ICU入試国際基督教大学入試合格体験記2015 kevinさんの場合〜
1. お名前、プロフィール
<お名前>
kevin
<プロフィール>
高校 田舎にある公立高校
2. 受験形態
AO入試入試
5. ICUに入るまでのいきさつ(どうやってICUを知ったか? なぜICUを選んだか ? など)
恩師がリベラルアーツカレッジ出身でリベラルアーツ教育について色々と教えていただく中で興味を持ち
それから日本で同様の大学はないのかと調べ知ったのがきっかけです。
調べる中でその教育方針や多様性・受容性などに強く惹かれていきました。
7.受験対策
a.願書-1<1.ICUに入学することを強く希望する理由を述べて下さい。>
1つ目は、柔軟で様々な学びが可能なリベラルアーツ教育を必要としているということ。
もう1つは、多様性に対して寛容なその環境に惹かれたということ。
前者はなぜ必要としているのか、後者はどこにそのような寛容性を感じたのか、両方とも具体性を持たせることを意識し書きました。
a.願書-2<2.ICUで何を学びたいかを簡単に述べ、また将来の志望とその理由を述べてください。>
希望しているメジャーとELAについて将来の志望と絡め、それらが何故必要で、この先どのように生きてくるのか
具体的に述べられているかを意識し書きました。
a.願書-3<3.あなたを学生として受け入れることがICUにとって重要であると思われる理由を述べて下さい。>
将来の自己実現に向け授業などに積極的に取り組むこと。
3年間寮生活を通し培った社会性や協調性について、それらは他の学生と互いを、ICUを高める上で欠かせないものだということ。
最後にICUの献学理念にある「平和」の心に共感しているということを述べ、自分は先どのように平和の構築に貢献するつもりか、将来の志望を交えて書きました。
b.エッセイ
(参考) 以下の課題について十分に考えをまとめ、1500字以内でエッセイを書いてください。
【1】 あなたに深い感動を与えた人物との出会い
【2】 あなたの人生の転機となった経験
【3】 あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験
自分がマイノリティとして生まれたことを経験とし、その視点から差別や迫害について考えていること思っていること
またどのようにそれらを解消しようと考えているかを書きました。
このエッセイは構成やどれだけ大それた経験をしたかうんぬんよりも、その経験から
どのようなことを思い考えたかに重きが置かれているのだと思います。
私はこの執筆をきっかけに初めて、自分と同様の当事者、自分が第三者的立場にある差別や迫害の当事者たちと接触しました。
このことはエッセイに直接書いていないので、結果として特別執筆にあたって必要ではありませんでした。
ただこれは何よりも自分自身と向き合い成長する機会となりました。
十分に思い考え悩めばそれだけ良い文章になるだろうし、自分と向き合ういいきっかけにもなると思います。そんな感じです。
c. 学校内外における自己活動歴と自己分析
自分が思うリーダーとしての資質をはじめに定義し、主に寮での経験から、自分はそれらの資質を持っていると思わせられるように書きました。
最初にあげたリーダーの資質で、どう足掻いても嘘をつかず持っていると言えないものについては、これから涵養していきたいという風に書きました。
d推薦状2通
ALTの先生と国語科の先生に書いていただきました。
とても小規模な学校なこともありますが、どちらの先生も相当お世話になっていました。
e. 成績書類
・英語
英検2級
TOEIC 715
・評定平均
4.5以上らしいです
f.一次試験(書類審査)のポイント
全ての書類が大事なのはいうまでもないですが、
エッセイに光るものがあれば通るんじゃないかと思っています。
私は書類審査する人じゃないので分かりません。がんばってください。
g.面接 (二次試験)
面接の内容だけ。資料は一枚で3つのグラフがありました。
1. GDPにおける各国の教育への支出の割合(高い方からランキング順 北欧勢上位、日本最下位)
2. 各国の教育における私費負担と公的負担の割合(高い方からランキング別)
3. OECD参加国の小・中等教育と高等教育における私費負担と公的負担の割合の平均と日本のそれの割合を
比較したものが小・中等教育、高等教育別に分けられてありました。(小・中等教育では平均に劣らないのに対し、高等教育においては平均を下回っていました)
個人質問
1.日本のGDPに占める教育機関への公的支出の割合は世界的に見て少ないが、何が原因か。
2.日本は教育における私費負担の割合が他の国に比べ大きいが、これはどのような問題を生じるか。
3.高等教育は全ての人に開かれるべきだという、世界人権宣言を採択するICUを目指す皆さんは
高等教育における私費負担の割合が高い日本の現状をどう感じるか。
グループディスカッションでは、そんな現状を打破するにはどのような解決策が考えられるかと、あと1つ何かについて話し合いました。
h.二次試験のポイント
待合室で驚いたのですが、前半の部だったのにも関わらず受験者が70人はいました。
後半の部の方は集合時間ではなかったのでそれも考慮すると、一次突破者は例年に比べかなりいたようです。
二次合格者は71人なので、10~20程度落ちたのではないかと予想しています。
去年は10人ほど落ちたと聞きました。
以前よりも落とすようになっているのかは分かりませんが、2次についてもそれなりに対策はした方が良いと思います。
8.最後に一言
がんばってください。