ICU入試合格体験記2006

 

■2006年度入試結果

2005年度入試結果(注:データは非公式のものでBUCHOのICU受験対策が独自に算出したものです。ICUは受験科目別(社会科学、自然科学)の合格率および第二志望合格率は公表していません。)

2006年度 志願者数 合格者数 第二志望合格者数 志望倍率 合格率 第一志望学科合格率 志願者に占める割合 合格者数に占める割合
社会科学考査受験 1551 474 98 3.27 30.6% 79.3% 82.0% 79.4%
自然科学考査受験 257 109 9 2.36 42.4% 91.7% 13.6% 18.3%
転入本科学生 84 14 3 6.00 16.7% 78.6% 4.4% 2.3%
一般入試合計 1892 597 110 3.17 31.6% 81.6% 100.0% 100.0%
4月入学帰国生特別入学試験 56 27 0 2.07 48.2% 100.0%

オンレク合格者 志望倍率 合格率 第一志望学科合格率 志願者に占める割合 合格者数に占める割合
社会科学考査受験 1.92 52.2% 66.7% 88.5% 85.7%
自然科学考査受験 1.00 100.0% 100.0% 3.8% 7.1%
転入本科学生 2.00 50.0% 100.0% 7.7% 7.1%
一般入試合計 1.86 53.8% 71.4% 100.0% 100.0%

注1:自然科学考査と転入本科学生は受講生が少なく、合格率は参考程度としてください(受講生の実力に依る所が大きかったと思われます。特に今年度の自然科学考査受験者は優秀な方ばかりでした。)
注2:4月帰国生の受講者はいませんでした。


(統計資料はすべてBUCHOのICU受験対策が独自に作成したもので、ICUとは一切関係はありません。特に、ICUは受験科目別(社会科学、自然科学)の合格率および第二志望合格率を公表していません。全て非公式のデータであることをご了承ください。)
2006年度入試の分析。今年度の特色はなんといっても一般入試の合格者数が一気に600人以下にまで減ったことである。2005年度の合格者数が718人、2004年度の合格者数が822人であるから、2年間で200人以上も合格者が減少している。これはセンターやAO入試の導入など、ICUが一般入試以外で学生を確保しようという方向性をはっきりと示している。

入試形態別の合格率では、例年の構成と変わらない。自然科学考査の合格率が高く、転入本科入試(トランスファー)の合格率が低い。この構成を見る限り合格者の比率を変えずに、合格者の人数を減らしているという傾向が見られる。その他目立つ点としては帰国生入試受験者が100%第一志望で合格していること、トランスファー受験者の第二志望合格が多かったことなどである(通常トランスファーは他大学から特定の学科を目指して編入してくる学生が多いはずなのに、第二志望合格を増やしたのはなぜなのだろう?)。

オンレクの合格率を見ると、全体で50%を超えている(全体の合格率が50%超えたのはオンレク史上初めて)。ただし受講生のオンレク成績は昨年度とあまり変わらず、今年度の入試は少し簡単だったのではないかと考えられる。そして相変わらず第二志望で合格する受講生が多いのもオンレクの特色と言える(成績が上位ではないボーダー上の受講生が多く合格している)。

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

<プロフィール>

アメリカに2年間単身留学してました。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:9月生
年度:2006年度
合格:理学科
第1志望:理学科
第2志望:国際関係学科
センター方式:受験していない

4.併願校

筑波大学(二学期推薦)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

具体的な目標もないままアメリカに進学するよりは・・・と日本の大学を意識し始めたのは12年生前の夏。友人には早稲田の国際教養を薦められました。でも理系を勉強できる大学を探してました。ICUは聞いたこともなく、名前もキリスト教で怪しげ(すいません)だったんで敬遠してたんです。でもけっこう評判のいい大学だと知って、調べるうちに惚れました。リベラルアーツで理系も国際系も勉強できるし、英語も続けられる・・んで慌てて願書取り寄せました。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツ目的でICUを選びました。理科系科目と平行して、もともと興味のあった国際関係や比較文化についてもっと学んでみたかった。英語での授業があるのも英語力維持のためにはいいと思います。

7.受験対策

a.願書

タイプしたエッセイ2ページです。

*将来は環境問題に取り組んでみたい。そのためには生物・化学・社会学の知識が必要である。
*留学して経験した文化の違いや価値観の違いを、国際関係学や比較文化学で深めたい。
*理系も国際学も平行して勉強できるのは国内ではICUだけである

あと、幅広い知識を活かして大学院で本格的に環境について研究したいと書きました。

8. 最後に一言

結局は経済的な理由と、理系なので施設や大学院の充実してる筑波に進学しました・・・

帰国生なら、4月入試よりも9月の方が断然易しいです。書類選考だけで済むので受験ストレスともほぼ無縁・・統一試験よりも普段の成績とエッセイが重要らしいです(海外期間短い人は特に)。9月生は情報少ないので、こんな体験談でもちょっとは参考になれば幸いです。

9. 9月生入試に関する追加質問

1.推薦状はどのような方に執筆を依頼されましたか?

