1. お名前
マウス
2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)
出身:千葉県内私立高校
予備校:市進予備校柏校
部活:野球部(夏休み前に引退するまで土日も一日中練習でした)
3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科
年度:2003年4月
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:人文科学科
4.併願校
学習院:文学部史学科
慶応大学:法学部政治学科、文学部
上智大学:外国語学部ロシア語学科
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
高校二年のとき音大のパンフレットを見ているときに発見しました。実技試験無しで音楽学が学べるということで興味を持ちました。どうせマイナーな大学なのだろうと思って代ゼミのデータリサーチを見たら偏差値の高さにびっくりです。パンフレットを取り寄せてみるとELPやらリベラルアーツやら面白そうなもの目白押し!第一志望になりました。
6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)
ELPがめっちゃ楽しみです。寮に入ってインド人の友達をつくりたいです。
7.受験対策
a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)
将来は新聞記者になりたくて、そのためにはここで学ぶ必要がある!というようなことを書きました。
b. 一般能力考査
模試や赤本に比べて数学系の問題がやたら多かったことしか覚えていません。私は数学が大の苦手でパニくりました。結局時間内に解けたのは45問ほどで残りは全てdにしました。この試験が終わった時点でICUさようならという感じでした。ただこのテストはあまり点差がつかないような気がするので半分ほど取れていればそれほど悲観することはないのかもしれません。現に私も受かったことですし。
アドバイスとしては時間との勝負になるので一分考えてひらめきそうになかったら、ジャンジャン前に進んでいったほうがよろしいかと思います。数学系の問題、特に数列の対策はするに越したことはないと思います。いろは歌は何が何でも覚えましょう。
c. 人文科学考査
人間は昔のことはどんどん忘れてしまいます。文章を読んでいるにしても同じです。緊張して必死になって読んでいると、前の段落に何が書いてあったかさっぱり忘れてしまい、文章のテーマさえ見失ってしまいます。部分に目がいってしまって全体を把握していないと読み終わっても釈然としません。そのため設問にも適切に答えられません。そこで自分が勧める方法は、段落一つ読み終わるごとに余白部分に要約することです。もちろん丁寧にやっていたら時間がいくらあっても足りません。一言二言殴り書きするだけでよいでしょう。要約するとその段落の、前の段落とのつながりや全体の中での位置づけが何となくつかめて、読み終わったときも頭の中が整理されている状態になるはずです。そうすれば設問にも取り組みやすくなるでしょう。私は要約するようになってから得点率が上がりました。
それから人文科学の問題には答えの特定できない悪問が多々あります。予備校で講習を受けたときに、講師の方もこの設問はぶっ飛んでると何度もおっしゃってました。というわけで、どうしても答えが絞れないというようなときは勘でいきましょう。悩んでいると時間がもったいないです。 読書量は多いほうが有利でしょうが、何も一般に勧められているように岩波新書を無理に読む必要はないと思います。岩波新書が面白いと思えば別ですが、あれはちょっとガチガチしすぎだと思います。(たまたま自分が読んだものだけかもしれませんが・・)読書は楽しむものなので肩肘張らずに自分の好きなものを読むのが一番だと思います。
d.社会科学考査
これは新聞+諸君だの世界だのNEWS WEEKだの自分の好きな雑誌を普段から読んでいればオッケーだと思います。あとは過去問を解いて慣れるのみです。知識問題も出る年もありますが、そのためにわざわざ世界史を勉強する必要もないと思います。ただ基本的な政治経済の知識は新聞、雑誌を通して身につけておいたほうがよさそうです。人文科学と同じく要約しながら読んでいくと効果的でしょう。
e. 英語学習能力考査
<リスニング>
リスニングは一学期からTOEFLの教材で練習していました。夏休み明けくらいからはBBCのサイトでニュースをスクリプト見ながら聞いていました。これはみっちりやっておいたほうがいいと思います。私は速いスピードのものばかり聞いていたため本番ではスローモーションで聞いているかのように感じました。問題もすらすら解けて9割は取れたかと思います。周りは様子を見た限りだと随分パニくってたようです。特異な試験形式のICUの試験で周りに差をつけるならここでしょう。
<リーディング>
読解は一般に言われているように素直だと思います。ただ受験英語では見かけない単語が毎年いくつか出ています。それらは知らなくても周りから何となく意味をつかめるので、無理に語彙レベルを上げるのではなく、推測力を磨くほうがよいでしょう。ここでは周りもかなり高得点をとると思うのでミスをすると痛いと思います。最後の穴埋めは私はとても苦手でした。けれどここはみんな苦手なところだと思います。逆にここができるとおいしいと思います。3分の2取れればまずまずなのではないでしょうか。
f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
私は一般能力が終わった時点で打ちのめされましたが、「こんなの誰もできないぜー!」と開き直りがうまくいったのでその後の試験に集中して取り組むことができました。おかげで何とか合格通知をもらうことができました。長丁場の試験なので途中でばててしまう人も多いと思います。あきらめないで最後までついていったもの勝ちです。それから休み時間はなるべく外に出て新鮮な空気を吸ったほうがいいでしょう。脳が活性化されるので今更参考書を眺めるよりよっぽど効果的だと思います。
予備校には頼りすぎないほうが良いでしょう。私は週一回英語のみ刺激を受けるために通いました。ICU対策も夏期講習でとったのですが、はっきり言って何も吸収することはありませんでした。自分で勉強するのが一番です。
8. 最後に一言
眠いときは寝て、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは集中してやる。メリハリをつけるのが大事です。合格の帰り道は最高の気分です。みなさんも是非あの気分を味わってください。