ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2010(34)-江沢さんの場合-

1. お名前、プロフィール

<お名前>

江沢

<プロフィール>

神奈川県立某高校(自称進学校)出身
予備校は季節講習(現代文)のみ河合塾、Z会の通信教育を利用。
趣味は楽器演奏、ベース等色々。

2. 受験形態

一般入試(センター無し)

3.予想得点

リベラル得点 = 8割
人文科学得点 = 8割
社会科学OR自然科学得点 = 9割
英語リスニング得点 = 不明だけどボロボロ・・・
英語リーディング得点 = 5割くらい?同じくボロボロ・・・

(センター得点率 参考)
大失敗し、足きりボーダーが暴落した東大文1にも出願できない程度。
ちなみに英語は132点でした。

4.併願校

首都大学東京と東京学芸大学

国公立はやはりセンターの点数が足を引っ張りどこも健闘せず。

5. ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

国公立大学が第一志望で、私大は滑り止めに中央大法学部等をセンター利用で取ろうと思っていたものの、センターに大失敗。

全オチ覚悟で、一番併願予定の大学の中で志望順位が高かったことと、入試形式が独特で国語が得意な自分にとってはやりやすそうなことを踏まえてICU(国際基督教大学)の一般試験に絞った。

6.ICUに期待するところ

ICUは学科の垣根がないので、色々な学問をかいつまんで本当にやりたいことを見つけたい。
将来確実に武器となる揺るがない英語の運用力を身につけたい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

文理という垣根を越えて様々な学問に触れたいという私の要望に答えてくれると思ったから。
  

<2.ICUで何を学びたいか、また将来の志望を述べてください。>

現在世界で起きている、貧困や戦争、人間の安全保障といった諸問題を解決するにはどうしたら良いのか、また、自分はこれから何をしたら良いのかということをICUでの大学生活を通して考えたい。

といった内容を膨らませて書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

高校では見事に部活しかやってなかったので部活に関することをそれらしく書きました。

b. リベラルアーツ学習適性

例題や模試、参考書では100題だったが、本番では80題になっていた。
ただ、問題数が少なくなった分数理関係が増えたなど、1問の処理量が多いので時間の制約が厳しいのは変わらず。詰まった問題は捨ててでもとにかく完答するようにする勇気も必要。

c. 人文科学

国語が得意だったので文章自体はあまり難しいと感じなかった。
読みなれてない人は現代文の評論文を読み解く方法論を確立すること。

また、とにかくICUの問題は普通の現代文より長いので何度も本文を参照して設問を見直すということに時間を取られない工夫が必要。

d. 社会科学

世界史・地理・政経という受験パターンだったのと、倫理もそこそこ得意だったので知識問題ではあまり苦労しなかった。

近年は政経の知識問題が少し増えてきた印象。人文科学と同じように、設問と本文を現代文を解く要領で正確に読み取ること。
高校で勉強する地歴公民をしっかり取り組めばおそらく大丈夫。

e. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

Z会出版の「リスニングのトレーニング」2冊を使って練習した。
アルクの東大英語リスニングは購入したものの使いこなせなかった。(問題やらなくてもストラテジー編は一読の価値アリ)
毎日音声で英語を勉強することが重要。
ちなみに本番では妙に緊張してほとんど聞き取れなかった・・。

<リーディング>

特別なことはせず、国公立対策で英語を勉強した。

英語があまり得意じゃなかったのであてになるかは分からないけど、速読うんぬんより、まずはわからない単語を減らすことがまず課題。次に、ICUは内容把握がメインなので和訳することは二の次にし、英語を英語で理解すること。

f.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

試験本番ですが、背が高い方はあの小さい机で試験を受けるうちに気が狂いそうになります。
トイレは男女関係なく混みます。

8. 最後に一言

英語が得意じゃないと受からないというのは迷信です。
ただし自分のような英語が得意でない合格者はELPで地獄を見るんだと思います。
間違っても、英語できなくても良いや(笑)とか思わないようにしましょう。