推薦状は3通必要で、そのうち1通は進路のカウンセラーからという条件でした。私の場合は、進路カウンセラーの先生、ホームルームのアドヴァイザーであるESLの先生、それから理学科志望だったので、得意な化学の先生に依頼しました。自分のことをよく理解してくれる先生や、よく相談する先生に書いてもらいました。

2.SAT,TOEFLの成績は?

ICU出願当時、
TOEFLは、237点。
SAT I は、Reading 380 Writing 400 Math 620 。
SAT II は、Chemistry 690、Math2C 670。
決して統一試験の成績がいいわけではないのですが、海外期間が2年間だけということが考慮されたのではないかと思います。

3.高校の成績(GPAなど)は?

少人数クラスの学校だったので、評価も甘かったのかと思いますが・・英語とスピーチ以外はAをとっていました。 GPAは3.80でした。AP(*Advanced Placement 大学科目先行履修クラス)は化学だけ、Honors(*優等クラス)はAlgebra2だけでした。あと、自然科学の成績がよく表彰されたことがあるので、その賞状のコピーも願書に同封しました。

4.エッセイのテーマとして出題されるトピックはどのようなものですか?

「ICUを志望する理由を、将来像と関連させて述べなさい」のようなことだったと思います。ICUで何を勉強して、それを活かして将来何をしたいか を書けばいいみたいです。
5.その他

9月生は、募集が約100人に対して出願者が約120人、合格者が約80人です。なので帰国生の場合は、4月の帰国生入試よりも9月入試の方が易しいはずです。

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

えり

<プロフィール>

某県立高校→慶応SFC→ICU(ICU編入(トランスファー))
SFCではベタにテニスサークルに入っていました。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:転入本科(ICU編入)(ICU編入(トランスファー))
年度:2006年度
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科
第2志望:人文科学科
センター方式:受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 5割
人文得点 = 10割
社会科学OR自然科学得点 = 10割
英語リーディング得点 = 6割
英語リスニング得点 = 7割

4.併願校

N/A

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

現役の時にも慶応SFCとICU両方合格して悩みに悩んだがネームバリューに惹かれて慶応に行った。しかし本当に勉強ができる、自分自身の成長に繋がるという点でICUがより勝っていると感じ編入した。

6.ICUに期待するところ

勉強しなければいけない、という環境であるところ。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

新聞でICUの教授の意見が載っていてそれに大変共感できたこと。芸術分野といった人文系にも興味があるが、経済にも興味があり、学科間の垣根を感じず学べそうなところ。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

今は幅広く学び、引き出しの多い人間になりたい。将来はマスコミ希望。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

おいしいお店を探す。色々な年代、背景を持った人と会話する。

b. 一般能力考査

ICUの英語に載っているのをした。あとはトフルゼミナールの冬期講習(5日間)通い、就職用の一般常識、SPIの本を読むようにした。(対策は12月から)

c. 人文科学考査

特に何もしなかった。しかし線を引きながら集中して読むよう心がけた。

d. 社会科学考査

人文科学と同じ

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
ICUの英語と、都内予備校の冬期講習

<リーディング>
ICUの英語と、都内予備校の冬期講習。基本的な英文法を高校の時の参考書でかるく見直したが、多読を心がけた。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUの英語という本をとりあえず全部解く。私は本当にそれしかしなかったが、長文も多く、非常に役立つ。ICUの試験は入学後に役立つと今強く感じる。

8. 最後に一言

ICUは他の大学と比較できない。他の大学では決して学ぶ事のできない、しかしとても重要な事が学べる。友達がすぐにできます。年齢関係ないです。これは本当です。世界が広がった気がする。遊びたいならインカレのサークルにでも入ればいい。けれどICUでしか学べない事がある、と知っておいてほしいです。

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

イルカ族の娘

<プロフィール>

東京の私立中堅女子校出身。Z会早大即応コース受講&お茶ゼミ。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:一般入試
年度:2006年度
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科
第2志望:人文科学科
センター方式:受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 3割?
人文得点 = 8,5割?
社会科学OR自然科学得点 = 9割?
英語リーディング得点 = 6割
英語リスニング得点 = 7割??

