1. 名前
名前: 葉
2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)
九州の山奥にある、久留米大学附設高校(福岡)から、現役でICUに行きました。一応ランクで言うと、九州ではラサールに次いで2番目(自称)。生徒数200人前後だが、一応毎年東大に浪人込みで30人ぐらい合格している程度のレベル。ちなみに私は、その中で上から2,3割をうろうろしてました。私自身は、英検2級を高2の時にとって、高3で英検準1級を受験して落ちた程度の英語力(^^;というか、諸処の事情から高3になってからほとんど勉強してませんでした。親と揉めてたから、1月末から2月上旬まで家出とかしてました。しかも、家に帰って2日ほどしたらまた受験のために東京へ・・・ようするに、かなり滅茶苦茶な状況で受験しました。そんなわけで、今でもICUに受かったことが不思議です(^^;予備校には、長期休みに河合で古文だけ受けてました 趣味はバンド!!!洋楽マニアです。東京行くたびにフュージョン系とかサイケ系のレイブに行ってました。昔はくるりとかグレイプバインのコピバンしてたけど、今度はGO!GO!7188とか椎名林檎のコピー兼オリジナルのバンドをやってます。
3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科
年度:2002年4月
合格:理学科
第1志望:理学科 第2志望:人文科学科
4.併願校
早稲田大学商学部(センター入試 合格)
東京大学理2学部(前期 結果待ち)
東京大学文2学部(後期 結果待ち)
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
最初にICUを知ったのは、高2の冬の図書委員会でのインタビュー。「知られざるスクールカウンセラーの実体を暴け!」というノリでインタビューしたわけです。で、そのとき彼の出身校がICUだったわけです。ちなみに、「ICUに入った理由は?」という質問に対して彼は、「高校時代理系だったけど、どうせそのうち飽きるだろうから、文転しやすい学校を選んだらICUになったんだ」と答えました。まあ、最初に知ったICUに関する情報がそれなんで、当然私の中には「ICU=適当な学校」という偏見ができてました(^^;
で、その後いろいろあったけどICUの存在を完璧忘れていました。自分の進路を決めきれないまま冬休みを迎えていたので、適当に良い学校ないかと探していたときに何故かICUにたどりつき、「あ、面白そう」という理由で受験を決意しました。その日が12月24日といういかにも基督教的な日だったこととか、私のいた幼稚園がカトリックだったとかいうことは、たぶんただの偶然でしょう。何せ、宗教的な事は全然意識していなかったんですから。
とまあ、何となく面白そうという理由だけで受験しました。こんなんで受かったしまったから、高い志をもっていたのに落ちた人には本気で申し訳ありません(^−^;
6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)
ICUに期待すること、それはパイプオルガンの練習をさせてもらえること!!!(ヲイ)もちろんそれが目当てでICUに行ったわけではないですが。期待することと言えば、英語力の上達が一番です。あとは、「音楽と文化」というテーマは大好きなので、そのへんは転科して勉強します。心理系も勉強したいんですが、これはなかなかハードらしいので、人文系に行くか心理系に行くかを今迷い中です。理学科で入学しておきながら、理学科に残る気はありません。
7.受験対策(自然科学受験)
a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)
「私の将来の夢は新素材の開発である。そのために理学科の化学〜を専修し・・・云々しかし、フロンガスの失敗にあるように、新素材の開発には常に負の側面もある。そこで私は、確かな専門性だけでなく、広い視野、寛大な価値観を獲得するためにも貴校のELPで得られる高度な英語力や、SEA留学プログラムなどで得られる国際性を必要とするのです。 云々」
みたいな詭弁を書きました。小論文の応用で、最初に自分の理想を示し、そのためにICUがいかに適しているかを書いたつもりです。実は私、秋までSFCのAO入試に命かけていました。一次合格して二次の面接で落ちましたが、その過程で文章力等は自信がついていたので、結構堂々と書けました。
