ICU入試合格体験記2018

1. お名前、プロフィール

<お名前>

あえろ

<プロフィール>

出身校:偏差値68の公立
予備校:河合塾マナビス、臨海セミナー

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7-8割
総合教養得点 = 6-7割
英語リスニング得点 = 4-5割
英語リーディング得点 = 7-8割

(センター得点 参考)
英語筆記147
英語リスニング36
世界史85
国語153

4.併願校

早稲田、明治、法政、明学

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

やりたいことがたくさんあったのでリベラルアーツであるICUを選びました

6.ICUに期待するところ

英語運用を円滑にして、学ぶ楽しさを培っていきたい

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

私がICUを志望した最も大きい理由はリベラルアーツの方針をとっていることだ。私は社会のつくった枠組みの中で考えれば文系に区別されるものふくの、自然科学に対する興味が尽きない。文系理系に区別を与えることなく、自身の興味のあることを学べるのは私の理想の大学そのものである。また、多様な人々と交流できることも魅力の一つである。それぞれが多様な学問を学び、また、多様な人種が集まる傾向があるため、異なる価値観の人々に出会い、自身の視野が広がることが期待できる。少人数教育では、対話することで自身の見解を深め、相手の見解を深く知ることができるのも期待できる。以上の理由から私はICUを志望した。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私はICUで宗教を中心に学びたい。私の知っている僅かな歴史に目を向けてみても、必ず宗教が関わってくる。時には弱者の救いであり、時には支配者に利用されてきた宗教には何かしらの力があると考える。私は宗教をあらゆる学問と結び付け、宗教に対する理解を深めて、信仰の際に働く心理状態からスポーツにおける心理状態への応用などに、宗教の力を活用できる方法を探求したい。また、現在起きている宗教問題に対して、私なりの見解を捻り出そうと思う。宗教における問題は解決不可能に思われているので、自身の見解で少しでも良い方向に影響を与え、世界に貢献したい。また、宗教を知るためにあらゆる聖典を読みたいので、アラビア語などの言語も学ぶつもりだ。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

はやりたいことを想像し、そこまでのプロセスを考えるのが好きだ。例えば、撤去の自転車をレンタルできるようにすることや、日本でTEDのような意見を言う場を作るなどだ。その時、実現した時のメリット、デメリットなども考える。これは、中学から始めたテニスの試合において戦術を立てることや勉強の計画を立てることに役立った。また、あれこれ考えることができるので取捨選択の能力も人より長けていると感じる。

a. 人文・社会科学

ひたすらオンラインレクチャーを解きまくりました。
解く際には、筆者が何を言いたいのかを意識しながら解くようにしました。
センター倫政がおもしろいほど取れる本をつかって、倫政の内容には触れるようにしました。
日本史の分野は完全に捨てることにして、英語で稼ごうと思ってました

b. 総合教養(ATLAS)

オンラインレクチャーをしました
オンラインレクチャーででてきた自然科学の分野の公式や性質(運動方程式など)はノートにまとめといていつでと見返せるようにしてました
絵画などできないやつはみんなできないと割り切って読解では絶対落とさないように気をつけてました

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングは最後まで苦手でした
ですが、リンガメタリカのCDを音読して、センターレベルはできるようになりました

<リーディング>

夏からひたすら全訳してました
わからないところはすぐに辞書を引いて自分の単語ノートを作ってました
ポレポレと英文読解の透視図で文構造の把握ができるようにしました

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

英語を得意にしましょう!
夏は英語だけやればいいですよ笑笑
単語は鉄壁を9月までに6周くらいしてました
単語をある程度固めた方がいいです!
あと毎日一長文読んでました

8. 最後に一言

オンラインレクチャーは解説も詳しく、そもそもここじゃないと過去問のアクセスがないのではないかと思います

人文社会は最初の方40%とかでしたが、ひたすらやり続けて70%くらいが安定するようになりました。ひたすらやるしかないと思います。
知識問題はできないと割り切って英語で稼ぐべきです
英語を本当に大切にしてください
そんなに難しくないので英語で高得点を狙わないと厳しいと思います。
過去問を30年分やったことが自信につながりました
また、今回は日本史の内容がほぼ出なかったので、世界史に有利だったのもラッキーでした。

ICU入試合格体験記2018

1. お名前、プロフィール

<お名前>

あっぷる

<プロフィール>

都内の高校

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8~9割
総合教養得点 = 7~8割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 9割