4.併願校

早稲田大学政治経済学部政治学科(×)
     教育学部国語国文学科(○)
立教大学社会学部現代文化学科<セ、一般、全>(○)
明治大学文学部心理社会学科(○)

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

大学に行くのだから、勉強したいと思ってました。受験勉強をしながらずっとなんとなくそう思っていて、12月のはじめ、学校で受けた模試の最適併願校?みたいなものにICUが出ていて初めて受けてみようと思いました。翌日に赤本を買って試験問題を見て諦めかけましたが、ICUへの愛だけを支えに(笑)頑張りました。

6.ICUに期待するところ

↑のような理由ですので勉強したい分野とかは特にはありませんでした。私が期待していたのは、生徒が勉強に対して意欲的であることです。あとはおもしろい人に一杯会うこと。(本当にいっぱいいたよ!w)

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

大学を勉強のための場と位置づけていること、『英語を勉強』ではなく『英語で』勉強できることが良い、みたいなことを書いた気がします。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

政治学にすごく興味がある、それは一つの視点だけでは完成されない。そのためにもELPでツールとしての英語をしっかりと身につけたい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

美大受験用の予備校に通い美大進学を目指していた、そこでは『描く』ことと『観る』こと、沢山のことを教わった。その知識は今でも生きている・・・みたいな感じ。

b. 一般能力考査

最初に見て泣きそうになった一般。BUCHOさんの予想問題をほぼ暗記?ってほどやりました。語彙(慣用句、漢字読み)などは得意でしたが、数学が小学生時代から壊滅的にできなかったため、本番の考査ではすべてCをマークしました。私は試験場で緊張からすごく焦ってしまい、20問ほどはほとんど考えずにCをマークすることになってしまったので、時間を短めに計ってなれておくと良いと思いました。とにかく慣れです!

c. 人文科学考査

現代文が超得意だったので、長文考査×2は得点源にしようと思って臨みました。 本番の人文は内容が私的にはちょっとノってこなかったとと日本史知識問題が多かったので焦りました。人文は社会と比べて主観寄りのロマンティックな文章なのでやりにくい人も多そうです。ただ内容はホントにおもしろい!美術、音楽、宗教に関する知識が本当に役に立ちました。まずは興味を持って問題文を楽しむこと!

d. 社会科学考査

過去問の中には結構多い国際関係論をあつかった文章が苦手でした。あと現代社会っぽい知識がわからなくて不安に思っていました。やっぱり高校の授業を聞き流してでも聞いておくべきだったと思いました。本番はちょっと意外なほどやりやすくて、高得点の争いになりそうだと思って逆にあせりました。人文、社会ともに30分ほど時間が余りました…。 これもやっぱり興味を持たないとつらいです。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
BUCHOさんのCDを通学中とにかく聞きまくりました。リスニングは最後まで課題でしたが、今になって思うのはやはり継続が力になるんだということです。スタートがゆっくりめだったため、私がマジメにCDを聞いた期間は一ヶ月くらいでしたが、やった時間の量が確実に力になる教科だと強く感じています。(とくにICUに入った今!)

<リーディング>
Z会をやっていたこと、また意外なことにリスニングをやったことがとても役に立ちました。リスニングをやることでリーディングを読むのも早く、楽になったと思います。 英語は苦手意識のある教科だったので、過去問をやりまくりました。『ICUの英語』も狂ったようにやりました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

オンラインレクチャーには本当にお世話になりました。すべての問題がきちんと解説されていてとても頼りになりました。成績の表を眺めて悩み込むこともしばしばでしたが、オンレクは私のようなごく普通の(英語ができるわけでもなく)受験生、だけどICUに行きたい受験生を合格ラインまで引っ張り上げるのには最高だったと思います
とりあえずここのサイトと、『ICUの英語』は必須です(笑)あとはやっぱりICU入試を楽しむこと。実際の試験場でだって楽しんじゃいましょう。内容はおもしろいし、窓から見える芝生はのどかだし。

8. 最後に一言

美大を諦めることがつらすぎて、受験勉強なんて苦でもなんでもないって最初は思っていました。だけどICUに行きたくなって、本当に行きたくてしょうがなくなったら入試が怖くて仕方なくなりました。受験ってある意味辛いものですが、自分の願望をしっかりもって一杯苦労してください。きっと合格発表の帰り道うれしくてまっすぐ歩けなくなっちゃいますよ?

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Wolke

<プロフィール>

広島の某県立高校→東進衛星予備校

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:一般入試
年度:2006年度
合格学科 = 語学科
第1志望学科 = 教育学科
第2志望学科 = 語学科
センター方式 = 受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 5割
人文得点 = 8割5分
社会科学OR自然科学得点 = 8割5分〜9割
英語リーディング得点 = 8割
英語リスニング得点 = 8割5分

4.併願校

同志社大社会学部教育文化学科 合格
同志社大学文学部英文学科 合格
東京外語大外国語学部ドイツ語学科 受験せず

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

確か、親が「英語ならICU」と言っているのを聞いた時初めて知りました。その時は入試の特殊性に驚き、それ以上は調べなかったのですが、数年後、改めて調べてみると、まさに自分が求めていたものがあることを知り、第一志望になりました。

6.ICUに期待するところ

まずはELP。後は大学生活全般。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

キャンパスの雰囲気がこぢんまりしていて気に入った。あとはリベラルアーツを実践しているところだから、と(もう少しまじめに)書きました。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

