ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2003(7) - shuhei(一般)

1. お名前

shuhei

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

都立豊多摩高校
代ゼミ

3. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

年度:2003年4月
合格:社会科学科
第1志望:社会科学科 第2志望:教育学科

4.併願校

上智経済→×
青学教育B→○
明治学院法→○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

 中学のときICUの高校に進学しようと思っていたが、受験せず都立へ進学。高校時代成績最低で受験しようかどうか悩んでいたときに、ICUのことを思い出し、パンフを読んでいるうちにまた惚れ始めちゃいました。将来の夢などが自分の中でなかなか決まっていなく、他大学のように○○学部というようなところにあまり行きたくなかったのが、本音。一浪してみて、楽しかったです。現役の人にはわからない楽しさ。。。。。(謎)

6.ICUに期待するところ(ICUで勉強したいことなど)

   社会科学科で出願しました。やることが決まってる人にとっては、他大学の学部のように専門を細分化したようなところがいいですが、決まってない自分としては学科間の垣根の低いICUがあってると思いました。また社会科学科においては、自分がいる社会、世界全体のさまざまな事象に対して考察力を高めたいと思っています。 ICUのパンフにも書いてあるように知識の詰め込みだけというよりは、物事への考察力を高め批判的な考え方を持ち、また学習する中で自分の持っている可能性すべてに対応できるようになりたいです。

7.受験対策

a.願書(願書に書いた志望動機、関心持っていることがらなど。)

 上記のようなこと。

b. 一般能力考査

 数列(因数分解系が多かった)三段論法、図形の移動や変化の規則、関数と領域、座席配置、うそつき発見! 展開図。いろは歌や知識系は少なかったと思います。知識問題は覚えていて損なことはないですが、やはり基本的には頭の回転を見ているテストだと思いました。
 個人的な感想では数学やっておいて本当によかったってな感じです。IAだけでもかなり解ける問題もふえ時間短縮になります。ついでに自分はそういっておきながら、最後の10問ほどマークし損ねました、、、(-_-;)とりあえず解けるものは確実に取る!知識系はわからないならいくら考えてもわからないので、早めに見切りつけましょう。

c. 人文科学考査

 対策においては人それぞれだと思いますが、僕はよく参考書の対策などに書かれているように、段落ごとに解ける問題まで解いていくと言う方法は取りませんでした。あくまで文章として受け取って、パズルの絵合わせのようなことはせず最後までちゃんと読み通した後、自分が理解した内容で問題を解いていきました。その中で、根拠があいまいだったり、固有名詞が出てきて確認が必要なところは文章に戻って該当箇所を発見して解きました。クラスター分けして解くと、話の流れが切れてしまいやりにくかったです。(わかったつもりになるので。)

 今年は、言語学の範囲の論文で構造主義の話でした(名づけることについて)文章自体は簡単なように見えましたが、選択肢は切り辛かったような気がしました。英語の引用文なども出て、あせりました、、、(ー_ー)!!

d.社会科学考査

 解き方は人文に同じで、文章として頭で理解しながら最後まで読んで解きました。今年のテーマはグロバリセィション(?)で、市場グロバリゼイションと市民グロバリゼイションってな感じの論文でした。去年に比べ知識問題は大幅に減った気がしますが、グラフの読み取りのような問題が3〜4問ありました。個人的には今回は選択肢もセンターのような感じで比較的切り安かったです。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
 リスニングは苦手だったので、苦戦しました。去年の問題と比べテープの内容や速さは同程度なのですが、問題冊子の選択肢が長く、時間に迫られました。6割も取れて無かった気がします。

<リーディング>
 リーディングは内容把握のほうは易しかったように感じました。落ち着いて読めば満点も取れるような気がします。空所補充に入る頃には、眠くて眠くて、しかも単語力ないので全然読む気が起きず、ひたすらに文法的解釈から解いていきました。文法ルールで考えるだけでも、大抵の答え(もしくは選択肢を何個か削る)は出たような気がしました。結構いい加減にやっちゃいました。

 でも、ICU受験者はある程度皆英語は取れると思うので失敗しないくらいに取ったほうがいいでしょう。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

 

 一般についてはトフルの講座やテキストを使いました。でも、本番とは別物です。こんな問題もあるのかーという感じで、問題に対するアプローチ方法をいろんな問題を通して確立していくのがいいと思います。

 僕はトフルの「ICUの英語」の英語はあまり対策には役立ちませんでした。(リスニング除く)例題や演習問題も表面的(形式的)に似てるだけで、本質的には違うものだと思います。ただ、英語に関しては一般受験の勉強をしていれば十分通用すると思います。もっと難しい英語を出す大学はかなりあると思うので。

8. 最後に一言

 本番では何か一科目でも「できたー!」って叫べるものがあると、気が楽かもしれません。とりあえず苦手科目をなくし、全体に満遍なく取れるようになってから、伸びそうな科目を伸ばすといい武器になると思います。

<評定平均を気にしている人へ>
 僕は高校の評定平均2.3でした。でも受かってます。本番もすごい出来た(社会科学は出来たかも)という感じはなかったです。でも受かったみたいなので、評定平均なんか気にせず行きましょう!