ICUの願書は入社試験のエントリーシートに近いので、自己PR文に慣れてない人は、入社 試験用のハウツー本を読むと参考になると思います。 ちなみに私が参考にしていた本は、ご存じ小論文の神様仏様、樋口祐一氏の「ホンモノの 文章力(集英社新書)」です。
b. 一般能力考査
正直言って、ほとんど覚えていません。解ける問題だけといて、分からないものは全部cをマークしてました。何か言うことがあるとすれば、「分からなかった問題を、後から考え直す時間なんて無い」という事ぐらいでしょう。解ける問題だけといていけば、それだけで時間いっぱいでした。
c. 人文科学考査
私が合格できた理由はたぶんこれでしょう。満点近く取れました。無駄に文章が長いだけで選択肢自体は非常に安直なので、センター試験を突破してきた受験生の敵ではありません。ただ、問題文がちょっと長いので、日頃から本に親しんでない人にはきついかもしれません。そういう人は、小説でも良いから本を読む習慣をつけた方が良いかもしれません。
まあ、私は日経の文化欄とかを良く読んでいたし、テレビの「美の巨人」とかも結構見る人間なので、西洋美術史というのは大変馴染み深いテーマでした。そのへんは得していたかもしれません。
d.自然科学考査
物理と数学をとりました。数学からはじめたんですが、数学が終わった時点で持ち時間の10分の6ぐらい時間を使ってやや焦りましたが、物理は公式を覚えていれば強引に当てはめが可能だったので助かりました。おそらく7割程度とりました。ただ、数学は半分とれたかどうか微妙なレベルだったので、自然科学考査が終わった時には、敗北感でいっぱいでした。
e. 英語学習能力考査
リスニングは、BUCHOさんのアドバイスに書いてあった通りにしたので助かりました。「テープが流れている間だけはメモだけしておいて、マークを塗るのはテープが終わってから」というやつです。周りからは必死でマークを塗る音が聞こえてきましたが、そんな暇はありません。答えを決めたら、次の問題の選択肢をよく読むのが効率的でした。参考にした参考書は、「20日間完成 TOEICテスト攻略スピードリスニング(アルク出版)」でした。このへんも、「アルクが良い!」というBUCHOのアドバイスのおかげです。ただ、掲示板には「BUCHO製作リスニングCDのおかげで助かりました!」と書きましたが、実際は一度も聴かないまま家出してしまったため、聴く機会はありませんでした。誠にすいません。でも、校歌はちゃんと聴きましたよ(^ ^)
リーディングは適当にこなしました。後半のイディオム攻めは、半分とれたかどうかの出 来映えだったのでこれも自信無し。
f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
ICUに限った話ではないですが、参考書はあまり多くに手を出すのは止めた方が良いと思います。その代わり、一つの参考書を深くやる方が身に付くものです。同じ参考書を2回ぐらいできれば、一周目には気づかなかったところにも目がいくので、より一層深く学習できます。単語は、速読英単語基礎編を3周し、その後上級編をやってました。あと、リスニングは教本系をやるだけでなく、CNNとかを副音声でたくさん聴く方が良いと思います。私は毎日20分ビジネス英会話を聴き、食事の時間はCNNを聴いてました。
8. 最後に一言
私が「ICUに行きたいなあ」と一番強く思ったのは、受験でICUに行ったときでした。休憩時間にお茶を配るという心意気とか(これは本当におどろきました)、WGのノリ(Isolated Crazy Utopiaは笑いました)とか、妙に笑顔の絶えない試験監督達とか、そういったICUを構成する一つ一つの要素を大変気に入ったからです。良くも悪くも「我が道を行く」というのがICUの基本姿勢だと私は思います。そしてそれは、本当の意味で自己責任の世界でしょう。将来就職で不当な偏見に遭遇したり、他にも辛い事があったとしても「これは自分の選んだ道なのだから」と思えるだけの覚悟がいるのではないでしょうか。ICU生に必要なのは、そういった意味での自立だと思います。まだ入ってもいないのに偉そうなこと言う奴だ、と思う人もいるでしょうが、そのへんはご愛敬ということで何卒よろしくお願いします。