは?と思います。みんな留学に熱意を持って応募してくるわけですから、「行きたいです!!!」だけでは通用しません。なぜ行きたいのか、どうして留学が必要なのかなどきちんとまとめて書けるといいと思います。私は自分の経験から子供の発達や虐待を受けた子供への心のケアに興味があること、イギリスでは日本より状況が深刻で、対策への取り組みが熱心なので現地に是非行きたいということ、ICUでは開講されていないので開講されている大学に行きたいということ、留学を希望している大学では心理学がとても有名で発展しているということをアピールしました!

 

4.選考の難易度

では実際、どれくらいの難易度なのかというと、正確にはわからない、というのが正直な答えです。国際交流室から応募者などの正確な数がでていないので、倍率などの計算ができないんです…なので私や、私の周りの友達から聞いた感じでリポートしてみたいと思います!

(1)第一次選考

ここで落ちた人はそんなにいないのではないでしょうか。応募した人の人数はわかりませんが、162人が通過しています。ここで落とされるはGPAが達していない人?という感じです。IELTSが足りていなくても容赦してくれることがある…?とっているほうがいいのですが…

(2)第二次選考(最終選考)

ここの審査は厳しかったです。留学担当のトップの先生1人、日本人の先生1人、国際交流室のかた1人で合計3人対自分1人です。もちろん英語です。めちゃくちゃ緊張しました。「どうしてこのテーマで留学するの?」、「どうしてこの(これらの)大学を選んだの?」「向こうでの履修計画は?」「メジャーを変える予定はないの?」「なんでこのメジャーなの?」などの質問が飛んできます。ちゃんと考えていかないとかなりの痛手になりますよ!時間としては10分くらいだったでしょうか?終わった瞬間「あぁ…何も言えなかった…絶対ダメだ…落ちた…」と落ち込んだのですが、周りに聞いてみると、周りもそんなもんでした笑 みんなそんなもんです!うまく言えなくてもかまわないので、自分はしっかり考えているんだ!こんな理由があるんだ!ということを伝える姿勢を前面に出しましょう!
さて、今回はICUでメジャーな交換留学についてお伝えしました!私もつい最近選考を終えて、英国・The University of Edinburghへ学内推薦していただけることになりました!応募当時のGPAは3.43、IELTSはoverall 6.5でした!どうして留学したいのか、なぜそこにいくのか。将来何をするつもりなのかなど考えなくてはならず、自分ととことん向き合った3ヶ月でした。手続きや成績など大変なことはたくさんありますが、乗り越えられればさらにレベルの高い、学びあふれる経験が皆さんを待っています。ご検討の方はぜひがんばってください!