2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

Amy

<プロフィール>

九州、私立高校

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ハモネプを見て初めてICUを知りました。最初は英語が強い大学という認識しかありませんでしたが、調べていくうちに英語で多角的に自分の追求したい分野を学ぶことができる(リベラルアーツとメジャー制)ということが分かり、高校入学前に志望しました。高2の頃に、Reconsidering Peace in Liberal Artsに参加して、よりICUで学びたいという思いが強まりました。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツとメジャー制を活用して自分の理想の社会貢献を実現するために学びたいです。

7.受験対策

願書-1 ICUで何を学びたいか、理由を含めて

夢の職業→そのためにはリベラルアーツ教育とメジャー制が必要→具体的に何をどのように学ぶか→最終的には将来どのように社会貢献できるか という流れで書きました。

願書-2 人生観に大きな影響を与えたこと

高2の頃、試合の3日前に怪我して試合に出れなくなったのと、コーチもちょうど事情があって試合に来られないという事態が重なり、キャプテンだった私がコーチとして試合を指揮した経験に関して書きました。「立場と視点の違い」と「相互理解につながるコミュニケーションの在り方」について深く考えるきっかけになったため人生観に大きな影響を与えたと考えました。


願書-3<英文抄訳>

上記「人生観に大きな影響を与えたこと」の英文抄訳
まずは字数を気にせず英訳しました。その後に絶対必要な部分に印をつけたり、補ったりを繰り返して完成させました。その後ALTの先生に添削してもらいました。

・校内選考に関して

私の学校の場合、ほとんどの先生がまずは評定が1番大事だと言っていました。評定の付け方は教科ごとの先生によると思うので先輩方からコツを教えてもらいました。次に大事なのが検定と課外活動だと思います。これも先輩に聞いたのですが、ICUだと英検準一級は合格しといた方がいいそうです。私も高2で取りました。課外活動は、英語コンテストや部活の成績などです。しかし私はこれまで出場したコンテスト(ライティング・スピーチ・ボキャブラリー)で入賞した経験もありませんし、部活で優秀な成績を収めたわけでもありません。やはり、評定が最も大事なのだと思います。また、結果が出せなかったにしても、コンテストや部活の経験は私に豊かな学びや成長をもたらしてくれたので、皆さんにも努力する過程や学びを大事にしてほしいと思います。

(評定平均)

4.9

・会場試験

(小論文)

外国語学習の早期学習に関して 70分 問題は2題 文章は14ページ分
(1)外国語学習の早期学習に対して「賛成・反対・場合による」のうちどの立場か。文章中の実験結果や自身の経験・考えを交えながら
(2)小中高から一つ選んで外国語教育を提案しなさい。学習の目標・授業スタイル・生徒に勧める学習方法・課外授業など具体的に

対策
学校である小論文対策の授業に参加していました。(週に4時間程度)
ICUの小論文はまず読む量が多いです。まずは速く日本語を読みながら情報を選んでいくことに慣れるべきです。最終的にはICUの教育方針に関連する内容についてつながる傾向があるので、全体の流れを最初に確認して書き始めましょう。
私が使った本は、日本と世界の時事キーワード・小論文頻出テーマの2冊です。加えて過去問で出てきた社会問題に関しての新書を読みました。過去問は6年分を解きました。

(面接)

グループ面接(4人)40分 面接官2人
(1)メジャーを変えたいと考えた時の対処法
(2)あなたは個人型か、一緒型*か。ICUに入ったらどうなりたいか。
*他者と協力して何かを成し遂げるタイプのこと。集団型とはまた別らしいです。
(3)言語を学ぶ必要性は?「AI翻訳にかければ綺麗な訳が出てくるから言語を学ぶ必要性はないのでは?」という人をどう説得するか。
(4)ICUで全員参加が推奨されているイベントに全員が参加してくれない。あなたが考える解決策は?
(5)(4)での意見に関して深掘りされた。

和やかな雰囲気でした。大学生がノックしてドア開けてくれたので自分でする必要はなかったです。

(会場試験のポイント)

案外、「受験対策」としてやったことが生きたというより、高校3年間全体を通して頑張ったことが支えてくれたなーという印象です。バスケ部でキャプテンしたり、寮で生活したり、一見受験には関連が薄そうなことが、指定校推薦では大事なのだと思います。特に面接で自分の意見を述べる際に役立ちました。私自身、身体的にも精神的にもキツくて、部活を辞めたいと高1の頃に顧問の先生に言いに行ったこともありました。それでも他者に支えてもらいながら諦めずやってきたことが生かされたので、頑張ってよかったなーと心から思いました。皆さんも今、何か諦めたいこと、辛いことがあるかもしれませんが、周りの人に支えてもらいながら頑張ってみてもいいのではないかと個人的には思います。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

私は、「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉を大事にしました。何事にも、準備(練習)が大事だということです。十分な備えが、自信につながります。指定校推薦は、ほとんど落ちることはないと言われます。でもいざ受験する身になると「本当にそうなのかな、落ちたらどうしよう、、」と自信をなくすこともあると思います。私もそうでした。しかし、高校生らしく、礼儀正しく、真面目に取り組めば必ず合格できると思います!!しっかりと準備すれば大丈夫です!

(最後に一言)

これまで書いてきたこともこれから書くことも、ただの私1人の考えに過ぎないので、「この人はこんな考えなんだー」程度でご参考までに読んでください。少しでも皆さんの役に立てたなら幸いです。

合格できた今、指定校推薦ではとにかく前向きに一生懸命頑張れば結果はついてくると思うことができます。しかしまさに受験を控えている皆さんの立場だとそれは難しいことかもしれないし悩みも多いのではとも思います。私もそうでした。でも、悩むのも緊張するのも、面接で声が震えるのも他の受験生みんな同じです!それに、指定校推薦はあなたの高校3年間の努力を総合的に評価してくれるものなので、「高校から推薦された自分」として堂々と自信を持って頑張ってください。
また私の好きな聖書の御言葉に、「求めなさい。そうすれば与えられる。」というものがあります。これは一生懸命努力すれば皆さんが本来求めている結果が必ず与えられるということを表しているわけではありません。努力が目に見える結果として現れないことも当然ありますし、むしろそっちの方が多いです。でも、努力する過程で、今の皆さん、将来の皆さんが必要としているものは必ず与えられます。あとはそれに気づけるか、気づこうとするかにかかっています。自分の視点を変えながら前向きに頑張ってください。心から応援しています!!

(追加の質問)

・学校推薦では評定が大事ということろで、一体どうしたら4.9のような高い評定が取れるの?受験科目以外の体育や美術/音楽などはどうしていた?

その教科の先生によって評定の付け方が違いますが、まずは寝ずに顔を上げて真面目に話を聞いていることをアピールして、次に課題と提出物は期限内に必ず出すようにしました。あとは授業中に相槌を打ったり、積極的に挙手したりしました。体育と美術は元から得意だったのであまり苦労しなかったのですが、時々あるレポートや感想文にも手を抜かずに取り組みました。

・キリスト教同盟校の学校推薦では、例えば一定期間教会に通うなどの要件が高校によってはあるが、出身高校ではあった?

推薦基準に「キリスト教の熱心な求道者」とあったので、教会に通うことはそれを満たすのに重要だったと思います。私はバスケ部に所属していて日曜日は大抵練習か試合があったので、最初は頻繁に教会に出席していませんでした。しかし、顧問の先生に進路のことを含めて相談したところ、礼拝が終わったら急いでチームに合流するなら大丈夫だと言ってもらえました。部活の荷物を持って教会に行って終わったらそのまま部活に直行していました。教会で心が救われたことが何度もありましたし、ICUとキリスト教の関係について理解を深めることもできました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ソラヌム

<プロフィール>

みんこうで偏差値50-61の地方私立高校
小学生の頃からICUに合格するまでずっと1つの予備校に通っていました
総合型選抜が終わってから編み物やお菓子作りなどにチャレンジ中!