世界を救うのは教育だと考えている。しかし、今の教育ではそれが実行できないので、今の教育制度とは違う教育制度を探したい。将来は教育関係の職に就き、より良い世界を創る人材を育てたい、と(もう少し控えめに)書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

人をまとめるのが得意である。ただし、強力なリーダーシップを発揮してまとめるのではなく、各人の意見の妥協点を見出し、皆を同じ方向に持っていくのが得意である、と(同じような意味のことを)書きました。

b. 一般能力考査

出題傾向はオンレクよりは難しめ。アナグラムが難しかったです。対策としては、ベストはオンレクで数多くの問題を解き、時間感覚を身に染み込ませることだと思います。本番では見事に時間配分を失敗してしまい、100問を埋めるので精一杯になってしまいました。そのときに思ったのは、オンレクの時に時間制限をもう少し厳しくして演習しとけばよかったな、ということです。基本的にオンレク以外の対策はやっていません。

c. 人文科学考査

これは比較的得意でした。対策としては論理展開を把握すること。とにかく論理展開がわかっちゃえば楽に読めるし、楽に解答できると思います。私の場合、全文を読んでから解答するようにしたほうが論理展開が理解しやすく、得点も安定しました。やり方は人それぞれなので、自分のやり方を早く見つけると楽です。あとは、確実に取れる問題をとること。そのことは常に意識しながら演習しました。あとは慣れです。

d. 社会科学考査

これも得意でした。対策は人文と同じく論理展開を把握することです。こちらは世の中の問題等をいつも考えている人には楽な試験かもしれません。人文よりも比較的身近な話題が多いですし、論理展開もわかりやすいので、取れる問題は確実に取れるようにしました。知識問題についてはやはり世界史と政経or現社をやってる人がかなり有利です。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
とにかく早めに対策することが最大の対策です。私は予定よりも対策を始めるのが遅れてしまい焦りましたが、直前期にはなんとかなるところまでもってこれたので、事なきを得ました。あとは、わからない問題はあっさりと捨てて、次に集中すること。目先の1点よりも次の2点、3点を確実にとることを心がけました。私は演習ではいつもあっさり捨てることがなかなかできず苦労しました。本番ではカラスの鳴き声に邪魔されてできなかった問題がありましたが、その問題は捨てて次に集中できました。対策は過去問中心で、その他に発音トレーニングの本で練習しました。

<リーディング>
出題される話題が多岐に渡っているので、なかなか大変です。自分の知っている話題だと楽に答えられますが、知らないのだと苦労します。でも、論理展開を把握できれば、多少わからなくても何とかなります。実際、本番でも知らない内容でしたが、論理展開がわかったのでなんとかなりました。 穴埋めは苦手だったので、過去問を何度もやって慣れました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

私がICU対策をしていて痛感したこと、それは「目先の1問にこだわるな」ということです。他の大学の入試でもそうですが、特にICUの入試では時間配分に注意しないと痛い目にあいます。いくら実力があっても時間配分に失敗したらどうしようもありません。そうならないためには、時間のかかる問題はスパッとあきらめることが肝心です。私自身はなかなかそれが出来ずに苦労しました。とにかく取れる問題は確実に取れるようにすることが重要です。「目先の1点よりも、確実に取れる次の2点、3点を取ること。」これに尽きると思います。

8. 最後に一言

試験が近づいてくると焦ったり、不安になったり、緊張したりすると思います。でも、それは当たり前のことです。大事なことは、その気持ちをしっかり受け止めて、ちょっとずつでも確実に前に進むことです。「ビビッてもいい。でも、ブレるな。」

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

smiley

<プロフィール>

社会人?年目

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:社会人入試
年度:2006年度
合格学科 = 国際関係学科
第1志望学科 = 国際関係学科
第2志望学科 = 語学科
センター方式 = 受験していない

3.予想得点

人文得点 = 6割〜7割
英語リーディング得点 = たぶん満点
英語リスニング得点 = 9割5分

4.併願校

なし

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校生の時、友達が受験したので知りました。 もう一度勉強したいと思ったので受験しました。

6.ICUに期待するところ

英語プログラムと通訳・翻訳の授業。 留学プログラム。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

自分の今までの経歴と将来の夢を述べ、ICUで勉強できることが、将来のキャリアでどのようにプラスになるかを書きました。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

1をもっと具体的に書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

この項目は社会人特別枠の願書にはありませんでした。

c. 人文科学考査

人文は本当に苦手で、いつもオンレクではいい点をとれませんでした。 一度目は、どうしても点数にばかり気がいってしまうので、がっかりしながらも間違えたところを確認するだけで精一杯でした。 2回目は問題を解くときに、時間は気にせず、なぜその答えが出たのか、理由づけをし、たとえ答えが合っていてもきちんと、理由まで合っているか確認しました。 3度目は時間を計り、点数は特に気にし(笑)頑張りました!