4.併願校

上智
早稲田

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

友人が話していた。また、尊敬している親戚からもとてもいい大学だと聞き興味を持った。

6.ICUに期待するところ

少人数制、かつ入学時に専門科目に縛られない点を最大限活かしたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

・多様な視点を養い、現代の問題に対処する能力を身に付けたい
・少人数制に魅力を感じた
・色々なバックグラウンドを持っている人が集まるため、楽しそう

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

ジェンダー論や宗教などを学びたいということを書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

インターネットで外国の方と交流し、お互いの国を紹介するなどしている。

a. 人文・社会科学

私は世界史選択だったこともあり相性が良いと感じたため、これといって特別な対策は行いませんでした。知識問題は日頃から国際問題や歴史などに興味を持っていれば、何も入試だからといって張り切りすぎる必要はないと思います。また、読解に関しても文章が長いだけで難易度は標準であるため、消去法などで選択肢を消していけば必ず正解にたどり着くことができます。

b. 総合教養(ATLAS)

ちらも特別対策しようがないと思い、人文社会科学の延長程度に捉えていました。実際に、講義を15分程度聴くだけなので、内容はさほど変わらないと思います。また文系の受験生が多いと思いますが、私の場合は計算問題をほぼ勘でやりました。それでも他の部分でちゃんと取れていれば合格できるので、不得意なのにやけになって勉強するより、「自分は他で取ればいい」くらいの気持ちでいた方がうまくいくはずです。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングは毎日BBCやCNNを聴いたり、TEDを見るなどしていました。
また、TOEICや英検一級、準一級の問題も合格の役に立ったと感じています。

<リーディング>

ICUのリーディング問題はおそらく他の難関私大の対策を行なっている人からすれば簡単なのではと思います。実際、選択肢をみても意地悪で曖昧なものがないので、文章がしっかり読めれば確実に答えられると思います。
対策をするのであれば、単語をしっかり覚えて文章を読む。これがシンプルではあるものの、相当な実力につながるでしょう。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

8. 最後に一言

私がICUへの受験を決定したのが年を開けてからと遅かったのですが、かといってもっと早くから対策していたら何か変わったかと聞かれても「日頃の勉強がそのまま役に立った」としか答えられないと思います。なので、「ICUの入試は特殊だ」などという言葉に騙されず、他の大学に対するものと同様の心構え、勉強をしていけば十分実力はついていくのではと思います。
また偉そうにつらつらと書きましたが、大学側から合格者へ得点が開示されてない以上、正確な得点率はわかりません。なので、ここに挙げられていることはあくまでも参考程度に留めて、とらわれすぎないようにしてください。
来年受ける受験生の皆さんは頑張ってください。

ICU入試合格体験記2018

1. お名前、プロフィール

<お名前>

ギオルギウス

<プロフィール>

中国出身で、高校も母国のほうで、バリバリの外国人です。予備校は通っていません。趣味はパソコン弄り(ソフト・ハードとも)、電子工作、ドライブなどです。特技は…ありません。強いて言えば世界地図の暗記だの絵描きが少し得意だの三ヶ国語ができるくらいでしょうか。

2. 受験形態

転入本科

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 六割?
総合教養得点 = やや高いほうかも
英語リスニング得点 = 五割?
英語リーディング得点 = 七割?

4.併願校

上智
立命館

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

とある先生から進められたのです、ICUが国際的だの。自分はアメリカに留学した経験があり、調べたらすぐにICUの独特さに惹きつけられました。

6.ICUに期待するところ

専攻以外に文理問わず幅広く学べること、色々なタイプの人と出会えて奇妙な化学反応が期待できること…でしょうか。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

とある先生からICUの存在を教えられ、調べたら、英語での授業、文理問わず幅広く学べ、少人数などの特徴に惹きつけられました。更に以前取得した単位が認められるのもすごく魅力的です。TOEFLも頑張って、AB方式併願でチャレンジさせていただきます。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

高校で文系を学び、アメリカで理系を学んだ経験の故か、特に「学際」的な分野に興味があります。またはコンピュータと問題解決のオプティマイゼーション思考がずっと前からの趣味なので、情報科学(特に自然言語処理、マシーンラーニング、データマイニングに関する知識)を軸として、経営学(オプティマイゼーション)、社会学(不特定パラメータ)、政治学(コンストレイント)を学び、情報科学で実社会の問題を解決する手法について勉強したいです。ICUは語学が特徴ということで、勉強した成果を三ヶ国語で応用できる礎を在学の間で定めたいと思います。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

