ICUの交換留学(Exchange)の仕組みと応募方法1
先日コタツで寝転びながらNHKを見ていたらICUに在学中の皇族の佳子様が英国のリーズ大学への交換留学された内定したというニュースがやっておりまして、(そんな事がNHKの全国ニュースになるのかと)思わずテレビの音量を3つあげてしまった。ICUの交換留学の制度も紹介されていていましたね。
お姉様の眞子様はエディンバラに留学されていたので、お二人ともICUからイギリスの大学に交換留学に行くというパターンですな。ICUの交換留学先に指定されているイギリスの大学はレベルが高く、ICUの中でも優秀な学生が留学に派遣されるというイメージがあります(特にエディンバラとUCL)。
今回は今年度のイギリスへの交換留学に内定した、現役ICU生のAKNさんに、ICU交換留学の制度と応募方法に関してレポートを書いていただきました。
(以下AKNさんのレポート)
ICUの交換留学(Exchange)の仕組みと応募方法
ICUには、SEA Program(1年次)やSophomore SEA program(2年次)などの短期留学に加え、1年間協定校に派遣される交換留学(Exchange 3年次)があり、今回はその交換留学に関して、応募方法を中心にご紹介したいと思います!
ご存知の方も多いかと思いますが、ICUでは「留学」という選択肢がとても一般的なものになっていて、制度や支援がたくさんあります!ホームページによると、交換留学の定員枠はおよそ150人、4人に1人は留学ができるほどの枠です。2015-16年度の交換留学参加者は125人だそうなので、いかに留学がメジャーかがなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか?
1.主要な交換留学提携校
交換留学(Exchange)は、3年生の時に、1年間提携先の大学に、交換留学生として派遣される制度です。寮費や生活費、渡航費など、諸費用が必要ですが、学費はICUに納める形ですので、提携先の大学での学費は発生しません。
その気になる提携校ですが、執筆時点においてICUには23カ国に69の提携校があるそうです!そして、どれも教育水準の高い大学揃いなのです…。
2016-17年度のTimes Higher Educationによる世界大学ランキングを見てみると…
第7位 University College London(英)
第18位 University of Pennsylvania(米)
第19位 The University of Edinburgh(英)
第24位 Duke University(米)
このような、錚々たる大学が協定校に名を連ねています。
ちなみにこの年の日本の大学のランキングは…
第34位 東京大学
第37位 京都大学
となっています!
このランキングで教育水準がわかるのか!というと疑問が残りますが、世界から高い評価を受けている大学で学ぶチャンスがある、というのはいいことではないでしょうか!
アメリカ、イギリス以外にも、英語圏ではオーストラリアやニュージーランド、フィリピンやカナダなど、ほかにもフランスやドイツ、韓国、中国、タイ、チリ、オランダなど本当に世界中に協定校があります。
2応募のスケジュール
実は交換留学にも2種類あって、(1)南半球にある国(オセアニア地域)及びその他翌年度の6月までに授業が始まる大学(早期出発の大学)、(2)その他の大学(アメリカ、英国、その他地域)では応募日程が異なります!応募書類の締切が2週間近く変わってくるので気をつけてください!
ざっとしたスケジュールとしては…
(1)オセアニア及び早期出発 | (2)アメリカ、イギリス、その他 | |
留学説明会 | 9月上旬(2年の2学期、以下記載のないものは同じ) | |
応募書類の配布 | 〜9月末 | 〜10月頭 |
書類提出締め切り | 10月頭 | 10月中旬 |
書類選考結果発表 | 10月中旬 | 11月頭 |
面接 | 10月中旬 | 秋休み期間(11月末) |
最終結果発表 | 10月下旬 | 12月頭(2年3学期) |
留学スタート | 2年の3学期(オセアニア)、
3年の1学期(その他早期出発の大学)など |
3年の2学期 (アメリカ、イギリスなど) |
とこんな感じです。年によって詳細日程は変わりますが、流れとしては同じなのではないでしょうか。早期出発のひとは本当にすごい勢いで締め切りが迫ってくるので準備はくれぐれもお早めに…。
(次回に続きます)