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
オンレクの問題を2回繰り返しました。

<リーディング>
オンレクの問題を2回繰り返しました。 これは対策になっているかわかりませんが、英字新聞は毎日読んでいます。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

社会人枠は、2次に面接があります。 とても緊張しますが、あまりここで落ちる人っていないのではないかなと思いました。 簡単な自己紹介と志望理由・前の大学や社会経験で何を学んだかなどを聞かれました。 私はとても緊張してしまって、話は脱線するし、私の日本語もめちゃくちゃだしと散々でしたが、受かったので、きっと大丈夫です。

8. 最後に一言

社会人の方は、仕事をやめてフルタイムの大学への進学を決めることはとても勇気のいることだと思います。いろいろ周りからの批判めいた声も聞こえるでしょうが、でも決めてしまえばこっちのもんです。あとは頑張るだけ!

社会人のみなさん、社会経験を積んで、大学の向こうに見える目標が明確な私たちは、より効率的に、より真剣に学べるのではないでしょうか。そういう意味で”今更、大学・・・”ではなく、”今だから大学!!”とポジティブに考えませんか?

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

あやこ

<プロフィール>

栃木県の私立女子高
塾には行ってません

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:一般入試
年度:2006年度
合格学科 = 教育学科
第1志望学科 = 国際関係学科
第2志望学科 = 教育学科
センター方式 = 受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 6割
人文得点 = 8割
社会科学OR自然科学得点 = 8割
英語リーディング得点 = 6割いってないかも!!
英語リスニング得点 = 7割

4.併願校

津田塾大学 国際関係学科合格
聖心女子大学合格
東京女子大学合格
都留文科大学合格
信州大学の後期は結果待ちです。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

国際関係を学びたいと思い、最初はある国立大学にしようと思っていたのですが、母や知人からICUを薦められました。教育にも興味があったので、ICUなら自分の好きなものを撰んで勉強する事ができることに感動してICUを目指すようになりました。

6.ICUに期待するところ

実はICUには合格しましたが、自分にあっている大学に進学しようと思い、私はICUに入学しません。 もしICUに入学するとしたら、やはりELPを最初は一生懸命頑張りたいですね。そこでどこまで自分の英語力を高められたか実感できた時、とても自信がつきそうです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

将来希望する職業に就くには、確実に英語を使いこなす必要があるので、英語を身に付けるには最適な環境だから・・・みたいなことを書きました。あと、物事をあらゆる方向から捉えられる力も必要で、ぜひICUのリベラルアーツの精神を利用して・・・と言う感じです。 あまりこだわらずに素直に書きましたね。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

将来は教育面での国際協力に携わる仕事をしたいと思っており、、、、忘れてしまいましたが、これも本当のことを素直に書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

部活をしていなかったので何を書くか悩みました。でも趣味や興味のあることをやはりそのまま書きました。

b. 一般能力考査

ICUを目指し始めた時、一般能力の問題を見て焦りました。当時は2年生だったので「できることは何でもやろう!!1年あれば間に合うかもしれない!!」と意気込んで、ことわざや知能検査のような問題、苦手な数学もとりあえず思いつくものはかき集めてSPIやアメリカのSATまでも手に入れてやってみたりしました。

ですが、ここのHPを見つけて一般能力ばかりに力を入れても合格できないということを理解しました。そこで、一般能力はオンレクでやる問題をちゃんとやるということで対策にしようと思いました。

実際は、、1年オンレクを受講したので量が多いのと、他大入試の記述対策をしなければいけなかったので、オンレクの問題でさえちゃんと最後までできませんでした。でもオンレクでちゃんとやっていればこれは問題ないと思います。当日は焦らずに楽しく(これは重要!)勢いでさっさと解く事をオススメします。

c. 人文科学考査

過去問を何回も解いていくと、自分なりの解き方が見つかると思います。私は最初は全部読んでから問題を解くようにしていました。そのうち、だんだん内容のつかみ方が分かるようになったので、入試直前に読みながら問題も解くようにしてみました。当日はどちらがいいか見極めて、解いてみたり読んでみたりしました。

人文も社会もそうですが、問題文を細かく見すぎるのではなく、ところどころで作者の考えを確実に、そしておおざっぱに捉えられるようになれば大体分かってくるものだと思います。

d. 社会科学考査

私は社会科学を受験しました。 私は世界史だったので、対策は日本史の軽い読み物「早わかり日本史」みたいなのをちょっと読みました。本当に少しでだけです。確かに問題には知識問題が出ますが、それのためだけに日本史と世界史をどちらもバッチリやることよりも、自分の興味のある分野の新書を読んで、考え方を広げたり、新書独特の文章になれたほうがいいと思います。