高校の長期休み中に2回短期留学(2週間ほどアメリカ、3週間ほどイギリス)をしました

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

初めてICUを知ったのは父の紹介です。それまでは特に行きたいと思う学校がありませんでした。そんな時にICUのことを聞き、自分で調べていくうちに惹かれました。
ICUには、対話を重視した授業や多様な方々との交流、自由度の高い授業選択などたくさんの特徴があります。このような環境を通して、ただある分野の専門知識を学んでその分野のみに精通し、型通りの思考を持つのではなく、幅広い知識と自分なりの思考や判断力を持った人間になりたいと思い、ICUを選びました。

6.ICUに期待するところ

英語「で」学ぶ授業や、対話を通した多様な思考との出会い。たくさんの人と関われたら嬉しいです。
あとは、何度か伺ったものの時間の関係でガッキでお昼を食べたことがないので、学食が美味しいことも期待しています!笑

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

開発援助をしたいという思いと、それを実現するためにICUのどんなところが私にとって必要なのかを書きました。ICUの素敵な点は教授の方々が一番わかっていると思うので、それを長々と書くよりも自分と結びつけて書くことを意識しました。また、実際に学びたいメジャーも三つ具体的に提示しました。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

幼い頃から取り組んできたアンサンブルの経験について書きました。具体的には、アンサンブルでの幅広い年代の方々との曲の創作や演奏を通して学んだチームのより良い活動方法について書きました。
もともとは短期留学をした時の出来事について書いていましたが、そのたった1日の出来事よりも10年以上続けてきたアンサンブルの方が私の「人生」に大きな影響を与えたと言えそうだったので、出願直前に書き直しました。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

これは本当に書くのが難しかったです。
もともとは、ICUを卒業した後に開発援助等を通してICUの理念実現に貢献できる、的なことを書いていました。しかし、ICUは私一人で世界を変えることを望んでるわけではなく(そもそもそんなことは到底不可能ですし)周りを巻き込んで共生へと歩み挑戦する人材を育成したいのかなと思って、これも出願直前まで何度も書き直しました。出願当日の朝4時まで両親と一緒に書類とにらめっこをしたのは良い思い出です笑
最終的には、
(1)自分の意欲と、家族をはじめ精神的にも安心できる場所があったおかげでこれまでさまざまなことに挑戦できた
(2)そのような安心できる環境を通して私は傾聴する力や安心感を与える力を身につけてきた
(3)その力によって学友に対してもICUの理念の実現に繋がる行動や挑戦の後押しをする存在になれる
というようなことを書きました。

b.小論文

(1)社会的または国際的に関心が高まっている時事問題を選択し、難民問題や開発援助について書きました。高校の政治経済の授業がすごく楽しく、プレビッシュ報告について学んだ授業をきっかけに援助される側から見た援助について考えたことを元に書きました。
貧困が解決すれば紛争も解決するのか?先進国がそのように援助する上でのメリットはあるのか?そもそもプレビッシュ報告はかなり古いものだから現代に通用するのか?など、穴はたくさんあったと思いますが、自分の考えを論理的に書くよう心がけました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

二度の文化祭実行委員の経験を通して培ったリーダーシップについて書きました。また、この経験から皆が主体的に参加し、活躍、貢献したくなるような組織を作ることを常に心がけていることを伝えました。

d. 推薦状2通

高校の担任の先生と、アンサンブルで担当していただいていたピアノ教室の先生

e. 成績書類

英語:

IELTS5,5
英検準一級
の二つを提出しました

評定平均 = 4.8

f.一次試験(書類審査)のポイント

自分のことをよく知っている人と知らない人の両方に書類を見てもらうと良いと思います。(実際に一次試験で書類を見るのはICUの先生方…つまり自分のことを知らない人なので、そのような人が読んでも自分をイメージしてもらえるのか確認するため)
あとは、ノートを一冊用意して、そこに思いついたことやICUのホームページに載ってて使えそうなものなどをとにかくメモしておくと、頭も整理できるし後々二次の練習をする時にもとても役立ちます。
また、私自身、これってそもそも質問に対する回答になってなくない?と指摘されたこともあったので、当たり前だけど恥とか捨ててちゃんと添削はしてもらった方が良いです!笑

g.面接 (二次試験)

ディベートみたいな感じだと聞くことが多かったですが、質問されてそれに答える、普通の面接と変わらないような印象でした。
ものすごく和やかな雰囲気で、先生方もにこにこしてるし私が話したことに対して丁寧にレスポンスをくださったので話しやすかったです。
基本は書類の確認という感じで、志望理由や小論文の不明な点の確認、短期留学やアンサンブルがどのような感じだったか、何を学んだのか等を聞かれました。書類に直接関係のないことも一問質問されましたが、答えの内容に正解はないので自分の意見を落ち着いて伝えれば大丈夫だと思います。
また質問がよく分からなければちゃんと聞き直してください!(私自身、担当の面接官の方が日本語があまり得意ではなかったようで、質問によく分からないところがあり聞き直したところ、優しく丁寧に説明しなおしてくださいました。)

二次試験ポイント

とにかく笑顔で始める!私は、憧れてきたICUの先生方とこんなに近い距離感でお話できるなんて楽しみ!と考えるようにしました。実際二次の面接はとっても楽しく充実した時間でした。
一次と同様、専門知識などは進学してから学ぶことなので、基本の定義を理解し、自分なりの意見を持っていれば大丈夫だと思います。(私の場合難民と移民の違いが曖昧だったと気付いて調べました。)ICUのホームページは熟読しておいた方がいいです。

リベラルアーツは元来自由人を作るためのもので、ICUはリベラルアーツを通して自立した人間を育てたいのだと思います。そしてICUは、養成した人材が平和な社会の確立に資する存在となることを願っています。
しかし、自由で自立した人間は自らの力をプラスにもマイナスにも行使できます。(ダイナマイトが豊かな生活のためにも戦争のためにも使われたように)
だからこそ、ICUは総合型選抜を通して、その人が自分の得た力を将来どう生かしていきたいのか、社会にどう関わっていきたいのかを探っているのだと思います。

面接練習をお願いした方と話したことを簡単にまとめたものです。
総合型に挑む上で役に立つとよいな…と!

8.最後に一言

実は私はもともと、総合型選抜を受けようとは思っていませんでした。ですがキャンパスツアーで先輩から絶対に受けて!!と言われ、受験を決意しました。本当にチャレンジしてよかったです。
総合型を受けるために特別な経験や特技はいりません。ICUにはいりたい!色々なことにチャレンジしたい!こんなことに貢献したい!…そんな「強い思い」が何より大切です。ICUを受ける高校生には、絶対にICUに行きたいんだ!!という人が多いかと思いますが、そんな方々には総合型に挑戦することをおすすめします。
あとは、ぱかぱかさんも言っているように、「受験のチャンスが1つ増える!」と思って受験するのが良いかと思います☺︎

先日入学前のプレ授業を終えましたが、とても濃い時間でした。入学がとっても楽しみです。
春に会う皆さん、よろしくお願いします!受験生の皆さん、頑張ってください!私も一緒に頑張ります!

(追加の質問)

・ICUのプレ授業は何をするの?総合型選抜の合格者が集まる?指定校合格者なども一緒?オンラインで実施?

プレ授業には総合型選抜、学校推薦型選抜、4月入学帰国生選抜での合格者が参加しました。

オンラインでの実施です。

午前中は在学生のトークセッションを聞きました。午後は講義を受けそれについての小グループでのディスカッションと発表をしました。

講義は4種類で、日本語英語もテーマも様々です。事前に講義の希望はとられますが、私は第三希望のものだったので希望が通るかはよくわかりません…笑

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1.お名前、プロフィール

<お名前>

ポップコーン

<プロフィール>

出身高校:都内の私立高校(偏差値60程度)
趣味:Kpopダンス

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校の先生の勧めで、ICUを視野に入れるようになりました。
オープンキャンパスと文化祭に参加した時生徒が活発で、向上心があるように感じました。もともと英語が好きだったので、国際色豊かなところがとても惹かれました。自然豊かで落ち着いているキャンパスの雰囲気も大好きです。

6.ICUに期待するところ

ELAで英語力を伸ばしたいです。リベラルアーツを提供しているので、学びたいことを自由に学んでいけるのが楽しみです。留学にも挑戦したいです。
友達とバカ山あほ山で勉強したり、ランチを食べたりしてみたいです。

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

私は将来、国際社会全体の平和の構築に携わりたいと考えており、ICUでは国際関係学を学びたいと考えている。きっかけは、世界で対立が深まりつつあることをニュースで知り、自分が何かできることはないかと考えるようになった。ICUでは、国際的な視点を持つ教授や学生とともに、様々な分野から国際関係について議論できる。このような環境は、私の国際関係に対する理解をさらに深めるものであると確信している。

願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>

私の人生観に大きな影響を与えたことは、主に2つある。
1つ目は、以前に参加した北京サマーキャンプである。これは私にとって、初めて海外に住む同世代の方と交流する機会であり、英語をもっと勉強して、世界の各地域の文化や価値観、国際的な出来事について知りたいと思うきっかけとなった。また、友達との交流を通じて自分の価値観が変化し、大きく成長することができた。
2つ目は、『いまを生きる』という映画である。この映画を通して、私は自分の人生をもっと主体的に生きることを決意した。周囲の期待や社会の枠組みに縛られず、自分の意思で選び取る人生がどれだけ重要かを学んだ。この映画は、私に「今」という瞬間を大切にしながら、自分の目標に向かって進む勇気を与えてくれたのだ。

(評定平均)

普段の生活態度や評定を重視していた。

指定校を狙おうと思って特別なことはせずに、日々誠実に過ごしていくのが大切だと思います!

