2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

骨付鳥

<プロフィール>

地方の私立高校生
高校2年生まで英語が全くできず、3年生で英語塾に通いました。
音楽を聴くことと写真を撮ることが趣味です。

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

総合教養(ATLAS):9〜割
人文・社会科学:9〜割
自然科学:6割
英語リスニング:5〜6割
英語リーディング:6〜7割

(共通テスト得点 参考)

国語:177(現代文108)
英語R:91 L:69
世界史:71
倫理:81

4.併願校

国際教養大学
筑波大学 比較文化学類
同志社大学 文化情報学部

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校1年生の時にICUのwebサイトを見て、リベラルアーツや少人数授業がいいなと思い、高校2年生のオープンキャンパスで感じた、自由な雰囲気に惹かれて選びました。

6.ICUに期待するところ

哲学や宗教、人間のあり方に興味があるので、そういった分野の勉強がしたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

現代社会に対して個人的に自分が思っていることと、リベラルアーツを結びつけて述べました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私は華道部に所属していたので、華道のこととその経験が日々にどのように活かされているか書きました。

a. 人文・社会科学

私は2年生の時、最初に解いた時点で8割を超えていたので、定期的に過去問を解くだけにとどめて、英語にリソースを割きました。

b. 総合教養(ATLAS)

こちらも人文社会と同じで最初から結構できていたので、定期的に過去問を解くだけにしました。解答付きの総合教養の問題はこのオンレクぐらいでしか手に入らないので、とてもありがたかったです。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングが一番苦手だったので大変でした、基本的には過去問を解いて、直前ではicuのpart1,part2でよく出る会話が載っているリスニング教材を買って、何度も聞きました。

<リーディング>

高2まで英語が全然できなかったのもあって、最初は全く読めなかったので、英語塾に入り、5文系といった英文法の基礎の基礎から、英文解釈までを徹底的に行いました。その後は、結構読めるようになったので、過去問を解いて、時間内に間に合うように練習していました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

もし3年生で、オンレクを使って勉強しようと思っているならば、最初に最近の問題を解くことをお勧めします。まず最初に最新の傾向の問題を解いて、傾向が違うことを実感しておくといいと思います。

8. 最後に一言

ICUでお待ちしています。

私は地方で住んでいるので、周りにICU志望の人が一人もおらず、情報も少なかったので、解答付きの過去問がたくさんあり、度数分布や偏差値で自分の距離がわかるオンレクはとても良かったです。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

すいれん

<プロフィール>

通信制高校出身です。予備校や塾にも通っていなくて基本は1人で勉強だったのでメンタルがきつかったです

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 = 7.5割
総合教養得点 = 7.5割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 7割

(共通テスト得点 参考)

現代文 90/110

英語R 100/100
L 89/100

世界史 85/100

4.併願校

中央大国際経営

武蔵大国際教養EM専攻

獨協大外国語学部英語学科

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

志望大学を探していたときにICUの独特な雰囲気やメジャー制度、ELAにひかれました。

6.ICUに期待するところ

英語の能力が少しでも伸びればいいかなと思ってます

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

少人数教育とリベラルアーツへの期待と、興味のある経済学を学びたいと書きました。

面接する人はここが結構大事だと思うので他人に見てもらったり、時間をとったりして推敲するのがいいと思います。自分も学校の進路相談で何度か見てもらいました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

部活でやっていた陸上競技のことを書きました。

a. 人文・社会科学

人文科学・社会科学の年度までさかのぼってだいたい15年分くらい解きました。

この科目は類似のテーマや構造の文章が出たりするので、過去問をたくさん解くことによる効果、慣れがかなりあると思います。2015年以前だと時間も70分×2で現行方式と一緒なのでおすすめです。

個人的に2013年の社会科学と2011年の人文科学は読んでいてとても面白かったです。

b. 総合教養(ATLAS)

2025年から構成が変わりましたが講義からの出題がかなり増えていました。なので講義の内容はできるだけメモした方がいいです。

議事録アプリとかで、簡単に講義のスクリプトが取れるので、解いた後にメモとスクリプトと設問とを見比べるとメモの取り方自体も工夫できます。

時間内で取れる問題を落とさないことが大事ですが、たとえ理数系の設問に見えても一瞬考えてみることも必要だと思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

リスニングは16年分解きました。
似ている設問や構成も出てきたりするので時間がある人は入手できる音源を全て聞くのもいいと思います。
また英語を聞くだけでなく、音声のシャドーイングで自分が聞き取れている部分と聞けていない部分を確かめていました。これでかなりリスニングが伸びました。

パート1は解答時間が本当に少ないので満点を取ろうとせず、1問捨ててでも全体の点数を落とさないことを意識しました。
パート2、3はメモをとりながら横目で設問にも目を通せるとかなり楽になると思います。
2025年のパート3の講義は他年度に比べて講義の流れが固定的(どの順番で何を話すかがわかりやすくなってた?)だった気もします。

TOEFL iBTのリスニング参考書で講義系の音源や会話をたくさん聞くのががおすすめです。TOEFLと比べると講義問題は感覚的には1パラグラフ分くらいICUの方が長い気がします。本当に解答用紙が小さいので焦っていてもマークミスには要注意です。

<リーディング>

リーディングは13年分解きました。
2025年はパート1の文章自体はやさしめだったものの、選択肢が難しかった印象です。過去問で経験ありですが、すらすら読めていると思っていても設問の落とし穴にはまっていて点数が大幅に変わる可能性があるので全ての選択肢を丁寧に読むことが大事だと思います。

パート2の穴埋めはかなり易化していました。私大の文法問題が壊滅的でも案外取れるので大丈夫だと思います(?)
過去問は17年以降の長文3題の形式では60分で解いて、それ以前の長文2題形式では45分でまず解いてみて、終わらなかったり分からなかったりした部分を15分プラスして解いていました。

これもTOEFLの参考書が役に立ちました。ICU対策を早めにするなら総合型や英語外部試験利用、留学でも使えるトーフル受験から始めるのがおすすめです。自分も2回受けたのですが1回目はトータル70、2回目は68(リーディング14/30!!!!)でした。TOEFL対策はしていたものの、なぜか全く取れませんでした。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

・奨学金の要項は早めに
 書く量が多いし、推薦状が必要なものもあります!

・一体型の小さな机は人によっては扱いづらいので普段から縮こまって勉強するといいかも(目安はA4 2枚分くらいのスペース)

・リスニングを家でやるときは部屋の外にスピーカーを置いたり、毎回スピーカーの位置を変えたりして聞きづらい環境を作るのがおすすめです。

・解答用紙の見本(だいたい縦8cm×横18cm)を印刷して過去問演習の時から使っておくと本番でも慣れます

・科目間の休憩は必ず外に出て歩いていました。気持ちをリセットしたり緊張をほぐせます。特にICUはほぼ森と林と木なので試験開始時間と花粉に気をつけて迷子にならない範囲でキャンパス内を歩くのはおすすめです!

・理学館はトイレがかなり少なかったです(和式の仮設トイレが外にありました)

・胸ポケットのある服は必須です。鉛筆とか入れられます

8. 最後に一言

ICUの入試は特殊な面もありますが、その分過去問対策がかなり重要になると思います。どれも楽しいものだらけなので、ぜひ楽しんで欲しいです。

今後受ける方々がいい結果を出せるよう応援しています!!!頑張ってください!

