ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2026(7) 紘ちゃんさん
1.お名前、プロフィール
<お名前>
紘ちゃん
<プロフィール>
私立中高一貫校を4年生で中退。高卒認定資格。
2.受験形態
一般選抜
3.予想得点
人文・社会科学:8割5分 総合教養:9割 英語リスニング:3割~5割 英語リーディング:4割~6割
(共通テスト得点 参考)
なし
4.併願校
なし
5.ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
好きぴの出身校であるというところから、ICUを知り、調べれば調べるほど惹かれていきました。
6.ICUに期待するところ
願書の通り
今のところは、ジェンダーセクシャリティ研究・哲学・平和研究・芸術・言語学に特に強い興味があります。
7.受験対策
a.願書
<1.ICUを志望した動機または理由を述べてください。あわせて、ICUで何を学びたいか、その理由も含めて述べてください。>
私は従来の大学教育に違和感を覚えてきました。対話や思考を通して自分で答えを模索してきた私にとって、リベラルアーツ的な学びこそが自然だと感じたからです。当初は弁護士を志しながらも大学進学に魅力を感じていませんでしたが、中学生の時に教員の言葉や理念に触れ、大学に行きたいのではなく「ICUに行きたい」と強く思うようになりました。また、私の興味は性教育から平和研究まで方向性はありつつも多岐にわたっており、個別具体的な訓練だけではなく、広範な理解の素地と自ら問いを立てる能力を、弁護士の専門と一般をつなげるゼネラリストという側面からも、不可欠だと考えています。また、ICUでの協調は、迎合ではない得るべき真の協働だと確信しています。私は赦すことを構造に目を向けより良い未来を模索する批判的思考の姿勢だと捉えており、ICUでその姿勢をさらに内在化・共有し、より包括的で平和な世界を模索したい。
<2.学内外を問わず、技能、諸活動等自分の最も得意とすること、好んで行っていることを述べてください。 >
高校を中退してからはバイトを始め、そのお金で美術館やボランティアに行ったり、カメムシを採って食べたり等、部屋にこもらず積極的に自らの世界を広げてきました。それは自らの世界を広げることで、単に見える範囲が広がるだけでなく、既存の世界のさらに深い意義や異なる側面への洞察力が磨けることを信じているからです。ICUでの多彩な探求を通して、世界をより深く愛し、自他ともに豊かにできる人間になりたいです。
a. 人文・社会科学
2026の人社は概ね例年通りの難易度だと感じました。知識問題は1題だけで、文章も設問も非常に面白く、笑ったり頷いたりしながら楽しく解けました。
参考になるかわかりませんが最終的に私がやりやすいと感じた解き方は、 本文を一発読み(15~20分)→40問目まで一回解いてみる(20分~30分)→1周目で解けなかった設問に解答する(15~20分)→マークミス・解答の見直し(残った時間)
この四ステップで解くことです。 少しでも悩む問題は飛ばしつつ、40問すべてに触れることで、制限時間への焦りと難問に囚われすぎることによる事故のリスクが減ります。また、40問解き終わる頃には本文への理解度も高まっているため、一周目に難しいと感じた設問でも、二周目では簡単に答えがでることがあります。最後の見直し時間は、マークミスのチェックは言わずもがな、自分の解答を根拠を思い出しながら確認することで、次科目に不安感を持ち越さずに堂々と解答を提出できるようになります。
b. 総合教養(ATLAS)
かなり難化したように思います。特にtext1で対数が出てきたとき、高校数学を履修しておらず、対数のたの字も知らない私はまずその時点で崩れ落ちそうになりました。ですが、ICUの問題はやはりよくできており、なんとか国語力で対応できる範囲内でした。資料を読む時間はとてもじゃないですが足りないです。私は2025年の総合教養を傾向として鵜呑みにし、「人社系の資料は簡単だからざーっと読んで、自然科学分野に時間をたっぷり使おう!」とか考えていました。そのため、資料を開いた一発目から面喰い、text1に時間をかけすぎてしまい、結局text3の中盤で講義が始まってしまいました。設問も制限時間のタイトさに対して、そこそこ面倒臭いものが多く、資料と講義を統合し保持、そしてそれを応用できる力が求められているように感じました。私は結局10分ほど余裕ももって解き終わりましたが、疲労のせいで、残り時間はほとんどマークミスのチェックで終わりました。
c. 英語(リスニングを含む)
<リスニング>
終わりの始まり。私は日本語以外の言語的バックグラウンドがほぼ皆無で、リスニング力はあまり高くなく、入試前の唯一の懸念要素がリスニングでした。 そんな中で今回のリスニングはpart1がそういうラッパーかと思うくらい早く(体感) そのうえ、解答にかなり推測力や解釈が必要になる場面が多く、かなり厳しい難易度となっていました。
リスニングについては何もアドバイスできることがありません。強いて言うなら、リスニングの勉強は少しでも早く始めた方が良いと思います。
<リーディング>
僕が時間をかけて得意にした科目"でした" なぜか2026年度は文章量が1.5倍~2倍 択も単語も難化しており、あってはならない難易度をしていました。 私はパラグラフリーディングのアンチで、一発入魂で読んで、そのうえで理解した内容を元に設問を解いていく人文社会科学と同じような解き方を好んでいました。 しかし、当日その圧倒的量の長文を目にし、すぐに悠長に読んでいる暇はないと切り替え(嘘、1分くらい放心してた。) 信念を曲げ、慣れていないパラグラフリーディングで解く羽目になりました。本当に泣きそうでした。結局text2は半分も読まず曖昧なまま解答しました。
d.その他受験に関するアドバイス(役立つ参考書、試験中に気をつけること、全般的な勉強法など)
これまた参考にはならないと思いますが、当日私はみんなが緊張で震えているのなら、せめて自分だけは堂々とし、誰も見ていなくてもささやかな気遣いや挨拶・お礼をはっきりと積極的にすることで、自分を鼓舞していました笑 あと、願書・奨学金の提出書類に出せないものがあり、受験前に出願できないかもしれない大ピンチがありました。ICUの職員さん(少なくとも私に対応をしてくれた方は)非常に寛容かつ柔軟で、なんとか代替案を出していただけましたが、提出書類は少しでも早くチェック・印刷しておいた方が良いと思います。また、困ったらすぐに相談をすることが大切です(あたりまえ)
8. 最後に一言
英語で大爆死してから、合格発表までの一週間。毎日うじうじして、泣いて、散々な日々でした。ですが、以外にも結果は合格。それどころかPeacebell奨学金にまで内定することができました。
ICUの入試には信頼のできる傾向はある意味では存在せず、英語の文章量が前触れなく倍になった2026年度のように、試験当日になるまでわからないことがあります。ですが、あなたができない問題はみんなにも難問です。また、ICUの試験は受験生を"選別"するテストではなく、人材を"見つけだす"テストであるように感じます。つまり、あなたがICUに適した人物なら、どんなやばい内容でもきっと受かります。すべての科目を完璧に解く必要もありません。 だから、試験日はどうか"審判を受ける日"としてではなく、ICUと対話するような気持ちで、リラックスして挑んでほしいと思います。
(オンレクについて)
オンレク以外の過去問解答だと、それが正解なわけがない択が当然に正答になっていたりします。
オンラインレクチャーはそういった択を明確な根拠をもって切ってくれるため、信頼性と納得感があります。また、年度毎に難易度が乱高下する相対評価のICU入試では、全ての過去問が模試になるオンラインレクチャーがマストだと思います。
