ICU入試国際基督教大学入試合格体験記(15) - さくら

1.名前

さくら

2. プロフィール(出身高校、予備校、趣味、サークル、特技など)

出身校:甲南女子高校、通っていた塾:駿台・神戸校、河合・大阪校
趣味:演劇鑑賞、スポーツすること
サークル:には入ってないけど、茶道部員
特技:どんな条件のもとでも爆睡(電車の中、飛行機の中、普通の人なら寝にくいらしいベッド、センター試験の前、一般入試の前、etc)

3.合格学科、年度

合格:SS
第1志望:IS 第二志望:SS(第二になって良かった、と思う)

4.ICU(国際基督教大学)に入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか?など)

私はずっと関西に住んでいたため、はっきりいって東京の大学に行こうなどとは合格するまで思ってもいませんでした(地理的に遠いという問題から)。だから、試験の日まで大学を直接訪れたこともなく、自分の第一志望である関西の大学以外については、テスト勉強などというものはしていなくて、過去問すらどんな感じなのかな?、と、一部だけさっと目を通したぐらいでした。

でも、実際にICUに願書を提出し、試験も受けにきました。東京にあるからはじめは受ける予定もなかったのが、前からICUという大学の存在は知っていたので二年の夏にパンフレットをゲットして読んで、「この大学こそ内容的に魅力のある学校なのかも」と感じたからです。よく「一般的な大学生」みたいなのから想像されるような、平凡な大学生活を絶対におくりたくなかった私にはICUは魅力的だった。(もちろんゲットした当時は、「でも、この大学は東京だし受けるはずない」と思ってた。)

受験の願書をだしたのは、あとで「もしかしたら入れたかもしれないのにー」と後悔しないため。ICUのテストは変わってるにもかかわらず、そのための勉強だってしてなかったから当然入れるはずないと思ってた。関西の大学は内容的にはぜんぜん魅力がなく、ただ地理的な観点から受験の候補にしただけだった。だからはっきりいって、落ちたらちゃんと諦められる、と思って受験を決定。 

5. ICUの良いところ

規模が小さいからアットホーム。
人口密度は低いからごみごみしてないし、緑もいっぱいあるから学内にいるだけでなんか平和な気分。
なにかにまじめに取り組みたいときは思いっきりできる。

6.ICUのダメなところ、あるいは入学前とイメージが違うというところ。

ELPみたいな英語の授業がほぼ1年間しかないから、1年過ぎると日本語づけにもなれるから、もったいない感じ。

7.科目別受験対策法

a.一般能力考査

当日でた問題にかけるのみ。

b.人文科学考査

c.社会科学考査

b・cともについて共通にいえるのが、すごく長い文章を読むことも苦ではなかったので、とりわけ何もせず。どこが大事な部分なのか把握したりするのは、普通の受験対策(私の場合、国立が第1希望だったのでそこのテストのための勉強)をしていれば十分。ただ文章がふつうのより長くなっただけ、と考えればいいだけ。でも、途中で集中力がきれたら、致命的。

d.英語学習能力考査

私がICUを受けようかなと思ってICUのための対策として唯一したといえるものは、ヒアリング。ヒアリングは普通は受験科目にないから何もしてないで当日初めて聞くとかなりつらいかも(問題自体のレベルというよりは、なれていないものを体験する精神的つらさみたいなもの)。といっても、テスト前の1週間に英語のニュースを10分づつぐらい聞いただけ。果たしてそれが役にたったのかどうなのかはかなり不明。ヒアリングの時間は予想してたより長いし、1回位しか読んでくれないから集中力が欠けるとおわり。

e.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

ICUに入るために特別な対策をしている人は傾向などがわかっているはずだから確かに有利かもしれないけど、第1希望とかじゃなくてほとんど対策というものをしていない人にとっては とにかく朝から晩までテストがつづくから、はっきりいって、集中力が持続するかどうか、が問題でしょう。

8. 最後に一言

大学生になってから、めちゃくちゃはじけて遊びたい人はぜったい受けないべき。膨大な量のことを求められる4年間は地獄になります。