評定平均 : 4.9

・会場試験

(小論文)

A4サイズの問題用紙に書かれている論文を読んで、2つの小論文を書きました。
制限時間は70分。解答用紙はマス目ではなく、罫線だった。

対策:
過去問が1年分もらえるので、それを解いた。
あと、4月帰国生入試の小論文の系統と似ていたので、それをやっておくといいかもしれない。

指定校はほぼ100%合格できるので、過度に心配しなくて大丈夫です!!

(面接)

質問:
1.2040年の自分は何していると思いますか。
2.「真理は人を自由にする」というが、あなたは今、自由ですか。
3.「学問」は、「学ぶ」と「問う」と書くが、あなたが今持っている個人的な問いあるいは社会に対する問いについて教えてください。
4.現在デジタルの教科書が普及しているが、紙とデジタルのどちらが良いと思いますか。5.ICUの学長になったら、実現したいことを教えてください。

面接:
40分間で合計4問聞かれます。(私の場合時間が余ったので、1問追加されました。笑)
4人で1つのグループで、面接官は2名でした。
ディスカッションはなく、1つの質問をされると、受験生は順番で答えていきます。各質問に対して回答していく順番は毎回変えられます。

志望理由のようなオーソドックスな質問ではなく、少し考えさせるような質問が聞かれます。すぐに答えが出なくても、前の人の回答を参考しながら、少し自分の意見を足していけば大丈夫です。

(会場試験のポイント)

全体的にすごくアットホームで、面接官の教授も終始和やかで、とても優しい方でした。小論文と面接の待ち時間で、みんなインスタを交換し始めたり、初対面の人をお弁当を食べたりするので、試験の堅苦しい緊張感は全くありませんでした。

(指定校推薦に関するアドバイスなど)

校内推薦を通過すれば大丈夫!
本番はリラックスして、楽しんできてください!

(最後に一言)

どの大学でもどの入試方式でも、第一志望を大切にして、最後まで頑張ってください。
心から応援しています!

(追加の質問)

・小論文が110分から70分になった影響は感じた?やはり去年の過去問よりボリュームが少ない?
→特に影響は感じませんでした。与えられた資料の量は変わらなかったが、小論文の問題数が5問から2問に減りました。個人的にはむしろ今年の方が時間に余裕があって、やりやすかったです。

・願書の英文抄訳は引き続きあった?
→はい、ありました。A4一枚程度でした。

・TOEFLやIELTSなどの英語のスコアは提出しない?
→英語のスコアは何も求められませんでした。

・当日のスケジュールは?(何時に集合して、小論、お昼、面接は何時ぐらいで、何時に終了?)
→朝9時集合で、午前中に小論文の試験が実施されます。その後にお昼休みがあって、面接は受験番号順に呼ばれていき、終わった人から終了です。面接は午後1時くらいから開始しますが、遅い人は4時半くらいまで待たされるケースもあります。待合室でみんなお菓子を食べたり、雑談をしたりするので、そこまで退屈ではないと思います。逆に早く呼ばれすぎると、友達作りの時間が減ってしまいます(笑)私の予測ですが、ネット出願順で受験番号が割り当てられていく気がします!

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1.お名前、プロフィール

<お名前>

ちゃちゃまる!

<プロフィール>

偏差値70程度の地方私立高校出身
総合型対策に関しては学校の先生を中心に指導していただいた。
ニュージーランド(半年間)、アメリカ(二週間)の留学と研修経験あり

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ぼんやりとICUいいなぁと思い始めたのが高2の夏頃、ICUは私が学ぶべき場所だと確信に変わったのが高3の春でした。このような急激な気持ちの変化の理由は高3の遠足がきっかけです。高校最後の遠足が何故か大学見学だったという謎すぎる出来事が、意外にも私が進むべき道を教えてくれました。私のクラスはICUに見学に行くことになったんです。その日はとても天気が良くて、外で学生さんや教授が対話をしている光景が広がっていました。その瞬間、そこだけ時間がゆっくり流れているように感じ、自由に広大な自然の中で思考を巡らすことができるICUの環境が「あ、私が行く大学、ここだ。」と直感的に、しかしとても強く思わせてくれました。

6.ICUに期待するところ

多様な価値観、異なるバックグラウンドを持ちつつも、ICU Loveな共通の気持ちを持つユーモアあふれる面白い仲間たちに出会って、勉強を頑張りながら、ICU Lifeを存分に満喫したい!^_-

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私は、将来、サードカルチャーキッズ(TCK)を支援するためのサポートを立ち上げたい。TCKとは、複数の文化を背景にアイデンティティを形成する子どもたちを指す。留学中、友人から「帰る国があるのが羨ましい」と言われたことをきっかけに、TCKについて興味を持ち、彼らが自分の居場所がわからないという悩みを抱えていることを知った。私はTCKが帰属意識を持てるような場を提供するとともに、彼らが自己を構築する多様な要素に目を向け、対話を通じて、深い自己理解を促していきたい。このように認知度が低い問題へアプローチしていくため、貴学の「平和教育の理念と実践」、「青年心理学研究」などの授業を受講し、学際的にアイデンティティの形成について学ぶ必要性を強く感じている。また、コミュニティ・サービス・ラーニングに参加し、このようなマイナーな課題に対してどうアプローチしていくかについて、実践を通して考えていきたい。以上の理由から、異文化圏で生きる子どもたちの心に平和をもたらすため、「平和」を建学の理念に掲げるICUで学びたい。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

私は、英語力の向上のみならず、異なる考えを持つ世界各国の人々との対話を通じて、自分の考えを更新していきたいという思いで留学に臨んだ。しかし、実際は自分の意思を相手にわかりやすく伝え、相手の気持ちを理解することの難しさに直面し、友人との交流や参加を希望していた日本語のボランティア活動にも不安を抱くようになった。それでも、限られた半年間を無駄にしたくないという思いから、思い切ってホストマザーに相談したところ、「私はあなたの英語に興味はないの。あなたが一生懸命伝えようとしていることが純粋に嬉しいのよ。」との言葉をもらった。この一言に背中を押され、ボランティア活動への参加を決意した。そこには、年齢、性別、国籍を超えて、日本語を学びたいという共通の思いを持つ人々が集っていた。彼らは不慣れな日本語を使い、日本で訪れたい場所や好きなアニメの話を笑顔で話してくれた。その姿勢に感化され、私も次第に間違いを恐れなくなっていた。
帰国後、駅で道に迷っていたイタリア人男性に自ら声をかけ、目的地まで案内することができた。お互いに英語が第一言語ではなかったが、伝え合う姿勢を持った結果、彼は笑顔で「Grazie」と握手を求めてくれた。言語の壁は伝えようとする努力、勇気、そして行動力で十分に乗り越えられることを実感した。以上の経験を通じて得た気づきやホストマザーの言葉は今でも私の人生観に影響を与え続けている。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

私は、人のために役に立ちたいという強い思いを持ち、相手の抱える問題を解決へ導くために行動することができる。私は留学中に日本語クラスのアシスタントを務めていた。日本への留学を控え、大きな不安を抱いていたクラスメイトのために、彼らを主人公にした物語風のゲームを作り、日本の学校生活を疑似体験してもらうことで、彼らの不安に寄り添った。このことから私は主体的に問題解決に取り組み、世界へと貢献する貴学の理念を全うすることができると信じている。また、私は、中学生の頃からUC Davis主催のグローバル・エンゲージメント・プログラムやアメリカ研修に積極的に参加してきた。この経験から、異なる文化背景を持つ人々とのディスカッションを通して、自分の固定観念を打ち破り、相手の意見を理解することができる。そして、貴学に入学後も多様なバックグラウンドを持つ学生や教授との対話を重ね、私が研究していきたい「TCKのためにできること」についての考えをブラッシュアップし、彼らのためにできることを実行していく。私は、ICUの多様性と共生の理念に沿って、居場所がないと感じている世界の子どもたちが安心して学び、成長できる環境を作ることに貢献していきたい。

b.小論文

小論文では、国際化が進む社会における日本文化の重要性を書道を例に論じた。また、自分が今までしてきた探究活動で得られたアンケート結果を根拠にしたり、他の書類と一貫性をもたせることを意識して書いた。「社会的」に関心が高まっている時事問題は、社会的、国際的な時事問題と言ったら「ウクライナ侵攻」とかニュースでよく耳にする問題だけでなく、個人が置かれている環境によって見える問題は変わるのではないかと思ったので、小論文の冒頭では、このトピックの定義付けを行った。事実、私は代々続く書道家系に生まれ、日頃から書道のニュースを耳にすることが多かった。しかし、同じクラスに書道のニュースを知っている人はほぼいなかった。ここが他の受験生の文章と差別化できたポイントなのではないかと個人的には思っている。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

