2018年度 ICU入試合格者インタビュー(High Endeavor)1

今回は2018年度ICU入試合格者で、ICUトーチリレーHigh Endeavor奨学生のバーゲンダッシュさんにインタビューさせていただきました。バーゲンダッシュさんは東京の公立高校出身の現役合格者で、予備校には通わず、2018年度向けBUCHO.NETオンラインレクチャーなどを活用してICUに合格されました。

(ICUの志望したきっかけを教えて下さい。)

ICUに進学したいと思ったのは高2からです。

元々海外の大学に興味があって海外の大学への進学も考えていましたが、
費用のことを考えると自分の家では難しく、国内の大学への進学を考えるようになりました。

ICUを志望するきっかけは高2の夏休みにICUのオープンキャンパスに行ったことです。

自分の通っていた高校では、夏休みに高2で大学のオープンキャンパスに行くように指示されていました。

(高校でまとまってICUを見学に行くと言うことですか?)

いえ、個人で好きな大学のオープンキャンパスを選んで行きます。
夏休み後にどの大学のオープンキャンパスに行ったかを報告するという形です。
部活の都合もあって、曜日が限られていましたが、学校や家からも比較的近いので、ICUのオープンキャンパスに行くことにしました。

(部活は何をやっておられたのですか?)

ジャズ部に入っていて、比較的熱心に活動する所でした。
練習日は多かったのですが、高3の4月になると実質引退する仕組みでした。

(受験勉強を本格的に始めたのはいつ頃ですか?)

高3になってから始めました。

(最初はどんな勉強をしましたか?)

自分の通っている学校は推薦やAOで大学に進学する学生がとても多いのですが、
まずはAOの準備をしながら、一般入試の対策もしようと思っていました。

(推薦やAOで進学する人の割合はどれくらいでしょうか?)

自分のクラスの場合だと、高3の12月の段階で半分くらいの生徒は受験が終わっていたと思います。

(するとクラス内でも試験組と推薦組で雰囲気が違いますね?)

そうですね、全体としては推薦などで決まっている人が多くて、試験への緊張感は感じなかったかもしれません。

(ICUの入試の話に戻りますと、まずは秋にICUをAOで受験した形ですね?)

はい、ICUのAOは二次の面接まで進んで不合格になってしまいました。

(面接の様子は覚えておられますか?)

AO二次は午前と午後で2グループありました。
二次に進んだのはおそらく100人くらいではないかと思います。

学生4人での集団面接とディスカッションでした。

始まる前は自己紹介をしたり、和やかな感じの雰囲気でした。

ただし私自身は緊張してしまって、ディスカッションや面接の質問などに手応えが感じられませんでした。

(AO二次試験まで行ったのに、結果がでなかったのは残念ですね)

ショックはショックでしたね。

しかし結果的に、AOの準備と平行して、一般入試を勉強していたので、一般入試に気持ちを切り替えようと思いました。

(具体的にICUの勉強を始めたのはどれくらいの時期でしょうか?)

オンレクに申し込んだのが1学期の時で、そこから順次問題を解いていました。

(塾や予備校などには通っておられましたか?)

夏期講習などを除いては行っていません。

(進学校だと皆さん塾や予備校に行っている印象があるのですが、中にはそういう同級生もいらっしゃいましたか?)

いえ、周りの子はだいたい行っていたと思います。全く通っていないというのはあまり聞いたことはないがないですね。

(塾にいかなかった理由は?)

一つは塾には行ったことはあるのですが、通ってみようとして、あまり合わないと感じた事です。塾で講師の方の話を決まった時間に聞くよりは、自分のペースで、自分にとって必要な勉強したいと思いました。また、塾への通学の時間がもったいないとも感じました。それに加えて、学費を節約したかったと言いますか、単純に親に負担をかけられないという気持ちもありました。

(塾に通っていない事に不安は感じませんでしたか?)

不安がなかった訳ではないのですが、塾に通うための電車の時間などが無駄だと感じていましたし、自分の中では塾に通った時に、効率が悪いと感じたことの方が不安だったかもしれません。

(私大の文系の学部を受験されていますが、勉強をした英国社の割合はどれくらいでしょうか?)

イメージとしては
2(国語):4(世界史):5(英語)
くらいです。

(やはり社会は時間がかかりますね。意外に国語の勉強に時間を割いておられたのですね?)

ICUの入試でも読解が多いので、国語もある程度やっておこうと思っていました。
ただし古文と漢文は11月頃にやめて、現代文に集中することにしました。

(それはなぜですか?)

11月頃早慶オープンを受けたのですが、国語は古文と漢文の伸びが悪くて、
このままでは間に合わないと判断しました。
現代文は順調に伸びている感覚がありました。

最終的には現代文だけを受けられるところなどを中心に併願しました。

(古文漢文なしで併願するとどのような大学がありますか?)

例えば慶應などは国語ではなく小論文なので古文漢文が直接出題されることはないです。慶應は文学部に出願しました。後は青学の国際政経などです。

(現代文はどのように勉強しましたか?)

現代文の読解や解き方に関する参考書をいくつかこなしました。

現代文ゴロゴシリーズには一定の効果を感じました。

(具体的にはどのような点が役立ちましたか?)

本文を読むポイントなどが書いてあるので、読むのが速くなったと思います。
また、なんとなくではありますが、メリハリをつけて読めるようになったかも知れません。

(世界史はどのように勉強しましたか?)

学校でもらった教材をやりながら問題集をこなしていきました。
学校の教材はマイナーなもので、ウィニングコンパス(Winning COM.-PASS 世界史の整理と演習)というものでした。
問題集はヒストリア(HISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集)に取り組んでいました。

(次回ICU入試対策に続きます)

2018年度のICU ELA Rader