地理が得意で、地図・国などに詳しいです。(外国人として)日本語が得意で、アメリカに居た時にJFLAでボランティアとして活動しました。情報収集・分析・問題解決のコンサルティング手法(自称)が得意です。有機化学、特に芳香族に詳しいです。絵描きが得意です。趣味はパソコン、電子工作、ドライブなどです。

a. 自然科学

今年は本当になんとも言えませんでした。化学が得意(自称)であっても化学の試問の新奇さに呆れました。ジアステレオマー(シス・トランス異性体)を勉強した当時に少しくらい立体配座の知識をサラッと見たことがありますが、まさか今回は全篇がこれを展開して出題するなんて誰ぞ思いつけるものでしょう。故に試験後頭空っぽになるくらいぼーっとしました。物理は浮力だの電磁だのしかぼんやり覚えていませんでした。

b. 総合教養(ATLAS)

よく出来た科目かもしれません。しかしここは言う、予想より全然出来ていませんでした。そもそも聴解に弱い(日本語のnativeではありませんから)のにICUのスピーカーの音質はまじで(Fワード)悪いです(nativeの皆さんにこういう感覚がないかもしれません)。しかも20分くらい(今回は時間の残りで確か15分より長いはずだった)の長文、ディクテーションは殆ど出来ませんでした。おまけに最後の自然科学パートは殆ど疎しい光学の問題で、試験後のオ・ワ・タ感が半端ないでした。但し結果から見れば多分読解パートが良く出来たのでしょうか。勘が良いかもしれません。元々自然科学が失敗した(と思った)のでATLASでB方式狙いでした。結局ABともに合格しました(Bは第一次選考)。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

もう一度言うICUはスピーカーの音質がまじで(Fワード)悪いです。TOEFLのリスニングで練習した時基本的に聞き取れたのに、ICUの試験中は殆ど聞き取れませんでした。音質はどのくらい悪いと言うと、脳に到達したのが「内容」でなくて「音波の変化」としか認識できなかったくらいです。仕方がなく内容の聞き取りを辞め、キーワード逆引き戦術に転換しました。どのくらい出来たのか分かりませんでしたが。

<リーディング>

速度がポイントです。昨年から4テキストになるため長文読解に慣れなければスムーズに完読するのは到底不可能です。語彙が得意で日常もそれなりに英語の記事を読んでいるわけか、リーディングに自信があって練習はあんまりしませんでした。ズバリ言うと、油断しました。結局キーワード逆引き戦術でも間に合えず、2問くらいできませんでした。もっと本気で練習したほうが良かったのです。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

自然科学に関してはおよそ半分は基礎が良く出来れば確実にできる問題です。残りの半分は個人次第です。故に何れの参考書でも良いから基礎を良く叩き込め、確実に掴めるものを掴みましょう。私は『理解しやすい』とEJU(日本留学試験)の過去問で基礎をカバーしました。EJUはセンターよりも分かりやすい(難易度がほぼ一緒だが出題の文は外国人にも分かりやすいようにアレンジしたという意味で)のでセンターの練習で基礎をカバーしても問題ないでしょう。残りはICUの過去問です。ICUの試問は一体基礎以外何を考察したいのかを過去問をやりながら常に自分に問いましょう。あとは、プロクラスティネーションはダメ、絶対。

8. 最後に一言

合格できるとは思いませんでした。然しABともに合格しました。しかも外国人として。基礎を固め、スケジュール管理を良くし、過去問をやり遂げ、パーフェクトにまだまだ達していないと思っても、合格するチャンスは絶対にあります。救済が勤勉とは無関係だったと言っても(ATLASのネタ)、納得させる結果が与えられるのが世の理です。私は『孟子』の言葉を壁に貼り、苦しい時、希望が見えない時、これを見ます。「天将降大任于斯人也、必先苦其心志、労其筋骨、餓其体膚、空乏其身、行払乱其所為、所以動心忍性、増益其所不能。」(余談:『高校生クイズ』で漢文が出題する度に下で評論する先生はよく「中国人でも読めない」と揚々とコメントしますが、普通に読めます。)