(追加の質問)

・通信制高校で予備校に頼らず学習を進める中で、集中力を維持したり、計画通りに進めたりするために実践していた具体的な方法や工夫等があれば教えてください。

私の場合は10月からのスタートで間に合わないと思ったのと、ICU以外に行きたいと思える大学が少なかったので、早慶やMARCHは併願しませんでした。そのため参考書もほとんどやらずにICUの過去問対策一本に絞っていました。こんな状況だったので勉強時間や参考書の計画性はほぼありませんでした。

また、参考にならないかもしれませんし、あまり参考にして欲しくはないですが、集中できていない時には一日中だらけたりして勉強から離れていました。

特にICUの入試は求められる知識量は少なく、それよりも思考力や柔軟性が問われるので、集中していない時に無理やり長時間頑張るよりも、やる気がある時にどれだけ頑張れるかが大事だと思います。モチベーションを上げるために、読んでいて面白かった過去問はしまわずに近くに置いて定期的に見直していました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

tacky1v1

<プロフィール>

埼玉の偏差値60の公立高校出身。卒業後カレッジから4年制の大学にそしてICU編入受験。

2.受験形態

一般選抜(転編入本科学生)

3.予想得点

人文社会 = 9割
総合教養得点 = 8.5割
英語リスニング得点 = 9割
英語リーディング得点 = 9割

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

海外大から戻ることを考えたときに、近場の韓国の大学か日本の大学が選択肢だった。韓国の延世大学が奨学金やCSとの複合学部が英語であったので候補だったが途中で2年次編入が廃止された。 そこで延世大学を見ていくうちに、留学プログラムがICUと提携しておりそこがきっかけで、延世大学ともにていたのでありなんじゃないかと思い始めたから。つまり偶然です笑

6.ICUに期待するところ

固有のものではないがやっぱり大学生らしいサークル活動をしてみたいと思っている。
また、英語のライティングが理系専攻だったのであんまり鍛えておらずアカデミックライティングなどには期待してます。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私が貴学を志望した理由は、リベラルアーツ教育による幅広い学びと、多文化的な環境で視野を広げられる点に魅力を感じたからです。海外留学中、異なる文化や価値観に触れ、多国籍な学生たちと課題に取り組む中で、それぞれのアプローチの違いに驚き、多くを学びました。
特に、プログラミングの授業で他国の学生が、コードの簡潔さや再利用性を重視した設計を提案したことが印象的でした。私は単に要件を満たすことを優先していましたが、彼の姿勢から柔軟性や将来を見据えた設計の重要性を学び、幅広い知識と視点を持つ必要性を感じました。
貴学では情報科学を専攻し、データサイエンスを中心に学ぶとともに、経済学や経営学を並行して学び、技術とビジネスを結び付ける力を養いたいです。リベラルアーツ教育を通じて、専門知識を深めるだけでなく、多分野の学びを統合し、課題解決の新たな視点やアイデアを生み出せる力を身につけたいと考えています。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

私の好むことは、筋力トレーニングとパワーリフティングです。これらを通じて自分の限界に挑戦し、継続的な努力の重要性を学びました。特にスクワットやデッドリフトでは、目標を設定し、達成するたびに大きな達成感を得ています。また、温泉に通うことも好きで、トレーニングで鍛えた体を癒し、心身のリフレッシュになっています。これらの習慣を通じて、自己管理能力を養いながら、粘り強さや健康維持の大切さを実感しています

a. 人文・社会科学

夏に初めて解いたときは偏差値33くらいだったような(プラトンの国家のやつかな)。そこからおすすめ順にといていき3回目くらいで偏差値50前後になりました。そこからは50-70をうろちょろしていてたまに下がりました。なので全体で偏差値50取れてれば問題ないかと。

とくコツは最初は本文を35分くらいで読んでいて解く時間もなく、そこからほかの人も言っていましたが本文を20分で読んで難しい問題は本文と照らし合わせて解いていました。あと、初めに設問を2分くらいよんでキーワードを頭に入れて本文に印を付けていましたね。

知識面では倫理の用語集でさらっとプラトンとか実存主義だとか記憶しましたが、正直あんまりやらなくてよかったような。

b. 総合教養(ATLAS)

こちらも人文社会とあんまり変わりません、しいて言うなら本番では講義と資料を組み合わせたり逆に講義のみからの出題が増えていたような気がします。講義でこんな感じだったなーみたいなことを頭に入れてふわっと解けます。今年は数字系の問題はなかったです(確証はないです)。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

TOEFL対策をしました(主にTOEFLの過去問)。その後はICUの過去問を2020年度以降を取っておいて最新から2003年度までさかのぼりました。とくに2回目などは解きませんでした。
解き方としては、メモをするのはお勧めしません。数字がでたら書きますがほかの時間は設問を先読みして頭に流れをつくってリスニングの内容理解を深めるほうが私にはあっていました。

<リーディング>

パラグラフリーディングをしていました。part2はずっと安定しませんでした、多分文法書は中学校でのものしか読んだことがないからでしょうか。時間がある高校生はこういう基礎固めもすると安定するのではないかと思います。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

理学館のタブレット椅子でしたがスペースは十分でした、またBUCHOさんのアドバイスの回転ベゼル付きの時計はマジで革命的でした。
朝バイトして金をためて冬期講座(某icu塾)に行きましたが、テクニックなどを期待していきましたが正直家で過去問を解くほうが効果的な勉強だと思いました。icu至上主義な発言や、個人の偏った政治思想の話があり疲れました。しかし、摸試は独特な机を体験できるので、いいと思います。
過去問演習のみで合格できると思います。

8. 最後に一言

High Endeavor奨学金も取れました、オンレクのおかげです。過去問のおかげで(とくに人文社会)シェイクスピアの劇や絵画を見に行ってみたいなと思わされました。解説のクオリティは対面の授業より高く、偏差値、平均点のおかげでモチベーション高くできました。

(追加の質問)

・試験の時間は時間割通りだった?

1限の人文社会科学は時間割通りだった気がします。2限総合教養、3限の英語はリスニングの放送の確認などがあったため時間割とは違う時間から始まったかもしれません。試験時間のズレに関しては口頭でも説明があり、黒板にも書かれていました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

レパント

<プロフィール>

高校:静岡県の県立高校
予備校:行きませんでした
趣味:作曲
部活:写真部(ほとんど活動なし)
特技:ゆっくり食べること

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 = 8割
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 9割
英語リーディング得点 = 9割

(共通テスト得点 参考)
国語:152(現代文:95、古文:15、漢文:42)
リーディング:91
リスニング:95
世界史:65

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高3の9月まで大学を模索しており、他大学との合同大学説明会に参加したことをきっかけにICUに興味を持ち、ミニオープンキャンパスに参加しました。経済的に奨学金なしでは通えなかったので、12月にCherry Blossom奨学金の内定をいただきICU一本で受験することを決意しました。

6.ICUに期待するところ

平和研究、経済学、法学、音楽、文学などを学びたいです。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

主な志望理由はリベラルアーツ教育と対話型授業、学びたいことは多角的に物事を思考する力と国際問題への解決策を見出す力、理由は国際機関で働きたいから、といったことを書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

趣味の作曲について書きました。

a. 人文・社会科学

人文・社会科学において最も重要なのは読解力だと思います。知識問題は数問しか出ないため暗記に時間を使うより読解力を高める勉強に時間を割いた方が効率的な気がします。読解力は過去問をたくさん解き、解説を読み込み、自分で解説できるようになるととても高まります。

b. 総合教養(ATLAS)

2025年の入試から最初に約15分文章を読む時間が与えられ、その後約15分講義を聞く形式に変わりました。文章は図やグラフを含めて12ページほどあったのですが、約15分間にすべてをざらっと読むことが大切だと思います。一字一句丁寧に読むより、なんとなく内容を把握する方が、その後の講義の理解が深まります。文章や問題の難易度は今までと同じくらいなので、過去問を新形式で解く練習がいい対策になると思います。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

Podcastの TED TALKS DAIRYを活用しました。1つの番組を合計3回聞いたのですが、1回目は何も見ずに聞き、2回目は何も見ずにシャドーイングし、3回目はスクリプトを見て音声に合わせて音読しました。1倍速だと速かったので0.75倍速で聞いていました。TED TALKS DAIRYはICUのリスニングより難しいので、普段から難しいものに取り組んでおくことで実際の入試では余裕を持って回答できました。

<リーディング>

過去問をたくさん解くことが大事だと思います。過去に使われた難易度の高い単語が再度使われることもあるので、過去問で出会った知らない単語は覚えておくと効果的です。また、had not been doneなどの過去完了形、受動態、否定を含む文は瞬間的に理解することが難しかったので、現在形、能動態、肯定に言い換えていました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

過去問をたくさん解くことがとにかく重要です。ただしやみくもに解くことは効果的ではありません。過去問を解いたら、解説を読み込み、間違えた問題の原因を分析し、次回に生かすことが重要です。(高得点を取れたら上手くいった原因を分析することも大切です。)自分と丁寧に向き合い、苦手を一つ一つ潰していけば合格できるはずです。

また、奨学金の申請は準備に時間がかかるものもあるので、前もって準備することをお勧めします。

8. 最後に一言

有終の美を飾りましょう
頑張れ!

