ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2016 すみっつさんの場合〜

1. お名前、プロフィール

<お名前>

すみっつ

<プロフィール>

千葉の自称進学校 弓道部(6月引退)

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 7~8割
総合教養得点 = 6.5~7.5割
英語リスニング得点 = 6割
英語リーディング得点 = 8割前後

(センター得点参考)
英語R 168 (ナメてかかりすぎました)
英語L 48
現代文 72
古文 48
世界史 80
(国語の点数不確かです)

4.併願校

早稲田SILS ×
法政GISセン利 ×
津田塾 国際関係 ○
学習院 国際社会科 ○
獨協 英語 ○

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高2の秋ごろ一生懸命受験勉強をしていたのに、入学後にすっかり勉強しなくなっている大学生の姿を見て、しっかりと勉強できる、勉強させてくれる大学を探そうと思いました。そこでネットで調べてみたところICUの名前が出てきました。ICUの存在は高1のころから知っていたのですが、入試が特殊で到底無理だと考えていましたが学習環境や英語教育、少人数教育、入学後に専攻を決定できることなどほかの大学にはないところが沢山あり、ここに入るしかない!と決意しました。

6.ICUに期待するところ

とりあえず最初の1年は英語力を磨いていきたいです。
専攻はいまのところジェンダー研究、宗教学に興味がありますが、入学後にいろいろと勉強してみて視野を広く持ってから絞っていこうと考えています。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

他校ではあまり深く学べないジェンダーについて深く学べる事、天文学、生命倫理などの理系分野にも興味があることを書きました。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

こちらもジェンダーをゴリ押しで書きました。それと宗教的な理由で男性と同等の教育を受けることができない女性がいることを書き、宗教学とジェンダー研究に興味があることが伝わるように書きました。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

弓道は矢を的にあてるだけの競技ではなく精神面が大きく関係するみたいなことを書きました。

正直ここは合否に直接関係するというよりは勉強勉強で凝り固まった人間じゃないことがつたえられればいい部分なんじゃないかなと思います。

a. 人文・社会科学

人文社会科学受験でした。高校3年間世界史、高2の1年間に世界史、高3の1年間に政経と倫理が授業であって、それを真面目に聞いていたことが結局は一番の対策になっていた気がします。
今年はテーマが女性についてで、興味のある分野だったのもラッキーでした。
人文と社会科学が混ざって2年目で、どっちメインでくるのかなーと思っていましたが、文学作品のなかにみえる社会問題にクローズアップするみたいな感じで出題されました。比率的には半々くらいだった気がします。
ニュースや新聞などを見て社会の流れに敏感でいることが大切だと思います。

b. 総合教養(ATLAS)

戦争にまつわる話でしたね。戦争時こそ学問を大切に!ICUは素晴らしいぞ!という感じでした(笑)全体的に世界史の知識が生きる設問が多かったのでよかったです。
パート4の物理の計算はサッパリだったので当てずっぽうでマークしました。化学反応式の係数?をそろえる問題は文系でも冷静に考えれば普通に解ける問題なのでやるべきです。パート4の対策にと湿度の求め方などを少し復習しましたが歯が立ちませんでした(笑)みなさんが言っているように自分が取れる設問をしっかりとれば合格点に届くと思います。
総合教養は対策が難しくて不安でしたが、どれだけ失点しないかというよりはどれだけ根気強く問題と向き合うかが大切だと思います。文をちゃんと読んでわかるところをしっかりとりましょう。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

高2のうちはセンターレベルを満点くらいにもってくるようにやりました。高3に入ってからはキムタツの東大リスニングbasicをやりその後TOEFLのリスニングをやりました。最初のうちはディクテーションや音読もやっていましたが途中で少しさぼった時期もありました(笑)
直前期は移動時間にも聞きなれた音声をずっと聞いたりしていました。
が!!! 試験の音声はくぐもって?いてすごく聞き取りにくいし変なくせがあって自信をもって解答できた問題はかなり少なかったです。でも本当に間髪入れずに次の設問に進むので、わからなかったらさっさと切り上げで次に集中したほうが絶対いいです。対策してもあれほどくぐっもった音声は逆にないと思うので本番は大変だと思いますが、対策しないよりは絶対ましです。

<リーディング>

GMARCHの問題と違い、文章の本質というか、筆者の考えや文章構成を問われる問題が特徴的なのでそれは過去問での慣れが必要です。また、理系文系関係なしに様々なトピックの文が出されるので読み慣れは必要ですね。今年はキリスト関係の問題が出ました。世界史選択でキリスト教については多少知識があったので読みにくさはあまり感じませんでしたが慣れていない人にとっては大変に感じると思います。
パート2は最初のうちはかなり苦手だったのですが過去問をこなしていくうちに慣れたことと文法、語彙がついてくるうちにときやすくなりました。sensitiveとsensibleの区別なども大切です。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

TED talkはリスニング対策にもなるし、知的好奇心がくすぐられて勉強しよう!と思えるのでオススメです。
リンダメタリカという単語帳に目を通しておくと様々な分野の基礎知識がつくのでICUの試験全般の対策になると思います。

8. 最後に一言

ほかの学校の受験と違い知識量だけがあればいいわけではないのがICUの入試の醍醐味です。
様々な学問領域に興味を持ち、視野を広く持って、知的好奇心の赴くままに寄り道しながら勉強すると思わぬところで役にたちます!
受験勉強という名の勉強が今後の人生にも役に立つものにしたいというのもICUを志望した理由の一つでしたが正解でした。勉強すればするほどもっとたくさんのことを知りたいと感じました。
あまり頑張りすぎず、勉強を楽しむ余裕が持てるといいと思います。

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