ICU入試合格体験記2018

1. お名前、プロフィール

<お名前>

メイプル

<プロフィール>

都内中高一貫女子校
お茶の水ゼミナール

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割くらい
総合教養得点 = 8割くらい
英語リスニング得点 = 6割くらい
英語リーディング得点 = 7割くらい

(センター得点 参考)
センター得点 =
英語リスニング 42
英語リーディング 181
国語現代文 69
数1A 81

4.併願校

青山学院大学 総合文化政策
慶應義塾大学 総合政策学部
慶應義塾大学 環境情報学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校からICUに進学する人が多かったため知った。
出題傾向が自分にあっているため、SFCと併願して受験しようと思った。

6.ICUに期待するところ

充実した英語教育に期待している。
またメジャー制度だからこそ、他の大学では知り合うことのできないお互いに違った専攻の友人ができると思う。そういう意味で多様な学生と触れ合う機会が多いと思うから、そこに期待したい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

言語的、文化的背景の違いを乗り越えて人と繋がりたい。
私がこのような考えを持った背景には移住先の地域で、方言や慣習の違いから「よそ者」として扱われ学校に馴染めなかった経験がある。その経験から中高時代所属し、部長を務めた美術部ではものづくりを通じて価値観の壁を乗り越える方法を模索してきた。
ICUは帰国子女や留学生が多いことから、日常的に様々な価値観に触れることができる環境だ。また、学術分野横断的な学びが可能なICUだからこそコミュニケーション学、心理学などの観点から、人が価値観の差を乗り越えて繋がる方法をより多面的に探れると考える。
以上より私にとってICUは最良の学習環境である。よって私は入学を強く希望する。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私はICUで「メディア、コミュニケーション、文化」「心理学」を専攻することで、異なる価値観を持った人間が、言語や文化を超え共存する方法を探りたい。
私は中高時代にものづくりを通じて思いを伝え、人と人をつなぐことを実践してきた。その中で価値観の差を乗り越えるには、言語的コミュニケーションだけでなく、非言語的コミュニケーションにも目を向けるべきだと考えるようになった。
だからこそICUではコミュニケーション学の分野から言語的、文化的背景の違う人間を繋げるコミュニケーションを考えたい。また、心理学の観点から人間の心理と非言語的コミュニケーションの関連性を探り、それがどのように言語的コミュニケーションに影響するのかを考えたい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私がもっとも得意とするのは、ものづくりを通じて思いを伝え人と人の繋がりを作ることだ。今年の夏行われた高校最後の宿泊行事である修養会では、Tシャツ制作を通じて自分の修養会に対する思いを同級生に伝えた。その結果130枚以上のTシャツが売れ、修養会は皆が楽しめる思い出深いものになった。また、この活動を通じて私は学年全体の前でスピーチをする機会を得、自分の思いを言葉にして伝えることができた。

a. 人文・社会科学

他大学の小論文対策を通じて、国語的な読解能力を養った。
また倫理の参考書を本として読むことで、知識問題への対策とする他基礎的な背景知識を養った。
私は文系ではないが、小論文の対策が役立てられると思ったので自然科学ではなく人文社会科学を選択した。そのため、1、2問くらい出題される歴史的な知識問題は初めから捨てるつもりで勉強をした。ICUは全問4択マークので、全くわからない問題が出ても25%の確率で正解できると思えば、気が楽になると思う。

b. 総合教養(ATLAS)

私はもっぱら赤本でICUの対策を行なっていたので、総合教養は全くのブラックボックスだった。しかし、基本的には人文、社会科学の対策で対応できると思う。
高校では理系科目を選択していたため、総合教養中に出てくる自然科学的なトピックスにも焦ることなく対応できた。また、このような問題は必ず(?)答えを求められるだけの計算方法や公式が提示されているので、文系の方も基本的な計算能力があれば対応できると思う。
リスニングに関しては、講義を理解しながらメモをとることを意識すれば問題ないと思う。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

今年も例年と同様、非常にハードだった。
音声が流れるのが一回なだけでなく、今回は男性話者の話し方がもごもごとしていて聞き取りづらかった。
また、ページの開閉も完全に管理されるので問題が読み上げられる前に質問文を読むことができない。そのため、問題が読み上げられる少しの間に質問文に軽く目を通す必要がある。読み上げられている間はメモを取りながら理解をし、その後設けられている解答時間(非常に短い)で選択肢に目を通し回答する必要がある。
対策としては、TOEFLリスニングのサンプル問題を解くことで広い範囲からの出題とハードな時間制限に慣れた。

