ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2023(23) ゆうすけさん
<お名前>
ゆうすけ
<プロフィール>
田舎にある偏差値52の普通科高校出身、予備校・塾・家庭教師なし、趣味は音楽、中高と語学部(高校は生徒会も兼部)、特技? はクイズ
2.受験形態
一般選抜
3.予想得点
人文社会 = 8-9割
総合教養得点 = 9割
英語リスニング得点 = 5割
英語リーディング得点 = 4割
4.併願校
神奈川大学
慶應義塾大学
5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
高校在学中は名前くらいしか知らない状態で、卒業後に自己資金で大学受験することを検討しました。
その際に自らが身につけたいものをじっくり考えた結果、教養を身につけたい、知識の層を積み重ねたいという知的好奇心が大きいことに気づきました。
そこでリベラルアーツを標榜している大学のうち、人文科学・社会科学・自然科学の3つを横断して学べる大学を軸に探していたところ、ICUに辿り着きました。
6.ICUに期待するところ
情報科学には強く関心があるので、メジャーに選ぼうとしています。31のメジャーの中でも興味のあるものが多すぎて、正直選べない部分もありますが、音楽を学べるのは特筆すべきところかなと思い、マイナーの有力候補です。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>
高校を卒業してから、国際社会で活躍したいという気持ちがあり、外務省で働くため国家公務員試験を受けました。しかし、人事院面接で不合格をいただき、一旦は諦めかけました。その後、少しでも外国人と関わりたいと思い、ホテル業界で働いていました。昨年はそこでフルタイムでの仕事と並行して受験していましたが、残念ながら合格は叶いませんでした。そのため、去年末に退職し、期間は短いですが受験勉強に専念しようという決意を持ちました。英語は国際語ですが、もう一つの世界共通語として、私は学問があると思っています。理系分野の数式などはまさにその一例だと思っており、知っている人同士であれば、国境・言語の壁を越えて伝わります。入学した暁には、情報科学や数学、化学などをメジャーで学びたいと思っています。もちろん、国際社会への関心も深いので、ダブルメジャーかマイナーの形で、グローバル研究についても学びたいと思っています。
<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >
幅広く教養を身につけることが世界に対する視野を広げると思っているので、専門的ではありませんがクイズに取り組んでいます。もちろん受験期には活動をしませんが、かつては大会などに出ていたこともありました。受験の結果次第ではありますが、2月26日にある知識検定というものも受けてみようと思っています。クイズの問題をただ暗記するだけではなく、周辺知識も入れていくというスタイルに合致していると思ったからです。
a. 人文・社会科学
もういちと読む山川世界史PLUS ヨーロッパ・アメリカ編
もういちど読む山川倫理PLUS(発売が直前だったので通して読んだくらいですが)
現代文キーワード読解
b. 総合教養(ATLAS)
人文・社会科学とほとんど同じ参考書です。
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
ほとんど対策できませんでしたが、BBCのPodcastは聞いていました。
<リーディング>
システム英単語Premium
上級英単語 LOGOPHILIA
英文解体新書2
英文読解のグラマティカ
ちょっと変わった組み合わせですが、実際に取り組んだのはこのあたりです。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
参考書は各教科の欄で書いたので省略します。高校の学参書ももちろん重要ですが、普通の読書も非常に役立つのではないかと。
試験は2年連続で後ろのテーブルだったので運が良かったですが、パイプ椅子にテーブルがくっついているタイプの席もあるので、筆記用具入れとして胸ポケットのある服のほうがいいと思います。
勉強法は、「教養主義」で行うのがいいのではないと思いました。高校の定期テストのように、短期記憶で点数を伸ばすのではなく、各教科の関連性についても着目しながら、長期記憶化するものです。
8. 最後に一言
社会人経験が5年近くありましたが、英語資格を満たすことができそうになかったので一般受験に切り替えました。去年の2022年は仕事をしながらだったこともあってか、本番の人文・社会科学で初歩的なマークミスすらしてしまい、不合格でした。
今年は直前に退職してから受験して、幸いにもICUトーチリレーHigh Endeavorも合格することができたので、非常によかったです。人文・社会科学や総合教養(ATLAS)の問題形式そのものが大学受験にギャップイヤーがある方でも取り組みやすい非常に良いものだと思いました。
<追加の質問>
(・ホテル業界のお仕事を経験されてよかった所と大変だった所を教えてください。)
ホテル業界については、よかった所はお客様と直接接することができる部分でしょうか。私は管理部門でしたのでそこまで触れていませんでしたが、お子様など楽しそうにしているのは嬉しかったです。大変だった所は、どうしても売上がお客様の数に左右されてしまうため、収入が落ちてしまったり、出勤人数が極端に少なくなったりしたところです。そこが業界を変えようと思った(そのためにも大学進学を目指した)きっかけでもあります。
(・クイズの活動に関して教えてください。)
クイズについては、ゲームセンターで見かけてやり始めたことがきっかけなので大層なものではありませんが、同じ店舗のプレイヤーと交流していくうちに2つほど大会(1つは地方大会、もう1つはジャンル別大会)に出たことがあります。リアルクイズにも興味が出てきていたところ、コロナ禍になってしまったため、ゲーム以外での早押しや大会クイズ経験はありません。