高校二年生から三年生にかけて活動した協働探究活動について書いた。ここでは、探究活動の「内容」の成果ではなく、グループで議論を進めていくうえで、議論を円滑に進めるために自分はどのような役割を担ったかということについて述べた。「自分は」・「相手は」何を主張したいのかを立ち止まって考えることができる人の存在の大切さと、今のグループには何が足りないのかという視点で自分の役割を見つけたことで、ICUが求めるクリティカルシンキングがあること、人の意見を尊重することができることをアピールした。

d. 推薦状2通

担任(英語科)
私が在籍していた国際コースのコース長(英語科)

e. 成績書類

英検準一級(CSE score 2451)

評定平均 = 4.7

f.一次試験(書類審査)のポイント

(1)とにかくいろんな人に見てもらう
私のこと、私がしてきた活動をよく知っている両親、先生方、友達、先輩はもちろん、私は母の職場の人事部で採用担当をしている方にも見ていただきました。そのおかげで、初めて自分の書類を読んだ人にも、私がしてきたこと、そしてICUでしたいことを文章で伝えつつ、私という人間がどういう人なのかが伝わるかどうかを確かめることができました。また、フィードバックももらえたので、面接の時に説明を補ったほうがいい箇所を把握できました。

(2)添削記録をつける
先生方に添削を受けたあと、添削前の文章は取っておくのがおすすめです。やっぱりこの表現のほうが良かったと思う場合があるので、念のため残しておくことをおすすめします。そして記録をつけることにより、一次合格まで「これだけやったから大丈夫」と自信を持てる材料にもなると思います。

(3)ICUの情報オタクになる
私は書類を書くときに、ICUが求める人物像と今までわたしがしてきた活動、そして自分の資質が一致しているよ!ということをアピールすることを一番心がけていました。なので、ホームページ、学長インタビュー、パンフレットを見たり、実際に授業(オーキャン行けない人はICU Open Course wareで検索すると教授の録画動画が視聴できる)を受けたり、過去問の文章(人文社会は実際にICUの教授が書いた論文)を読んだりして、そこから着想を得る、人物像を掴むようにしていました。

(4)準備は早めに
ICUは、他大学と比べ、提出書類が多い+全部手書きなので、日にちに余裕がないと汚い字で提出することになってしまったり、ミスも増えます。日にちの余裕は心の余裕につながるので、準備は早めに計画を立てて進めておくと安心です。

g.面接 (二次試験)

3つのセクションに分かれていました。(1)自分が書いた書類の内容を全体的に聞く(2)時事問題に関して(3)教授とあるトピックについてディスカッションの計20分で行われました。
・志望理由をなぜ、ICUでなければならないのかに触れて述べてください。
(志望理由書に書いたこと+ICUの教育が自分に〇〇な点で必要不可欠だと回答)
・国際的な大学はたくさんあるのですが、あなたはICUのどんな魅力に惹かれ、そして〇〇さんは、何がきっかけで貴学を志望しましたか?
(紛争や貧困といった目に見えるものだけに対する平和だけでなく、対話を通して、一人ひとりの考えと向き合うことで、個人間の心の平穏、平和を叶えることができる平和教育に魅力を感じた。また、志望のきっかけは、教授と学生が外で対話をしている様子を見て、その瞬間に絶対にICUで学びたいと思ったからです!)
・最近、気になる事件・事故はなにかありますか?
・↑に対して、日本は今後移民してきた人、または移民問題についてどのような対策や取り組みをしていけばいいか(その後も深堀りされた)
【ディスカッション】:面接官の言う主張に賛成か反対かを答える質問
お題→世界を平和に、平等にするために国境はなくすべきだ。賛成か、反対か(ある程度賛成、ある程度反対の立場を取ることも可能)
(反対。平和の形はみんな違うので、今ある、それぞれの平和を守っていくことも大切なことであると考えるから。+ウガンダと日本の比較で具体化)

一人は比較文化を担当している先生、もう一人は韓国人の先生でした。時間は結構正確に20分を守っていた印象があります。すぐに案が思い浮かばなくても、「少し考えてもいいよ。」とか「〇〇の視点で見てみるとどうかな」と考えを引き出してくださって、落ち着いて考えることができた反面、日頃から考えていた社会問題に関する自分なりの回答がかなり助けになったので、思考、知識の積み重ねがとても大切だと実感しました。

二次試験ポイント

全力で楽しんで、最後まで自分を信じ続けることが大切だと思います。私は、学校で練習していただいた際、前日まで面接で自分の納得の行く回答ができていませんでした。このままじゃ落ちると思い泣きそうになりましたが、絶対にICUに行きたいという思いを最後まで持ち続け、面接に臨んだ結果、「楽しかった!これで落ちても悔いはない」と思える面接をすることができました。結果を待っている間は、一般の対策をするようにしていましたが、正直、気が気じゃなかったです、「合格する」、「言いたいことを簡潔に言えるようにする」っていうのももちろんすごく大切なことだと思いますが、一番大事なのは「憧れのICUの先生とお話できるなんて、楽しみすぎる」っていうマインドでいることと、自分の志望理由に関しては「私が一番この問題についてよく知っているし、私じゃないとできない、ICUは私を取らないと損するぞ!」っていう少しナルシスト気味な考えで挑むと強くいられると思います。

8.最後に一言

私は、対策を始めてからずっと、このサイトにお世話になっていたので、合格したら絶対貢献しようと思っていました。特に、りんごさんの体験記を読んで、辛いときも頑張ろうと思い直すことができました。私の体験記がたくさんの受験生のお役に立ててれば幸いです。

私は本当に沢山の人に支えられて、最後まで憧れだったICUへ合格するために駆け抜けることができました。総合型選抜は、自分は絶対にこの学校で勉強したいんだという強い気持ちと忍耐力、そして謙虚な心と周囲の人への感謝の気持ちが大切です。それが辛いときに原動力になるからです。なので、「絶対にこの大学じゃないといけないんだ」と言う気持ちの持ち主は総合型選抜に挑戦するべきだと思います。私は、メンタルは豆腐くらい弱かったけど、絶対にICUに入りたいという思いは誰にも負けてなかったと思います。強い思いを持って、主体的に行動し続け、「合格」を掴んでください。応援しています!

追加の質問

・志望動機等を記入する願書はノートのように横線が引かれており、原稿用紙ではないので、ある程度字数調整ができます。各問いは何文字ぐらいを想定して準備されましたか?(500文字から600文字ぐらい?)

私の場合は、各問、450-600文字を目安に書きました。個人的に、人生観への影響が短くすることができなかったので、他の二つの問いと比べて文字数が多くなってしまいました。しかし、どのパートでも意識するべきことは、初めて自分の書類に目を通した時に、わかりやすい、かつ面白いと思ってもらえるかということだと思います!あと丁寧な字です!

・二次面接を3パートに分けて分析されておられますが、パート1,2の終わりには、切り替えのようなものはあったのでしょうか?(次はこれをいきますみたいな?)

面接官にはっきり言われた訳ではないですが、面接を終えて分析をした結果、主に3パートに分かれていたなと思いました。事実、私の学校で一昨年、ICUに総合型で合格した先輩も、最低、(1)志望理由 (2)最近関心のあるニュース (3)ディスカッションをするための一般教養だけはおさえといた方がいいよ!とアドバイスをしてくださった覚えがあります!

