ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2010(23)-杉子さんの場合-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

杉子

<プロフィール>

公立の進学校。
塾及び予備校経験は無く、ずっと進研ゼミのみでした。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル 5割
人文科学 8割
社会自然 8割
英語リスニング 6〜7割
英語リーディング 8割

4.併願校

早稲田大学文学部
上智大学文学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校二年生の時に資料請求して初めてICU(国際基督教大学)を知りました。
それからなんとなーく気にしつつ、三年時にオープンキャンパスに行って、ICUは遠いながらも良い学校(お水(ICU Water)も頂けましたし!)だと母子ともに感激し、記念受験のつもりで受けてみることに。

6.ICUに期待するところ

哲学とか、歴史とか、政治とか、いろんなことを学んでみようと思います。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

日本史の研究がしたいと思っていて、その様々な要素が絡み合い構成される"時代"というものをより深く理解するために、歴史学の枠にとらわれない幅広い知識を得たいと考えている。
『幅広い知識を身につけ思考能力を磨くことで、人間がより創造的に生きていく素地を作る』という精神はまさに私の希望を体現したものであり、またそうなりたいという理想でもある。

…みたいなことを書きました。

<2.ICUで何を学びたいか、また将来の志望を述べてください。>

・幅広い分野を勉強したい
・英語や他言語を習得し、各々の国の視点を得てみたい
・自ら主体的に判断し柔軟な発想で物事を考えられる思考力を養成したい

とか何とか。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

自分の趣味を書きました。史跡巡りとか、読書とか…。
個人的に、願書をコピーして下書きしてから本番用紙に清書すると、文章の分量もわかるし手元に原稿も残るしで一石二鳥かと思います。お勧めです。

b. リベラルアーツ学習適性

赤本の例題をやってみたのと、こちらのサイトのICUの過去問をやっただけでした。
私が受けた年のものは理数系の問題がとても多かったと感じられて、理系の人間しかいらないってことか!!とテスト中に泣きそうになりましたが、結果を見るとそんなことはなかったようなので、諦めずにできる問題を着実に当てていくのが大切かと。

c. 人文科学

これがまたあいまいな文章で…(笑)
文章量に抵抗はなかったのですが、導入部のふわっふわ加減が理解できず、何回か読みなおし、ようやっと理解できました。赤本を解いて、最低でも20分は余裕が出ると解っていたので、其処まで焦らずに読めた気がします。

d. 社会科学

赤本で2〜3年分過去問を解く以外は、二年時に現代社会・世界史を履修していたのでさした対策はしませんでした。前日に教科書資料集に目を通す位で…。

今回は日本の人権や政治について問われたところが多かったので、ラッキーでした。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

TOEICと英検準一級のリスニングで練習しましたけれども、本番ではそこまではっきりと解らなかったです。聞き取れて解ったことを頭の中で組み立てて、類推して、選択肢を選んでいきました。

<リーディング>

元々早大志望で超長文の読解の練習ばかりしていたので、割と素直なタイプのICUの英語は気持ち的に楽でした。
落ち着いてパラグラフリーディングをすれば良いかと思います。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

とにかく読書に尽きると思います。特に新書(ジャンルは何でもいいかと)を読んでおくと、人文科学及び社会科学の長文への抵抗感がなくなるので、良いです。

あとは様々な分野を学ぶと有利でしょう。私は学校の方針で文理の選択が三年時と遅く、私大文系日本史選択にも関わらず、数�TA数�UB・化学・生物・物理・地理・世界史・現代社会と履修させられたので、これらの知識が役立ちました。

8. 最後に一言

一時間目のリベラルアーツ適性試験であまりにも手ごたえがなくて、「これはもうだめだな…」と思いましたが、どうした事だか合格通知を手にすることができました。あまりに信じられなくて、家族総出で電話・ネット・携帯・学内の掲示…と殆ど全ての方法で確認したのはいい思い出です。

手ごたえ如何に関わらず、最後まで決して諦めることなく取り組む姿勢が一番大切かもしれません。