(オンレク、奨学金などについて)

オンレクがなければICUに合格していなかったと思います。オンレクの解説は丁寧で、どういう風に考えれば正解できたのかを詳しく学べる有意義なものでした。また、勉強が大変だったり、過去問でいい点数が取れなかったりした時、ユーモラスな解説で元気が出ました。本当にありがとうございます。
奨学金については Cherry Blossom奨学金(3分の2免除)と Peace Bell奨学金(全額免除)を申請したのですが、Cherry Blossom奨学金の採用となりました。Peace Bell奨学金はエッセイを書かなければならなかったので、かなり大変でした。恐らく興味を持ってもらえるようなエッセイを書く必要があり、入念な準備が必要だと思います。

(追加の質問)
・合同大学説明会、ミニオープンキャンパスの様子を教えてください

合同大学説明会は同志社大学とICUが行っているもので、大学説明と先生・学生の方との個別相談ができました。雰囲気は普通のオープンキャンパスに似ていましたが、地方開催だったので参加者は40〜50人程度の小規模なものでした。

ミニオープンキャンパス(11月30日開催)はICU Science Dayというもので、主に理系を対象にしていました。私は文系ですがICUを志望校として視野に入れたのが高3の9月と遅く、一度もICUに行ったことがなかったので、ICUを見学できるいい機会だと思い行きました。夏のオープンキャンパスと比べ小規模だと思われますが、先生による研究紹介など理系向けのプログラムが充実していました。文系とはいえ、ICUの雰囲気を知ったり個別相談に参加したりと十分に行って良かったと思えるイベントでした。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

Nimbus2000

<プロフィール>

出身高校:国際基督教大学高等学校
趣味:読書、水彩画
特技:徹夜

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 = 7割
総合教養得点 = 8割
英語リスニング得点 = 8割
英語リーディング得点 = 9割

(共通テスト得点 参考)
センター得点 =
公共、政治・経済:69
国語:175
英語リスニング:98
英語リーディング:100

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

もともと理系の大学を目指して勉強していたが、10月頃になっても実力が足りている気がしなく、更に正直になってみると自分の興味は理系よりもリベラルアーツ型だと気付きました。そこでICUを第1志望に変えました。どう対策したらいいか分からなかったところ、BUCHOさんの存在を知って申し込み、勢いをつけました。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

人間の感情を分析し、芸術分野にまで踏み入れようとする人工知能が出てきたことで、元々音楽や絵を描くことが好きだった私は、人間である自分の価値を見失うような時がありました。そこで、これからの人工知能と人間との関わり方について深く探求したいと思うようになりました。さらに、AI兵器として軍事利用される人工知能もある中で、新しい技術が世界と個人の平和のために利用されるにはどうしたらいいかを、学びを通して考えたいです。そのためには、技術そのものに対する知識だけでなく、今の社会の仕組みや哲学的な思考も学ぶ必要があります。少人数で対話を重視するICUの授業では、知識を吸収する一人の生徒としてだけでなく、平和を願う一人の人間として対話を通して真に考える力がつくと信じています。また、国を超えて多様な価値観に触れながら文理の隔てなく探求に心から没頭するには、ICUの環境が最適だと確信しています

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

興味が湧くと徹底的に追求したくなる性格のため、興味ある事柄について探求している時が一番楽しいです。例えば音楽については100年前から今に至る音楽や政治的な背景を含めた歴史ついて沢山知りました。ほかにも物理学や哲学、その他様々な分野について自分の気が済むまで本を読み漁るなどしています。また、本を読んで浮かんだ疑問やそれに対する自分の答えを書き溜め、見返してまた思考を深めることも好きなことの一つです。

a. 人文・社会科学

とにかく過去問を解きまくった。そうすると、本能的に問題に反応できるようになる。本番は失神してもおかしくないほど真っ白に緊張してしまい、これは終わったと思ったが、本能が問題に反応してくれた。
問題文で扱われる話題の範囲が広すぎてこれは絶対出るというのは言えないが、高校では理系でずっとやってきた私はネットで世界史と日本史の教科書を買い、政経の教科書と一緒にとにかく読み込んだ。
過去問を大量に解くと、話題が重なる年も出てくるので一石二鳥。

b. 総合教養(ATLAS)

人文・社会科学と同じく、知識問題で幅広いところから問われるため、とにかく教科書を読み込んだ。
講義を聞く時は、メモすることに集中しすぎず、自分の頭の中で整理しながら注意深く聴く方がいいかもしれない。
問題によっては一見すごく難しそうに思えて考えるのを諦めてしまう時もあるが、そういう時は偏見を捨ててもう一度問題文をよく読む。そうすると案外解けてしまったりする。とにかく粘り強く!

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

本番では後半のpartになるにつれて問題文を読む時間がなくなるため、流れる英文を逃さずに聴きながらも手元の問題文や選択肢をざっと読む練習をした方がいい。そのため、素早く英文を読む練習が非常に役に立つと思う。

<リーディング>

最後のパートの穴埋め問題の為に、文法をしっかりやっておく。文章量が多いので、早く読む練習を積む。
私は英語のハリーポッターの全巻セットを買い、試験勉強中に疲れたらそれを読むというのを繰り返していた。試験前日までに最終巻の途中まで読んだが、冗談抜きにそのおかげで英語が物凄く上達した。好きな洋書があったらその本のオリジナル(英語)版を買って読むというのは大いにアリだと思う。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

程よくストレスを解消するのも大事。私は毎晩、好きなイギリスのドラマを1話見るという楽しみを作ってなんとか受験のストレスを乗り越えた。ついでに英語のリスニング練習にもなった。気分が良ければ勉強効率も上がるので、勉強を頑張ったあとでちゃんと好きなこともやるというのがいいと思う。

8. 最後に一言

いくら受験と言えども人間なので、ストレスをため過ぎず、美味しいものを食べてしっかり寝て、健康に過ごしてください!応援しています!!!

Peace Bell奨学金の内定を頂きました。
直前に大きく進路変更をしたのですが、オンレクのおかげで最後まで走りきることが出来ました。

(追加の質問)

・理系から文系に切り替えた上で、よかった点と大変だった点は?自然科学の併願は検討した?ICU高校の学生の文系と理系の比率はどれくらい?

理系から文系に切り替えた上で良かった点は、後で気付いたのですが、私がもともと計算することよりも歴史や政治・経済などについて深く考えることの方が合っていたので、今までの理系大学の過去問演習と違って自分の力をちゃんと発揮できていると思えたこと。そしてそう思えたことで直前だったにも関わらずやる気がめちゃくちゃ上がったこと。
大変だった点は、高校3年間ずっと物理、化学、数学しかがっつりやってこなかったので、初めてICUの過去問を見た時は知識問題がほぼ全く意味が分からなくて焦ったこと。あと2ヶ月くらいしかない状況で、今まで一度も触れたことの無い世界史、日本史、政治・経済を学ばなきゃいけないことに気付いて慌てた。しかし一日に読むページを決めて着実に教科書と資料集を隅から隅まで読むことで案外余裕を持ってこなすことができた。
自然科学の併願は、今まで理系しかやってこなかったにも関わらず理系の問題が得意ではなかったので、人文・社会科学の勉強に集中しようと決めた。なので検討しなかった。
ICU高校では文系の学生は多いが、案外理系も少なくない。物理よりも生物をとる学生の方が多いように感じた。すごく直感だが、文系理系の比率は多分 6:4 くらい。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

<お名前>

たんぽぽ

<プロフィール>

都内の国際バカロレア(IB)校に通っていて、DP生でした。
DP生なのに総合型選抜やIB認定校試験を使わないことは結構レアで、結構心細かったのですが頑張りました。

対策はオンレクのみで予備校は使っていません。
趣味は絵を描くことです。

2.受験形態

一般選抜

3.予想得点

人文社会 = 8-9割
総合教養得点 = 7割
英語リスニング得点 = 9割
英語リーディング得点 = 8-9割

センター得点 = 共通テストは受験していないです。

4.併願校

中央大学 国際情報、国際経営

慶應義塾大学 総合政策、環境情報

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

オープンキャンパスでICUを見に行った時の、のんびりした雰囲気が好きでICUを選びました。
以前から高校生向けのICUのイベントに参加したり、ICUの在校生の方と関わりがあったりと、なにかとご縁は多かったのですが、決め手はICU独特のあの雰囲気だったと思います。

6.ICUに期待するところ

結構いろんなことに興味があるタイプなので、様々な学問を幅広く追及していきたいです。
あと、高校では軽音部に入りたかったのですが、勇気が出ず辞めてしまったので、音楽系のこともなにかできたらいいなあ…と思っています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