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1.お名前、プロフィール

<お名前>

かいろ

<プロフィール>

東京都内の高校(偏差値55くらい)
予備校には通いませんでした。
趣味:野球観戦、テニス
部活:テニス部
海外経験:高校1年生の時に高校のプログラムでオーストラリアに2週間ほどホームステイをした経験だけです。

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校1年生くらいの頃に、Youtubeを見ていた時に何かでICUを知った覚えがあります。
高校2年生になって志望校を考え始めた際にICUについて調べてみると、入学前に専攻を決めなくて良い点や、英語に力を入れている点に惹かれて志望しました。
他には
・ICUに入って優秀な学生に囲まれて刺激をもらいたかったから
・大学で遊び呆けたくなかったから
・キャンパスの緑が好き
などの理由がありました。

6.ICUに期待するところ

ELAでの英語力向上はもちろん、多様な学生との交流を通して自分の世界を広げていきたいです。

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

社会において、多数派や社会的影響力のある人だけではなく、マイノリティや弱者などを含むあらゆる人の意思の反映が重要である。そのような社会の実現のためにICUで学びたいと言う趣旨を書きました。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

自分自身が社会的にマイノリティである要素を抱えており、その要素のせいで自分の意見を言えなくなっていたが、ある転機をきっかけにそれが克服され、自分の意見を言えるようになった。マイノリティであっても自分の意見を表明することで社会や組織全体にとってもプラスの影響をもたらすことがあるという意見を自分自身の経験を通して書きました。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

まず一つ目として、願書-2のマイノリティであると言う特性から、少数派の意見を議論に反映させられることができるという点を書きました。少数派の人々の声を聞くなどした高校時代の経験を書いた後、最後に「貴学の多様な背景・考えを尊重し、共に学び・意見を交わすことを目的とする対話型の授業に貢献できると考える。」と書いて締めました。
二つ目は、様々なバックグラウンドを持った学生や教授などを巻き込んだ授業外の学びの場の創造ができると書きました。自分には想像しづらい人たちの視点を理解することで自分の視野を広げられるのでそのような場を作りたいと書き、こちらも最後は「このような対話の場の創造は、貴学の『多様な価値観を持つ人々との共生を実現する』という理念に貢献できると考えている。」と書いて締めました。
ICUの理念の実現のためにどのように貢献できるのかというのを明確に分かるように書くことが大事だと思います。

b.小論文

トピック(3)古典探究、日本史探究、世界史探究、理数探究基礎、あるいは総合的な探究の時間などの探究型学習で取り組んだ課題とその成果の要約

(3)を選び、高校時代に約1年半かけて行った卒業研究で得られた成果を書きました。トランスジェンダーやXジェンダー生徒が過ごしやすい学校づくりについて研究を行い、その研究動機、調査内容、調査の分析、実際に提案した学校の改善案の要約、この研究を行うにあたって重要であると感じたこと、今後の展望、という順序で書きました。この書類を書き始める前に1600字の研究要旨を高校提出用に作成していたので、そこまで時間はかからなかったです。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

高校2年性の時のテニス部の部長の経験を書きました。部内は、大多数のエンジョイ勢部員と少数のガチ勢部員が共存していた。→よくよく部員の声を聞いてみるとどちらも「仲間との素晴らしい経験」を願って部活に来ていたことがわかった。→見出されたこの共通の目的は部活動全体の発展に寄与した。→リーダーシップというのはトップに立って指示を出すだけではなくて、組織の構成員の声を丁寧に聞いてそこから生まれる気づきを運営に反映させることだということを学んだ。というような感じで書きました。

d. 推薦状2通

(1)高校の担任の先生
(2)高校の卒業研究の担当の先生

e. 成績書類

英検準一級(CSEスコア2531)
TOEFL ibt 71

評定平均 = 4.3

f.一次試験(書類審査)のポイント

ICUの総合型は一次でかなり落とされると噂されていたので書類作成にはかなり力を入れました。夏休みくらいからそろそろ書き始めないとと思い、自分で書き始めましたが、やはり第三者から文章を見てもらうのはすごく大事なので、僕は書類作成に慣れている親戚の人に頼んで添削をもらっていました。添削を重ねていくにつれてどんどん良くなっていったので、一人だけで全てやろうとするのは危険だと思います。また、願書・小論文・自己活動歴と自己分析の書類に、ある程度の一貫性を持たせることも大事だと思います。僕の場合は、少数派の声が反映される社会を実現したいという軸で、小論文や自己活動歴も書きました。

g.面接 (二次試験)

面接はオンラインで、男性の方一人と女性の方一人の試験官でした。面接が始める前までの待機室のようなものはなく、集合時間から5-10分くらい待った後に直接試験室に飛ばされて始まりました。始まるまでの時間すごく緊張していたのを覚えています。質問はほとんど書類に関する質問で、何問かごとに交互に質問されました。具体的な質問は、
・このような社会の実現のためには具体的に何をする必要があると思いますか?
・ICUの分野横断的な学び方に欠点があるとすれば何ですか?
・テニス部の部長の経験で上手くいかなかったことを教えてください。
・卒業研究で上手くいかなかったことを教えてください。
・卒業後のビジョンがあれば教えてください。
・民主主義社会においては多数派の意見が通りやすいと思うのですが、書類に書いている「多数派と少数派のニーズの両立」について意見を聞かせてください。
などでした。
試験官の教授の先生方は終始ニッコリ笑顔で話を聞いてくださって全く圧迫面接ではなかったので話しやすかったです。質問がまだ続きそうなところで、「あ、もう20分ですね」となりいきなり終わったので正直困惑しました笑。一つの質問に対してすごく長々と話してしまったことが反省点です。

二次試験ポイント

とにかく面接前に練習を重ねることが大切です。自分の中で言いたいことがあっても、喋ってくださいとなると意外と話せないものです。僕の場合は、学校の先生と何回か練習をしてもらった他、書類の添削をしてもらった親戚の人とも何回か行いました。二次試験では書類に書いたことを自分の言葉で伝えることができれば必ず突破できるはずです。面接当日はもちろん緊張すると思いますが、一次を突破できた自分なら大丈夫!というマインドで頑張ってください!

8.最後に一言

オンレクは予備校に通っていなかった自分にとって、一般選抜対策はもちろん、総合型選抜対策も大変有益に活用させていただくことができました。本当にありがとうございました。

総合型選抜での書類作成や面接は、自分が大学で何をしたいのかを考えて自分の言葉で表現する上でとても有意義な経験になりました。一般選抜の対策をしつつ、チャンスが1回増える!くらいの心意気で受験を進めると良いと思います。

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1.お名前、プロフィール

<お名前>

れもん

<プロフィール>

偏差値70程度の地方公立高校・通塾無し

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

夏にICUとMiddlebury College主催のReconsidering Peace in Liberal Artsに参加し、ICUのリベラルアーツに魅力を感じたことに加え、アカデミックイングリッシュの読み書きはできるが英語でのディスカッション能力の無さを痛感したから。ディスカッションが盛んな授業をたくさん取り、その能力を向上させないことには社会で活躍できないと感じたから。

6.ICUに期待するところ

リベラルアーツ教育を楽しみにしています。興味が多分野に広がっているので取れる限りたくさんの授業を取りたいです。

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

大体の流れを書きます

1、自分が作り出したい社会の姿
2、実現させたい社会のために自分がこれまでどのような活動をしてきたか(環境ボランティアや、大学のsummer intensive courseやspring intensive courseの受講など)
3、そこから、大学に求めることを書いた
4、ICUの授業や理念を具体的に述べ、ICUが自分の夢を実現させるためにいかに必要かを述べた

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

サイエンスキャンプに参加したときに、世界・日本のSTEM業界の最先端を行く科学者や教授の言葉から自分がいかに今まで身の回りのことを当たり前として受け止めていたのか、キャンプでの過程も含めて具体的に書いた。そこから、ICUの理念の一つである批判的思考を通して自分の常識を疑うことの大切さを感じた、それが今の生活にどうつながっているか、みたいなことを書いた。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

学生団体で行っていた活動やイベントを通して、ICUのどの理念に自分がフィットするのか書いた。ICUの理念にどう貢献できるかを示した上で、説得力を持たせるために具体例として過去の経験や活動を述べることが大事だと思う。

b.小論文

2(あなたが感銘を受けた芸術作品(絵画、文学、音楽など)、歴史的エピソード、科学的業績など)を選んだ。脱炭素化について興味があったのでそれに関連した研究を大学で2年くらいしていたことを書いた。研究を通して痛感した、今の社会に足りていないことや自分が課題意識を抱いていることを書き、それを解決するために必要なことや、ICUでしたいことにもつなげた気がする。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

主に部活について書いた。そこで、リーダーシップをアピールした。そこでも、ただリーダーシップを述べるのでは無く、ICUが大切にしている、「他者との対話」に自分のリーダーシップがどう通じているかを書いた。そのリーダーシップを発揮する過程で出した創造性についても述べた。

d. 推薦状2通

担任と部活の顧問

e. 成績書類

TOEFL iBT 108点
評定平均 = 4.9

f.一次試験(書類審査)のポイント

自分がどういう人かを表すとともに、どうICUにフィット・貢献できるかを精一杯表すこと

g.面接 (二次試験)

書類について、というより、私がしていた活動に面接官の先生方がとても興味を抱いていらっしゃったので、活動内容をより具体的に説明するのが多かった。また、多様な活動をしていたこともあり、「数多くの活動を通して自分が無意識に抱いていた偏見や思い込みはあったか」ということなどを聞かれた。それらの質問に答えるときも、どうICUにフィットするか、自分の興味分野は何か、をからめて答えるように意識した。

二次試験ポイント

とてもなごやかでした。社会問題など、ディスカッションのようなこともするのかと思っていたら、すべて私の活動や将来についてだったので話しやすかったし、話していて楽しかったです。注意点は特には無いと思いますが、書類と同じように自分が考えていることを的確に言語化できるようしておくことが大事だと思います。

8.最後に一言

総合型は自分がしたいことや自分について見つめることが大事です。そのため、そのことを考えずに大学に入るよりも圧倒的に学びたいことが鮮明になっているのでモチベーション低下が少ないと思っています。

大変かも知れないですが、応援しています!!!