私は2年生から3年生の夏休み前まで、いろんな新書を読んで、新しい知識や要約をノートに書きました。それはICU対策だけではなくて、これから使える力にもなったと思います。オススメします。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
リスニングの対策用にi podを父にねだって買ってもらいました♪ Z会の速読英単語の応用編のCDはゆっくりだからICUの対策にはならないとどこかで聞いたことがあるのですが、私は丁寧な英語を聞くにはいいと思いました。ある程度の長さがあるので集中して細部まで聞いたり、流れをざっとつかむ練習として聞いたりしました。私はオススメします。 それ以外にTOEFLのCDを2種類入れて聞いていました。

あと、ENGLISHジャーナルをよく読んでいて、それについていたシャドーイング用のCDでシャドーイングをやってみたりしました。 当日、英語のスピードよりも問題の進む速さにびっくりしたので集中して迷わずにマークしなければいけないと思いました。

<リーディング>
語は好きなんですが、、苦手だとは思っていなかったのですが、、ICUの英語はどうしても満足いくほど得点できませんでした。 「難しい」イメージがとれなくて、オンレクの時も解き始めると「わからない!」と半分パニックになってしまってぼろぼろでした。でも答えあわせをすると、簡単なところで間違っていたり・・・。 ICUの英語は確かに難しいです。でも、当日「なんとかなる!」と信じ込んで精一杯やってみたらこんな私が合格できました。なので最初からダメだなんて思わないで頑張る事が大切です!ICU受験者は英語が得意な方ばかりだと思いますが、私のようにICUの英語は苦手と言う方も怖がらないで頑張ってください!!

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUの問題は何より慣れてしまうことが一番です。過去問をできる限り解く事をオススメします。参考書は他の大学にも受験するのだったら、それように使っている参考書でいいと思います。つまり、自分にあった参考書が一番いいということです。ICUでは何が出るか分からないから何でも読んでおくのは確かにいいことだとは思いますが、自分の得意なものが出たらそこは絶対外さないというほうがいいのではないかなあと思います。

ICUの受験は時間が長くて大変だと良く言われますが、センターの時間よりも短いですし、私はとても楽しかったです。第一志望の他大が自信があったので、ICUは楽しく受けようと思って前日にも国分寺でお散歩したり、当日は遠足気分で窓からバカ山に登っている人たちを観察したりしました。リラックスできるように、甘いものや好きな音楽を持っていって、できる限り楽しんで受けるといいと思います。

8. 最後に一言

1年前、私もたくさんの方のこの合格体験記を読みました。私も書けるなんて本当に幸せです。正直に言って私が合格できるなんて思っていませんでした。でも合格できました。 それは、私が一人でがんばったからというより、家族や友人、先生方などたくさんの人達の応援や支えがあったからです。入試は自分ひとりで受けるものですが、本当は一人なんかではありません。私は、たくさんの方に応援されている自分を信じることの尊さを本当に実感しました。入試はとても貴重な体験でした。

ICUの入試はやれることをやって臨むととても楽しいです。ICUを目指すみなさんが楽しく受験できますように、そして結果も嬉しいものでありますように陰ながら願っています。最後まであきらめないで頑張ってください。

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

MK

<プロフィール>

一年間アメリカに交換留学をしていました。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

合格年度 = 2006
合格学科 = 教育学科
第1志望学科 = 国際関係学科
第2志望学科 = 教育学科
センター方式 = 受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 五割
人文得点 = 七割
社会科学OR自然科学得点 = 八割
英語リーディング得点 = 九割
英語リスニング得点 = 八割五分

4.併願校

早稲田大学 国際教養学部
慶應義塾大学 SFC両学部
上智大学  総合人間科学部教育学科
とりあえず全部合格しました。

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

うちの学校の教師は異様にICU出身率が高く、そのおかげです。 なぜ選んだかは、、フィーリング。

6.ICUに期待するところ

ELPでTOEFLを260-270ぐらいにできたらな、っていうのと、あと。。言い方よくないかもしれませんが転科の簡単さ。国際関係学科に転科する予定です。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

ただ学問をやるのではなく、それぞれが有機的につながったICUこそ本当の学問をやるのに向いている、、見たいなことを書きました。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

N/A

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

弁論系のボランティアをアメリカでやっていたので人を論理的に説得する事に長けている事などを書きました。

b. 一般能力考査

数学は数�UBあたりまでやっておくといいかもしれません。 私はいろは歌を直前に念仏のように繰り返してました。

c. 人文科学考査

大分日本史贔屓な感じでしたが、オンレクより大分簡単に感じました。 オンレクでしか対策はしていないのでとにかく過去問を解くのがいいと思います。

d. 社会科学考査

これもオンレクより簡単に感じました。 平均点はすごく高かったと思います。 対策としてはSFCの小論対策も含めて、よく新聞を読むようにしていました。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
二問ぐらい落としたかな。。 それ以外は聞きやすい、普通のものでした。 とにかく英語を時間を決めて毎日聞くのがポイントです。

<リーディング>
TOEFL系の単語、アカデミックな物がわりとキーになってくるので、接頭語、接尾語を覚えておくとわからない単語が出てもある程度予想はつけられます。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

