5年間で修士を取得! ICU 5プロ履修生取材(2)

5プロ履修生Iさんインタビュー2

*ICU大学院の施設があるERB

(・大学院の授業は4年1学期から、学部の授業と並行して始まる? 学部の授業と重複しない?)

並行して始まるのですが、重複はあまり起こらなかったです!残り単位数が応募資格に含まれていることもあって、多くの5プロ候補生は卒業に必要な単位数を一定以上満たしている事が条件であるため、4年次の履修にはかなりゆとりがあるイメージです。

(・実際にICU大学院の授業にICU学部生として参加してみての感想は?)

内容のレベルが上がるのはもちろんですが、個人的には院生の先輩とのつながりができるのがありがたかったです!研究の相談やキャリアプランなどなど、メジャー内でのタテのつながりがやや薄い(?)とも言われるICUで、直属の先輩にたくさん相談させていただけたのは、大学院の授業がきっかけかもしれません!

(・5プロを取っている人はどれくらいいる? どのような専攻分野の人が多い?)

正確な数までは分かりませんが、今年の4月に5プロ生としてICU大学院入学した人数は15~20人くらいいたような気がします。私自身が驚いたことでもあるのですが、専攻・専修は意外とばらつきがありました。ただ理系よりは文系の学生の方が多めですね。

(・「ICUトーチリレー大学院新入生奨学金」は大学院の入学金と1学期の授業料が免除されるが、5プロの人はどれくらい採用される? 或いはこの奨学金は5プロ向けの奨学金?)

5プロの学生向けというわけではなく、ICU大学院新入生全体向けの奨学金です!ただ大学院の新入生のうち、5プロでICUの大学院に入学する学生が多いので、採用される人も5プロ生が多くなりそうですよね。採用率までは分かりませんが、割とみなさん活用している印象です。

(・就職活動はどのタイミングで行う? )

私の場合は少し特殊で、就職活動は4年次の2月(学部卒論執筆直後)の1カ月で集中的に終えました!

他の5プロ生だと、一般企業に就職する場合は5年目の春学期に就活していますね。授業前後に三鷹から都心まで移動して面接に行ったり、研究の合間にエントリーシートを書いたり、とけっこう忙しそうです…。

また、5プロ生には教員志望の学生もいるので、その場合は違ったスケジュールになるようです!

(・無事に就活を終えて大手コンサルティング会社に就活されると伺いましたが、5プロで来年には修士課程を修了する予定であるというのは、就活上有利?人事担当者の反応は?)

あくまで主観ですが、就職活動でのアピールポイントの一つにはなると思います。他の人が6年でやることを5年で、というのは優秀さを伝えるのに非常に分かりやすい気がしています。ただ何よりも「ICUの5プロとは何か」を相手に説明するスキルや論理性が大切です!

(・ICU学部の卒業式、ICU大学院の入学式はそれぞれある?)

学部の卒業式、大学院の入学式、どちらも出席します!卒業式の一週間後に入学式、という不思議な状況が発生します…。

(・ICUの寮には5年間住める?)

5年間住んでいる5プロ生、けっこういます!寮やフロアの変更はあるかもしれないですが、住めなくなることはないようです。

(・ICUで5プロをやってみて良かったこと、大変だったことは?)

よかったことは、専門性が身についたことです!ICUはリベラルアーツを掲げていて幅広い分野の学びに触れられるぶん、メジャーの学びが薄くなってしまうことが弱みとして気になっていたポイントでした。5プロをやったおかげで、学部のときに比べて専攻の知識にも自信がついたと思います。

大変だった(というよりは今大変だと感じている)のは、大学院の授業と並行して修士論文を1年で書くことですかね…。2年間で卒業する場合は、1年目に授業をとって、2年目に研究、というスケジュールが一般的だと思いますが、同時並行しなくてはいけないので、スピード感がありますね。だからこそ、卒論と修論をどのように関連させるか、が大切な気がしています。

(・ICUで5プロを検討している人にアドバイスやメッセージをお願いします)

私個人の意見ですが、下級生の段階からできることは「成績をキープする」「はやめに授業を履修しておく」の2つだと思います!専攻の授業を3年次までにある程度取っておくと、知識も深まって研究計画書も書きやすくなると思います!

5年間で修士まで取れることは、社会に出るときのアピールポイントにもなると感じているので(実際就活ではかなり食いついてもらえました笑)、もし少しでも関心があったら選択肢の一つに入れてみてほしいです!

(ありがとうございました)