(追加の質問)

・高3でTOEFL 100オーバーはすごい。どうやったらそんなハイスコアを取れるの?海外経験は?参考になるテキストは?

→海外経験はありません。TOEFLの問題をするというよりは、Readingであれば英字新聞や海外のニュースサイトを読む、ListeningであればTEDを倍速で聞いて速さに慣れる(同時にメモスキルも身につける)、などをしていました。海外経験が無いからこそ、ひたすら努力する以外に道は無いと思い、日々少しずつでも良いから学習を積み上げることに専念しました。

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1.お名前、プロフィール

<お名前>

カウアイ

<プロフィール>

首都圏の難関私立中高一貫マンモス校
高2の10月まで軽音楽部でかなり真面目に活動していました
留学、研修、ホームステイなどの海外経験は一切なし

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

両親がICUの卒業生だったので、幼少期から自然と目指すようになった。高校に入ってから、自分の研究したい内容はICUで研究するのが最適だと気づき、第一志望校にした。

6.ICUに期待するところ

ELAによる徹底的なアカデミック・イングリッシュの強化。その後、世界中の文献を読みながら、自分の興味に合った、専攻の枠にとらわれない自由な研究を行いたい。

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

両親からの影響に軽く触れたあと、自分の興味のある「日本企業における男女格差と社会構造の関係」の研究が、学際的であること、また諸外国と比較するため英語の文献や研究を読んで活用する力が必要なこと、そしてジェンダー学に属する研究ではあるが、統計や社会調査といった社会学の知識も必要であるから、ICUのダブルメジャー制度や充実した留学制度のもとで研究を行うのが最適だと述べた。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

主に英語学習の経験や意欲について書いた。幼少期に英語で外国人と会話する両親を見て、英語で世界中の人とコミュニケーションをとりたいと考えたことが学習のきっかけで、中学生のうちに英検2級を取るなど先取り学習に励んできたことをアピールした。しかしその後ネイティブとの会話で自分の語彙力や表現力の不足を痛感し、意欲が落ちてしまったが、英語学習の原点である「対話の道具を身につけたい」というきっかけを思い出し、失敗を恐れずアウトプットの機会を増やすことで会話を楽しめるようになった、と書いた。この質問だけは、きっかけ、挫折、原点に立ち返って前進、という流れを強調するため、ストーリー仕立てにした。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

ICUの「学問への使命」に共感していると最初に書き、具体的には授業内のディスカッションによって貢献できると主張した。ディスカッションについて、意見の優劣をつけるためではなく、より良い答えの追求のために行われるものだとした。その後自分のワークショップ運営活動を引用し、学校と自分、そして外部団体それぞれの希望をすり合わせ、より良い内容を追求した経験から、ICUの授業内でもファシリテーション能力を活かしてディスカッションを活発化させることができる、と書いた。

b.エッセイ

「社会的または国際的に関心が高まっている時事問題」のトピックを選択し、「日本企業の女性進出が停滞する現状の考察と提案」というタイトルで書いた。
まずジェンダーギャップ指数などの分かりやすいデータをあげ、その原因の一つが男女間の労働格差だとした。そして日本型雇用慣行や年功序列型賃金がこの格差の改善の障害になっていると主張し、従来の育休・給付金重視の施策がニーズと合致していない現状を述べた。さらに、格差是正のための積極的差別は男性への逆差別になったり、会社の成長を阻害するのでは、という想定される反論に対し、働き続けることを前提とすると一見平等に見える昇進・雇用システムが格差や差別を不可視化しているだけだと反駁した。
そして具体的な改善策として、男女の管理職比率がほぼ半々の会社を例として取り上げ、時短勤務や復職プログラム、相談センターなど多角的な支援が必要だとした。最後に女性進出による経済効果の展望のデータをあげ、日本の将来にとって女性進出が急務であるとまとめた。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

主に高校3年の4月に主催した、外部団体を自分の高校に招いたワークショップと座談会の運営経験について書いた。自主性とリーダーシップに焦点を置き、今まで生徒主導でこのようなワークショップが行われた前例がなかったので手探りながら企画書を書き、開催日時や場所の交渉をしたことを書いた。また、活動の宣伝を行いたい外部団体と、後輩の進路選択の一助にしてほしいという自分の希望を何度も会議を重ねてすり合わせ、結果的に参加者への事後アンケートでも非常に満足度の高い企画が行えたことをアピールし、これは自主性を持ちつつも他者との協力を怠らず、信頼関係を築いて交渉や会議を粘り強く行った結果だ、とまとめた。

d. 推薦状2通

担任から一通、ワークショップ開催時にお世話になった、自分の学年の学年主任から一通。

e. 成績書類

英語:
TOEFL ibt 85
英検準一級 (CSE2373)
GTEC 1192

評定平均 = 4.3

f.一次試験(書類審査)のポイント

全ての書類において、じっくりと時間をかけて、自分の強みやアピールポイントがどのようにICUに適合しているのかを説得力を持って示す必要があると痛感した。また、試験官は提出する書類を全て見て判断するので、私は書類全体に自分の強みやアピールポイントを分散させて答えた。
例えば小論文の「社会問題」と願書質問事項の「志望理由」で実際に専攻しようとしている分野がICUのメジャー制度に適合していると主張し、「人生観に影響を与えたこと」ではICUの教育のもう一つの特徴であるELAに関連付けて、自らの英語学習の意欲について書き、「ICUの理念実現のために貢献できること」では実際の授業を見据えて、「自己活動歴」に書いたワークショップの経験を理由としてディスカッションにおけるファシリテーター役での活躍の期待をあげるなどした。
このように、提出書類全体で伝えたいことを先に考え、それぞれの質問や書類に落とし込んでいくというプロセスを私はとった。

g.面接 (二次試験)

面接官は物理学と教育学の教授で、自分の希望する専攻とは全く異なった。
志望理由に「社会学とジェンダー学をダブルメジャーで研究したい」と書いたので、まずそれぞれの学問についてどう捉えているか、という概念的な質問から入り、どうしてこの二つを選んだのか、について詳しく聞かれた。
自分はジェンダー学についてはしっかり答えられたが、社会学については後から興味を持ったものだったので、曖昧な答えしか言えなかった。ダブルメジャーやメジャーマイナーを選択したいと書いた人は、必ずどちらの学問も定義や最終目標についてしっかり言えるようにした方が良い。
その後、小論文の内容に関連して、日本型雇用慣行がどうして改善されないのか、非正規雇用の増加がどんな悪影響を及ぼすのか、また諸外国と比較して取り入れた方が良い制度はあるかなど、かなり深掘りされた。
これについては対策が非常に難しいが、少なくとも社会問題について小論文を書いたなら、その分野の最新の情報、可能ならば研究や社会調査の結果もチェックしておくと役に立つと思う。私は直前にニュージーランドの女性進出の取り組みについて調べていたので、それに助けられた。
最後に活動歴に関連して、リーダーシップをどのように発揮したか少しだけ聞かれた。ほとんど書類に書いたことと同じことを話した。

二次試験ポイント

ウェブ面接なので、カメラをしっかり見ると好印象だと思う。書類との整合性もおそらくチェックされているので、簡単でも良いから自分の回答の軸になる(と思われる)書類に書いた事項をまとめて覚えておくと役に立つと感じた。

8.最後に一言

私は周りの人によく「総合型と一般の勉強を両立できるの?」と聞かれたが、結論から言えば「不可能ではない」と思う。
私は私立文系の3教科にあらかじめ絞り、1学期のうちに世界史と現代文の基礎を固め、夏休み中は英語と総合型の書類作成に全力投球した。ICUは総合型の試験や発表が早いので、2次で落ちてしまってもなんとか一般に間に合わせることができるようスケジュールを組んでいた。それでもタイムマネジメントは他の一般受験生と比べてかなり厳しくなることは覚悟した方がいい。ただ、どうしてもICUに行きたいという人にとっては、直接教授に自分の強みをアピールできる入試方式だと思うので、提出書類の多さを恐れないで頑張ってほしい。
私は海外経験があったわけでも、これといった受賞歴や部活での活躍があったわけでは無いが、ICUの教育が必要で、自分を合格させることでICUにどのようなメリットがあるかをきちんと示せたから合格できたのだと思う。ぜひそこを意識して挑戦してほしい。
狭き門ですが、全力で叩けば開きます。後輩のみなさんのことを応援しています。

(追加の質問、提出した英語のスコアに関して)

TOEFL ibt 85/英検準一級 (CSE2373)/GTEC 1192

・この3つだとTOEFLだけを提出した?あるいは現行の制度だと全部アップロードできるので、全部の成績をアップロードした?

