ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2024(17) mochigome-11さん

2月 16, 2025

<お名前>

mochigome-11

<プロフィール>

出身高校:地方の公立進学校
11月まで予備校
部活:陸上
趣味:バスケと新選組

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 9割
総合教養得点 = 8.5割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 8.5割

(共通テスト得点 参考)
国語:193
英語R:100
  L:99
政経:91

4.併願校

上智総グロ、国際関係法(共テ利用)
学習院国際社会科(未受験)
法政グローバル教養(未受験)

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学の時から存在は知っていて、いい学校だということは周りの大人から聞いていました。高1の課題で志望理由書を書くときにICUのことを調べてみたらとても自分に合っていて、やりたい勉強ができると思ったため志望しました。高2の後半で総合型選抜対策の予備校にはいり、総合型選抜を受験しましたが不合格で、一般を受験しました。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は将来、紛争の予防や平和的解決を目指すことに携わりたいと考えています。それには幅広い視野と知識だけでなく、それらを統合し新しいものを生み出していく力が必要です。そのため、学際メジャーである平和研究を学んでみたいと考えています。私は理系分野にも興味があるため、紛争の予防、解決のための学びを文理どちらからも自由に選択できるリベラルアーツはとても魅力的です。また、貴学は学部学科が1つであるため、多様な興味関心を持つ学生と議論ができます。様々な立場に触れて意見を交わしながら自分の考えを見つめなおし、批判的思考力を養うこと、また相手に自分の意見を論理的に伝えるために試行錯誤することで発信力をつけることは目標の実現のために必要不可欠です。上記の理由から、貴学の教育環境やプログラムは私にとって最適であると確信しています。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

自分の好きな新選組を学ぶことについて、なぜ好きなのか、何が面白いのかを書きました。

a. 人文・社会科学

もともと国語が得意で、初めて解いた過去問の出来も良かったのであまり対策はしませんでした。

b. 総合教養(ATLAS)

人文社会と同じで、特に問題はなかったのであまり対策はせず、オンレクのおすすめのみときました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングはもとからそこまで苦手ではありませんでしたがICUのレベルには全く届いていなかったので、日常的にTEDやポッドキャスト、英語のYouTubeなどを聞いていました。
受験終盤はリスニング力が上がってきたので、過去問をずっと解いていました。最終的に24年分解きました。
Part 3はメモすると聞き取れなくなるので一瞬で選択肢が数字のところと単語のところをチェックし、可能なら読んでからその部分を意識して聞いていました。

<リーディング>

英語のリーディングは本当に鬼門でした。総合型選抜に出願するために高3の夏はすべての時間を英語に費やしましたが結局9月の総合型出願の時点でTOEFLは67で、英語力が本当に足りていませんでした。そこから不合格になり一般の過去問演習に切り替えましたが、平均もわからずただ過去問を解くことに不安を感じオンレクを受講しました。オンレクは解説が本当にわかりやすく、どこを復習すればいいのかが明確なため、勉強しやすかったです。最終的に1月に受けたTOEFLでは点数が25点上がり、英語外部試験利用の一次でも合格をいただけました。

解くときはパラグラフリーディングをしていました。一日でも長文を読まない日があると次の日の出来が良くないことがわかったので、毎日一年分解いていました。
解くときは、
(1)時間制限付きで解く
(2)答えを確認せず、時間制限なしで解く。その時、(1)と答えが違う場合は消さずに上に書いておく。
(3)わからない単語を調べつつ解く。(2)と答えが違う場合、消さずに下に書いておく。
(4)答えを見る
という順番でやっていました。(1)で間違えたものが、(2)であってるなら、問題は時間、(3)であってるなら単語、どちらでも正解できていないなら文法や読解に問題があるかもしれないということがわかるため、その先の勉強計画が立てやすくお勧めです。

過去問を始めて慣れたころ、一度点数が下がってしまいました。その時は、慣れたことで解くことが流れ作業になってしまっていると気付いたため2日ほど解くのをやめ、緊張感を取り戻しました。また、試験一週間前くらいにいきなり点数が取れなくなりました。この時はとても焦りましたが、今までできていたことがいきなりできなくなるわけはないと思い、同じように勉強し続けたところ、点数が戻ったので直前期には焦って新しい勉強をしたりしないほうがいいと思います。
私はなぜか英語に関しては本当にメンタルに左右されやすかったので、点数が取れないな、と思ったときは解いたときの自分の状態についても分析してみるといいかなと思います。私はChat GPTに点数や偏差値を入れて、分析を手伝ってもらっていました笑
解いた日付順に並び変えてもらうと推移がわかるので助かってました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

私は二年分、本番と同じ時間割で解きました。朝起きる時間も本番を想定して合わせることでより実戦形式になれることができると思います。その際机が狭いと聞いていたため、机にA4用紙を敷いてそのうえで解き、胸ポケットに予備の鉛筆を入れてました。実際はもうちょっと広かったです。
また、音質が悪いと聞いていたのでスピーカーをいろいろなところにおいて練習しました。紙をかぶせたりお風呂場で聞いたりもしましたが、本番はそこまで音質は悪くありませんでした。ただ、イヤホンよりは悪いはずなのでスピーカーで練習するのがいいと思います。個人的には若干音が小さいような気もしましたが特に支障はなかったです。

8. 最後に一言

試験全体を通して、理系についても文系についても興味を持って文章を読めるか、楽しいと思えるかにかかっている気がしました。過去問を始める前の基礎の段階では大変だと思うことが多かったですが、過去問を始めてからは受験勉強が本当に楽しかったです。本番は英語も人文社会も総合教養も全部本当に楽しく、家に帰ってからもずっと試験の話をしていました。
総合型落ちてもきちんと勉強すれば一般でも絶対大丈夫です。落ち込みすぎず切り替えて頑張ってください!ユニークな入試をぜひ楽しんでください!!

(追加の質問)

・英語リーディング対策で行った「パラグラフリーディング」の具体的な方法やコツについて教えてください。

-パラグラフリーディングについて
各段落の最初の文を読み、段落同士の内容の相互関係を大まかに矢印や記号でメモしました。ここで時間をかけすぎると時間がなくなってしまうので、うまく掴めないところはすぐに飛ばしていました。そのあとは、一つの段落が読み終わったところで解けるところまで問題を解く、というように繰り返しました。