<リーディング>

去年から出題数が一題増えたこともあり、さらに時間が厳しくなったと思う。
内容は文理関係なく広範囲から出題されるので、その分専門的な語彙が必要になる。対策としてはTOEFLリーディングのサンプル問題の他、リンガメタリカ(単語帳)を用いて速読力と語彙力を養った。
質問内容は早慶ほどひねくれていないため解きやすいが、悩まずにスピーディーに問題を裁く必要があると思う。
本番は4問目(選択穴埋め)を読んでいる間に残り5分のコールがかかったので、全部を順に読んでいくのではなく空欄の前後を読んで判断し、回答した。その後時間が少し余ったので、マークミスがないかを確認した。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

前日の夜に前泊先で用意した時計が止まっていることに気がつき、母に夜中のドンキホーテに出向いて時計を買ってきてもらった。夜中に時計が必要な場合は(滅多にないと思うが)コンビニよりもドンキホーテにいくべきだと思う。当日、会場には時計が用意されていないので注意をしたほうがいい。

また、私が試験当日に割り振られた部屋では、机が椅子と机がくっついているアンケート机のようなとても狭いものだったので非常に不便だった。また、私は左利きなので、その分自分の右手側にしか机がついていない席での回答は非常に困難だった。さらに、椅子と机が一体になった席だったので椅子を引いて机との距離を調節することができず、英語の時間には首が非常に痛くなった。

また、鉛筆を持っていくのを忘れたがたまたま会った心優しい友人に借りることができた。しかし鉛筆は忘れても大学側が貸してくれるので、動揺しないで大丈夫だと思う。それよりも、急いで回答した英語のマークをシャープペン(*)でしてしまったため採点されないのではないか、と不安になったため(多分問題なかった)、そういった不安要素を取り除くためにもマークはしっかりと鉛筆で行うべきだと思う。

*ICU入試では解答の記入は鉛筆(HB)のみ使用可。

8. 最後に一言

私の場合、前日当日にバタバタすることが多かった。私は極めて楽観的なたちなので、それに動揺することはなかったが周りの人には迷惑をかけたと思う。その点で反省したい。またデリケートな受験生はこういったアクシデントが試験に影響してしまうかもしれないから、試験への勉強はもちろん、持ち物の準備も抜かりなくおこなって欲しいと思った。持ち物への自信が試験への自信に繋がるかもしれない。

ICU入試合格体験記2018

1. お名前、プロフィール

<お名前>

むさ

<プロフィール>

ふつうの高校 難関大学に何人も受かるような進学校ではないです

予備校 通ってませんでした スタディサプリで英語、世界史、国語の対策をしていました

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 5割
英語リーディング得点 = 5割

(センター得点 参考)
英語 筆記…177 リスニング…46
国語 171
世界史 97

4.併願校

上智大学 立教大学など その他滑り止めになる大学を主にセンター利用で受けました

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

オープンキャンパスに行ってみて「ここだ!」と思いました
キャンパスの雰囲気が素敵だったし、話を聞いてみて教育内容もとても気に入りました

6.ICUに期待するところ

英語教育 英文は読めるけど、書けない聞けない話せない
4技能全て出来てこそだと思うのでELAプログラムでしっかり身につけたいです

またリベラルアーツにも期待しています
高校3年間のうちに明確な将来の夢、目標が定まらなかったのでICUでいくつかの専攻を並行して学びながらよく考えていきたいと思っています

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

上に書いたような理由で英語教育に惹かれたこと
留学生・外国人教員が多くいること(様々な背景を持つ人に出会って自分の考えを広げたい、とか書いたような気がします)

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

高校で世界史を学ぶのがとても楽しかったので、ICUでも世界について色々な角度から見るような勉強をしたいと書きました

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

自分の趣味を書きました

私は部活に入っていなかったし、習い事をしていて特技があるというわけでもなかったので何を書こう…と悩みましたが、オンレクの過去の合格体験記を読んでみると本当に人によって様々だったので何でもいいのかなと思いました

a. 人文・社会科学

人文・社会科学選択

知識問題用に何かやらなきゃ!と思いながらも学校の勉強で手一杯で特に何もできず…
やったことといえば、学校で習っている世界史の文化史・センター用の倫理の参考書をさらっと読む・Z会の文学史の参考書を読んだくらいです