→全部の成績をアップロードしました。

・GTECを受験したメリットはあった?

→実はこのスコアは学校で強制的に受験させられた結果を提出しただけなので、わざわざ受験するメリットがあるかと言われると微妙です。

私はたまたまリーディングとリスニングが両方満点の成績を出せたので、「どんな形式のテストでも安定して高スコアを出せる英語力がある」という点のアピールになるかと思い、他のテストの結果と合わせて提出しました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ぺたる

<プロフィール>

・偏差値45程度の私立高校出身
・生徒会執行部に所属

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

中学生の頃にテレビ番組の「ハモネプリーグ」で知りました。アカペラサークルのICU生が出演しており、多種多様なバックグラウンドを持つ仲間との絆が感じたのを覚えています。これを機に詳しく調べてみると、英語教育が充実している点や、入学前から専攻を決めずに幅広い学問分野を自由に履修できる点から、まさに私が理想としている環境がこの大学にあると考え、さらに憧れを抱くようになりました。

6.ICUに期待するところ

英語力の向上はもちろん、さまざまなバックボーンを持つ同志と出会い、互いに切磋琢磨し合いながら遭遇したことのない困難に立ち向かっていきたいです。

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

自分にとって新たな世界との接触であり、大きな喜びである「出会い」を求めてICUに旅に出て学ぶ決意をしているということを今までの体験に触れながら書きました。そして貴学で「争いの種を減らし、平和を築くためのアプローチ方法」を模索していきたいという熱意を伝えました。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

ある公演会に参加した際に、私が感銘を受けた医師の生き様について述べ、それからどう考え行動していったのかを書きました。「人のために生きる」という先生の生き様を見習い、自分の生徒会活動に向き合い続けたというつながりを意識しました。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

ICUにはさまざまな個性や価値観、志を持った学生が集うため、私はそこでパイプ役となり「対話」による新しい気づきや学びを生み出すことで貴学に貢献できる人間であるということを伝えました。今まで触れてきた日常のさまざまな出来事を通して自分自身が自信を持って言える強みは何なのかを見つける機会になりました。

b.エッセイ

「あなたが感銘を受けた芸術作品(絵画、文学、音楽など)、歴史的エピソード、科学的業績など」の項目を選択し、私の生まれ育った寺院に長年飾られている仏教的な教えにもとづく絵画について書きました。その絵画が現代の社会問題(パレスチナとイスラエル間の紛争を挙げました)につながる点を見いだし、作者が伝えたかった私たち現代人への希望を考察しました。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

1年生の頃から所属し続けていた生徒会執行部での活動について書きました。特にアフターコロナを担う生徒会執行部だったため、学校行事の改革に注力したことを取り上げました。生徒会執行部に入ろうと思ったきっかけから、文化祭での困難さ、自分の行動によって環境が変化した喜び、試行錯誤の繰り返しである事前準備の大変さ・重要さ、リーダーシップのあり方まで隅々まで正直な思いをぶつけました。

d. 推薦状2通

・担任の先生
・幼少期からお世話になっている知人(キャンプや田植え・稲刈りの手伝いなど)

e. 成績書類

英語 = 英検2級(CSEスコア2065)
評定平均 = 5.0

f.一次試験(書類審査)のポイント

私は書類作成を夏休みから開始していたのですが、初めはまとまりが見られずとても苦戦しました。文章に一貫性を持たせることは大事ですが、あくまで自分のオリジナリティは尊重し続けて書くことが求められているように感じます。ありのままを表現することで選考の際も、偽りのない思いを受け止めてくれるのだろうと期待しています。
また、ICUの書類は種類が多い+全て手書きなので恐ろしいです。私は出願締め切りの前日に清書を詰め込んでしまい大変でした、、早め早めの用意をおすすめします。

g.面接 (二次試験)

zoomでのオンライン面接で、待ち時間が20分あり、待合室のような場所はなく急に画面が切り替えられ、そこにはお二方の面接官がおられました。女性と男性の先生で、まずはじめに女性の先生から質問がありました。内容としては、高校生活についてや書類で書いたこと中心でした。次に男性の先生。ここからが我慢の始まりです。小論文で書いたパレスチナとイスラエル間の紛争について知識があるかどうか、それに対して自分はどう考えているのかを残りの約20分間ひたすら問われました。本当に厳しい質問ばかりで、あまり知識をつけていなかった私にとって恐ろしい時間になってしまいました。何を言えば良いのかあやふやでしたが、とにかく自分の思いをはっきりと言い切ることを意識していきました。面接が終わった最後に退出ボタンを押すときには、今にも泣きそうな震える声で「失礼します」と言うくらいまでメンタルがやられてしまい、その日から数日間はそのことばかり考えてしまい、苦しかったのを覚えています。

二次試験ポイント

私は準備していた志望理由などは一切聞かれず知識ばかり問われる形となりました。そのため、自分自身が書いた書類を読み込んでスラスラと伝えられるようにしておくことが大切です。「相手がこうだったから、自分もそうだろう」ではなく、どんな場面に遭遇しても対応できる力を培っていただきたいです。自分が書類に気になるニュースについて少しでも取り上げたならば、それについて深掘りされても良いように準備することが抜けていて悔しい思いをしたので、いろんな状況が考えられます。

8.最後に一言

正直私は、2次試験の面接終了時点で受かる気が全くしていませんでした。うまく受け答えできた感覚がなかったからです。だから、いまだに合格したという現実が信じられません。中学生の頃から憧れていた、手の届かないと思っていた大学にまさか春から入学できるだなんて、、やっぱり人生何が起こるか分かりませんね。チャレンジしたい!という思い一心でここまできました。この気持ちを大学生になっても大切にしていきたいです。入学までの5ヶ月間、精一杯できることをして新たな人生への旅に出発する準備をします。
春から入学。ICUで出会う皆さん、これからよろしくお願いします!
受験生の皆さん、大変な時期かとは思いますが、みんながあなたの味方です。応援しています。

plus.このサイトで昨年の合格者であるコロンブスさんの合格体験記を読ませていただき、とても身近に感じていました。自分と似ている境遇だったため、とても心強かったです。本当にありがとうございます。

・二次面接に関しての追加の質問

(先に女性の先生が10分、後に男性の先生が20分ということは全体で30分ぐらいあった?)

ちょうど30分ほどの面接でした。過去の受験レポートを見る限り、面接時間は20分だとどの先輩方も書かれていましたが、体感は早く終わったという感じです。

(準備していた志望理由などは一切聞かれず知識ばかり問われる形となった、という部分は具体的にはどういう質問?)

例えば前半の女性の先生は、主に小論文以外の書類から質問されました。具体的には、書類ではこう書いてあるけど、そう思ったきっかけは?とか、おさらいとして自己分析で書いた高校生活で力を入れた活動について教えて。などです。先輩方の受験レポートに記載されていた、なぜICU?という志望理由系の質問は聞かれなかったので、面接官によって気になる観点が異なることが身に染みて感じました。

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

ぱかぱか

<プロフィール>

東京都の私立高校出身です。
予備校には通ったことがなく、独学のみで中高生活を送ってきました。(少なからず節約できたお金で、新たなチャレンジを沢山していきたい☆)

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

ICUのことは、中学生の時からなんとなく耳にしていたので知っていました。本気で志望校として目指すようになったのは、高校2年生の冬です。
それまではなかなか自分の行きたいと思う大学が見つからず、モヤモヤと模索し続けていました。しかし、偶然読んだICUのアドミッションポリシーに、私は導かれてしまったのです。
自分の姿とアドミッションポリシーが重なり、「ICUこそが進むべき道だ!!」と確信したときの胸の熱くなったあの気持ちは、今でも忘れられません。

6.ICUに期待するところ

「Isolated Crazy Utopia」とも称されるICUだからこそ、ユニークな仲間たちと出会えるのだろうと期待しています。
学生、先生同士の「対話」が多いといわれる授業が楽しみです!!