全ての物事から学ぶ。ありきたりなメッセージだけど本当に身の回りの色々な事に興味を持つべきだと思います。

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

Antosiannie

<プロフィール>

海辺にある公立高校出身。進学校と呼べるのかどうか…?
(いわゆるMARCHに進学する人が多いと思われます)
予備校などには通わず、ほとんど自宅で勉強。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:一般入試
年度:2006年度
合格学科 = 語学科
第1志望学科 = 語学科
第2志望学科 = 人文科学科
センター方式 = 受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 5割できたかな…?
人文得点 = 8〜9割
社会科学OR自然科学得点 = 8〜9割
英語リーディング得点 = 6〜7割
英語リスニング得点 = 6〜7割

4.併願校

上智大学外国語学部フランス語学科 合格
青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科(センター) 不合格

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

「英語を勉強したいなら、東京外大よりICUがいい」という話を聞いて、「ICUって何だ?」と思ったのが最初。 とりあえずパンフレットを請求してみたら、ひとめぼれ。「わたしのためにある大学だわ…」と思い込みました。教育理念もカリキュラムも、すべてが魅力的で、それから3年間、ICUに片思いし続けました。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

(下書きが残っていたのでほぼ願書に書いたままです) 英語を専攻にしなくても英語がしっかり勉強できる大学だということで関心を抱きました。パンフレットを読んで、柔軟なカリキュラムや学科間専攻という制度があることを知り、私の中にある様々な学問への興味の芽を育むことのできる場所だと確信しました。オープンキャンパスのときに模擬授業を受けたのですが、「教師の言うことに納得できなかったら、質問してください。それでも納得できなければ、言う通りにしなくてもよいのです」という言葉に感銘を受け、ICUに入学してまたこの授業を受けよう、と決意しました。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

「言葉」を中心に学んでいきたいと考えています。言葉は人間を人間たらしめているものであり、自分と他者・自分と世界をつなぐものでもあります。その言葉を文学・社会学・あるいは心理学など、様々な角度から研究するため、語学科を志望しました。将来は、数ヶ国語を操ることのできる翻訳者になりたいと思います。グローバル化が進み、人やモノの移動が頻繁に行われる中で、多言語をプロフェッショナルとして使いこなすことのできる人材は、ますます必要になると考えているからです。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

一番の趣味は読書です。とにかく活字を読むのが好きで、新聞も毎日読みます。翻訳者になるためには日本語の能力を高めることが最も大切なので、大学入学後はさらに読書の幅を広げ、外国語の学習と平行して豊かな日本語を身につけたいと思います。

b. 一般能力考査

余裕のない受験生だったので、対策はほぼオンレクのみ。本番と同じ時間で解いて、優先順位のつけ方を重点的に練習しました。 いろは歌や月の異名、元素記号は覚えましたが今年はほとんどでなかったような…? IIBまで履修したにもかかわらず数学は破滅的に苦手だったので、数学系統の問題は素直にスルーすることに決めていました。 ただ、よく出ると言われる確率や数列の分野のみ、薄い問題集で練習しました。 結局、何が出るかわからないので、普通の受験科目は完璧!という人以外はあまり深入りしないほうがいいです。

c. 人文科学考査

これも対策はオンレクのみ。そのほかは、学校の現代文の授業を真剣に受けたくらい。 昔から本を読むのが好きだったので、それがよかったのだと思います。 問題を解くときは常に「論じられているテーマに対する筆者の立場」を意識していました。 (肯定なのか否定なのか、その理由は…など) 自分の主観、一般論を交えないで、あくまでも「筆者の」考えを追及することが大事だと思います。

d. 社会科学考査

基本的には人文科学と同じ。知識問題対策もほとんどやりませんでした。 (というか、やろうとしたけど時間がなくてできなかった…) 現代社会と政治経済は履修しましたが、受験科目ではなかったので適当にやっていました。 (あとあと「どうせならちゃんとやっておけばよかった…」と後悔) 公民分野は勉強するに越したことはないですが、私個人の意見としては、過去問をたくさん解けば頻出の人名やテーマは頭に入ると思います。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
トフルのリスニング教材を1冊やって、あとはひたすらオンレクで過去問。 CDをMDに録音して、単純作業をしているとき(コピーをとっている間など)に聞いていました。直前期は、食事中も…。 黙って聞くだけでなくシャドウイングやオーバーラッピングをするとかなり効果が上がります。 同じような問題が何度も出題されているようなので、過去問を暗記するくらいまで聞くのが一番の対策だと思います。

<リーディング>
文法を夏休みに終わらせ、長文の問題集を2冊こなしたあとは、ひたすら過去問演習。 ICUと上智の過去問を交互に解きました。 「問題を解く→答え合わせ→全文訳を参照しつつ、複雑な文章を分解して理解して、知らなかった単語を覚える→どうしても理解できない部分は先生に質問」 という作業をひたすら繰り返しました。 とにかく毎日継続して長文を読むことが大事だと思います。 単語は、長文から覚えるほかにはターゲット1900を5回繰り返しました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

