ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2003(2) - bellbellbell(一般)

1. お名前

bellbellbell

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

埼玉県立川越高校 一浪
代々木ゼミナール

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:国際関係学科

4.併願校

慶応義塾大学経済学部
早稲田大学政治経済学部
明治大学政治経済学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 自分がICUを知ったのは、高校受験のときでした。しかし当時の自分にははるか彼方の存在だったので、泣く泣く諦めました。そして大学受験になり、志望決定時まっさきにきめたのがICUでした。自分は英語をツールとして働いていきたいので、ELPはとても魅力的でした。また、多国籍の人々に出会い、異なる文化を吸収したいという希望に近いのも志望の一つでした。  

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

  経済学に興味があるので専攻は経済にしたいのですが、経済はそれだけで成立するものではありません。よって、それに影響をあたえる政治、科学技術、そしてそれらを動かしているヒトに関しても学んでいきたいと思って言います。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 <願書に書いた内容>
私は経済学に興味を持っています。しかし、経済はそれ自体に成り立たず、政治、科学技術、さらには人間によって影響されます。よって私はそれらの学問を複合的に学べる場としてICUを志望します。また、近年は諸問題は複雑化しているといわれています。よって様々な視点を持つことが要求されていると考え、それを実践できる場としてのICUに憧れおもっています。

b. 一般能力考査

数列:でもあまり単純なのはでませんでした。分数などを取り入れた数列がでました。
古文の月(睦月如月など)。でるにはでましたが、1問だけだったと思います。
いろは歌。出たきはしましたが、できませんでした。
文学史。嫌いなのでやってませんでした。
歴史。世界史選択なのでかなり有利でした。また都市名覚えていくのもいいです。
基本的に数学の問題が多く出てました。よってさらっと手をつけておくのもいいと思います。
 

c. 人文科学考査

 まず今年度の「名前」にかんするテーマは知っていればかなり有利でした。しかし逆にいえば、知らないときつい面もあるかもしれません。よってICUの問題を解くだけにこだわらず他大学(特に早稲田)の問題を解き、メジャーなテーマを知っておくべきです。 また、文が異様に長いので、登場人物を四角で囲んだり、対立する意見を線などでわけたりすれば問題がときやすくなります。 最後に、今年度の問題などでもわかるように問題の順序がぐちゃぐちゃです。最初に出てきた人物の問が問題の最後のほうにあるといったことがあります。その辺を気をつけ、最初に問を見ておくべきだと思います。

d.社会科学考査

  これは自分の独断、及び偏見かもしれませんが、社会科学は本文を読まず、問だけで解ける問題がかなりあります。特に2002年度は世界史選択者には、申し訳ないぐらい解けます。よって、問を先に見ましょう。しかし、微妙なものはそのままにしておきましょう。

 また、裏を返せば、わからなければわからない問題もある・・・という可能性があります。その場合はあきらめて、読解の問題に力を注ぎましょう。そんなことで、力を消耗するのは無駄です。 社会科学も人文と同様にかなりながいので、人文科学にかいてあることを同様にすれば、かなりできます。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>月並ですが、直前になって、できるほどICUのリスニングは簡単じゃありません。よってできれば毎日、無理でも少しずつ耳を慣らしていく必要があります。4月から対策するならラジオの「リスニング入門」すこしレベルアップしたければ「ビジネス英会話」を聞くのがお勧めです。また、TOEFLのリスニング対策本(アルクが無難)などもお勧めです。ただいずれにせよ一回聞いたら終わりという形はやめましょう。MDなどに録音して何回も聞き、このフレーズがきたら絶対わかると自信を持てるまで聞きましょう。

<リーディング>ICUの英語に限らず、すべての受験英語は問いが解けてナンボです。よって本文が読めるようになるより、問いを解けるになりましょう。問いには本文のすべてのエッセンスが入っています。ICUの英語は慶応などと同様、問いだけで答えもでます。そこまでいかなくとも、問いを見て本文のテーマ、構成などがわかるようにしましょう。無論、基礎単語、文法をおろそかにすることは好ましくありません。また、単語は少しハイレベルまで覚えれば、楽です。また、邪道かもしれませんが、世界史選択はやっぱり有利です。なぜなら、英語自体が西欧の言葉ですからです。

f.の他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

<受験に役立った参考書>

人文・社会科学:入試評論文読解のキーワード300(大前誠司著、明治書院)、早稲田過去問、世界史の教科書をさらっと
一般能力:BUCHOさんのオンラインレクチャー
英語:ICUや慶応、上智の過去問 頻出英文法・語法問題1000(桐原書店) TOEFLテスト190点リスニング(アルク)

8. 最後に一言

 大学はICUだけではありません。しかし、その中からICUを選ぶのだからICUが求めている方向の対策をしなければならないと思います。つまりストーカー受験生にならないように!!どんなに大学の特性(ICUの場合リベラルアーツやELPなど)を詳しく覚えラブコールを送っても、入試で嫌われてはただのストーカーです。特にICUは様々な興味を持っている人を求めているのですから、ICUの問題だけをするのではなく他大学の問題にも触れたり、武器(教科数、知識)を増やすことに力を入れるべきでしょう。そして求められているレベルも知ることも必要でしょう。

 ちなみに自分はオンラインレクチャーの一般能力の予想問題の最後でダントツのビリになりました。でも受かります。