また現代文が苦手だったので初めはオンレクの過去問演習も何となく読んで何となく答えて~という感じでした そんな感じで大体6、7割くらいの点数

でも何となくのやり方では本番で大崩れするのでは?と気づき、1月くらいから「現代文の読解力開発講座」「現代文と格闘する」の2冊を始めました この参考書は文章を読む力をつける上で本当に役に立ちます 私のように超直前に焦って使い始めるのではなく、夏頃によくやり込むともっと効果が出やすいと思います

b. 総合教養(ATLAS)

講義について答えるPart1、その講義の内容をふまえて答えるPart2・Part3は人文・社会科学と同じようなものなので特に身構える必要は無いと感じました
Part4に関しては…私は問題を読まずに適当にマークしました 全く分からない問題に無駄に時間を使うよりもPart1~3をしっかり考えて答えた方がずっといいと考えたからです

私と同じように私立文系で理数系が本当に出来ない人は参考にしてくれたら嬉しいです

(また、BUCHOさんのブログの記事にあるように、Part2~4の論文の分量がとても多いです 時間内に全てを完璧に解ききるのは難しいと思います そういう意味でも特定のPartに力を入れる解き方は有効ではないでしょうか)

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

解き終わった過去問の音声を何度も聞き、シャドーイングもしました
また、秋ぐらいまではスクリプトを見る前にディクテーションを行なっていました
(時間がかかるのである程度聞き取れるようになってきたらやめてもいいと思います)

Part1,2の会話文は出題傾向が一貫しているので、過去問を何度も繰り返すことで、特にPart1は満点も狙えます

Part3(講義)に関してですが…
ここは本当に難しいです リスニングが苦手な私の場合直前期まで全く解けず、かろうじて聞き取れたところから何とか答えを見つけだしていました ただ、上に書いたように過去問の復習をすることで上達していきました ばっちり全て聞き取れるようになった時は嬉しかったです 音声が聞き取れてしまえば設問自体は簡単です

<リーディング>

リーディングは普通の英語の勉強をしていれば大丈夫です
過去問を解けば感じると思いますが、ICUの長文は他の難関大学より単語が簡単で解きやすいです

穴埋め問題は文法をよく勉強すること これも特に難しい知識がいるわけではないです 単語を暗記する時はその単語につく前置詞もしっかり覚えると良いです

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

今年度の英語試験に関してです

私は過去問演習では安定して高得点が取れていましたが、今年度の問題は非常に難しく感じました
これからもこの難易度の問題が続くとすれば、英語の対策に今まで以上に力を入れなくてはいけないと思います

リスニングはPart3が何を言っているか全く分からないレベルでした 今までの音声と比べて速度も速く、声がこもっていて聞きづらかったです (これは試験本番の緊張もあってのものだったかもしれません 普段と同じように落ち着いた気持ちで受けられるように頑張ってください)

リーディングは難しい単語が多く使われていた気がしました 私は単語帳を適当にやっていたので痛い目を見ました 2017年度入試から長文が1つ増えていて単語数もとても多くなっています 読み返す時間はあまりないので、一度で読めるように単語をしっかりと勉強することをオススメします

8. 最後に一言

今、合格通知が届いて間もないのですが嬉しくてウキウキしてます笑
ICUの入試は特殊なので対策に苦労すると思いますが、その苦労した分だけ受かった時は本当に幸せな気持ちになれるのではないでしょうか

しっかり勉強すれば必ず結果は伴います ICU入試に向けて少しでも私の体験記が役に立てばいいなと思います 皆さんのことを応援しています!

ICU入試合格体験記2018

1. お名前、プロフィール

<お名前>

flos

<プロフィール>

都内中高一貫女子校
運動部(週4で高3の5月まで)

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 75~80%
総合教養得点 = 50~60%
英語リスニング得点 = 70%
英語リーディング得点 = 70%

(センター得点 参考)
英語筆記 186
英語リスニング 44
国語 177
日本史97

4.併願校

慶應SFC 総合政策
早稲田 商
明治 農 食料環境政策
立命館 食マネジメント

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

親に勧められて行ったオープンキャンパスがきっかけでした。
もともと国立に行こうと思っていたので視野には入れていなかったのですが、入学前に文系、理系、芸術系のどれか一つにしぼり、さらに学部まで絞らなければいけないことに抵抗があったので、ICUのカリキュラムにとても惹かれました。

