ICU指定校推薦入試2 キリスト教同盟校

指定校推薦Apacheさんインタビュー2

(キリスト教同盟校に関してアドバイスはありますか?)

まず教会に1年以上通う必要があります。クリスチャンである必要はありませんが、キリスト教同盟校推薦(キリスト教学校教育同盟加盟校)なので、少なくとも1年間はしっかりと教会に通い、キリスト教の基本的な理解は得ておくべきです。

ただし、自分の場合ICUの面接では全くキリスト教に関する質問は出ませんでした。面接では私からキリスト教に関する話をしたような感じです。

指定校推薦に関して最も大切なのは、当然ですが指定校の1枠をいかに取るかということです。2年と半年の中で、いかに評定平均を上げていくか、学内で活躍していくかということが必要になります。また自分の場合、最後まで1枠を争った方と評定平均が全く一緒だったので、予備校の模試の偏差値なども参考にされました。よって一般の受験勉強で偏差値をしっかり出しておくこと、そして万が一指定校が取れなくても一般入試で受かるくらいの勢いで勉強することが大切です。

指定校推薦は運の部分もあり、政治的な部分もあります。なので指定校だけに頼らず、きちんとした受験勉強をしておくことも大切です。

(では指定校の枠が学内で得られたとして、そこからどのような対策をしたらよいでしょうか?)

指定校の枠を得てからは逆に先生と二人三脚になっていきました。学校によっては先生が協力的ではないという場合もあるようですが、私の学校では面接の指導や、小論文添削などもしてくれました。

ICUの面接でキーとなるのは志願票です。それが非常に長く、A4で2ページ分のエッセイを書かなければならないのです。私の場合は「人生で印象的だったこと」というようなトピックだったのですが、面接ではそのエッセイの内容を中心に聞かれました。

面接対策として、時事的な問題に対する知識などを得ておくことも必要かとは思いますが、それ以上に、自分が書いたエッセイに対して、どのような質問がなされるかを意識して、しっかりと準備しておくことが大切だと思います。

全くの余談ですが、私の後輩は宗教学の名物教授で、さらになんともかわいらしいお名前で有名なA先生に「私のネクタイを褒めてください」というお題を出されたそうです(笑)。そのような変わった質問も時としてあるようですが、基本的には自分のエッセイに書いたことを何度も見直し、それにしっかりと答えることでしょう。

(次回に続きます)