ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2024(26) すあさん

1.お名前、プロフィール

<お名前>

すあ

<プロフィール>

出身:地方私立中高一貫校
予備校:なし

2.受験形態

学校推薦型選抜

5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)

小学生の頃から英語が好きで国際系の大学も気になっていたところ、両親からICUという大学があることを教えてもらい、さらに受験した中高一貫校にICUの指定校推薦の枠があったため、自然と興味を持つようになりました。
その後高校に入り本格的に進路のことについてリサーチしていくなかで、まだ私自身明確に将来のビジョンを描けていなかったこともあり、リベラルアーツ教育に非常に魅力を感じ、ICUの理念にも共感するところが多くあったので受験を決意しました。また、単純に知り合いのICUの卒業生や、学校の先生方からのICUに対する評判がとても良かったので、それも決め手の一つになりました。

6.ICUに入学しての印象

ELAが想像以上にきつかったです。笑
私はstream3ですが、毎日課題をこなすのに精一杯で、1年生の間はおそらくELA中心の生活です。でも、それだけやる分、圧倒的に英語には慣れますし、毎回の授業も充実しているので、本当に有意義な時間の使い方ができているなと感じています。
また、どの授業もクリティカルシンキングを大切にしている印象で、”ICUらしい”授業なので面白いです。
そして学校全体の雰囲気として自由度が高いなと日々感じています!

7.受験対策

願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>

個人情報が含まれているため割愛させていただきますが、高校2年生の時に参加したプロジェクトで、問題解決には多角的な視点を持つ必要があることを実感し、将来一人でも多くの人の役に立つために、ICUのリベラルアーツ教育を通して、幅広い学問とその考え方を学びたい、というようなことを書きました。

もっと学問を絞った方が良いのか考えましたが、幅広い学問と考え方を学びたいというのが私の結論だったので、正直にありのまま書きました。

願書-2<2.あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われることを述べてください>

こちらも大部分が個人情報なので、ここには簡単にしか書くことができませんが、周囲の目を気にしていた時期に聖書の言葉に勇気づけられ、新しい環境に身を置いてみることを決意し、その環境での生活の中で、お互いを高め合うことができる仲間と学ぶことで、自己の確立に繋がることを実感した、と書きました。

どちらも自分を偽らずに正直に書いていいと思います。ICUはありのままの自分を受け入れてくれるはずです!

願書-3<英文抄訳>

願書3は2の内容の英文抄訳でした!そのまま日本語を英語に直訳するのではなく、2の文章で伝えたかったことは何だったのかを意識して書くことが大切だと思います。

ちなみに1-3の願書を作成するのに1ヶ月半かかったので、早めに取り組むことをお勧めします!!

(評定平均)

4.9

(校内選考のポイント)

ICUがそもそも地方で知名度がないのもありますが、私がICUに行きたいということをじわじわ周りから広げていった(つもり)なので、運よく選考に応募したのはおそらく私一人だけでした。ただ、それでも校内選考の一環で小論文と面接があったので、緊張感を持って取り組みました。また、そもそも私の高校では評定平均(全体と教科ごと)と進研模試の成績や英検等の取得状況も見られるので、1年生の頃から勉強は頑張っていました。
勉強は頑張っていて本当に損はないです、、、!

・会場試験

(小論文)

小論文テーマ:サービス・ラーニングについて(主に、立場と立ち位置の違いの話でした)
時間:9:45-11:35 (正味時間110分)

精読 10分
1-5 各16分
見直し 10分
予備10分 の時間配分で解きました。

過去4年間は第4問までしかなかったにも関わらず、先に受験番号を解答用紙に記入する時に今年(2024年度)は第5問も追加されていることに気づき、また、昨年度は第1問と第2問は他の大問の2/3の行数だったのですが、今年は1-5までA4用紙MAXの行数あり、かなり絶望しました。
昨年度と同じと思い込まずに心の準備はしておいた方がいいと思います。

対策としては、本番まで内容が分からないので、様々な文に対応できるように、新聞を毎日読んだり、「現代用語の基礎知識(学習版)」という本を読んで知識をつけました。小論文対策だけではなく、面接にも対応できて、将来的にもかなり役に立つと思うのですごくおすすめです。
また、授業の一環?の小論文の対策講座を受けたり、願書と一緒にもらえた昨年度の問題を時間測って解いて先生に見ていただいて復習していました。
これだけではなく、2年生のうちからいろんなタイプの小論文を書く練習を絶対にしておくべきです。
そして先生にも推敲していただいて、自分で書き直しをすると力がつくと思います。
キャリア教育の講座や、校外活動への積極的な参加もお勧めです。

あとは、今年は抽象的な概念のお話だったので、そのような本や、多少難しめの本にも慣れておくといいかもしれません。
今年は昨年度(2023年度)のような比較的難しいグラフの読み取り問題はなかったですが、グラフ対策をしていても損はないと思います。
どのパターンの小論文がくるか分からないので、様々な問題に触れておくと安心です。
文章自体は読みやすいので、焦らなければ解けます!

(面接)

    1. キリスト教主義学校で学ぶ意義
    2. 興味のある社会問題とその対策
    3. 「やりたいことがはっきりとしている人が大学に行くのは遠回りである」という意見について賛成か、反対か、それとも中立か
    4 . 今までこの面接で出た意見についてクリティカルシンキング(付け加えたり、もっとこういう面からみてもいいんじゃないか、など)してください (30秒ほど考える時間ありました!)

    4人グループで、面接の最初の方に、一つの質問に対し、一人2分程度で話してくださいと言われました。
    受験番号が早かったため、小論文終了後1時間後(12:40頃)に呼ばれて、13時半には終わりました。
    面接官の先生方お二人が本当に優しくて、終始比較的和やかな雰囲気でした。でも厳しめの先生もいらっしゃるそうなので、運要素も強いかもしれません。

    (会場試験のポイント)

    とにかく、楽しかったです。もちろん緊張はしますが、他の受験生と会話が盛り上がったり、面接で先生方ともお話をし、同じグループの受験生のいろんな意見を聞くことができたのが、純粋に楽しかったのを覚えています。受験日が近づくと私もお腹が痛くなったりしましたが、当日全力で楽しんでみたほうが、自分の力を発揮できると思います!


    (指定校に関するポイント)

    指定校推薦は軽く見られがちですが、ICUともなると、合格(特に校内選考通過)のためには厳しいことも多くあると思います。でも、一番大切なのはICUに入りたい気持ちだと思います。その純粋な想いがあれば乗り越えられます◎

    (最後に一言)

    私は極度の心配症で、泣きながらテストや模試の勉強をし、校内選考を通過した後も、いろいろなことを思い出し、泣きながら願書を書いていました。笑
    でも、今ICUで、本当に素敵な友人や先生方に恵まれ、楽しく充実した生活を送ることができているのも、過去の自分が頑張ってくれたおかげです。頑張った先で、ICUでのキャンパスライフが待っています!健康第一で、全力で楽しみながら頑張ってみてください!
    ICUでお待ちしています☺