志望動機には「私がICUのリベラルアーツ教育に魅力を感じた理由は、「対話」を軸に知を構築する姿勢にある」みたいなことについて端的に書きました。

何を学びたいか、のところについては、「芸術を通じて人権問題をいかに解決できるか」をテーマに学びを深めたいと考えているということを書きました。

<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >

絵を描くことや美術館巡りが好きなことについて書きました。

a. 人文・社会科学

25年分ほどの人文・社会科学の問題を解き(2015年以前のものは人文科学と社会科学に分かれていたので、量だけで言えば25個以上は解きました)ICUの問題の「癖」みたいなのに慣れることを目的としました。

その際、google documentにそれぞれの年ごとの目立った特徴と、自分がどこで躓いたについて表にして試験直前に見返せるようにしていました。
人文 ・社会科学は年によって割とばらつきがありますが、さすがに20年以上もやれば試験当日にも「なんか見たことあるような形式だなぁ」という気分になれます。
実際私も試験当日は「〇〇年のやつと〇〇年のやつを混ぜたような感じか~」と冷静に対処できたので、気持ち的に落ち着くという意味でも、この世に存在する過去問をできるだけ解くことは有効だと思いました。
精神的な面以外でも、やっぱり過去問をやればやるほど実力がついてきている実感もあったので、たくさん解く!のがいいと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

人文 ・社会科学では合格したのですが、残念ながら英語外部試験利用では一次選考不合格となっていたので、総合教養のアドバイスはあまり役に立たないかもしれませんが一応…。

読解の部分は人文 ・社会科学とおんなじ感じですが、講義関連の設問に関しては、これも過去問をとにかく解いて、講義中のどこの部分のメモを取るか・取らないかを取捨選択することが大事なのかなあと思いました。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

英語の部分は帰国子女であるということ、また高校2~3年生の間はDPのEnglish A (英語が第一言語の人向けに開講されるクラス)を履修していたため、こちらもあんまり参考にならないかもですが、一応似た状況にいる人向けに書きます。

まずPart Ⅰ、Ⅱに関しては毎年似たような問題が出るので、こちらも過去問をやりまくって慣れることを重視したほうがいいと思います。
(とはいいつつ、今年度のPart Ⅰでは今まで聞いたこともないような会話が出てきて結構ヒヤヒヤした記憶があります…。私はてっきり例年通り出るだろうと慢心していたので、過去問と違うかもしれないという緊張感は持っておいた方が良かったなと後々思いました。)

Part Ⅲでは結構専門的な語彙が出ることが多いので、わからない単語は後でまとめて暗記することを気を付けました。Readingで出てくる分野とListeningの講義パートは割と重複する部分がある気がしなくもないので、Readingに出てくる専門用語系の語彙も要チェックだと思います。

<リーディング>

Readingも同じく過去問をたくさん解くのがいいと思います。
Reading、Listening共にに二十年分くらいを二週していました。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

プロフィールのところにも書かせていただいた通り、私は同じクラスの子たちが国内の大学にどんどん内定が決まっていく中、帰国子女選抜・総合型選抜(IB校認定型)にも落ちてしまい(!)、本当に心が折れそうでした。

最近は推薦を多くとる大学もすごく増えてきたので、DPに限らず、総合型に力を入れている系の学校の生徒さんだと私と同じ状況の人もいると思います。

私も割とDP一本でやっていたので、まさか自分が一般で受けることになるなんて思いもせず、本当に心配でたまりませんでしたが、最終的にはHigh Endeavor奨学金をいただけるまでになりました。

受験に限らず、人生全般に言えることですが、失敗した過去があるからと言って未来も同じく失敗するわけではないと思うので、私とおんなじような状況にいる人たちには心の底から頑張ってほしいと思います。

逆に、私が帰国子女選抜・総合型選抜で受からなかった理由は、途中で「私にはどう頑張っても無理だ」と半ばあきらめてしまったことにあるのかな、と今振り返って思うので、今どんな状況にあったとしても、「自分にはどうせ…」と思い込みすぎないことがいいのかなと思います。未来は誰にも分りません。

8. 最後に一言

周りの子たちが受かって、のんきに卒業旅行や卒業式の祭典に向けて準備をしていく姿を片目に勉強するのはつらかったです。

周りと比較せず、と言うのは簡単ですが、実際にそのマインドでいるのはキツいと思います。ただ、ICUの試験自体、「受験」という目的を抜きにしてもすごく読みごたえがあって学びがあるものばかりです。私は周りと比較するのはやめられなかったので、せめて「こういう良い文章が読めなくて残念だったな!」と思うようにしていました。

最初は絶望から始まった私の一般受験ライフでしたが、最終的には一般受験で受けてよかったと思えるようになるくらい心身共に鍛えられました。同じような状況に置かれた人たちの光になれたらいいな、と思います。

あとインスタを見るのはおすすめしません(むなしくなるので)。私は一般受験を覚悟した日くらいから合格発表日(今日)までアプリを削除していました。

ICU Peacebell, High Endeavor共に申し込んで、結果的にHigh Endeavorの方を内定することができました。

オンレクは偏差値などで自分の立ち位置が確認できたのが良かったです。周りで一般受験の子が少なく、自分の位置を相対的に見ることが難しかったため、ここはすごく役に立ちました。


(追加の質問)

・IB校で一般選抜受験はあまり多くないという点で、所属高校では何割ぐらいの方が総合型選抜やIB校入試、推薦等の一般選抜以外で大学に進学するの?

私の通っている高校は、そもそもディプロマ・プログラム(DP: IBのコースの中で高2~3が履修することができるもの)の生徒が毎年10~15人と非常に少なかったため、年度によってかなり生徒の傾向が変わっている印象があります。なので正確な割合は正直に言うとブラックボックスなのですが、個人的な体感でお話しさせていただきます。
今年度の私のケースで言うと、5割程度が海外進学を目指していて、そういう人たちは滑り止めに国内を受験するので、早めに合否が出る総合型やIB校入試しか受けないというのが定石でした。
残りの5割は国内進学を目指すのですが、そういう人たちも割と総合型やIB校入試に力を入れていた印象があります。結構周りのDP生の子でもICUにIB校入試で受かってる子がいました。というのも、DPで学ぶ内容が国内の勉強の範囲とあまりにも差異がありすぎるので、DPと一般入試の両立は非常に厳しく、DP生向けの進路指導の時間でも主に総合型の対策などの話しかなかったです。それでも一般受験をしているクラスメイトもいたのですが、そういう人たちはもうすでにほかのどこかの大学から内定をもらっていて、チャレンジとしてもう少しレベルの高いところを受験する、というケースしかなかったです。なのでまだどこにも受かっていなかった私は必然的にすごく孤独でした笑

・IB校で良かった点と大変だった点は?

良かったこととしては、アカデミックな議論をするための土台を学ぶことができたことと、自分を俯瞰的に見つめる機会が多くあったことがあげられると思います。

IBでは各教科でテストだけでなくミニ論文的なものを課されたり、Extended Essay(課題論文)というミニ卒論みたいなものを書かされました。なので、論文そのものの形式に慣れたり、それぞれの学問における研究がどんな感じで行われるかについて理解の土台が作れたことはよかったです。また、授業内で頻繁にディスカッション・プレゼン・小論文の課題が課されるため、自分の考えを他者と相対化して捉える機会が多かったです。なので、自分なりの「思考の癖」みたいなのを捉えることができ、他者理解も自己理解も深まったなと思います。これは勉強だけじゃなく人生全般について考えるときも役立つスキルになりました。

大変だった点は、とにかく課題の量が多いことと、勉強のリソースが限られていることです。IBの課題は本当に多いうえに良い成績を取ろうと思うと才能も粘り強さもどちらも必要なのでキツかったです。また、これは私が一般受験対策を始めてから痛感したことですが、IBは日本にあまり浸透していないこともあって、リソースが本当にないです。もちろん本屋さんに行ってもIB向けの参考書なんてありませんし、YouTubeで調べても役立つ情報は限られています…。なので、どうやって勉強を進めていったらいいのか闇雲に進めるしかなかったです。なので結構2年間不安いっぱいでしたが、得られることも多かったので、やってよかったなとは思います。

長くなってしまいましたが、現DP生や将来IBをやりたいと考えている人の参考に少しでもなれば幸いです。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

