ICU国際基督教大学合格体験記2018(3) メイプルさんの場合

1. お名前、プロフィール

<お名前>

メイプル

<プロフィール>

都内中高一貫女子校
お茶の水ゼミナール

2. 受験形態

一般入試

3.予想得点

人文社会または自然科学得点 = 8割くらい
総合教養得点 = 8割くらい
英語リスニング得点 = 6割くらい
英語リーディング得点 = 7割くらい

(センター得点 参考)
センター得点 =
英語リスニング 42
英語リーディング 181
国語現代文 69
数1A 81

4.併願校

青山学院大学 総合文化政策
慶應義塾大学 総合政策学部
慶應義塾大学 環境情報学部

5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

高校からICUに進学する人が多かったため知った。
出題傾向が自分にあっているため、SFCと併願して受験しようと思った。

6.ICUに期待するところ

充実した英語教育に期待している。
またメジャー制度だからこそ、他の大学では知り合うことのできないお互いに違った専攻の友人ができると思う。そういう意味で多様な学生と触れ合う機会が多いと思うから、そこに期待したい。

7.受験対策

a.願書

<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。>

言語的、文化的背景の違いを乗り越えて人と繋がりたい。
私がこのような考えを持った背景には移住先の地域で、方言や慣習の違いから「よそ者」として扱われ学校に馴染めなかった経験がある。その経験から中高時代所属し、部長を務めた美術部ではものづくりを通じて価値観の壁を乗り越える方法を模索してきた。
ICUは帰国子女や留学生が多いことから、日常的に様々な価値観に触れることができる環境だ。また、学術分野横断的な学びが可能なICUだからこそコミュニケーション学、心理学などの観点から、人が価値観の差を乗り越えて繋がる方法をより多面的に探れると考える。
以上より私にとってICUは最良の学習環境である。よって私は入学を強く希望する。

<2.ICUで何を学んでみたいですか。あなた自身の希望をその理由も含め述べてださい。>

私はICUで「メディア、コミュニケーション、文化」「心理学」を専攻することで、異なる価値観を持った人間が、言語や文化を超え共存する方法を探りたい。
私は中高時代にものづくりを通じて思いを伝え、人と人をつなぐことを実践してきた。その中で価値観の差を乗り越えるには、言語的コミュニケーションだけでなく、非言語的コミュニケーションにも目を向けるべきだと考えるようになった。
だからこそICUではコミュニケーション学の分野から言語的、文化的背景の違う人間を繋げるコミュニケーションを考えたい。また、心理学の観点から人間の心理と非言語的コミュニケーションの関連性を探り、それがどのように言語的コミュニケーションに影響するのかを考えたい。

<3.学内外を問わず、技能、諸活動など自分の最も得意とすること、好んで行なって いることを述べてください。>

私がもっとも得意とするのは、ものづくりを通じて思いを伝え人と人の繋がりを作ることだ。今年の夏行われた高校最後の宿泊行事である修養会では、Tシャツ制作を通じて自分の修養会に対する思いを同級生に伝えた。その結果130枚以上のTシャツが売れ、修養会は皆が楽しめる思い出深いものになった。また、この活動を通じて私は学年全体の前でスピーチをする機会を得、自分の思いを言葉にして伝えることができた。

a. 人文・社会科学

他大学の小論文対策を通じて、国語的な読解能力を養った。
また倫理の参考書を本として読むことで、知識問題への対策とする他基礎的な背景知識を養った。
私は文系ではないが、小論文の対策が役立てられると思ったので自然科学ではなく人文社会科学を選択した。そのため、1、2問くらい出題される歴史的な知識問題は初めから捨てるつもりで勉強をした。ICUは全問4択マークので、全くわからない問題が出ても25%の確率で正解できると思えば、気が楽になると思う。

b. 総合教養(ATLAS)

私はもっぱら赤本でICUの対策を行なっていたので、総合教養は全くのブラックボックスだった。しかし、基本的には人文、社会科学の対策で対応できると思う。
高校では理系科目を選択していたため、総合教養中に出てくる自然科学的なトピックスにも焦ることなく対応できた。また、このような問題は必ず(?)答えを求められるだけの計算方法や公式が提示されているので、文系の方も基本的な計算能力があれば対応できると思う。
リスニングに関しては、講義を理解しながらメモをとることを意識すれば問題ないと思う。

c. 英語(リスニングを含む)

<リスニング>

今年も例年と同様、非常にハードだった。
音声が流れるのが一回なだけでなく、今回は男性話者の話し方がもごもごとしていて聞き取りづらかった。
また、ページの開閉も完全に管理されるので問題が読み上げられる前に質問文を読むことができない。そのため、問題が読み上げられる少しの間に質問文に軽く目を通す必要がある。読み上げられている間はメモを取りながら理解をし、その後設けられている解答時間(非常に短い)で選択肢に目を通し回答する必要がある。
対策としては、TOEFLリスニングのサンプル問題を解くことで広い範囲からの出題とハードな時間制限に慣れた。

<リーディング>

去年から出題数が一題増えたこともあり、さらに時間が厳しくなったと思う。
内容は文理関係なく広範囲から出題されるので、その分専門的な語彙が必要になる。対策としてはTOEFLリーディングのサンプル問題の他、リンガメタリカ(単語帳)を用いて速読力と語彙力を養った。
質問内容は早慶ほどひねくれていないため解きやすいが、悩まずにスピーディーに問題を裁く必要があると思う。
本番は4問目(選択穴埋め)を読んでいる間に残り5分のコールがかかったので、全部を順に読んでいくのではなく空欄の前後を読んで判断し、回答した。その後時間が少し余ったので、マークミスがないかを確認した。

d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)

前日の夜に前泊先で用意した時計が止まっていることに気がつき、母に夜中のドンキホーテに出向いて時計を買ってきてもらった。夜中に時計が必要な場合は(滅多にないと思うが)コンビニよりもドンキホーテにいくべきだと思う。当日、会場には時計が用意されていないので注意をしたほうがいい。

また、私が試験当日に割り振られた部屋では、机が椅子と机がくっついているアンケート机のようなとても狭いものだったので非常に不便だった。また、私は左利きなので、その分自分の右手側にしか机がついていない席での回答は非常に困難だった。さらに、椅子と机が一体になった席だったので椅子を引いて机との距離を調節することができず、英語の時間には首が非常に痛くなった。

また、鉛筆を持っていくのを忘れたがたまたま会った心優しい友人に借りることができた。しかし鉛筆は忘れても大学側が貸してくれるので、動揺しないで大丈夫だと思う。それよりも、急いで回答した英語のマークをシャープペン(*)でしてしまったため採点されないのではないか、と不安になったため(多分問題なかった)、そういった不安要素を取り除くためにもマークはしっかりと鉛筆で行うべきだと思う。

*ICU入試では解答の記入は鉛筆(HB)のみ使用可。

8. 最後に一言

私の場合、前日当日にバタバタすることが多かった。私は極めて楽観的なたちなので、それに動揺することはなかったが周りの人には迷惑をかけたと思う。その点で反省したい。またデリケートな受験生はこういったアクシデントが試験に影響してしまうかもしれないから、試験への勉強はもちろん、持ち物の準備も抜かりなくおこなって欲しいと思った。持ち物への自信が試験への自信に繋がるかもしれない。