ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2025(10) Amyさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

Amy

<プロフィール>

九州、私立高校

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ハモネプを見て初めてICUを知りました。最初は英語が強い大学という認識しかありませんでしたが、調べていくうちに英語で多角的に自分の追求したい分野を学ぶことができる(リベラルアーツとメジャー制)ということが分かり、高校入学前に志望しました。高2の頃に、Reconsidering Peace in Liberal Artsに参加して、よりICUで学びたいという思いが強まりました。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツとメジャー制を活用して自分の理想の社会貢献を実現するために学びたいです。

7.受験対策

願書-1 ICUで何を学びたいか、理由を含めて

夢の職業→そのためにはリベラルアーツ教育とメジャー制が必要→具体的に何をどのように学ぶか→最終的には将来どのように社会貢献できるか という流れで書きました。

願書-2 人生観に大きな影響を与えたこと

高2の頃、試合の3日前に怪我して試合に出れなくなったのと、コーチもちょうど事情があって試合に来られないという事態が重なり、キャプテンだった私がコーチとして試合を指揮した経験に関して書きました。「立場と視点の違い」と「相互理解につながるコミュニケーションの在り方」について深く考えるきっかけになったため人生観に大きな影響を与えたと考えました。


願書-3<英文抄訳>

上記「人生観に大きな影響を与えたこと」の英文抄訳
まずは字数を気にせず英訳しました。その後に絶対必要な部分に印をつけたり、補ったりを繰り返して完成させました。その後ALTの先生に添削してもらいました。

・校内選考に関して

私の学校の場合、ほとんどの先生がまずは評定が1番大事だと言っていました。評定の付け方は教科ごとの先生によると思うので先輩方からコツを教えてもらいました。次に大事なのが検定と課外活動だと思います。これも先輩に聞いたのですが、ICUだと英検準一級は合格しといた方がいいそうです。私も高2で取りました。課外活動は、英語コンテストや部活の成績などです。しかし私はこれまで出場したコンテスト(ライティング・スピーチ・ボキャブラリー)で入賞した経験もありませんし、部活で優秀な成績を収めたわけでもありません。やはり、評定が最も大事なのだと思います。また、結果が出せなかったにしても、コンテストや部活の経験は私に豊かな学びや成長をもたらしてくれたので、皆さんにも努力する過程や学びを大事にしてほしいと思います。

(評定平均)

4.9

・会場試験

(小論文)

外国語学習の早期学習に関して 70分 問題は2題 文章は14ページ分
(1)外国語学習の早期学習に対して「賛成・反対・場合による」のうちどの立場か。文章中の実験結果や自身の経験・考えを交えながら
(2)小中高から一つ選んで外国語教育を提案しなさい。学習の目標・授業スタイル・生徒に勧める学習方法・課外授業など具体的に

対策
学校である小論文対策の授業に参加していました。(週に4時間程度)
ICUの小論文はまず読む量が多いです。まずは速く日本語を読みながら情報を選んでいくことに慣れるべきです。最終的にはICUの教育方針に関連する内容についてつながる傾向があるので、全体の流れを最初に確認して書き始めましょう。
私が使った本は、日本と世界の時事キーワード・小論文頻出テーマの2冊です。加えて過去問で出てきた社会問題に関しての新書を読みました。過去問は6年分を解きました。

(面接)

グループ面接(4人)40分 面接官2人
(1)メジャーを変えたいと考えた時の対処法
(2)あなたは個人型か、一緒型*か。ICUに入ったらどうなりたいか。
*他者と協力して何かを成し遂げるタイプのこと。集団型とはまた別らしいです。
(3)言語を学ぶ必要性は?「AI翻訳にかければ綺麗な訳が出てくるから言語を学ぶ必要性はないのでは?」という人をどう説得するか。
(4)ICUで全員参加が推奨されているイベントに全員が参加してくれない。あなたが考える解決策は?
(5)(4)での意見に関して深掘りされた。

和やかな雰囲気でした。大学生がノックしてドア開けてくれたので自分でする必要はなかったです。

(会場試験のポイント)

案外、「受験対策」としてやったことが生きたというより、高校3年間全体を通して頑張ったことが支えてくれたなーという印象です。バスケ部でキャプテンしたり、寮で生活したり、一見受験には関連が薄そうなことが、指定校推薦では大事なのだと思います。特に面接で自分の意見を述べる際に役立ちました。私自身、身体的にも精神的にもキツくて、部活を辞めたいと高1の頃に顧問の先生に言いに行ったこともありました。それでも他者に支えてもらいながら諦めずやってきたことが生かされたので、頑張ってよかったなーと心から思いました。皆さんも今、何か諦めたいこと、辛いことがあるかもしれませんが、周りの人に支えてもらいながら頑張ってみてもいいのではないかと個人的には思います。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

私は、「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉を大事にしました。何事にも、準備(練習)が大事だということです。十分な備えが、自信につながります。指定校推薦は、ほとんど落ちることはないと言われます。でもいざ受験する身になると「本当にそうなのかな、落ちたらどうしよう、、」と自信をなくすこともあると思います。私もそうでした。しかし、高校生らしく、礼儀正しく、真面目に取り組めば必ず合格できると思います!!しっかりと準備すれば大丈夫です!

(最後に一言)

これまで書いてきたこともこれから書くことも、ただの私1人の考えに過ぎないので、「この人はこんな考えなんだー」程度でご参考までに読んでください。少しでも皆さんの役に立てたなら幸いです。

合格できた今、指定校推薦ではとにかく前向きに一生懸命頑張れば結果はついてくると思うことができます。しかしまさに受験を控えている皆さんの立場だとそれは難しいことかもしれないし悩みも多いのではとも思います。私もそうでした。でも、悩むのも緊張するのも、面接で声が震えるのも他の受験生みんな同じです!それに、指定校推薦はあなたの高校3年間の努力を総合的に評価してくれるものなので、「高校から推薦された自分」として堂々と自信を持って頑張ってください。
また私の好きな聖書の御言葉に、「求めなさい。そうすれば与えられる。」というものがあります。これは一生懸命努力すれば皆さんが本来求めている結果が必ず与えられるということを表しているわけではありません。努力が目に見える結果として現れないことも当然ありますし、むしろそっちの方が多いです。でも、努力する過程で、今の皆さん、将来の皆さんが必要としているものは必ず与えられます。あとはそれに気づけるか、気づこうとするかにかかっています。自分の視点を変えながら前向きに頑張ってください。心から応援しています!!