Amy

<プロフィール>

九州、私立高校

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ハモネプを見て初めてICUを知りました。最初は英語が強い大学という認識しかありませんでしたが、調べていくうちに英語で多角的に自分の追求したい分野を学ぶことができる(リベラルアーツとメジャー制)ということが分かり、高校入学前に志望しました。高2の頃に、Reconsidering Peace in Liberal Artsに参加して、よりICUで学びたいという思いが強まりました。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツとメジャー制を活用して自分の理想の社会貢献を実現するために学びたいです。

7.受験対策

願書-1 ICUで何を学びたいか、理由を含めて

夢の職業→そのためにはリベラルアーツ教育とメジャー制が必要→具体的に何をどのように学ぶか→最終的には将来どのように社会貢献できるか という流れで書きました。

願書-2 人生観に大きな影響を与えたこと

高2の頃、試合の3日前に怪我して試合に出れなくなったのと、コーチもちょうど事情があって試合に来られないという事態が重なり、キャプテンだった私がコーチとして試合を指揮した経験に関して書きました。「立場と視点の違い」と「相互理解につながるコミュニケーションの在り方」について深く考えるきっかけになったため人生観に大きな影響を与えたと考えました。


願書-3<英文抄訳>

上記「人生観に大きな影響を与えたこと」の英文抄訳
まずは字数を気にせず英訳しました。その後に絶対必要な部分に印をつけたり、補ったりを繰り返して完成させました。その後ALTの先生に添削してもらいました。

・校内選考に関して

私の学校の場合、ほとんどの先生がまずは評定が1番大事だと言っていました。評定の付け方は教科ごとの先生によると思うので先輩方からコツを教えてもらいました。次に大事なのが検定と課外活動だと思います。これも先輩に聞いたのですが、ICUだと英検準一級は合格しといた方がいいそうです。私も高2で取りました。課外活動は、英語コンテストや部活の成績などです。しかし私はこれまで出場したコンテスト(ライティング・スピーチ・ボキャブラリー)で入賞した経験もありませんし、部活で優秀な成績を収めたわけでもありません。やはり、評定が最も大事なのだと思います。また、結果が出せなかったにしても、コンテストや部活の経験は私に豊かな学びや成長をもたらしてくれたので、皆さんにも努力する過程や学びを大事にしてほしいと思います。

(評定平均)

4.9

・会場試験

(小論文)

外国語学習の早期学習に関して 70分 問題は2題 文章は14ページ分
(1)外国語学習の早期学習に対して「賛成・反対・場合による」のうちどの立場か。文章中の実験結果や自身の経験・考えを交えながら
(2)小中高から一つ選んで外国語教育を提案しなさい。学習の目標・授業スタイル・生徒に勧める学習方法・課外授業など具体的に

対策
学校である小論文対策の授業に参加していました。(週に4時間程度)
ICUの小論文はまず読む量が多いです。まずは速く日本語を読みながら情報を選んでいくことに慣れるべきです。最終的にはICUの教育方針に関連する内容についてつながる傾向があるので、全体の流れを最初に確認して書き始めましょう。
私が使った本は、日本と世界の時事キーワード・小論文頻出テーマの2冊です。加えて過去問で出てきた社会問題に関しての新書を読みました。過去問は6年分を解きました。

(面接)

グループ面接(4人)40分 面接官2人
(1)メジャーを変えたいと考えた時の対処法
(2)あなたは個人型か、一緒型*か。ICUに入ったらどうなりたいか。
*他者と協力して何かを成し遂げるタイプのこと。集団型とはまた別らしいです。
(3)言語を学ぶ必要性は?「AI翻訳にかければ綺麗な訳が出てくるから言語を学ぶ必要性はないのでは?」という人をどう説得するか。
(4)ICUで全員参加が推奨されているイベントに全員が参加してくれない。あなたが考える解決策は?
(5)(4)での意見に関して深掘りされた。

和やかな雰囲気でした。大学生がノックしてドア開けてくれたので自分でする必要はなかったです。

(会場試験のポイント)

案外、「受験対策」としてやったことが生きたというより、高校3年間全体を通して頑張ったことが支えてくれたなーという印象です。バスケ部でキャプテンしたり、寮で生活したり、一見受験には関連が薄そうなことが、指定校推薦では大事なのだと思います。特に面接で自分の意見を述べる際に役立ちました。私自身、身体的にも精神的にもキツくて、部活を辞めたいと高1の頃に顧問の先生に言いに行ったこともありました。それでも他者に支えてもらいながら諦めずやってきたことが生かされたので、頑張ってよかったなーと心から思いました。皆さんも今、何か諦めたいこと、辛いことがあるかもしれませんが、周りの人に支えてもらいながら頑張ってみてもいいのではないかと個人的には思います。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

私は、「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉を大事にしました。何事にも、準備(練習)が大事だということです。十分な備えが、自信につながります。指定校推薦は、ほとんど落ちることはないと言われます。でもいざ受験する身になると「本当にそうなのかな、落ちたらどうしよう、、」と自信をなくすこともあると思います。私もそうでした。しかし、高校生らしく、礼儀正しく、真面目に取り組めば必ず合格できると思います!!しっかりと準備すれば大丈夫です!

(最後に一言)

これまで書いてきたこともこれから書くことも、ただの私1人の考えに過ぎないので、「この人はこんな考えなんだー」程度でご参考までに読んでください。少しでも皆さんの役に立てたなら幸いです。

合格できた今、指定校推薦ではとにかく前向きに一生懸命頑張れば結果はついてくると思うことができます。しかしまさに受験を控えている皆さんの立場だとそれは難しいことかもしれないし悩みも多いのではとも思います。私もそうでした。でも、悩むのも緊張するのも、面接で声が震えるのも他の受験生みんな同じです!それに、指定校推薦はあなたの高校3年間の努力を総合的に評価してくれるものなので、「高校から推薦された自分」として堂々と自信を持って頑張ってください。
また私の好きな聖書の御言葉に、「求めなさい。そうすれば与えられる。」というものがあります。これは一生懸命努力すれば皆さんが本来求めている結果が必ず与えられるということを表しているわけではありません。努力が目に見える結果として現れないことも当然ありますし、むしろそっちの方が多いです。でも、努力する過程で、今の皆さん、将来の皆さんが必要としているものは必ず与えられます。あとはそれに気づけるか、気づこうとするかにかかっています。自分の視点を変えながら前向きに頑張ってください。心から応援しています!!

(追加の質問)

・学校推薦では評定が大事ということろで、一体どうしたら4.9のような高い評定が取れるの?受験科目以外の体育や美術/音楽などはどうしていた?

その教科の先生によって評定の付け方が違いますが、まずは寝ずに顔を上げて真面目に話を聞いていることをアピールして、次に課題と提出物は期限内に必ず出すようにしました。あとは授業中に相槌を打ったり、積極的に挙手したりしました。体育と美術は元から得意だったのであまり苦労しなかったのですが、時々あるレポートや感想文にも手を抜かずに取り組みました。

・キリスト教同盟校の学校推薦では、例えば一定期間教会に通うなどの要件が高校によってはあるが、出身高校ではあった?

推薦基準に「キリスト教の熱心な求道者」とあったので、教会に通うことはそれを満たすのに重要だったと思います。私はバスケ部に所属していて日曜日は大抵練習か試合があったので、最初は頻繁に教会に出席していませんでした。しかし、顧問の先生に進路のことを含めて相談したところ、礼拝が終わったら急いでチームに合流するなら大丈夫だと言ってもらえました。部活の荷物を持って教会に行って終わったらそのまま部活に直行していました。教会で心が救われたことが何度もありましたし、ICUとキリスト教の関係について理解を深めることもできました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ソラヌム

<プロフィール>

みんこうで偏差値50-61の地方私立高校
小学生の頃からICUに合格するまでずっと1つの予備校に通っていました
総合型選抜が終わってから編み物やお菓子作りなどにチャレンジ中!

