ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2007(8)-つるっつ-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

つるっつ

<プロフィール>

群馬県立高崎女子高等学校
吹奏楽部に所属してました♪
楽器を演奏したり、音楽を聴くのが好きです。

2. 合格年度、学科、第1志望、第2志望学科

形式:一般入試
年度:2007年度
合格:国際関係学科
第1志望:国際関係学科
第2志望:教育学科
センター方式:受験していない

3.予想得点

一般能力得点 = 6割
人文科学得点 = 7〜8割
自然科学得点 = 自然、6〜7割
英語リスニング得点 = 4〜5割
英語リーディング得点 = 5〜6割

4.併願校

早稲田大学 
津田塾大学 

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

今世界で、または日本で起きている、いろんな問題に興味があったんです。
まずは私に何ができるのかを知ろうと思い、とにかく広く学べるICUにしました。

6.ICUに期待するところ

まず、英語を極めたいです。目的でなく、手段としての英語を身につけたい。
その次は目的通り、いろいろな教授のお話を聴いて、自分の視野を広げたいです!

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

未来の自分には、ある職業に就いていることではなく、確かな自分を持ち、人間として大きく育っていてほしい。ラジオで大宅映子さんが、自由にものを考えられる原点はICUだったと言っていたので興味を持った。リベラルアーツ、少人数制を通して、広い視野と、それを何かに繋げて生かす能力を身につけられると思った。

<2.ICUで何を学びたいかを志望学科と関連して簡単に述べ、また将来の志望とその理 由を述べてください。>

未解決の問題があふれている現代の世界で、自分に何が出来るのかをまずは探したい。日本から世界を見ることと同時に、世界の中の日本を知ることが必要だと考える。世界の人と同じフィールドにたつための基礎力を、十分身につけたい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

中学、高校と吹奏楽を続けている。ここまで続けたのは、楽器演奏が好きなだけではなく、メンバーで一つの曲を作り上げることに楽しさや喜びを感じるからであると最近気がついた。

b. 一般能力考査

私が偶然オンレクを知ったのは12月なので、それからはオンレクをひたすらやりました。それまでは、とりあえず国語常識と思って、ことわざや慣用句の本を学校の休み時間などに読んでいました。 オンレクのお陰で、自分の得意・不得意もわかり、どの問題を飛ばして、どれに時間をかけるかという作戦を立てることが出来ました。

c. 人文科学考査

オンレクの、推奨度の高い問題を解きました。本当は要約練習もすればよかったと思いますが、とにかく時間がなかったので;解いて復習、だけにしました。 私の場合はこれが得点源でしたが、時間はいつもぎりぎりで、本番もハラハラでした。

d. 自然科学考査

化学と数学で受けました。化学は特に、ずっと苦手でしたが、センター試験前にやっと点が取れるようになりました。それでもやっと人並み、というところだったので、まさか本番解けるとは思っていなくて(笑; ちょうど前日に先生に教わったところが出たんです。運としかいいようがありません。ひねりは少なかったように思います。 過去門は赤本の3年分だけやりました。

e. 英語学習能力考査

<リスニング>
NHKのラジオは中学の頃から聴いていて、センターレベルまでは解けていたので、オンレクのオリジナルCDを聴いて驚きました^^; 速いんです。しかも問題も複雑。初めは全然追いつけなかったのですが、毎朝自転車で登校中に繰り返し聴いたら、初めと比べるとだいぶ分かるようになりました。 私は最近3年間分くらいはやる時間がなかったのでどうかわかりませんが、本番は慣れた形式ではなく、焦りました。考える時間も十分になく、ほとんど「おそらく」で答えました。

<リーディング>
英語は得意だと思っていましたが、オンレクをはじめてかなり思い知らされました。特に語彙力のなさ、イディオムの知識の足りなさです。内容も深いので、いつも復習で悪戦苦闘していました。 本番は、リスニングと同じく、断定できないまま答えたものが多かったです。 が、いつもは時間が足りないのに本番はどうにか間に合ったので、ほっとしました。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

机が小さいので、胸ポケットに鉛筆をさして受けました。結構おすすめです。 私はヒーターの近くだったのでとても暑かったです;;防寒対策も、その逆も考えておいたほうがいいと思います。

参考書は・・・オンレクのページにもありましたが、NEXT STAGEは使えます。学校で買わされましたが、問題形式なので使いやすいです。でもやはり最後は、形式への慣れがポイントでしょう。時間の許す限りオンレクをひたすらやるのが、特効薬かと思われます。

8. 最後に一言

私はまったく受かると思っていませんでした。 6月に母と見学に行きICUに惚れてしまってから、私にはICUしかない!とさえ思って目指してきたものの、自分の勉強不足は承知していました。というのも、吹奏楽部だったのですが、最後の夏のコンクールで願ってもいなかった西関東大会出場、引退は9月。時間が足りなかったんです。大好きな部活を最後まで堪能したんだから、今年はだめでも仕方ないと割り切りました。周りにもそう言われました。

実際センターが終わってからの直前期は、来年をどうやって過ごすかばかり考えていたんです;;一般の大学の1年目の教養課程がICU入試対策になると聞いて、受ける国公立も通える所に変更し、塾にも通いながらダブルスクールのようなことをしよう・・・というのが最終的な決断でした。 そして迎えた本番。受けるからには最善を尽くそうということだけ考え、挑みました。確かに試験中は調子が良かった気はしますが、上に書いてきた通り、できたという自信があったわけではありません。

一番覚えているのが、終わったときの清々しさです。やりきった!と思いました。それと同時に、ここに来るためならもう1年頑張れる、という、変なやる気も起きました。

そんな私が受かったんです。未だに不思議です。勝因と言えば、ICUへの一途の気持ち(笑)それと運ですね。本番ももちろんついていたんでしょうが、オンレクに出会えたことも、本当に幸運でした。 何が言いたかったか??・・・つまり受験は、最後まで何があるかわからない、ということです! 進路選択にも本当によく悩んで、苦手な科目をあえて選んでみたり、余計な科目の勉強を必死でやったりと、いろいろ遠回りをしました。そんな私が言うのですから、本当です。 無駄なことは何もないし、人生何が起こるかわかりません。受験で得た私の教訓です。