6.ICUに期待するところ

文系、理系などの枠に拘らず、様々な分野を体系的に学んでみたいと思っています。受験勉強は私文3教科の日本史選択と、とても狭い範囲でしか勉強できていなかったので、積極的に自分の視野が広がるような勉強をしたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

上記のいきさつに加え、勉強に集中できる自然豊かなキャンパスと、様々な背景を持つ人の集まる環境に惹かれた、ということを書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

これも上記のICUに期待するところと概ね同じことを書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

中高6年間所属していた運動部での経験を書きました。

a. 人文・社会科学

人文社会科学は、とにかく分量やアカデミックな語彙が多いので、文体や傾向を掴むためにとにかくオンレクの過去問を解きました。ICUは建学理念や教育方針が結構過去問に反映されているのでブレがなく、過去問を沢山解くことで傾向がつかめました。(私は20年分解きました。)
日本史選択だったので、世界史や政経の知識問題が不安で、本を読んだり教科書を読んだり足掻いてみましたがキリがないと思い、基本的にはオンレクで出てきて知らなかった知識をノートにまとめるだけでした。教科書等を用いて本格的に対策をしたのは以下のものです。

【世界史】
・宗教改革
・アメリカ近現代史
・パレスチナ問題
【政治経済】
・現代用語の基礎知識(時事問題用)
【倫理】
・ギリシア思想
・キリスト教、イスラム教、仏教
・近世以降の西洋の思想家

b. 総合教養(ATLAS)

これもほとんどオンレクだけです。part4は、高2までに学校の授業を受けた数学I A、II B、生物基礎、化学基礎、物理基礎の復習をしました。
直接の対策の話ではありませんが、ICUはシャーペンが使用できないので、マーク用の他に、硬めで芯の減りにくい鉛筆を持っていきました。(15分間の講義で芯が丸くなると後半メモがとりづらくなるので。)
英語リスニング = これも主にオンレクを使っていました。part3対策として、TOEFLiBTのテキスト、TEDのアプリ、鉄緑会の東大リスニングも使っていました。近年はイギリス英語も入っているみたいなので、様々な人の英語を聞いたのはいい対策になりました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

これも主にオンレクを使っていました。part3対策として、TOEFLiBTのテキスト、TEDのアプリ、鉄緑会の東大リスニングも使っていました。近年はイギリス英語も入っているみたいなので、様々な人の英語を聞いたのはいい対策になりました。

<リーディング>

れもほとんどオンレクだけです。part1は、早慶レベルの対策をしていればそんなに困ることはないかと思います。近年は少しずつ語彙レベルが上がっているように感じたので、直前にすこし単語の復習時間を設けました。part2は、過去問を解き始めの頃はできなさすぎて心が折れましたが、我慢して演習と復習を続けていると、少しずつ取れるようになりました。文法語法が弱かったので、夏にNextStageを10周ほどやり、秋からセンターにかけて英文法ファイナル問題集難関大学編を3周ほどやりました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

試験当日は噂通り教室が暑く机も狭かったですが、脱ぎ着しやすい服を重ね着したり、胸ポケットの中に鉛筆を入れたりすれば、それほど不便は感じませんでした。鉛筆はお尻に消しゴムがついたものを使用していました。早く出願すると長机になるという噂を聞いて、受験番号1桁台になるほど早く申し込みましたが、タブレット型でした…。タブレット型の机になることを想定して準備しておくと、余裕を持って受験できるかと思います。
また、合格発表までの間、Twitterなどでの他人の試験の評価などを検索したところ、とても不安感を煽られて後悔しました…。当たり前のことですが、そういったものは適度に活用して、あまり振り回されないメンタルでいたいものですね。

8. 最後に一言

オンレクの豊富な過去問と詳細な解説に本当に助けられました。普通の模試の判定がアテにならないので、オンレクで毎回出る順位や偏差値がとてもモチベーションになっていました。本当にありがとうございました。

ICUの入試は特殊で始めは尻込みしましたが、慣れてくるととても楽しいです。他大学入試との相性も思ったほど悪くなく、SFCの小論文は、ICUの社会科学を読んでからとても解きやすくなったと感じました。
また、圧倒的に情報の少ないICU入試対策は不安で仕方ありませんでしたが、オンレクや予備校を活用したことで気持ちに余裕が生まれました。自分に合った受験勉強スタイルを見つけて、頑張ってください!