高校の長期休み中に2回短期留学(2週間ほどアメリカ、3週間ほどイギリス)をしました

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

初めてICUを知ったのは父の紹介です。それまでは特に行きたいと思う学校がありませんでした。そんな時にICUのことを聞き、自分で調べていくうちに惹かれました。
ICUには、対話を重視した授業や多様な方々との交流、自由度の高い授業選択などたくさんの特徴があります。このような環境を通して、ただある分野の専門知識を学んでその分野のみに精通し、型通りの思考を持つのではなく、幅広い知識と自分なりの思考や判断力を持った人間になりたいと思い、ICUを選びました。

6.ICUに期待するところ

英語「で」学ぶ授業や、対話を通した多様な思考との出会い。たくさんの人と関われたら嬉しいです。
あとは、何度か伺ったものの時間の関係でガッキでお昼を食べたことがないので、学食が美味しいことも期待しています!笑

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

開発援助をしたいという思いと、それを実現するためにICUのどんなところが私にとって必要なのかを書きました。ICUの素敵な点は教授の方々が一番わかっていると思うので、それを長々と書くよりも自分と結びつけて書くことを意識しました。また、実際に学びたいメジャーも三つ具体的に提示しました。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

幼い頃から取り組んできたアンサンブルの経験について書きました。具体的には、アンサンブルでの幅広い年代の方々との曲の創作や演奏を通して学んだチームのより良い活動方法について書きました。
もともとは短期留学をした時の出来事について書いていましたが、そのたった1日の出来事よりも10年以上続けてきたアンサンブルの方が私の「人生」に大きな影響を与えたと言えそうだったので、出願直前に書き直しました。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

これは本当に書くのが難しかったです。
もともとは、ICUを卒業した後に開発援助等を通してICUの理念実現に貢献できる、的なことを書いていました。しかし、ICUは私一人で世界を変えることを望んでるわけではなく(そもそもそんなことは到底不可能ですし)周りを巻き込んで共生へと歩み挑戦する人材を育成したいのかなと思って、これも出願直前まで何度も書き直しました。出願当日の朝4時まで両親と一緒に書類とにらめっこをしたのは良い思い出です笑
最終的には、
(1)自分の意欲と、家族をはじめ精神的にも安心できる場所があったおかげでこれまでさまざまなことに挑戦できた
(2)そのような安心できる環境を通して私は傾聴する力や安心感を与える力を身につけてきた
(3)その力によって学友に対してもICUの理念の実現に繋がる行動や挑戦の後押しをする存在になれる
というようなことを書きました。

b.小論文

(1)社会的または国際的に関心が高まっている時事問題を選択し、難民問題や開発援助について書きました。高校の政治経済の授業がすごく楽しく、プレビッシュ報告について学んだ授業をきっかけに援助される側から見た援助について考えたことを元に書きました。
貧困が解決すれば紛争も解決するのか?先進国がそのように援助する上でのメリットはあるのか?そもそもプレビッシュ報告はかなり古いものだから現代に通用するのか?など、穴はたくさんあったと思いますが、自分の考えを論理的に書くよう心がけました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

二度の文化祭実行委員の経験を通して培ったリーダーシップについて書きました。また、この経験から皆が主体的に参加し、活躍、貢献したくなるような組織を作ることを常に心がけていることを伝えました。

d. 推薦状2通

高校の担任の先生と、アンサンブルで担当していただいていたピアノ教室の先生

e. 成績書類

英語:

IELTS5,5
英検準一級
の二つを提出しました

評定平均 = 4.8

f.一次試験(書類審査)のポイント

自分のことをよく知っている人と知らない人の両方に書類を見てもらうと良いと思います。(実際に一次試験で書類を見るのはICUの先生方…つまり自分のことを知らない人なので、そのような人が読んでも自分をイメージしてもらえるのか確認するため)
あとは、ノートを一冊用意して、そこに思いついたことやICUのホームページに載ってて使えそうなものなどをとにかくメモしておくと、頭も整理できるし後々二次の練習をする時にもとても役立ちます。
また、私自身、これってそもそも質問に対する回答になってなくない?と指摘されたこともあったので、当たり前だけど恥とか捨ててちゃんと添削はしてもらった方が良いです!笑

g.面接 (二次試験)

ディベートみたいな感じだと聞くことが多かったですが、質問されてそれに答える、普通の面接と変わらないような印象でした。
ものすごく和やかな雰囲気で、先生方もにこにこしてるし私が話したことに対して丁寧にレスポンスをくださったので話しやすかったです。
基本は書類の確認という感じで、志望理由や小論文の不明な点の確認、短期留学やアンサンブルがどのような感じだったか、何を学んだのか等を聞かれました。書類に直接関係のないことも一問質問されましたが、答えの内容に正解はないので自分の意見を落ち着いて伝えれば大丈夫だと思います。
また質問がよく分からなければちゃんと聞き直してください!(私自身、担当の面接官の方が日本語があまり得意ではなかったようで、質問によく分からないところがあり聞き直したところ、優しく丁寧に説明しなおしてくださいました。)

二次試験ポイント

とにかく笑顔で始める!私は、憧れてきたICUの先生方とこんなに近い距離感でお話できるなんて楽しみ!と考えるようにしました。実際二次の面接はとっても楽しく充実した時間でした。
一次と同様、専門知識などは進学してから学ぶことなので、基本の定義を理解し、自分なりの意見を持っていれば大丈夫だと思います。(私の場合難民と移民の違いが曖昧だったと気付いて調べました。)ICUのホームページは熟読しておいた方がいいです。

リベラルアーツは元来自由人を作るためのもので、ICUはリベラルアーツを通して自立した人間を育てたいのだと思います。そしてICUは、養成した人材が平和な社会の確立に資する存在となることを願っています。
しかし、自由で自立した人間は自らの力をプラスにもマイナスにも行使できます。(ダイナマイトが豊かな生活のためにも戦争のためにも使われたように)
だからこそ、ICUは総合型選抜を通して、その人が自分の得た力を将来どう生かしていきたいのか、社会にどう関わっていきたいのかを探っているのだと思います。

面接練習をお願いした方と話したことを簡単にまとめたものです。
総合型に挑む上で役に立つとよいな…と!

8.最後に一言

実は私はもともと、総合型選抜を受けようとは思っていませんでした。ですがキャンパスツアーで先輩から絶対に受けて!!と言われ、受験を決意しました。本当にチャレンジしてよかったです。
総合型を受けるために特別な経験や特技はいりません。ICUにはいりたい!色々なことにチャレンジしたい!こんなことに貢献したい!…そんな「強い思い」が何より大切です。ICUを受ける高校生には、絶対にICUに行きたいんだ!!という人が多いかと思いますが、そんな方々には総合型に挑戦することをおすすめします。
あとは、ぱかぱかさんも言っているように、「受験のチャンスが1つ増える!」と思って受験するのが良いかと思います☺︎

先日入学前のプレ授業を終えましたが、とても濃い時間でした。入学がとっても楽しみです。
春に会う皆さん、よろしくお願いします!受験生の皆さん、頑張ってください!私も一緒に頑張ります!

(追加の質問)

・ICUのプレ授業は何をするの?総合型選抜の合格者が集まる?指定校合格者なども一緒?オンラインで実施?

プレ授業には総合型選抜、学校推薦型選抜、4月入学帰国生選抜での合格者が参加しました。

オンラインでの実施です。

午前中は在学生のトークセッションを聞きました。午後は講義を受けそれについての小グループでのディスカッションと発表をしました。

講義は4種類で、日本語英語もテーマも様々です。事前に講義の希望はとられますが、私は第三希望のものだったので希望が通るかはよくわかりません…笑

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ポップコーン

<プロフィール>

出身高校:都内の私立高校(偏差値60程度)
趣味:Kpopダンス

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校の先生の勧めで、ICUを視野に入れるようになりました。
オープンキャンパスと文化祭に参加した時生徒が活発で、向上心があるように感じました。もともと英語が好きだったので、国際色豊かなところがとても惹かれました。自然豊かで落ち着いているキャンパスの雰囲気も大好きです。

6.ICUに期待するところ

ELAで英語力を伸ばしたいです。リベラルアーツを提供しているので、学びたいことを自由に学んでいけるのが楽しみです。留学にも挑戦したいです。
友達とバカ山あほ山で勉強したり、ランチを食べたりしてみたいです。

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

私は将来、国際社会全体の平和の構築に携わりたいと考えており、ICUでは国際関係学を学びたいと考えている。きっかけは、世界で対立が深まりつつあることをニュースで知り、自分が何かできることはないかと考えるようになった。ICUでは、国際的な視点を持つ教授や学生とともに、様々な分野から国際関係について議論できる。このような環境は、私の国際関係に対する理解をさらに深めるものであると確信している。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

私の人生観に大きな影響を与えたことは、主に2つある。
1つ目は、以前に参加した北京サマーキャンプである。これは私にとって、初めて海外に住む同世代の方と交流する機会であり、英語をもっと勉強して、世界の各地域の文化や価値観、国際的な出来事について知りたいと思うきっかけとなった。また、友達との交流を通じて自分の価値観が変化し、大きく成長することができた。
2つ目は、『いまを生きる』という映画である。この映画を通して、私は自分の人生をもっと主体的に生きることを決意した。周囲の期待や社会の枠組みに縛られず、自分の意思で選び取る人生がどれだけ重要かを学んだ。この映画は、私に「今」という瞬間を大切にしながら、自分の目標に向かって進む勇気を与えてくれたのだ。

(評定平均)

普段の生活態度や評定を重視していた。

指定校を狙おうと思って特別なことはせずに、日々誠実に過ごしていくのが大切だと思います!