とにかく英語に力を入れる。長文の練習にはやく取り掛かり、すこしでも多くの長文を読むこと。 これはICUだけでなく大学受験全般に対して言えることだと思います。 英語の配点が高い大学がほとんどですし、暗記科目のように直前に詰め込んでもできるようにはなりませんからね。 それから文章をたくさん読むこと。ICU入試の4科目のうち、2科目が日本語資料を読む試験なわけですから、読解力があれば有利になるはずです。文章をたくさん読むうちに、読むスピードも自然と上がります。

8. 最後に一言

試験当日は、悪あがきせず、リラックスすること。これに尽きます。

ICU入試合格体験記2006

1. お名前、プロフィール

<お名前>

けびん keiko_kko [at] hotmail.com

<プロフィール>

・神奈川県の単位制の公立高校
・1、2年次は文化祭など数々の行事運営に携わり遊びまくる。
・2年次の春期講習から城南予備校に通う。
・中学生活はフィリピンにて過ごす。(最後の数ヶ月は日本人学校、それ以外はインターナショナルスクール)

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:4月帰国
年度:2006年度
合格学科 = 国際関係学科
第1志望学科 = 国際関係学科
第2志望学科 = 社会科学科
センター方式 = 受験した
センター方式の結果 = 不合格

3.予想得点

一般能力得点 = 6.5割
英語リーディング得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 9割

4.併願校

明治学院大学国際関係学部センター利用 合格
横浜市立大学国際総合科学部 棄権
慶応大学総合政策学部 不合格
津田塾大学国際関係学部 不合格

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

2年次の夏休みくらいに、オープンスクールに行きました。滑走路と自然の多さに惚れ込み、一目惚れ。その後リベラルアーツなどを知り、自分がやりたいことはここでしか出来ない!と盲目的に思いました。

6.ICUに期待するところ

・リベラルアーツに期待しています。国際関係を政治経済的に、文化的に、歴史的に捉え、一つの視点に囚われない多角的な物の見方を養いたい。
・ばか山の上で、おにぎりを食べたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

・様々なバックグラウンドを持つ人たちと出会える場であること。
・異なる立場や考え方を持つ人たちと分かり合うチャンスがあること

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

ストリートチルドレンに対する支援はどういった形がいいのか、疑問に思っている。彼らは日本人とはきっと違う価値観を持っているはずで、日本人が行う支援は強制になってしまったり、彼ら自身の意見に背きかねないような気がする。だから、私は何よりも先ず、彼らと理解しあいたいと思う。 という趣旨のことをコンパクトにまとめて書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

・文化祭実行委員長
・ワンコインコンサートスタッフ(チャリティーコンサート)
・国際理解キャンプ参加

b. 一般能力考査

・センター対策

c. 小論文(帰国生)

3ページくらいの論文を読んで3つ質問に答えました。
内容:高齢者について。高齢者っていうのは人によってその定義が揺れていて、中には70歳以上でバリバリ元気な爺さんもいるのに、”高齢者”っていうだけで社会はその人を弱者として扱う。介護の現場で問題とされているような幼い子どもに話しかけるようにお年寄りに話しかけるのもその例の一つ。お年寄りを弱者つまり−、若者を+として捉えるのではなく、物差しをなくした考え方が社会に必要である。

質問�@高齢者の定義:本文から殆ど抜粋できました。ただ、それだけだと全体の5分の3行しか埋まらなかったので、余計かと思いつつ自分の考えなどを最後の行ギリギリまで目いっぱい書きました。

質問�A文章中の例(介護現場での問題)と同じような事例を考えろ。 日本にいる外国人について書きました。日本人って日本にいる外国人を日本語使えないって思いがちだよねっていう話。これは自分の体験と結び付けて書きました。

質問�Bすいません、思い出せません。

答えは全部、最後の行まで目いっぱい書きました。 俺はこのくらいお前を愛しているんだICU!って訴えられるのは小論文の特権ですよ。 マークシートだと出来ませんからね。自分の意見をしっかり持って、それをどれだけ相手に伝えられるかが鍵だと思います。私は終わった後、「シャシャッちゃった!」って思いました。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
途中でマークミスをしてしまい、ものすごく焦りました。リーディングの説明を受けている間に、落ち着き、どうしようか対策を考えました。きちんと、マークミスは直せましたよ。それから、TOEFLよりだいぶ遅く感じました。

<リーディング>
本格的にやったのは直前1週間くらいです。一気にやりました。 単語さえ覚えればなんとかなります。

8. 最後に一言

ICUの問題って特殊。とくに帰国子女枠って情報が少ないから余計に困りますよね。というわけで上記の欄でも、帰国子女に関わることは特に細かく記入しました。もしも他に何か聞きたいことがあれば、教えられることはなんでもお答えしますよ。