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

私の場合、自分の将来像や夢など、実現したい・叶えたい「未来」について書きました。
その「未来」のためになぜICUを志望するのか?なぜ他にも色々な大学がある中からICUを志望するのか?熱意が伝わるようまとめ上げるよう意識するのが大事だと思います!
また、「リベラルアーツ」について、詳しく書きました。しかし受験生の大半がこの「リベラルアーツ」を志望動機に述べているだろうと推測します。そのため、個性を出すために、「リベラルアーツ」についてのより深い理解を示せるよう工夫する必要があると思います!

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

この問いに答えるためには、自分と向き合うこと・自己内省が本当に鍵だと思います。私はこのエッセイに取り組んだおかげで、「自分」がどんな考え方をして生きてきたのか…等、自分への理解が深まりました。17年間の人生を「総ふりかえり」することをオススメします。大変かもしれませんが、いわゆる「受験対策」だけに留まらない、生きていく上で非常に意義のある発見が出来ます!!!!大きな成長に繋がること、間違いありません!!
(自分のことって、分かっているつもりでも、意外と言語化しようと思うと難しいし、認識できていない部分が多くあるのだと、痛感するばかりでした…!)

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。その理由も含めて述べてください。>

この問いの真意を勘違いしている受験者が多いと聞きます。問いに正しく答えることが本当に大事です。ICU側が何を聞いているのか、勘違いして書き進めていませんか?確認してみてください!
もし不安であれば、誰かに見てもらうと良いと思います!
私の場合、「その内容、聞かれてないよ。」と他者から教えて貰えたことで、間違いに気づくことが出来ました。
具体的に、ICU入学後にどんなふうに自分が貢献していくか、述べられるように意識するのがポイントだと思います!

b.小論文

(3)を選びました(古典探究、日本史探究、世界史探究、理数探究基礎、あるいは総合的な探究の時間などの探究型学習で取り組んだ課題とその成果の要約)。

小学校2年生の自由研究から始まり、今までずっと取り組んできた「探究」を、アピールしました。
3つもテーマの選択肢がありますが、いずれにせよ、ポイントとしては、主張をしっかりと根拠立てて論じることだと思います。(と言うと、簡単に聞こえますが、書き進めていくと意外と抜けがちになります。笑)
また、「小論文」なので、しっかり小論文のルールを守るように意識すると良いと思います。
自分が書いていて「楽しい」と思えるトピックを選ぶのが良いと思います。書き手がつまらないと感じる文章は、読み手を疲れさせてしまいます。
また、本を読んだり勉強したりする、テーマを深堀する時間が、苦痛になってしまっては、長続きしませんから!

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

高校2年生の1年間の留学期間で取り組んだ活動について書きました。
「自己活動歴と自己分析」ですから、問われている通り、〇自主性〇リーダーシップ〇創造性という観点に基づいて、的確に自分の活動を分析するのがポイントだと思います。
意外と800字という制限字数では、書きたいことを全て述べるのには足りないくらいです。「これだけは絶対伝えたい!」と、自分が譲れない部分を明確化させておくのは、推敲の時のコツかもしれません。

d. 推薦状2通

(1)在籍校の担任の先生(2)留学先の先生
自分のことをよく理解してくれている方に依頼できると良いと思います。

e. 成績書類

英語 = 英検準1級
評定平均 = 4.3

f.一次試験(書類審査)のポイント

取り繕うことなく、ありのままに、自分らしく!
伝えたいと思うことを、率直に書く!
合格した今ふりかえると、これが大事なポイントだったと思います。

g.面接 (二次試験)

オンライン面接でした。2人の教授が担当してくれました。
自分の提出した書類に基づいた質問がほとんどでした。

二次試験ポイント

ICUの教育が重視するもののひとつ、「クリティカル・シンキング」という言葉をご存知でしょうか?
まさに面接官の教授方は「クリティカル・シンキング」を駆使した質問を飛ばしてくれます!(笑)自分の書いた書類が熟読してもらえているのだと、びっくり嬉しくなったのを覚えています。
1次書類で嘘や偽りを書いたらば、しっかり見抜かれます。本当の自分をICUに伝えるのがベストです!

8.最後に一言

一般受験でも合格できるくらいの実力を身につけつつ、「受験のチャンスがひとつ増える♪」という心持ちで総合型選抜に挑むのが、
もしも不合格であった時のメンタル的にも、ベターです!また、入学後に困らないためにも、読書や勉強は怠ってはいけないと思っています!
ICUへの理解も深まるので、ぜひ過去問の特に英語の長文を読むのがオススメです!
みんなで一緒に、頑張りましょーう!!

2025ICU入試合格体験記,ICU入試合格体験記

1.お名前、プロフィール

<お名前>

あるぱか

<プロフィール>

出身高校:都内の男子校(偏差値:65程度)
部活:アクアポニックス同好会
趣味:旅行

2.受験形態

総合型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校がICUと高大連携をしており、年に4-5回程度ICUの授業に参加する機会があったので、ICUを志望した。
夏に開催されたReconsidering Peace in Liberal Artsという宿泊プログラムで、ICUの学習環境が自分にとてもあっていると感じたためICUを選んだ。

6.ICUに期待するところ

ICUのリベラルアーツという特徴を活かし、環境研究学と開発研究学という文理それぞれの学問を同時に学びたいと考えている。

7.受験対策

願書-1<ICU を志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICU で何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>

高校での探究活動から途上国の環境問題や農業分野(食料安全保障など)に興味を持ち、ICUでは環境研究学と開発研究学を学びたいと考えた。
願書では環境研究学と開発研究学、それぞれの学問で○○教授の□□を学びたいと記載した。

願書-2<あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください。>

シンガポールに3年間住んでいた経験をもとに、途上国で行った孤児院の体験談や環境保全活動について記載した。

願書-3<あなたは ICU の学生として、ICU の理念を実現するためにどのような貢献ができると考えますか。
その理由も含めて述べてください。>

ICUの特徴を2つ挙げ、それを大学の4年間で学んだのちに、どうICUに貢献することができるか記載した。

b.自然科学分野の自主研究あるいは「理数探究基礎」や「理数探究」の授業で主体的に取り組んだ研究成果の要約

自己活動歴とは別に、書類に傲慢さを出して理数探究成果についてまとめた。

c. 学校内外における自己活動歴と自己分析

高校時代にアクアポニックスを使用して行った活動(教育事業・研究事業)で学んだことを分析し、簡潔にまとめた。

d. 推薦状2通

担任の先生 1通
高校1年次から探究の授業を行ってもらっている外部の起業家 1通

e. 成績書類

理数探究型のため、英語の提出書類は提出無し。
調査書にIELTS 6.0と記載。

評定平均 = 4.5

f.一次試験(書類審査)のポイント

簡潔に伝わりやすい文章を書くことを意識する。
むやみやたらに書き始めるのではなく、紙などに段落構成や書く要素をまとめてから文章を書く。

g.面接 (二次試験)

主にアクアポニックスのことについて。
・アクアポニックスとは
・なんで農学部に行かないの?
・アクアポニックスを行う上で、気をつけたことは?

二次試験ポイント

結論ファーストで答えるのが重要。
基本、2文から3文で答える!

8.最後に一言

理数探究型の情報はまだまだ少ないですが、自分がこれまでやってきた内容を話すので、自信を持って頑張ってください!

追加の質問

・理数探究型の1次試験提出資料に関して

(1500文字の研究の要約には1枚の資料を付けられるが、どんなものを付けた?資料には番号を付けて文中で引用したりはした?)

任意資料については、私がこれまで採取してきたアクアポニックスの水質データを提出しました。
任意提出には番号などは付けなかったため、研究要約内では引用していません。

(研究の要約は横書きの原稿用紙だが、1マスに書く数字やアルファベットは1文字ずつ?2文字ずつ?)

数字は1マスに2文字ずつで書きました。
アルファベットは、大文字については、1マスに1文字、小文字については、1マスに2文字で書きました。
また、書き初めについては全ての書類で1マス空けました。

・理数探究型のオンライン二次面接、研究成果の要約のプレゼンテーション(10分)に関して

(ソフトはPowerPoint?プレゼンの資料は何枚くらい作った?プレゼン後の質問時間は10分ぐらい?)

PowerPointを使用しました。
プレゼン資料は、30枚作りました。
質問時間は、15分程度だったと思います。

(理系の先生が試験官をしていた?)

はい。
試験官は3人で、そのうち2人が理系の教授でした。
理系:生物学の教授、環境研究学の准教授
文系:開発研究学の教授

(その他プレゼンで大事だと思ったことは?)

10分という短い時間で、自分の研究等をいかに分かりやすく説明し、熱意が伝わるかが大事だと思います。