評定平均 : 4.9

・会場試験

(小論文)

A4サイズの問題用紙に書かれている論文を読んで、2つの小論文を書きました。
制限時間は70分。解答用紙はマス目ではなく、罫線だった。

対策:
過去問が1年分もらえるので、それを解いた。
あと、4月帰国生入試の小論文の系統と似ていたので、それをやっておくといいかもしれない。

指定校はほぼ100%合格できるので、過度に心配しなくて大丈夫です!!

(面接)

質問:
1.2040年の自分は何していると思いますか。
2.「真理は人を自由にする」というが、あなたは今、自由ですか。
3.「学問」は、「学ぶ」と「問う」と書くが、あなたが今持っている個人的な問いあるいは社会に対する問いについて教えてください。
4.現在デジタルの教科書が普及しているが、紙とデジタルのどちらが良いと思いますか。5.ICUの学長になったら、実現したいことを教えてください。

面接:
40分間で合計4問聞かれます。(私の場合時間が余ったので、1問追加されました。笑)
4人で1つのグループで、面接官は2名でした。
ディスカッションはなく、1つの質問をされると、受験生は順番で答えていきます。各質問に対して回答していく順番は毎回変えられます。

志望理由のようなオーソドックスな質問ではなく、少し考えさせるような質問が聞かれます。すぐに答えが出なくても、前の人の回答を参考しながら、少し自分の意見を足していけば大丈夫です。

(会場試験のポイント)

全体的にすごくアットホームで、面接官の教授も終始和やかで、とても優しい方でした。小論文と面接の待ち時間で、みんなインスタを交換し始めたり、初対面の人をお弁当を食べたりするので、試験の堅苦しい緊張感は全くありませんでした。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

校内推薦を通過すれば大丈夫!
本番はリラックスして、楽しんできてください!

(最後に一言)

どの大学でもどの入試方式でも、第一志望を大切にして、最後まで頑張ってください。
心から応援しています!

(追加の質問)

・小論文が110分から70分になった影響は感じた?やはり去年の過去問よりボリュームが少ない?
→特に影響は感じませんでした。与えられた資料の量は変わらなかったが、小論文の問題数が5問から2問に減りました。個人的にはむしろ今年の方が時間に余裕があって、やりやすかったです。

・願書の英文抄訳は引き続きあった?
→はい、ありました。A4一枚程度でした。

・TOEFLやIELTSなどの英語のスコアは提出しない?
→英語のスコアは何も求められませんでした。

・当日のスケジュールは?(何時に集合して、小論、お昼、面接は何時ぐらいで、何時に終了?)
→朝9時集合で、午前中に小論文の試験が実施されます。その後にお昼休みがあって、面接は受験番号順に呼ばれていき、終わった人から終了です。面接は午後1時くらいから開始しますが、遅い人は4時半くらいまで待たされるケースもあります。待合室でみんなお菓子を食べたり、雑談をしたりするので、そこまで退屈ではないと思います。逆に早く呼ばれすぎると、友達作りの時間が減ってしまいます(笑)私の予測ですが、ネット出願順で受験番号が割り当てられていく気がします!

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ちゃちゃまる!

<プロフィール>

偏差値70程度の地方私立高校出身
総合型対策に関しては学校の先生を中心に指導していただいた。
ニュージーランド(半年間)、アメリカ(二週間)の留学と研修経験あり

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ぼんやりとICUいいなぁと思い始めたのが高2の夏頃、ICUは私が学ぶべき場所だと確信に変わったのが高3の春でした。このような急激な気持ちの変化の理由は高3の遠足がきっかけです。高校最後の遠足が何故か大学見学だったという謎すぎる出来事が、意外にも私が進むべき道を教えてくれました。私のクラスはICUに見学に行くことになったんです。その日はとても天気が良くて、外で学生さんや教授が対話をしている光景が広がっていました。その瞬間、そこだけ時間がゆっくり流れているように感じ、自由に広大な自然の中で思考を巡らすことができるICUの環境が「あ、私が行く大学、ここだ。」と直感的に、しかしとても強く思わせてくれました。

6.ICUに期待するところ

多様な価値観、異なるバックグラウンドを持ちつつも、ICU Loveな共通の気持ちを持つユーモアあふれる面白い仲間たちに出会って、勉強を頑張りながら、ICU Lifeを存分に満喫したい!^_-

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は、将来、サードカルチャーキッズ(TCK)を支援するためのサポートを立ち上げたい。TCKとは、複数の文化を背景にアイデンティティを形成する子どもたちを指す。留学中、友人から「帰る国があるのが羨ましい」と言われたことをきっかけに、TCKについて興味を持ち、彼らが自分の居場所がわからないという悩みを抱えていることを知った。私はTCKが帰属意識を持てるような場を提供するとともに、彼らが自己を構築する多様な要素に目を向け、対話を通じて、深い自己理解を促していきたい。このように認知度が低い問題へアプローチしていくため、貴学の「平和教育の理念と実践」、「青年心理学研究」などの授業を受講し、学際的にアイデンティティの形成について学ぶ必要性を強く感じている。また、コミュニティ・サービス・ラーニングに参加し、このようなマイナーな課題に対してどうアプローチしていくかについて、実践を通して考えていきたい。以上の理由から、異文化圏で生きる子どもたちの心に平和をもたらすため、「平和」を建学の理念に掲げるICUで学びたい。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

私は、英語力の向上のみならず、異なる考えを持つ世界各国の人々との対話を通じて、自分の考えを更新していきたいという思いで留学に臨んだ。しかし、実際は自分の意思を相手にわかりやすく伝え、相手の気持ちを理解することの難しさに直面し、友人との交流や参加を希望していた日本語のボランティア活動にも不安を抱くようになった。それでも、限られた半年間を無駄にしたくないという思いから、思い切ってホストマザーに相談したところ、「私はあなたの英語に興味はないの。あなたが一生懸命伝えようとしていることが純粋に嬉しいのよ。」との言葉をもらった。この一言に背中を押され、ボランティア活動への参加を決意した。そこには、年齢、性別、国籍を超えて、日本語を学びたいという共通の思いを持つ人々が集っていた。彼らは不慣れな日本語を使い、日本で訪れたい場所や好きなアニメの話を笑顔で話してくれた。その姿勢に感化され、私も次第に間違いを恐れなくなっていた。
帰国後、駅で道に迷っていたイタリア人男性に自ら声をかけ、目的地まで案内することができた。お互いに英語が第一言語ではなかったが、伝え合う姿勢を持った結果、彼は笑顔で「Grazie」と握手を求めてくれた。言語の壁は伝えようとする努力、勇気、そして行動力で十分に乗り越えられることを実感した。以上の経験を通じて得た気づきやホストマザーの言葉は今でも私の人生観に影響を与え続けている。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

私は、人のために役に立ちたいという強い思いを持ち、相手の抱える問題を解決へ導くために行動することができる。私は留学中に日本語クラスのアシスタントを務めていた。日本への留学を控え、大きな不安を抱いていたクラスメイトのために、彼らを主人公にした物語風のゲームを作り、日本の学校生活を疑似体験してもらうことで、彼らの不安に寄り添った。このことから私は主体的に問題解決に取り組み、世界へと貢献する貴学の理念を全うすることができると信じている。また、私は、中学生の頃からUC Davis主催のグローバル・エンゲージメント・プログラムやアメリカ研修に積極的に参加してきた。この経験から、異なる文化背景を持つ人々とのディスカッションを通して、自分の固定観念を打ち破り、相手の意見を理解することができる。そして、貴学に入学後も多様なバックグラウンドを持つ学生や教授との対話を重ね、私が研究していきたい「TCKのためにできること」についての考えをブラッシュアップし、彼らのためにできることを実行していく。私は、ICUの多様性と共生の理念に沿って、居場所がないと感じている世界の子どもたちが安心して学び、成長できる環境を作ることに貢献していきたい。

b.小論文

小論文では、国際化が進む社会における日本文化の重要性を書道を例に論じた。また、自分が今までしてきた探究活動で得られたアンケート結果を根拠にしたり、他の書類と一貫性をもたせることを意識して書いた。「社会的」に関心が高まっている時事問題は、社会的、国際的な時事問題と言ったら「ウクライナ侵攻」とかニュースでよく耳にする問題だけでなく、個人が置かれている環境によって見える問題は変わるのではないかと思ったので、小論文の冒頭では、このトピックの定義付けを行った。事実、私は代々続く書道家系に生まれ、日頃から書道のニュースを耳にすることが多かった。しかし、同じクラスに書道のニュースを知っている人はほぼいなかった。ここが他の受験生の文章と差別化できたポイントなのではないかと個人的には思っている。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

高校二年生から三年生にかけて活動した協働探究活動について書いた。ここでは、探究活動の「内容」の成果ではなく、グループで議論を進めていくうえで、議論を円滑に進めるために自分はどのような役割を担ったかということについて述べた。「自分は」・「相手は」何を主張したいのかを立ち止まって考えることができる人の存在の大切さと、今のグループには何が足りないのかという視点で自分の役割を見つけたことで、ICUが求めるクリティカルシンキングがあること、人の意見を尊重することができることをアピールした。

d. 推薦状2通

担任(英語科)
私が在籍していた国際コースのコース長(英語科)

e. 成績書類

英検準一級(CSE score 2451)

評定平均 = 4.7

f.一次試験(書類審査)のポイント

(1)とにかくいろんな人に見てもらう
私のこと、私がしてきた活動をよく知っている両親、先生方、友達、先輩はもちろん、私は母の職場の人事部で採用担当をしている方にも見ていただきました。そのおかげで、初めて自分の書類を読んだ人にも、私がしてきたこと、そしてICUでしたいことを文章で伝えつつ、私という人間がどういう人なのかが伝わるかどうかを確かめることができました。また、フィードバックももらえたので、面接の時に説明を補ったほうがいい箇所を把握できました。

(2)添削記録をつける
先生方に添削を受けたあと、添削前の文章は取っておくのがおすすめです。やっぱりこの表現のほうが良かったと思う場合があるので、念のため残しておくことをおすすめします。そして記録をつけることにより、一次合格まで「これだけやったから大丈夫」と自信を持てる材料にもなると思います。

(3)ICUの情報オタクになる
私は書類を書くときに、ICUが求める人物像と今までわたしがしてきた活動、そして自分の資質が一致しているよ!ということをアピールすることを一番心がけていました。なので、ホームページ、学長インタビュー、パンフレットを見たり、実際に授業(オーキャン行けない人はICU Open Course wareで検索すると教授の録画動画が視聴できる)を受けたり、過去問の文章(人文社会は実際にICUの教授が書いた論文)を読んだりして、そこから着想を得る、人物像を掴むようにしていました。

(4)準備は早めに
ICUは、他大学と比べ、提出書類が多い+全部手書きなので、日にちに余裕がないと汚い字で提出することになってしまったり、ミスも増えます。日にちの余裕は心の余裕につながるので、準備は早めに計画を立てて進めておくと安心です。

g.面接 (二次試験)

3つのセクションに分かれていました。(1)自分が書いた書類の内容を全体的に聞く(2)時事問題に関して(3)教授とあるトピックについてディスカッションの計20分で行われました。
・志望理由をなぜ、ICUでなければならないのかに触れて述べてください。
(志望理由書に書いたこと+ICUの教育が自分に〇〇な点で必要不可欠だと回答)
・国際的な大学はたくさんあるのですが、あなたはICUのどんな魅力に惹かれ、そして〇〇さんは、何がきっかけで貴学を志望しましたか?
(紛争や貧困といった目に見えるものだけに対する平和だけでなく、対話を通して、一人ひとりの考えと向き合うことで、個人間の心の平穏、平和を叶えることができる平和教育に魅力を感じた。また、志望のきっかけは、教授と学生が外で対話をしている様子を見て、その瞬間に絶対にICUで学びたいと思ったからです!)
・最近、気になる事件・事故はなにかありますか?
・↑に対して、日本は今後移民してきた人、または移民問題についてどのような対策や取り組みをしていけばいいか(その後も深堀りされた)
【ディスカッション】:面接官の言う主張に賛成か反対かを答える質問
お題→世界を平和に、平等にするために国境はなくすべきだ。賛成か、反対か(ある程度賛成、ある程度反対の立場を取ることも可能)
(反対。平和の形はみんな違うので、今ある、それぞれの平和を守っていくことも大切なことであると考えるから。+ウガンダと日本の比較で具体化)

一人は比較文化を担当している先生、もう一人は韓国人の先生でした。時間は結構正確に20分を守っていた印象があります。すぐに案が思い浮かばなくても、「少し考えてもいいよ。」とか「〇〇の視点で見てみるとどうかな」と考えを引き出してくださって、落ち着いて考えることができた反面、日頃から考えていた社会問題に関する自分なりの回答がかなり助けになったので、思考、知識の積み重ねがとても大切だと実感しました。

二次試験ポイント

全力で楽しんで、最後まで自分を信じ続けることが大切だと思います。私は、学校で練習していただいた際、前日まで面接で自分の納得の行く回答ができていませんでした。このままじゃ落ちると思い泣きそうになりましたが、絶対にICUに行きたいという思いを最後まで持ち続け、面接に臨んだ結果、「楽しかった!これで落ちても悔いはない」と思える面接をすることができました。結果を待っている間は、一般の対策をするようにしていましたが、正直、気が気じゃなかったです、「合格する」、「言いたいことを簡潔に言えるようにする」っていうのももちろんすごく大切なことだと思いますが、一番大事なのは「憧れのICUの先生とお話できるなんて、楽しみすぎる」っていうマインドでいることと、自分の志望理由に関しては「私が一番この問題についてよく知っているし、私じゃないとできない、ICUは私を取らないと損するぞ!」っていう少しナルシスト気味な考えで挑むと強くいられると思います。

8.最後に一言

私は、対策を始めてからずっと、このサイトにお世話になっていたので、合格したら絶対貢献しようと思っていました。特に、りんごさんの体験記を読んで、辛いときも頑張ろうと思い直すことができました。私の体験記がたくさんの受験生のお役に立ててれば幸いです。

私は本当に沢山の人に支えられて、最後まで憧れだったICUへ合格するために駆け抜けることができました。総合型選抜は、自分は絶対にこの学校で勉強したいんだという強い気持ちと忍耐力、そして謙虚な心と周囲の人への感謝の気持ちが大切です。それが辛いときに原動力になるからです。なので、「絶対にこの大学じゃないといけないんだ」と言う気持ちの持ち主は総合型選抜に挑戦するべきだと思います。私は、メンタルは豆腐くらい弱かったけど、絶対にICUに入りたいという思いは誰にも負けてなかったと思います。強い思いを持って、主体的に行動し続け、「合格」を掴んでください。応援しています!

追加の質問

・志望動機等を記入する願書はノートのように横線が引かれており、原稿用紙ではないので、ある程度字数調整ができます。各問いは何文字ぐらいを想定して準備されましたか?(500文字から600文字ぐらい?)

私の場合は、各問、450-600文字を目安に書きました。個人的に、人生観への影響が短くすることができなかったので、他の二つの問いと比べて文字数が多くなってしまいました。しかし、どのパートでも意識するべきことは、初めて自分の書類に目を通した時に、わかりやすい、かつ面白いと思ってもらえるかということだと思います!あと丁寧な字です!

・二次面接を3パートに分けて分析されておられますが、パート1,2の終わりには、切り替えのようなものはあったのでしょうか?(次はこれをいきますみたいな?)

面接官にはっきり言われた訳ではないですが、面接を終えて分析をした結果、主に3パートに分かれていたなと思いました。事実、私の学校で一昨年、ICUに総合型で合格した先輩も、最低、(1)志望理由 (2)最近関心のあるニュース (3)ディスカッションをするための一般教養だけはおさえといた方がいいよ!とアドバイスをしてくださった覚えがあります!